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ゆうろうさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 972
性別 男性
ホームページ http://yuromovie.blog.shinobi.jp
年齢 39歳
自己紹介 名前をdonkeyから「ゆうろう」に改名しました。
好きな監督は北野武、クリント・イーストウッド、宮崎駿、石井聡互、黒澤明など。


よろしくお願いします。

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1.  プレデター 《ネタバレ》 
子供の時、日曜洋画劇場で淀川さんが「今夜の映画は怖い怖い映画ですよ~」と解説をしていて、その時点でビクビクワクワクしながら鑑賞しました。まったく予備知識無く観たので、本当に「敵」の正体が分からず120%映画を楽しむことができました。大人となった今ではもうこんな見方は出来ないですから、貴重な体験でしたね。  映画の内容はというと、エンタメ作品としてほぼ完璧と言ってもいいほどの出来です。物語とキャラクターと世界観が、それぞれ互いに影響し合いながら見事にストーリーをテリングしています。この語り口の巧さには脱帽します。  ヘリ(乗り物)で、派手な音楽をガンガン鳴らしながら映画の世界へ誘う冒頭部分。これはダイハードと同じ手法の導入部ですね。 そして各々キャラ紹介。キャラ単体ではステレオタイプですが、「あいつと接する時はああいう態度。こいつと接する時はこういう態度」といった具合に、キャラの「関係性」までさりげなく描いていているのもヨシ!持ってる装備でも個性が表現されています。  対ゲリラ線でキャラたちのプロフェッショナルぶりを描きつつ、そんな彼らでさえ怯えるほどのプレデター最強ッぷりも素晴らしい。 人間の声をコピーしたりして、妖怪のような不気味さもあります(笑)。常に監視されている状況なので、昼間太陽がさんさんと降りそそぐ中でも終始不気味な世界になっています。  ジャングルが舞台だということを十分に活かしたアクションや仕掛けも見応え沢山。BDの映像特典を観て知りましたが、常に斜面を移動することで不安定さを煽ったのだとか。演出が渋い!ただジャングルで撮影した結果ああいう映像になったわじゃないんだなあ。  プレデターとシュワちゃんの一騎打ちになると、もはやどっちが怪物かよく分からない壮絶ぶり。シュワちゃんが投げた石の音と軌道から隠れ場所を狙撃するプレデターも激シブだ!  女性捕虜のキャラクター性が少々弱いという欠点もありますが、映画全体の出来から言えばささいなもの。「俺たちは消耗品(エクスペンダブルス)さ」というセリフも、今だからこそニヤリとさせられます。「人間が争う場所」にプレデターが現れる、というのも示唆に富んでいると思います。文句無しの傑作!
[地上波(吹替)] 10点(2002-08-24 12:25:21)
2.  フランケンシュタイン(1931)
原作小説のほうが内容的には好きなんですが、原作とは違う設定と個性的なキャラクタービジュアルが大正解だったのは歴史が証明しておりますね。フランケンシュタイン博士の「It’s alive!(こいつは生きてるぞ!)」というのは映画史に残る名セリフ。世界中の、モンスターメイカーをはじめとするクリエーターたちの指針ではないでしょうか。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2018-08-19 02:11:26)
3.  フランケンウィニー(2012) 《ネタバレ》 
面白かった!「変わり者」に見られているはずの主人公が実際一番まともで、他人のほうがよっぽど変わり者の様に描かれていて笑ってしまいました。相変わらずティムバートンらしい。けど、映画全体がそんな感じ。ブラックジョークはありつつも、ハラハラ、ドキドキ、そして最後は感動。パッと見、風変わりな映画と思いきや、超・王道の娯楽映画でした。技術的にも見所たくさん。人形アニメーションは、キャラが活き活きしていて魅力的。スパーキーかわいい!キャラクター以外の背景はほぼCGで作っているそうなので、アナログとデジタルの長所が上手く結実していると思います。全部手作りじゃねえのかよ!と言う人もいるとは思いますが、広い風景の中でキャラを縦横無尽に活き活きと動かすためには、こうするしかないでしょうね。悪役キャラの決着はアレでいいのだろうか、とひっかかりはあるものの、大満足の映画でした。現実の世界ではペットは死んでしまいますが、映画の中でスパーキーは生き続けるのだというかのようなラストシーン(とオープニング)に思わず涙。このへんはオリジナル版の短編よりも、より引き立つ内容になっていたと思います。
