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コメント数 823
性別 男性

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1.  フェイク 《ネタバレ》 
実話をベースにしているということもあり、非常に生々しく描かれている。通常のマフィア映画には、どことなく華やかで金回りがよく、ドンパチをすき好んでいるというイメージがあったが、本作のマフィアはせこくてしょぼい。決して、華やかな世界というわけではないということがとても面白い。作り物のフィクションとは異なり、苦労や人間味を感じられるため非常にリアルだ。 マフィアの実態だけではなくて、潜入捜査の実態もリアルに描かれている。常に限界ギリギリの精神状態にある様をジョニー・デップが非常に上手く演じている。夜間に自分の部屋のモノを突然ぶち壊していたが、そうしたくなる衝動が伝わってくる。いつバレるかと不安な日々を過ごし、いつ殺されてもおかしくない追い込まれた状況に陥る。逃げたくてももはや逃げることすらできず、本物のマフィアのメンバーになり切るために自分自身を殺して、自分の精神までも汚していかざるを得ない。「靴を脱ぐ脱がないという日本料亭でのいざこざ」「船の記事」「自分の知り合いとの突然の出会い」といった断片的ではあるが、そういったエピソードが彼を追い詰めていることもよく分かる。 彼も追い詰められているが、もちろん彼を支える妻もまた追い詰められているのがよく分かる仕組みにもなっている。いつ連絡がくるのかも分からない、イベントがあっても家に戻ってくるのかも分からない、いつ殺されるのかも分からない、いつ捜査が終わるのかも分からない。家族の存在が、ジョー(ドニー)の支えかもしれないが、それほど簡単には支えられるものではないという家族の苦悩も垣間見られる。 また、ドニーとレフティの関係も一つの見所となっている。お互いを信じられないマフィアという世界において強固な絆・信頼性を築くというのは本当に難しいことだろう。純粋なマフィアではなくて、潜入捜査官だからこそ出来たのかもしれないが、こういった矛盾がまた面白い。「お前だから許せる」というレフティの言葉がとてつもなく重く感じられる。本来ならば、マフィアの中では“駒”として生きなくてはいけないが、逆にFBIの中で“駒”として生きており、マフィアの中では“仲間”として生きている。レフティとは親友や親子のような絆を築けたが、FBIではメダルと現金のみという締め括りも皮肉めいている。成果をあげた捜査ではあったが、何かがおかしいと投げ掛けているようだ。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2009-12-13 22:29:28)(良:2票)
2.  ブギーナイツ 《ネタバレ》 
アンダーソン監督は素晴らしい才能の持ち主だと分かる作品だ。 凡人の監督が本作を監督しても、これほど面白い作品には仕上がらないはずだ。 独自の世界観や映像を追求するだけではなく、王道的な“流れ”をきちんと踏まえている点も好感がもてる。 「導入」→「成功」→「綻び」→「失敗」→「再生」という非常に分かりやすい流れを辿っている。 自分らしさを上手く出しながら、観客が楽しめる作品に仕上がっているのは流石だ。 また、驚異的なのはバランスの良さだ。 これほど多くのキャラクターがいるのに、どのキャラクターも光を放っている。 そして、どのキャラクターも心の闇が映し出されている。 しかも、主人公をないがしろにするわけでもなく、主人公にも完全にスポットを当てているのが恐ろしい。 2時間掛けても1人のキャラクターすら描くことができていない作品が多いのに、これほど多くのキャラクターをきちんと描くことができるというバランス感覚のよさは素晴らしい。 そのキャラクターを演じた俳優陣も凄い顔ぶれだ。 当時はそれほど有名ではなかったのかもしれないが、これほどのメンバーが一同に介するとは驚きだ。 