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飛鳥さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1703
性別
自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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21.  ブラッド・イン ブラッド・アウト 《ネタバレ》 
白と茶と黒、刑務所での三つ巴の抗争、勢力争いが熾烈を極める。メインとなるのは、パコ&クルス兄弟と従兄弟のミクロの三人の男たち。 悪ガキグループのリーダーだったパコが刑事となり、一番まともそうだったミクロが骨の髄までマフィアに染まっていく。幼い弟をドラッグで死なせたことで家族から見放されてすさんだ生活を送るクルスも、最後に家族から許され救われる。かわいがってくれたボスを裏切ったミクロは、メキシコ系マフィアの首領に成り上がっても、この先救われることがあるのだろうか。  仲間に入るには血を流さなければならない――アメリカ人との混血で、見た目は白人、中身はメキシコ人ということで、どこからも爪はじきにされがちな境遇の中で、必死にしがみついたのがメキシカンマフィアとの血の結束。 肉親とのつながりか、組織の仲間とのつながりか。パコ&クルス兄弟とミクロでは、ファミリーとする拠り所は異なるが、ミクロのいうファミリーには危うさが付きまとう。  香港ノワールに通じるようなベタな男臭さと熱さを持った映画。ハリウッドのマフィア映画とはまた違った面白さだ。クールでドライとは反対側にある、むんむんするような蒸し暑さ。 『ゴッドファーザー』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』以来、タイプは違うけれど久々に見応えたっぷりのマフィアものに出会えた。単なる抗争ものではない、濃厚な人間ドラマがある。3時間もの長尺も、2時間ものくらいに感じて退屈しない。
[DVD(吹替)] 9点(2017-02-23 18:07:06)
22.  プリズナーズ 《ネタバレ》 
最後までどうなるかわからない、真相が藪の中の面白さはあるが、設定にかなり無理を感じるところも。 特に、第二の容疑者であるテイラーのキャラがわかりにくい。 自分が誘拐されたからといって、その模倣に偏執することが、精神疾患とはいえありえることなのか全然ピンと来ない。 その不可解な言動には、観客をミスリードするためのこじつけ感が否めない。 真犯人夫婦がアレックス(最初の容疑者)だけ手元に置いて育てたのも不可解。 これもミスリードのための設定と感じる。 おかげでサスペンス性は高まっているが、その分すっきりしない部分も出てくる。  娘を助けたい一心で容疑者を拷問してしまう父親の暴走は見応えがある。 誘拐されたもう一人の方の両親が、その暴走を黙認してしまうのもリアルだった。 最初に誘拐されたバリー少年が、怪しい薬で知的障碍にされたアレックスと同一人物というのは予想できなかった。 人間関係を完全に整理するのに手間取るけれど、最後まで見入ってしまう。  テーマは宗教色が意外と濃い。 キリスト教的には蛇は悪魔の化身。 息子の不幸で神を呪い、神への反逆として他人の子供たちをさらいまくる。 子供の親を悪に引きずり込む発想が、実に悪魔的。 囚われの身(プリズナーズ)となっているのは誘拐された子供だけではなく、大人たちも含めてのタイトルだったようだ。  結構特異な映画なのにあまり心に刻まれなかったのか、初見から2年程経って見たら細かいところはすっかり忘れていた。
[DVD(吹替)] 6点(2016-12-31 15:26:51)
23.  ブロードウェイと銃弾 《ネタバレ》 