[映画館(字幕)] 9点(2012-12-18 22:00:18)
4.  ファインディング・ニモ
キャラクターがいいですね~~。やけに可愛いニモ。あんまり可愛くない、まさしくオヤジ顔のマーリン。もの忘れのひどいドリー。クールだけどちょっとヌケてるところもあるギル…。ストーリーも、涙は流さないまでもグッとくるものがありました。水の質感が場所によって違うのも芸が細かい。 ラストの親子のやりとりにはジーンとさせられた。字幕では「いってきます、パパ!」「いってらっしゃい」というセリフだったけど、英語のセリフでは「グッバイ、ダディ!」「グッバイ、サン」になっていた。命がけで連れ戻した子供だって、いつかは親のもとから離れていくよ、というメッセージが込められていたのかな。
[ビデオ(字幕)] 9点(2003-12-13 16:29:44)(良:1票)
5.  フォーン・ブース
ストーリーは面白そうだし、コリン・ファレルが出てるしで見た映画。期待どうり…かそれ以上に面白かったです。もう四面楚歌という感じで、サイテーヤローな主人公でも感情移入しちゃいます。もう一度映画館でみてもいいかな。
9点(2003-11-22 17:37:33)
6.  50/50 フィフティ・フィフティ(2011) 《ネタバレ》 
「観客が癌患者のドラマを見る」のではなく、「癌患者が周囲を知る」という視点のドラマが新鮮でした。友人のカイルが憎めない良いキャラで、そこも好きです。実は本を読んで必死に勉強していたことが分かるのも、ベタだけど温まります。本以外の小道具の数々も魅力的。ハッパ入りのマカロン、ナニの毛を剃るための洗っていないバリカン、キャサリンの車の中のゴミ、ボケたお父さんが自慢するブルックスブラザーズのスーツ、アダムの手術中に、お母さんがお父さんに飲ませる薬、塗り薬用の綿棒・・・。どれもいい感じにドラマを彩ってましたなあ。 それにしても恋人のレイチェル。彼女はどうなんでしょうね。この映画では割と悪役(?)的なポジションになってしまいましたが、彼女から視点で描いても一本の映画になりそうな気がします。彼氏の闘病を支えようとしたけど力になれず、個展は大失敗、彼氏にあげた自分の絵も「新しいテレビに合わない」という理由で外され、最終的には燃やされる(笑)。身から出た錆とはいえ、かなりエグい映画になりそう。だけどちょっと見てみたい気もする。下手すりゃ自分も彼女のようなポジションに立つことになるかもしれないから。
[映画館(字幕)] 8点(2014-03-09 12:55:17)(良:2票)
7.  フルメタル・ジャケット 《ネタバレ》 
仕事の現場で怒鳴られた日とかにこの映画を見返すと、わりと気分が落ち着く(笑)。うーむ、自分も狂ってるんだろうか。鬼のように厳しいハートマン軍曹ですが、なぜか最期の瞬間だけは至極まともなことを言ってるのが印象に残りました。「パパとママの愛情が足りなかったのか!!」・・・「愛と青春の旅立ち」のように、そう上手くはいきませんわな。卒業後も狂気は続くよどこまでも。訓練所で起きた「狂気」が「日常」となった世界。めまいのする戦争映画です。
[DVD(字幕)] 8点(2013-12-28 16:27:47)
8.  42~世界を変えた男~
オーソドックスな作りで、良い意味で誰でも楽しめ感動できる映画だったと思います。個人的には、主人公の奥さんが堀北真希ぽっくてカワイイなあと思いました。それはまあどうでもいいんですが・・・。軽妙なタッチの作品で、実際にはもっと酷い差別を受けていたかもしれません。しかし、「ただ野球がしたいだけだ」という思いは十分伝わってきました。人前では「これくらい平気だかんね。へへーん」というノリの主人公でも、人気の無い場所で泣き叫ぶ姿は見ててこっちも辛かった。映画全体の軽妙なタッチの裏にはこの叫びが隠されてると思います。どちらかと言うと差別行為そのものよりも、それに対して異議を唱えることが出来ない状況のほうが印象的でした。更迭される監督や、大人達の罵声に怯えて自分も罵倒する側に回ってしまう少年などです。最近の映画で言えば「ヘルプ」もそんな映画だったと思います。タイトルにもあるように「42」という、本来特別な意味なんて何もない数字に、大きな意味を持たせた主人公アッパレです。