素晴らしい作品だが、あえて文句をいえるとすれば二点ある。 一点目は、監督と主人公の仲違いの理由がイマイチなのが、ややもったいないところだ。 単に横柄な態度によることで仲違いになるのではなく、もうちょっとドラマティックな展開でもよかったのではないか。 例えば、芸術性も何も理解していないのに、芸術性の違いによって監督と衝突させてみたり、ビデオ参入を決めたことに対して抗議したりというような展開でも面白いだろう。 作品が素晴らしいのは“スターである自分”が出演しているからであって、監督を含めて、その他は無用の存在という思い上がった姿勢をもうちょっと違う角度から描いて欲しかった。 二点目は、偽クスリを巡る銃撃戦があったが、あの部分は蛇足気味のような気がする。 主人公が駐車場でボコられて、監督に謝罪するという流れでも話はすんなりと通るのではないか。 一方、監督側の方も、企画モノの撮影の際に素人をボコボコにしたことで監督の傷も浮き彫りになっていたところである。 両者の傷が上手く融合することで、仲直りというクライマックスに持っていくこともできる。 あの爆竹が鳴る家の銃撃戦を挟むと、やや流れが悪くなったという印象を持った。
[DVD(字幕)] 7点(2008-05-19 22:30:22)
3.  ブレア・ウィッチ・プロジェクト 《ネタバレ》 
アイディアと演技とやる気さえあれば、金を掛けなくても良作を撮れるという一例だ。 完全にフィクションと分かっていても、ドキュメントと勘違いしてしまうような臨場感や設定を評価したい。 夜襲などはあったが、下手にイベントやストーリーを付けずに、“得体の知れないもの”に対する恐怖感のみで、90分程度を乗り切った演出の努力も認めたいものだ。 目に見えるものを描くのは簡単なことだが、目に見えないものを描くのは、それほど簡単なことではない。 訳の分からないオチの付け方も逆に良いのではないか。 あれよりマトモなオチの付け方も考えにくい。 “訳の分からなさ”が鑑賞後にも、尾を引くように計算されていると思われる。 もし、仮にラストでウイッチが実体を表して、彼らを襲うというようなオチを描けば、恐らく興が醒めていただろう。 最初から最後まで、いっさい実体を表さないのは悪くないアイディアだ。 きちんとした実体を描くのがどちらかといえば“アメリカ式”(具体例:殺人鬼・ゾンビ)であり、こういった実体を描かない手法は、イメージとしては“東洋式”(具体例:幽霊・呪い)のような気がする。 日本ではこういった手法による恐怖は好まれるかと思ったが、意外と評価が低いのは意外だった。 低評価をした人を非難するつもりは全くないが、ぶち切れるほどの酷さや手抜き感、オフザケ感は感じられなかった。 カメラの揺れが生理的に合わないという点もあるのだろうか。 「凄い凄い」と騒がれて、ブームに乗って鑑賞したら、「なんじゃこりゃあ~!」という内容だったので、拍子抜け感や裏切られ感が強かったのかもしれない。 ミニシアターで「知る人ぞ知る作品」として本作としては扱われた方がよかっただろう。 メジャーになるべき映画ではなかったかもしれない。
[DVD(字幕)] 7点(2008-04-03 00:29:49)
4.  ブラッド・シンプル ザ・スリラー 《ネタバレ》 
「ブラッドシンプル」は、バーテンの黒人を除けば、主要メンバーは4人のみというシンプルな映画となっている。 構造としても、単なる不倫を巡るトラブルというシンプルなものとなっている。 しかし、シンプルなはずなのに、何もかもが複雑化しているという面白い映画だ。 主要メンバーの4人とも何が起こっているのかを全く理解していない点が面白い。 探偵は、ただ金が欲しかったという動機だろう。 そして、無くしたライターを不倫男に奪われたと思って、取り返そうとしているだけだ。 不倫された店主は、殺しを依頼したはずなのに逆に殺されようとしている。 しかも、目の前には銃を発射した探偵ではなく、憎い不倫男がいる。 