登場人物が個性的で、キャラや台詞が生き生きとしている。 プライドが高くて我がままばかり言う落ち目のベテラン大女優。 頭が空っぽで演技もど素人なくせにスターを夢見るマフィアの情婦。 情婦のご機嫌を取るため無理難題を突きつけるマフィアのボス。 スポンサーであるマフィアのボスに何も言えないプロデューサー。 そんな連中に芝居をめちゃくちゃにされていく脚本兼演出家の姿がおかしくて哀れ。  ずっと芝居を見せられてきたギャングの監視役チーチが、思わぬ名案を提案する展開は実に愉快。 そこにプライドを傷つけられてへそを曲げる主人公も、可哀想な被害者という面だけでなく弱点を持った人間として描かれている。 才能もチーチに劣り、出演者と男と女の関係になってしまう。 主人公よりもチーチが完璧な作品を求めていくようになるのが面白い。 どっちがプロの作家なんだかわからなくなる。 自分の作品のためには人も殺すほど鬼になれるなんて、究極のアーティストともいえる。 一方、主人公はアーティストよりも平凡な人間たることを選んだ。 それぞれみんな人間味があって血が通っているので、ドラマが躍動的に映る。 もったいなかったのはラストで、ちょっと安直なハーピーエンド。  三谷幸喜がこの作品を好きだというのもわかる。 『ラジオの時間』は明らかに本作にインスパイアされている。 予定調和気味にまとまった三谷作品より、角があって予測のつかない面白さ。 ウッディ・アレンの作品の中では、クセもなくて一番楽しめる。
[DVD(吹替)] 9点(2016-10-08 17:15:36)
24.  プラトーン 《ネタバレ》 
戦争ものはあまり得手ではなく、あのポスターのポーズだけは知っていたが、有名作品なのに今まで見る気にならなかった。 今更ながら見てみると、これがアカデミー賞にふさわしい大作。ベトナム戦争のリアルな狂気が迫ってくる。 大学を中退して志願した好青年クリスの視点も良かった。 何も知らなかった男が、人間の奥底の部分を突きつけられて揺り動かされる。 エリアスとバーンズの対立が激化し、バーンズがエリアスを毒牙にかける場面は息を飲む。バーンズのような手段を問わない犯罪者が戦場では時として英雄となってしまう。日本だと戦国時代なら歴史上の傑物になっただろうか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-08-03 01:56:22)
25.  プライベート・ライアン 《ネタバレ》 
スピルバーグの戦争ものといえば、連続ドラマの「バンド・オブ・ブラザーズ」が面白かった。戦闘シーンがリアルで群像劇としても優れていたが、こちらの映画も同じような印象。 ライアン家での兄弟4人のうち3人が死亡して、最後の1人を死なせると母親を絶望のどん底に落とすことになる。その1人の救出のために大勢が犠牲になるリスクを冒すのは、いかにもヒロイズムが好きなアメリカらしい。上層部の思惑とは別に、戦争の中での極限状態で次々に人間の本性が現れる。恐怖で硬直して味方を見殺しにしてしまったアパムが、自分が安全な立場となったときにドイツ捕虜を射殺したのは、戦争のなせる業なのか。アパムの存在は異質で脇役ではあるけれど、戦争映画にリアリティと重厚さを出している。
[CS・衛星(吹替)] 8点(2016-02-28 20:20:42)
26.  フェノミナン 《ネタバレ》 
タイトルから勝手にSFサスペンスのイメージを持っていたが、全然違ったヒューマンファンタジー。突然得た超能力もエイリアンの仕業ではなく、脳腫瘍が原因とはちょっと苦しい気もするが、ファンタジーだからそれほど気にせずに。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2015-08-27 20:27:13)
27.  ファイア by ルブタン 《ネタバレ》 