[映画館(字幕)] 8点(2013-11-04 01:52:02)
9.  ブルーバレンタイン
普通なら映画になりにくそうな2つの年代のドラマが、交互に展開することで反響しながら面白さが増していく、そんな映画でした。  自分にとっては、若いカップルがイチャイチャしつつ愛を深めていくのを見せられても、「エエ、よろしいですねえ」と他人事。 けれど、冷め切った中年時代も同時に描かれるので、まるでサスペンス映画のようなドキドキがありました。物語が進むにつれて2人の状況の全体が次第に明らかになっていくのも巧~い。  自分には彼女も居ないし結婚もしてないし(汗)もちろん子供なんていないけど、後半に行くにつれ、より感情移入させられました。  2人の喧嘩のシーンは、見てるこっちも一緒にイライラ。何度もDVDを一時停止!冷静になるまで画面の前を行ったり来たりして「フンガー」と息を整えました(ゴリラか)。興奮→一時停止→クールダウン→再生→興奮を何度も繰り返し、随分時間をかけて鑑賞することになりました。これ映画館で観てたら絶対 悶え死にします!  最後は壊滅的な状況になってしまいますが、それでもまだ描かれていない「この先の物語」があるはずだから、そこに希望を託したいですね。でないと人生お先真っ暗。たとえ輝いているのが過去の思い出だけでも、それがこの先を明るく照らしてくれるといいんですけどねえ。
[DVD(字幕)] 8点(2013-07-13 03:50:52)
10.  プライベート・ライアン
冒頭もそうですが、全編にわたって臨場感のある凄い映画です。当然、本当の戦場に行ったことはないわけですが、「リアル」だなあああと、画面を見ながら硬直してしまいました。生き残る自信ない!  しかし、スピルバーグってのは良くも悪くも言われる人ですが、本当に凄い人ですね。日本の某映画監督はジョーズを見て、「スピルバーグの映画はこれ以降観る必要なし。彼はこれ以上のものは作れない」というようなことを言ったとか(ホメてんだか貶してんだか)。確かに考えようによってはジョーズが原点であり頂点かもしれませんが、スピルバーグはそれでは終らなかった。「ジュラシックパーク」そして「プライベートライアン」と、世界のエンターテイメント映画シーンを一変させる作品を連発させたことは、非常に痛快でした。
[DVD(字幕)] 8点(2012-12-23 12:38:23)
11.  ファミリー・ツリー 《ネタバレ》 
奥さんが植物状態になったことを切っ掛けに、今までよりも家族や親戚に向き合わなければいけなくなったジョージ・クルーニー。次女に朝食を作っても、「卵嫌いなんだけど」と突っ返される。長女に「卵好きか?」と聞くと無言で拒絶される。このときの長女の表情。「このオッサンわかってねえなあ!」という絶妙な表情がいいですね。劇的な事件ではなく、こういうほんの些細なところで決別しそうになるのはリアルだなあと思いました。奥さんの不倫が発覚した後のクルーニーの疾走は地味ながらも見せ場です。サンダルをつっかてドタバタ走る姿はもはや立派なコメディ。「人生はヨリでみると悲劇だが、ヒキでみると喜劇だ」とはよく言ったものです。ただガムシャラに、理由もなく全力疾走させて感動させようとするア邦画よりも、よっぽど切実な走り。終盤、義理の両親が訪ねてくる場面も良かったなあ。辛く当たりながらも哀しみを見せる義父はもちろん、前半ちゃらんぽらんだったボーイフレンドも、なにげに成長してるのが感じられました。最近、シリアスになりそうな題材を、軽妙なコメディタッチで描く映画が増えましたね。遺産相続や家族の死など、形は違えど、多かれ少なかれ誰にでもやってくる問題だからでしょうか。中途半端にシリアスにすると「こんなのウソじゃん」とバレちゃうんでしょうね。
[映画館(字幕)] 8点(2012-06-03 07:07:40)(良:1票)
12.  フライト・オブ・フェニックス