ひょっとしたら探偵と不倫男がグルだったと思って、彼は死んでいったのかもしれない。 不倫男は、女が夫を殺したものと思い込み、全てを丸く治めようと奔走して疲弊し切っている。 すべて女のためにしたはずなのに、女はトボけて真相を話そうとしない。 やはり夫が語っていたように、利用されただけなのかと疑心暗鬼になっている。 女は、何が起きているのかさっぱり分からない。 不倫相手が夫を殺そうとしたと思っているが、逆に最後には夫が自分達を殺しに来たものだと思っている。 見事なまでの複雑さだ。 脚本の上手さを感じられる。 果てには3人が死んでしまい、この事件の真相を知るものは誰一人として残っていないのも面白い。 そして、注目すべきはやはりコーエン兄弟の演出としての手腕だ。 3発の銃弾によって緊張感が見事に高められている。 また、見事な撮影方法にも魅了される。 例の銃弾の跡のシーンだけではなく、光と影の使い方が実に上手い。 実体が見えない“影”に、見ている者も怯えるものとなっている。 さらに、足元からじっくりと映し出す独特の撮影方法もより緊張感を高める効果を発揮されている。 畑から走り出す車の美しさ、ラストに死にゆく探偵が見たもの、何もかもセンスの良さが感じられる作品となっている。
[DVD(字幕)] 8点(2008-03-16 02:29:33)
5.  ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版> 《ネタバレ》 
リドリースコット監督は、ディカードを「レプリカント」として描きたかったのかもしれない。しかし、個人的にはディカードを「人間」と捉えた方が面白い解釈ができるのではないかと思う。というのも、本作では「人間」と「レプリカント」とが実に『対比』的に描かれていると思う。 「自己及び愛する者の命」のともし火がまさに消えようとしているレプリカントは必死になって、「命」を延長しようとする方法を探っている。この世界では、「命の重さ」を知っているのは、人間ではなくレプリカントではないか。「人間」は与えられた命の重さも考えずに、「目的」もなくただただ漠然と生きているだけである(ディカードのような)。そんな「人間」であるディカードに対して、「命の重さ」を教えてくれたのがレプリカントのロイではないだろうか。ディカードとロイの最後の追いかけっこは、「死にたくない」とディカードに必死にさせることにより、「命の重さ」をディカードに知らしめようとしている。まさにレプリカントが体験している「寿命(時間)」との追いかけっこを、「人間」であるディカードに体験させているのではないか。ディカードを「レプリカント」と捉えるとこのような見方ができなくなるので勿体無いと思う。 そして、「人間」であるディカードはレプリカントから教わるだけではない。レプリカントのレイチェルに対して、「感情の表わし方」を教えている。感情を上手くコントロールできず、表現できないレイチェルに対して、「愛情の示し方」を教えたのはディカードだろう。やがて「愛情」は「生きる希望」に繋がり、レイチェルもまた「命の重さ」を実感できるはずだ。 「人間」が「レプリカント」に教えられることがあるのと共に、「レプリカント」に対して教えることもある。これこそ人間とレプリカントの「共生」(最後のディカードとレイチェルの逃避行)に繋がるのではないか。「レプリカント」は、過酷な労働を強制するために創られた道具でも、狩られる対象でもなく、近未来では「人間」と共に生きる「パートナー」となるというメッセージが込められているのではないか。また、ディカードがレプリカントだとすると、最後のロイの独白が意味をなさなくなってしまう。過酷な生き方をしたロイがレプリカントにそんな話をしても、ただの内輪話であるだけで意味をなさない。あれは「人間」に対して語られなくてはいけない内容である。
[DVD(字幕)] 8点(2006-08-30 23:07:18)(良:2票)
6.  ブロードウェイと銃弾 《ネタバレ》 