パリの有名ナイトスポット、クレイジーホースでのダンスショー。モデルのようなトップレスダンサーの美しい肢体は感心してしまうが、こういうショーはライブでこそ映えるもの。だったら、ドキュメンタリーよりも『ショーガール』のようなストーリーのあるドラマを観たい。ただし、『ショーガール』自体はおもしろくなかったので、鑑賞に堪えるストーリーのものを。でも、そうなるとセリフを話せる女優を起用することになるので、ダンサーとしての質は間違いなく落ちるだろうけど。 世界最高峰と呼ばれるダンサーだけあって、『ショーガール』よりこちらのほうが遥かに上品で美しい。クレイジーホースのショーがこんな感じなんだと雰囲気をちょっと知ってみるにはいいかも。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2015-07-20 22:57:27)
28.  福耳 《ネタバレ》 
とても2003年の映画とは思えない。それより30年程前の1970年頃の映画やドラマのような古さを感じる。それは老人ホームが舞台だからということではなく、ストーリーからセリフ、設定、演出、雰囲気等すべて含めての印象。主人公がフリーターという現代的な要素を入れてはいるのだが。古さの中にはレトロな味わいで今見ても十分楽しめる古典的名作もあるが、これは単に古臭く感じただけで感動もなく、コメディシーンもクスリともできず。懐刀のように出してきた詩も、ちょっとズレているようでバシッと決め手にはならない。これがクドカン作だったらどうなっていたかを見たい。
[地上波(邦画)] 3点(2015-07-18 23:37:15)
29.  ふたりの人魚
苦手なウォン・カーウァイ監督の作品かと思ったくらい。ハンディを多用して、気だるくオシャレな詩情あふれる映画。幻想的というか寓話的というか、独特の雰囲気で酔わせるようなラブファンタジーという印象で、輪郭のはっきりしたストーリーにのめりこみたい向きには合わない。
[DVD(字幕)] 4点(2015-07-11 11:51:06)
30.  ブルース・リー/死亡遊戯 《ネタバレ》 
ブルース・リー本人の撮影分がラスト十数分ほどで、後は代役と編集を使って強引に映画にしたものだから、いくら苦肉の策で変装や編集でごまかしたところで無理がある。シリーズが替わって役者が替わったり、年代の違いで二人の役者を使い分けるならわかるのだが、一つの作品で違う人物が同じ役をやったので何とも珍妙な仕上がりに。代役と丸わかりなのに、本人のカットを時折り編集で挟むものだから、ものすごい違和感。コロンボの吹替えでドラマ中に声優が時折り入れ替わる回があって、それも気持ちが悪かったが、本作はそれ以上に違和感が強い。無理に映画にせずに、本人の格闘シーンはドキュメンタリーとして使えば良かったのに。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2015-06-25 23:33:09)
31.  ブリット 《ネタバレ》 
本格的なカーチェイスが評判となった作品だが、今のカーチェイスに慣れてしまった目で見ると平凡に感じる。カーチェイス目当てに見たら失望するかも。ただ、当時これを見たらビックリしただろう。S・マックィーンとジャクリーン・ビセットの2ショットは絵になる。ロバート・ヴォーン演じる上院議員にもっと何か裏があるのかと思ったが、何にもなくて拍子抜け。
[CS・衛星(吹替)] 3点(2015-06-22 02:26:34)
32.  ファニーゲーム 《ネタバレ》 
アメリカの某サイトが選出した「一度見たら二度と見る気になれない不穏なホラー映画」17本のうちの一つ。 まとわりつく不快感がすごい。卵をもらいにきた男が、人をイラつかせる天才。普通に見えて実はイカレたサイコ野郎ってのが、ヤクザなんかより怖い。お金目当てとか抗争とか、犯罪に理由があるなら、相手が理解できるのでこれほど怖さは感じない。なんだかわからないから不気味で、防ぎようもない。  リモコンで逆再生したところで、これってSFだったっけ?と唖然。これはアンチテーゼなのだろうか? 主人公に都合よく展開する映画が多い中で、本作は徹底的に主人公に都合悪く展開している。奇跡は主人公に起こるものなのに、ここでは悪役に起こる。ゲームでうまくいかなかった場合、「あ、今のやり直し」と一つ前の場面に戻るのはよくあること。それと同じように、2人組の一人が撃たれて、ゲーム的なやり直しが行われた。 この逆再生は、過激すぎる内容へのエクスキューズとも取れる。少年を狂気で殺するというタブーも、リアルさをあえて損なうことによって「これは作り物ですよ。マジに怒らないでね」と。個人的にはこの唐突なファンタジー演出は余計だったと思う。 監督はこの映画を見ている者が不快になるように作ったというが、それは見事に成功している。
