1. 陽だまりのグラウンド
皆さんが書かれたとおり,確かに突っ込みどころ満載の作品かもしれません。キアヌがやぱい生活から足を洗おうとするプロセスがよく分からないし,練習風景もなく突然貧乏チームが強くなったのも?だし,唐突に盛り上がりの場面をカットして思いがけぬ展開に持って行く演出もちょっと(かなり,か??)強引。キアヌで売ろうとした,或いはキアヌのプロモーションか,と言われてもしかたないかな,という気もする・・・。しかし,見終わった後何とはなしに清々しい気持ちになれたのは何故だったのでしょうか・・・。「スピード」や「雲の中で散歩」を見て以来,意外に(失礼)いい男で,演技だって決して下手ではないキアヌのせい??カブスの本拠地リグレー・フィールドに降り注ぐ溢れんばかりの陽光とまさに値千金のサミー・ソーサの振り向きざまの笑顔??駄目な男が野球を通して子どもたちと共に成長していくという超ベタベタな(と言うか個人的には好きな)展開??「リトル・ロマンス」の20数年後,当たり前だけど老けた,でも綺麗なダイアン・レイン??職場のチームじゃ今年はレギュラーポジションが危ないという個人的な状況を補欠の少年にオーバーラップしただけ??・・・・・。ということで,疑問だらけですが,ま,いいかってことで・・・。キアヌのファンの女性にはお薦めできる一作だと思います。 7点(2003-04-27 21:28:03) |
2. ビー・バップ・ハイスクール(1985)
ギャグなのかアクションなのか,不自然な程の大袈裟な演出のみが目立つ。当時大人気だった原作にアイドル出して,という商魂丸出しの作品。80年代ってアイドル・バブルの時代だけに,こうした作品が異様に多いんだよな・・・。 3点(2003-03-09 23:07:02) |
3. ピクチャー・パーフェクト/彼女が彼に決めた理由(わけ)
これ,いいです。ジェニファー・アニストン,私気に入りました!!!。冒頭,いきなり濡れ場で「おっ」となってからもう釘付け。最後に,悪人面のケビン・ベーコンと結ばれなかったのも良し。「ブリジッド・ジョーンズの日記」にしても,サンドラ・ブロックの「あなたが寝てる間に」にしても,NHKの「アリーMy Love」シリーズにしても,20-30代独身女性を主役に据えた作品には,どうもしっくり来なかったけれども,これは納得できました。それにしても,あんな格好で町歩いていたら,男だったら誰もが注視しちゃうんじゃないかな・・。俺だけかな・・? 8点(2002-08-11 17:05:40)(良:1票) |
4. ビバリーヒルズ・コップ
二作目よりはいいかなって感じ。どうも,私はあのエディの高笑いが苦手だ。10年近く前,次の007は彼だ,という噂が流れたことがあり(遂に英国人以外からも,ということだった),「やめてくれー」と思ったが,ガセで安心した。。 5点(2002-08-09 17:57:29) |
5. 羊たちの沈黙
この手のジャンルは個人的に全く興味はないが,敢えて見たのは,とにかくアンソニー・ホプキンスが出ていたからだ。「日の名残」にしても「マスク・オブ・ゾロ」にしても,圧倒的な存在感を誇る"サー"だけに,どんなもんだろ?と半信半疑で見たが,只々納得としか言いようがない。主役二人の演技,ストーリーの構成と,尋常ならざる緊張感と恐怖の持続,一瞬たりともダルな瞬間が無く,有無を言わさず視聴者の感覚を引きつけて離さない,という圧倒的な求心力を持つ希有な作品と言うべきだろう。それにしても(私も,これ癖です),ここでも"サー"の圧倒的な存在感は顕在だ。ヒーロー,執事,只の爺様から猟奇犯までこなすその実力に只々脱帽の思い。真の名優とは,こういうものなのだろう。あと,ジョディ・フォスターの知的な実習生も良かったけれども,ちょっと老けてるかな・・って,気がした。尤も,じゃ誰が?と聞かれても返事に窮してしまうが・・。続編の「ハンニバル」に起用されなかったのは,10年たって一層老けてしまったからなのか・・。(確かに「アンナと王様」じゃ母親役が堂に入っていたから・・。でも「ハンニバル」って評判悪いんだよな・・。私も期待しないで見よう・・・。) 10点(2002-08-09 17:51:33) |
6. 秘密の花園(1993)