これほどまで優れたコメディの脚本は、そうそう見当たらないだろう。アカデミー賞のオリジナル脚本部門では、「パルプフィクション」に破れたものの、他の年ならば確実にアカデミー賞ものの代物だ。自分は脚本に対して、結構口を出すタイプだけれども、この脚本には口を出しようがない。それほど完璧な脚本だ。 これほどの脚本を書けるウディアレンは紛れもなく、本作でいうところの「天才」であり「アーティスト」なのだろう。しかも、本作だけではなく、「アニーホール」といった本作とは別タイプのコメディや、シリアスドラマの「インテリア」や、「マンハッタン」といったラブストーリー、「重罪と軽罪」といった奥の深い作品までも描けるという懐の深さ、引き出しの多さには改めて驚かされる。 その完璧な脚本を完璧に演出している。 コメディとシリアスの比重、重さと軽さ、深さと浅さのバランスが実に絶妙に演出されている。主役だけではなく、脇役のキャラクターも生き生きと描かれており、輝きを放っている。三人の俳優をアカデミー賞助演候補に送り出しているのが、まさにその表れだろう。 主演のジョンキューザックもギャングの家の中ではかなり笑わせてもらった。ただ、冒頭はもうちょっと威厳のある感じ、自信に満ち溢れている感じを出した方が、ラストとの落差が感じられて良かったのかもしれない。 テーマとしても、「アーティスト」とはいかなる存在かということがきちんと描かれている。 一切の妥協を許さず、自分の作品に命を懸けるのが「アーティスト」なのだろう。 自分が死ぬ間際までも、自分の作品のことを考えて、「最後のセリフを~に変えろ」と言って死んでいったチーチの姿には、ユーモアさと同時に、「アーティストとはこうあるもの」という深さを表している。 一方、金のためにオリーブを起用しなければならないという条件で妥協したデビッドは、既に始めの段階から、真の意味の「アーティスト」ではなかったのだろう。 ただし、自己の作品のために妥協を許さず、身を滅ぼしていく「アーティスト」のチーチと、自分に見合った人と小さな幸せを得るデビッドでは、どちらが本当に幸せなのかということも考えてしまうオチになっているのも面白い。
[DVD(字幕)] 10点(2006-08-17 23:01:41)(良:4票)
7.  フォロウィング
何もかも素晴らしい作品と言ってよいだろう。 世に言うインディペンデンス映画は、その内容の奇抜さがクローズアップされるが、これは奇をてらっているだけではない紛れも無い本物の映画だ。 サスペンス的なストーリー展開の面白さもさることながら、時間軸をずらしながら論点をぼやかしながら、徐々に全体像を明らかにしていく手法は見事である。 また、数少ない登場人物についても、彼または彼女の部屋を見せることによって、その人物について雄弁に語っているのである。 部屋を見れば何もかも分かる、これは確かに誰にでも当てはまることではないか。 このように、きちんと人間の本質を描こうと努力している点をなによりも評価したい。 また、全く関係のない赤の他人である第三者を特別の存在と感じて、その人物がどういう人間なのか、彼または彼女の生活あるいは感情を知りたいと思うのは、ある意味において「人間」としては普通な感情ではないかと思う。 そのような一般人が持ち得る感情を使って、ストーリーを描くことによる効果は、ストーリーを観客にとって、より身近に感じさせるという利点がある。 また、「ハコ」の扱いについても同様だろう。 人間は確かに誰しも「ハコ」を持っている、秘密の「ハコ」を。 ある人間にとっては、「金庫」という「ハコ」かもしれないが。 第三者にとっては、取るに足らないモノであるが、当人にとってみれば、何かしらの意味があるものが詰まっている。もう少しこの当人にとって大事なものと失って気づく大切なものという視点があればより深い世界を描けると思うが。 
[DVD(字幕)] 8点(2005-06-05 13:35:25)
8.  フローレス