[インターネット(字幕)] 5点(2015-05-28 23:53:05)
33.  ブローン・アウェイ/復讐の序曲 《ネタバレ》 
逆恨みを募らせる天才爆弾魔と、IRAで元部下だった爆弾処理隊員。爆弾のスペシャリスト同士の攻防戦。 ドカンと来るぞ来るぞと思わせる演出は巧いが、ストーリーはわりとよくあるパターン。 主人公と爆弾魔が対峙しながら迫り来る爆破の緊迫感を出すシーンなのに、ドミノ倒しのような変に凝ったゲーム感覚の仕掛けがそぐわない。 トミー・リー・ジョーンズにはオモシロCMキャラのイメージが強くついてしまったので、こういうイカれた悪役には違和感を感じるように。
[CS・衛星(吹替)] 3点(2015-05-20 19:46:37)
34.  2つ目の窓 《ネタバレ》 
奄美大島の大自然を舞台に、生と死、自然との共生、親子の葛藤、思春期の恋が綴られる。吉永淳が本当の高校生に見えるほどフレッシュな透明感があってとても良い。小麦色の肌が爽やかで、健康的な離島の娘の雰囲気が出ている。北野高校出身の秀才でもあるようで、存在感のある女優になるかも。  母の中にある性的なものへの嫌悪感から、少女に好意を持っていながら抱くことができない少年。こんな高校生が今どきいるかと思うほど、あまりに純真すぎて嘘っぽいけれど、こうした離島だからこそひたすらに真っ直ぐで純粋な二人がマッチしている。ラストで大自然の中でのラブシーンは、微笑ましいくらいに清々しく初々しかった。命の根源である水の中で全裸で泳ぐ二人は、神とも通じる母なる自然にすっかり溶け込んでいるように見える。  ユタの存在に象徴されるように、霊的なものが自然や死への畏怖、一体感につながっているよう。映画全体から女性監督らしい繊細さも感じさせる。ただ、あくまでも女性監督がイメージだけで作り上げた男子高校生のようで、少しもリアルに感じない。どんなに母親の性を嫌悪していたって、好きな女の子に性的に反応しない男子高校生なんていない。  映画の雰囲気は良かったけれど、ストーリー的には親子の葛藤などに平凡なところもあって物足りなかった。冒頭のイレズミ男の死も、結局は消化不良。女性監督の作品にしばしば見られるように、男と女では受け止め方や評価が分かれそうな気もする。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-05-18 01:07:48)
35.  フローズン・タイム 《ネタバレ》 
失恋をきっかけに不眠が続き、時間を止められるようになった主人公。その能力を利用して客を勝手にヌードデッサンのモデルデッサンにしたけど、猥褻行為に走らなかったのはさすが美大生というべきなのか。 同僚とのラブストーリーは特にこれといったこともない。皆が止まっているときに一人だけ動いたヤツがいたが、それが後のストーリーに絡んでくるのかと思ったら、それっきり出てこなかった。フットサルなど要らないシーンが幾つかあるように思える。監督が元々は写真家だけに、映像的にはおもしろいけれど、物語としては弱い印象。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2015-05-17 00:37:04)
36.  ブレイド(1998) 《ネタバレ》 
ハンターvsヴァンパイアの闘いを、グロ描写を交えながらアクションものとして描いている。 光線で寝たきりのデブを焼き殺すシーンは必要だったか? あれでは正義であるべき側が、ただのイジメ虐殺っぽくも見える。 正義の旗を掲げるアメリカ軍がイラク人捕虜を虐待したメンタリティを思い出す。
[地上波(吹替)] 3点(2015-03-28 00:14:49)
37.  普通じゃない 《ネタバレ》 