コッポラが総監督としてこうした絵を撮る,ということで見に行きました。個人的にこの原作,子どもの頃読んで以来好きなんですよね。大きな声で言えないでいたのが少々辛いけど・・。古い屋敷を取り囲む,花々が咲き乱れるローズガーデン。幾何学的なフランス式の庭園と対照的に,英国風庭園て手つかずの自然のままってのがいいですね。イギリスの風物が好きな私としては,楽しめました。原作のイメージを妙に歪曲させず,淡々と且つ詩情を込めて歌い上げた感じで,好感が持てます。これだけの名作ですから,きっと他にも映像化されていることでしょう。もし見つけたらそちらも見てみたいものです。 7点(2002-06-28 00:38:09) |
7. ひとひらの雪
「序の舞」とか「白蛇抄」等,80年代東映のお色気文芸(?)路線のひとつです。↓私も当時えらく若かったので・・・・・。 4点(2002-06-28 00:26:55) |
8. 避暑地の出来事
マックス・スタイナー作のメインタイトルだけが有名なだけに,どんなものかと見てみたが,ごく普通の恋愛ものって感じで,悪くはないが特筆すべきこともなし。私のようなオールドファンにとっては,当時のファッションが今となっては貴重な見物だけど・・・。 6点(2002-01-27 12:47:20) |
9. ビーン
ずらりと並んだビデオソフトの中から,私が選んだのがこの「劇場版ビーン」でした。そうか,皆さんおっしゃるようにテレビ版のしゃべらないビーンを見れば良かったのか。でも,そんなひどい映画でもなかったと思うけどな・・・。割と笑えたし・・・。今度テレビシリーズを見てみることにしましょう。 6点(2001-12-29 20:50:30) |
10. ビッグ・ウェンズデー
男の生き様を感じさせる一本。ドラえもんさん同様,私もストーリーの浅薄さを感じていたが,素晴らしいラストシーンに感服と言ったところか。軽佻浮薄を絵に描いたような某作品(さて何でしょう?)とは大違い。見て損はないと思う。 7点(2001-12-08 16:57:06) |
11. ビバリーヒルズ・コップ2
絶対面白いから見てみろ,との友人の言葉に「たまにはいっか」と思ったのが大間違いだった。数日後,思わず文句を言ったら,「かっこよかったろ」,「おしゃれだったろ」,「エディ・マーフィーっていいだろ」と来た。どこをどうほじくってそんな形容が成り立つのか。あの変な笑いのどこがかっこよくて,お洒落なんだ,もう勘弁してくれ。因みに,彼とは,その前後に「ライト・スタッフ」「風とライオン」「1941」を一緒に見たが,残念ながらどの作品にも関心を示してはくれなかった。 3点(2001-12-05 13:46:06) |
12. ピンク・パンサー3
同シリーズの前作をさらにパワーアップしたおバカさで,腹を抱えて笑い転げること必至である。クルーゾーがノートルダム寺院の上まですっ飛んでいく場面や,お城の橋の場面,ドレフェス署長が・・・!(見てのお楽しみ,騙されたと思ってぜひ見てください)のラストシーン。とにかく濃縮されたお笑いおバカ映画のエッセンスが,これでもかとばかり波状攻撃をかけてくる。ま,手っ取り早いのは,数々の名作のテーマをパロったタイトルバックを見ることか。「サウンド・オブ・ミュージック」と「雨に唄えば」以外がわかった方は結構マニア?さぁ,みんなでレンタルショップに走って,本シリーズを見て,ここで賛否両論交わし合いましょう。来週以降楽しみにしています。 10点(2001-11-21 19:57:36)(良:1票) |
13. ピンク・パンサー2(1975)
怪優ピーター・セラーズの代表作にして傑作である。制作後30年以上たった今見ても,散りばめられた笑いは決して色褪せていない。特に,ピーター・セラーズ扮するクルーゾー警部が,上司のドレフェス署長や弟子のケイトーと絡むエピソードは爆笑ものである。イギリス映画ならではのギャグセンスと言えよう。「オースチン・パワーズ」やレスリー・ニールセンの作品に対して素直に笑えなかった方には,ぜひお薦めである。 9点(2001-11-14 20:40:45) |
14. ピアノ・レッスン
あの時代の風俗と妖しく生々しい映像,何度か見るのを止めようかと思ったが,結局見てしまった。怖かった。そして後味が悪いことこの上なかった。一瞬,名匠デビッド・リーン監督の「ライアンの娘」とかぶったが,あれ程の映像美や重厚な存在感は到底求められない。ま,もう見ること無いだろうな・・・。 5点(2001-11-10 18:49:16) |