ゲイと麻痺のために障害を負った者という組み合わせは実に興味深かった。 いわば二者とも一般の社会とは少々距離が出てしまう存在。 しかしゲイのホフマンは前向きに明るく、そして夢を持ちながら生きている。 映画でも言っていたが、彼の生き方は本当に勇気が必要だと思う。 一方、デニーロは障害を負う前は、ほぼ街の人気者で、ヒーローとしての扱いであり、女にも苦労はしなかったはずなのに、障害を負ったため、自殺を考えたり、人生から逃げ出そうと考えている。 しかし、自殺をする勇気はなく、結局、周りとは距離を置き、壁を作るという始末。 障害を負う前は、娼婦やゲイを毛嫌いしていたデニーロだったが、障害によって、多少ミスマッチな二人の出会いが彼を徐々に変えていく。 ホフマンの逆境の人生や運命にあえて楽しむながら挑戦していく姿や自分の真実を嘘を付かずに受けいれようとする姿勢にデニーロの心も少々動かされていくのが良かった。 途中のデニーロは酷かったからね、特にティアに対しては。 障害者を憐れに思っているのは他でもない自分自身だったのだろうと感じられた。 デニーロだけでなく、自分もホフマンの自分自身に誇りを持つという生き方は学ぶべき点は多かったと思う。 まあ、金がどうしたとかあの辺はオマケみたいなものでしょうね。 
6点(2005-01-16 22:56:21)
9.  フォーリング・ダウン
ロールプレイングゲームのように古い武器を使って、相手を倒して、更に良い武器を手に入れていくというのは面白いのだが、主人公のキャラクターがやや中途半端な印象を受ける。 主人公は離婚や無職のためにあんなに精神的に病んだ人間ではなく、どこにでもいる普通の男の方が良かった気がする。 ただ単に離婚した妻の所にいる娘にプレゼントを渡したいだけだったのに、周囲の誤解などの運命のいたずらにより、また社会に対しての様々な苛立ちのために切れてしまって、どんどんと転がり落ちる人生の方が面白い。タイトルもそうなっているだろうし。 融通の利かないバーガー屋や予算消化の道路工事、携帯が普及して今ではそんなこともなくなったが、何を考えて待っているか分からない公衆電話を待つ人間にはやや納得が出来ても、ゴルフ場での騒動や韓国人店主には少し理解に苦しむ。 まあコンビニで120円の缶コーラを買おうとしたら150円ですと言われたら、やっぱり切れるかな。
3点(2005-01-16 18:27:27)(良:1票)
10.  プレデター2
名作の「1」とは打って変わって悪趣味かつB級な続編になってしまったな。 しかし、新種の武器とラストだけはなかなか評価できる点はあった。 前作はハンターの美意識の高さがたたり、たまたま偶然にシュワに負けたような結果だけど、 今回はガチンコで一人のおっさんに負けたような気がした…。 優秀なハンターであり最高の戦士と思ってただけに残念。 既に銃を何発もぶち込まれて、片腕がないのではしょうがないか。 今回で相手が銃を持っていて、争いがある現場を選んで登場するという ハンターのポリシーが感じられたけど、いきなり地下鉄の中に登場したり、墓場とか、交渉に行ったギャングのボスがいる所とかあらゆる場所に出没する姿にはだいぶ違和感を感じる。 更に、あんなおっさんを主人公とせずに、プロのハンターであるプレデターにはそれにふさわしい相手が必要だったかもしれない。 あんな間抜けなFBIじゃなくてね、でもそれだと前作とあまり変わりなくなるかな。
4点(2004-12-19 01:37:05)
11.  フォレスト・ガンプ/一期一会
始めの頃は何とも思わなかったけど、後半に行くにしたがいどんどんと引き込まれていく。 見終わった後は本当に素晴らしい映画だと感じた。 「運命」と「愛」という難しい二つのテーマを溶け込ませた本当の傑作。 「運命」には、定めという性格がある、その一方で、風にのってたださまようという性格もある。 その二つの性格をもったものが「運命」ではあるが、結局は自分の運命は自分で見つけ、決めることが必要というメッセージを受けとめた。 確かに人生はチョコレート箱のようなものだろう、個人的にはビックリ箱のように思っているが。 