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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2290
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ブラインド(2011) 《ネタバレ》 
 めちゃめちゃ怖い幽霊ものかと思っていたら全然違いました。  韓国お得意のサイコパスサスペンス。いや、本当にサイコパスをやらせたら韓国の右に出るものはいませんね。  主演のキム・ハヌルはなんとなく堀北真希に似ていて親近感が湧く。  大泉洋を連想してしまうチョ刑事がユーモア担当で、ホラー色の強い今作の良い緩衝材に。  ス・ユンホが演じるギソプも登場時こそイメージが悪かったのですが、実は良いやつっていうギャップが良い。  そしてなんといっても盲導犬のスルギが最高にかわいい。ラブラドール好きなんですよねー。  スルギも含めキャストが凄い良い。  そしてストーリー。シナリオが作りこまれていて、でもそれでいて難解でなくわかりやすい。電車内での追いかけっこなんか本当に演出からストーリー運びから最高によくできています。  そして意外性。まさかスルギやチョ刑事が犠牲になってしまうなんて誰も想像できないでしょう。これは衝撃的でした。  こうなってくると主人公死亡のバッドエンドもありうる。なんといっても主人公は冒頭、自分の過失で幼馴染を死なせてしまっています。その報いを受ける可能性だってあります。だから最後まで緊迫感が途切れません。  まあ最後はなんだかんだで一応ハッピーエンドにおさまるわけですが、冒頭で死んじゃった彼のことを考えるとスアだけが幸せになるのはなんかちょっとだけひっかかるものがなきにしもあらず。まあ3年間苦しんできたわけだしね・・。  それにしてもチョ刑事に対する扱いがひどい。せめてみんなが驚いたり悲しんだりするシーンを入れてほしかったです。  
[DVD(字幕)] 8点(2022-03-25 15:31:03)
2.  ファインディング・ドリー 《ネタバレ》 
 前作で、そのうっとうしさに少々苦手なイメージがついてしまったドリー。  今作は主役。多少の不安を抱きながら、おそるおそる鑑賞。  結果、うっとうしさは相変わらずのドリーですが、健気に両親に会いに行こうとするその姿、凄く良かったです。  声優さんの力によるところも大きいのですが、小さい頃のドリーが本当にかわいくて、ますます感情移入しちゃいます。  ストーリーは単純明快ですが、二転三転する情報により、『結局ドリーの両親はどこにいるんだ?』っていうプチミステリーの要素があって面白い。  そして魅力的な新キャラも登場。  眼が悪いジンベエザメのディスティニー。エコロケーションが使えないシロイルカのベイリー。海が怖いタコのハンク。  うーん、さすがディズニー。誰も彼もが愛すべきキャラに仕上がっていますね。  そして言わずもがな映像のクオリティの高さ。ついにここまできたかというビジュアル。  特に水面、そして『水面から見る地上の景色』は実写と見紛うばかり。更にはオープンオーシャン(大水槽)を遠景で眺めたときの画は言葉にならないくらい美しい。  ラストがちょっとひっぱりすぎですが、ドリーが貝殻を見つけてたどっていくシーンは文句なしに感動のシークエンス。  こんなに完成度の高い名作なのに、タコのハンクがベビーカーを走らせたり、トラックを運転したり、行き過ぎた擬人化がとても残念。興が冷めちゃいます。  あくまで『魚達の世界』の限界を超えない範囲で、夢のあるアドベンチャーを見せて欲しかったですね。  『何でもアリ』ってゆうのは、少なくともこの作品には相応しくなかったと思います。
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2017-05-16 01:17:39)
3.  舟を編む 《ネタバレ》 
 辞書を作る話に2時間。・・・どんなものかと思いましたが、静かながらも熱く真剣な気持ちが伝わり続ける、力強いドラマに感動。日本の映画の良さが全部出ているのではないかと思っちゃうくらいの味わい深さでした。  馬締君も香具矢ちゃんも、出演者の皆様それぞれが地味ながらもすごく良い味をだしてくれているわけですが、なかでもとりわけオダギリジョー演じる西岡さんが最高に好きですね。  「映画ってやっぱり楽しくなきゃね!」と思っている僕にとっては、西岡さんがからむたびに映画館でおこる笑いが心地よく、それでいて彼が泣くシーンにはこちらも胸を打たれてじーんとしちゃいました。  また、「まじめっておもしろい」の映画のキャッチフレーズ通り、確かに「まじめ」もつきつめれば良い意味で面白い。正真正銘の真面目さから生み出される面白さというものをしっかり堪能させてもらいました。  いや、この映画は本当に良かったです。  この映画を観て元気づけられる人って、世の中にいっぱいいるんじゃないですかね!日本人の良さって、何と言っても「まじめであること」だと思うんです。そしてやっぱり「ものづくり」にかける誠意や熱意だと思うのです。  もともと日本人が持っている良さってものを、辞書作りとそれに携わる人達のドラマを通して再認識させていただきました。