映画館でみて思ったのは、「とにかく音がすごい!」ドッカン バリバリ ドドーン!隣のスクリーンにまで響いてんじゃないのか。映像も迫力満点だったし、ラストも気持ちいい。元ネタの「飛べ!フェニックス」も見てみたいです。
[映画館(字幕)] 8点(2005-04-10 11:32:57)
13.  [Focus]/フォーカス(1996)
まるで極秘映像を見ちゃったみたいです。エライもん見ちゃったって感じ。自分もこの事件に巻き込まれたように感じて結構怖いです。たしか井坂聡って「g@me」も監督してたみたいだし、そっちも見てみよう。
8点(2004-03-19 09:53:37)
14.  フィラデルフィア
本当に恐ろしいものはゲイとかエイズウイルスではないんだなと思った。知り合いや家族たちが病室から出て行く場面は悲しすぎるなあ。しかし最後のホームビデオは反則だよ(汗)。
8点(2004-03-02 22:30:57)
15.  プロミスト・ランド(2012)
ジェイソン・ライトマン監督の「マイレージ・マイライフ」っぽいお話。企業の中で疑問も抱かず自分の仕事をこなす毎日、けど改めて振り返ってみると・・・ってなヤツです。  映像の撮り方が丁寧で、まるで「映画の教科書」のよう。たとえば、「俯瞰のロングショットで撮れば滑稽な風に見せることができます」とか「画面の中の建物と人物のレイアウトで主人公の心情を表現してます」とか、そういうヤツですね。この映画はほんとに基礎に忠実に撮ってるな、という印象でした。あくまで映像演出の初歩なので「だから凄い」ってものでは全然無いんですが、最近の映画で基礎通りに撮ってる作品をあまり見ないので、逆に新鮮でした。  ストーリーも、場面場面が丁寧につながっていて、次から次へと新ネタが投入され見てて飽きません。 あらすじや演出など、斬新なものはあまりないのに、ただただ「丁寧」に作っただけでそれなりに見ごたえがある映画になっていると思いました(褒めてることになるのか・・・?)。  好きな場面は、主人公が一仕事終えてバーで飲もうと思っていたら、ライバルに出し抜かれてしまうところ。両手にビールのピッチャーを持ったあのマヌケな姿が切な笑えます。ピッチャーがミソですよ、やっぱり。
[映画館(字幕)] 7点(2015-01-22 12:36:21)
16.  フロスト×ニクソン 《ネタバレ》 
他の方も書いているけど、まるでボクシングの試合のようでとても緊迫感があった。意外とアッサリ勝負がつくのもある意味ボクシングっぽいかも。 映画を観てる最中はフロストに感情移入して、ニクソンのイメージアップ戦略を苦々しく思っていた。けれど、映画を見終わってみるとニクソンの方に感情移入している自分がいた(笑)。映像のクローズアップに如何に力があるか、わざわざ説明してネタをバラしてもらっているのに、それでも映画の作り手たちの意図にまんまと載せられてしまったような気がする。サム・ロックウェルの「インタビューの他の部分は、忘れ去られるだけじゃない。存在するしなくなる」というセリフも、なんだか意味深。この映画にだって、描かれていないところはいくらでもあるわけだしね・・・。そして所々、関係者(役)の「インタビュー」がインサートされるのも、印象に残る。自分の中でまだまだ消化しきれてないし、それを文章で書き起すこともまだできないけれど、とても複雑な入れ子構造を持つ映画じゃないだろうか、そんな気がする。
[DVD(字幕)] 7点(2013-07-20 04:13:37)
17.  プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 《ネタバレ》 
確かに自分も第一幕が一番面白かったですかね。普通の映画は事件が終わるか主人公が死ぬか、などで終わるもの。けれど、現実だったら終わることなく「その後」が続いていくわけで、普通だったら描かれない「その後」のお話と思えば面白かったです。ジェイソンと養父が実父のことを思い出しながら、ダースベイダーのセリフを言っておどけるシーンが好きです(ある意味スターウォーズのような大河ドラマだしね)。そしてこのシーンで、ジェイソンが無意識にアイスクリームを食べていたのが、見てて凄く嬉しかったです。赤ちゃんのときに実父からアイスクリームを食べさせてもらったときのことがフラッシュバックします。本人は気づいてないけれど。こういう一風変わったスタイルの映画なければ味わえない瞬間だったと思います。