映画の中の人生だけでなく、自分の人生もどう転ぶかは誰も分からない。 他人からは平凡の人生に見えても、他人には分からない大きな山がいくつもあるし、日々の営みには色々な出来事がある。 だから本当に人生は面白いし、後悔しないように必死に生きようとするのだろう。 「愛」について何も知らないとジェニーに始めの頃、フォレストは言われていたが、「愛」について誰よりも知っている男がフォレストだろう。 ジェニーへの想いが彼を支え続けた。そしてジェニーも彼によって何度も支えられていたと感じた。 この映画には「画」の撮り方に随所に素晴らしい面が見受けれれたが、その効果が「君もいたよ」という短いセリフに現われた。 「あの美しい景色を自分は君を想いながら眺めていた。そして一緒に見ていたように感じていた。」という想いが伝わる短いながらも最高のセリフだと思う。 人生に行き詰まった時があったら、もう一度見てみたい。そんな映画に巡り合えた気がした。
10点(2004-11-23 22:23:05)
12.  フォー・ウェディング
ラヴアクチュアリーの原型とも言える作品、ラヴアクチュアリー見る前に見たかったな。イギリス映画らしく、愛と暖かみとユーモアと音楽に溢れた創りになっている。 4つの結婚式と1つの葬式と1回のデート?という創りにアイデアの良さを感じるし、今度は誰がくっつくのかなと思ってたら3回目から思ってもなかった直球で来るとは意外だった。 結婚式の度に会って、その二人の接し方が微妙に変わっていく様が実に面白い。 ヒュ-グラントは好きな俳優ではないけどこの役は良かったな。真実の愛を求めながらもそれに悩み、結婚という現実に向き合えずにいる男、言いたくても言えない想いを感じさせてくれたいい演技だった。 結婚にこだわらないラストというのも結構新鮮だった。そういうのにこだわるから上手くいくものもいかなくなるのかなと感じさせるし、恋愛なら問題ないけど現実に結婚となると中々色々難しいからね。
8点(2004-08-08 16:20:38)
13.  プレタポルテ
ちょっとまとまり感が悪いような気がした。 これは、恐らくマスコミ等のファッションに振り回されるファッション業界を完全に皮肉っているのであって、ファッションそのものを否定しているわけではないからだろう。 これだけ多くのデザイナーが協力して作られているわけだから。 しかし、ラストのショーを見る限りファッションそのものにも何らかの問いかけをしているのも事実。 方向性を見失いがちなファッションの在り方を「裸」という原点に戻ったことで何が大切なのかを考えざるを得なかった。 この映画の中で一番美しいショーはあの裸だったからなあ。 「何を着るかではなくてどう着るか」ファッションは深い。 本物のデザイナーにまぎれて、ラガーフェルドやガリアーノ、昔のマックイーンに似ている人が出てるのが面白い。
5点(2004-07-25 02:48:32)
14.  ブレイブハート
愛する人と平和に静かに暮らす自由を求めて戦った男たちの情熱を感じる。 友情や裏切り、それぞれの立場の複雑な想いが描かれており、特にブルース親子の二人の立場の関係がストーリーをより面白くしている。 ラストも「自由」のために殉死したウォレスの意思が引き継がれていく想いを感じ、何のために戦い、何のために死んだかがより明確になった。
9点(2004-04-30 16:18:11)
15.  ファーゴ
評価はやけに高いけど、何回観てもピンとこない映画です。 メイシーの楽観的で何も考えてない浅はかな振る舞いにより引き起こされる悲劇と人生の転落劇。二組の夫婦を描くことにより人間の愚かさと幸せをテーマにしているとは思うけど。足りない部分を補うのが人間や夫婦ということなのかな。 ブシェミがどこ行っても、「とにかく変な顔だった」と一言で片付けられてしまうのは面白いが。
7点(2004-04-11 02:04:42)(笑:1票)
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