小説家志望の冴えない男が、会社をクビにされて社長室に押しかける。 なりゆきで令嬢を誘拐してしまったものの、令嬢が男を叱咤して身代金の奪取法を指南。 二人をくっつける使命を帯びた天使コンビが、いろいろ仕掛けて―― と、少女漫画によくありそうなたわいのないファンタジー&ドタバタラブコメディ。 天使という設定が陳腐で、ファンタジーにする必要があったのかどうか。 なんでもありになってしまうと緊張感も出ないし、コメディとしても笑えない。 ジャジャ馬令嬢とそれに振り回される男に、キャメロン・ディアスとユアン・マクレガーはピッタリだけど、内容はすぐ忘れそう。 キャメロンのスタイルの良さだけは印象的。
[地上波(吹替)] 3点(2015-03-21 01:35:22)
38.  風俗行ったら人生変わったwww 《ネタバレ》 
こんな風俗嬢はいないし、こんな童貞オタクもいない。 元ネタが某掲示板に投稿された小説らしいが、あまりにマンガチックでリアリティの欠片もない。 会話はおもしろいし、おしぼりなど小ネタも効いている。 ただ、後半のネット仲間とのかよの借金救済作戦がイマイチでダレる。 風俗嬢役の佐々木望がこれっぽっちも脱がないのは見る前から知っていたが、期待してたらガッカリって人も多いのかも。 この役をやるんだったら、少しはセクシーなシーンも見せないと。 東北弁を話す佐々木望はとてもかわいかったけど。
[地上波(邦画)] 5点(2015-03-11 21:08:00)
39.  ブルース・リー物語 《ネタバレ》 
見終わって感じるのは、ブルース・リーは唯一無二の存在であること。 演じきれる役者などいない。 いくら見覚えのあるアクションを真似ても、憂いを含んだにじみ出るオーラや技のキレが違いすぎる。 なので映画としてはつまらないが、ブルース・リーという人物を知る一助にはなる。 それでも、100分足らずではブルース・リーの人生を深く描き出しているとはいえず、物足りなさは残ってしまう。 議論を呼んだ謎の死についても、ときどき鎧兜の悪魔に襲われる幻想が挿入されるが、踏み込んだ具体的描写はしておらず、曖昧に逃げたようにもとれる。
[地上波(吹替)] 4点(2015-03-04 22:26:46)
40.  ブラックホーク・ダウン 《ネタバレ》 
この手の戦争映画では、いつも登場人物が判別できるまで苦労する。 特にこの映画のように白人がたくさん出てきて軍隊式に髪型や服装を同じにされると、馴染みの俳優でないかぎり誰が誰だがわからなくなる。 戦闘のリアルな迫力は『バンド・オブ・ブラザース』を思わせる。 ただ、そちらは連続ドラマで人物の認識も感情移入もしやすかった。 その点、この映画では死亡者が出ても誰だかピンと来ないことがあり、その他大勢の死と変わりなくなってしまう。 平時での顔と戦闘時の顔が一致できれば、人物背景もわかってもっと思い入れができるのだが。  とはいえ、戦場の生々しさはすごい。 原作がソマリア内戦への米軍介入を描いたノンフィクションだけに、現実の戦闘の凄まじさ、混乱ぶりを見せてくれる。 市街地で孤立する米軍部隊に、アリのように群がる民兵たち。 一般市民も含めて敵意むき出しに襲い掛かってくる様が、和平の難しさを感じさせる。 米兵に銃を向けた民兵が射殺され、民兵の妻が報復しようと夫の銃を拾ってまた殺される。 憎しみの連鎖はどちらかが絶滅するまで終わらないものか。  米軍が敵地で取り残された少数の味方を救い出そうとして、それより多くの兵が死傷する。 なんだかとても非合理的なことをしているように見えるが、犠牲を払ってでも仲間を見捨てないという姿勢が一貫していた。 そういう連帯意識がないとバラバラになるからだろう。 その辺りがいかにもアメリカらしい。 仲間のために戦い続ける決意を語る兵士の言葉に、元々は何のための戦争なのかとわからなくなってくる。
[DVD(吹替)] 5点(2015-01-27 22:46:06)(良:1票)
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