[映画館(字幕)] 7点(2013-06-06 01:04:31)(良:2票)
18.  フライト 《ネタバレ》 
飛行機のトラブルから墜落までの展開は、観てるこっちもキンタマがヒュンッ!となります。凄い臨場感。  しかし、事件後にヒロインと共同生活を始めるあたりで、調査状況の進行が止まってしまい、そこは退屈。女優さんがキレイだからなんとか観ていられました。  後半からは、無駄にスリリングなアル中描写。そして二日酔いをごまかすために薬をキメるという衝撃の展開。なぜかこの辺だけコメディになるのは笑えました。  「英雄か?犯罪者か?」というキャッチコピーだったけれど、映画自体は、そういう二元論で答えが出るもではありませんでした。「英雄と呼ばれてる人だって、こういう面はあるよ」というところを色んな切り口で描いていると思います。現実に存在する歴史上の英雄や偉人だって、360度清廉潔白、なんてことはあり得ないわけですから。彼は英雄だ!と思っていたのに、別の面を見て裏切られた!と手のひらを返すのはおかしい。  主人公ばかりが注目された事件ですが、公聴会の最後に「乗客を救ったもう一人の英雄」を思い出すことができて、本当に良かったです。 
[映画館(字幕)] 7点(2013-03-07 23:45:39)
19.  腑抜けども、悲しみの愛を見せろ 《ネタバレ》 
「桐島、部活辞めるってよ」を観てから、後追いで吉田監督の作品を観てみよう!ということで選んだ本作。 制作年だとこの作品よりも後だけど、「ヤング・アダルト」の日本版といった感じです。 都会に出ただけで文化人を気取る勘違い女が、糞つまらない田舎に帰ってくる。しかし、「腑抜け~」は、田舎に住む人々も一筋縄ではいかない人物ばかりでした。  個性的なタイトル、基本的に家の中で進む物語、人物の配置の仕方、そしてドロドロのストーリー。いかにも小劇場でやりそうなネタだなあ。と思ったら、実際に戯曲の映画化なんですね。よくも悪くも納得。安易な題材選びだなあと思いますが、よくあるネタでも手を抜くことなくキッチリ作られていて、飽きる事無く観る事が出来ました。とても丁寧に作られた作品です。文通相手の映画監督から「次の作品の主演女優をあなたにお願いしたい」という内容は、オチを知ってから思い出すと、ニヤリとさせられます。そういうさりげない伏線が随所に張られています。  好きなのは、クライマックスと結末の絶妙なサジ加減。戯曲ではどうなってるかは分からないけれど、吉田監督は物語の結末をどこにするかの判断が上手いなあ、と思います。「ラストが蛇足」という意見もありますけれど。「本当に面白いのはここからだ!」と宣言してまで念押しする結末。ただ恨みを発散させる絵を描いただけでは終われない。カタルシスを味わっただけでは物語は終われない。本当に作品が形になる瞬間を観られて良かったです。
[映画館(邦画)] 7点(2013-03-01 02:51:30)
20.  プロメテウス 《ネタバレ》 
「謎が一つ解けたら、二つ謎が増えた」感じで、結局消化不良気味になるストーリー。キャラクターも、少々魅力に乏しい。リドリー・スコットは「エイリアンVSプレデター」をあまり認めていないようですが、「プロメテウス」も内容的には対して変わらないプロットです。惜しいところは一杯ある映画です。しかし、どうしても嫌いになれない映画でもあります。エイリアンの前日譚、と聞いただけでロマンを感じます。前半中盤、痛い、キモイ、怖いの連続でハラハラドキドキ楽しめるし、世界観、美術も見応えがありました。「エイリアン1」と矛盾点があることは作り手が百も承知でやってるのは当然なので、その矛盾点もなんやかんやで想像力が働いて楽しめました。必要以上にハードルを上げるような宣伝もあまり良くなかったかも。「宇宙の最強生物王座決定戦!」くらいのノリで見てもいいんじゃないでしょ~か。最初は微生物だったのが、お互いが襲い合い寄生しあって、まるで振り子の振幅が増幅するように「完全生物」に近づいていく様は必見です。
[映画館(字幕)] 7点(2012-08-12 12:36:39)
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