[映画館(邦画)] 8点(2013-05-31 03:08:26)(良:3票)
4.  プロジェクト・アルマナック 《ネタバレ》 
 結構サスペンス色強めです。  流行りのPOV方式のモキュメンタリーな雰囲気の作品。  当然BGMなどはありません。  このリアルな質感、嫌いではないです。  主人公のデヴィッドも含め、基本的にやばいやつは出てきません。こーゆータイプの映画は暴走する人が一人くらいいそうですが、今作では主人公がちょっとやらかしちゃうくらいです。  基本みんなまとも。どちらかと言えば頭が良いひとたち。  そんな頭が良くて、オタク気質な3人がタイムマシンを作っちゃうお話。  スクールカーストでいけば、おそらく底辺にいる人たちなんだろうなぁ。  その3人のなかでも、主人公は割とイケメン。その妹も明るくて美人。ヒロインよりも妹のほうがかわいいくらいです。妹は撮影係なので、他の人に比べると露出控えめなのがもったいない。  そんな3人がタイムマシンを作っちゃったことで、学園のマドンナと仲良くなっていくのもお約束ながら楽しい。青春ものは嫌いではないので、前半から中盤までは楽しく見られました。  過去に戻れたらやってみたい。ちっちゃなことからおっきなことまで、結構幅広くやってくれたのは楽しい。  雲行きが怪しくなってくる後半。  過去を改変したことで、現在に影響が出始めます。  もちろん悪い影響が。バスケ部が廃部になったり。飛行機が墜落したり。  いわゆるバタフライ効果が出始めるのです。  このころから主人公のルール破り、スタンドプレーも出始めて、状況は悪くなる一方。  1人でタイムトラベルしちゃうから、現在に戻ってきた主人公は結果はわかってもそのプロセスがわかりません。  原因を突き止めようと焦りますが、当然うまくいきません。  この最後のたたみかけが、エンターテイメントを重視したためか、雑で分かりにくくて説明不足で不親切。  父親とのやりとりの結果、結局どうなったのか私の頭では???  最後もうすこしわかりやすい着地点がほしかったです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-05-13 03:25:45)
5.  武器人間 《ネタバレ》 
 タイトルからすごくふざけた映画だと思っていたのですが、超真面目。  いや、ふざけた映画ではあるんですが、超真剣にふざけているという感じ。  最初の30分くらいは武器人間出てこないんですけどね。どーでもいい仲違いを見せられるだけ。少々かったるい。でも何か出てきそうな不安感は常にある。なにせ戦時中で敵地。いつ何が出てきてもおかしくはない緊張感があります。  突然でてくる謎の生物。なんだこいつは、人間なのか?尋問しようとする隊長がいきなりやられちゃうのはお約束。  隊長が離脱したことで、さらに隊はバラバラに。いがみあい、対立しあい、パニックに。そこに武器人間投入。  思っていたよりオーソドックスなストーリー展開かも。毛並みは違いますが、どんどんエスカレートしていく感じはグレイヴ・エンカウンターズに似ているか?  そして武器人間の質感がリアルでまた良い。レパートリーも豊富。手が武器になっているものが多いけど、頭がトラバサミやプロペラになっちゃっているものも。銃器じゃないっていうのが、また良いですね。よくわかっていらっしゃる。ホラーはやっぱり刃物と鈍器。  途中から仲間に見放され、ディミひとりに。こっからは完全にお化け屋敷アトラクション。なんかのアーケードゲームのデモを見せられているよう。臨場感あって、私は好きですけどね。これには賛否ありそう。  仲間たちも、途中で遭遇する看護師や敵の兵士や少年なんかも、あっという間にやられちゃう。はっきり映像で見せられたわけではないですが、おそらくやられちゃったのでしょう。  武器人間にやられちゃうところを映像で見せてくれない。音と雰囲気で察しろって感じ。  それがあんまり多くて、状況の全体像がつかみづらいのがやや不満ですかね。  まあ、どんな撮影方式も一長一短ってことなんでしょう。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-04-07 03:28:33)
6.  プレーンズ 《ネタバレ》 
 やっていることはカーズとほぼ同じ。  レースに憧れる農薬散布用の飛行機が、本当に世界一周レースに出ちゃって、優勝しちゃうお話。  仲間がいて、師匠がいて、ヒロインがいて、ライバルがいる。  何から何までカーズと同じ。特訓するノリまですべて同じ。  ・・・・でもなんだろう、ダスティのキャラが個人的にかなり気に入ってしまった・・・。素直で正直で、そして善人。とにかく見ていてホッとします。あまりに毒が無さすぎて、つまらないと感じる人もいるでしょうが、なんだかダスティが愛らしすぎて癒されてしまいました。どちらかというと、カーズよりも、よりストレートな作風のこちらのほうが自分の好みには合っていたようです。  それに、車もいいんですが、どうやら私は空を飛ぶシチュエーションが好きみたいです。  アニメーション、ばっちり。本当に自分が飛んでいるかのように錯覚する画作り。トンネルや荒れ狂う大海原のシーンはスリル満点。特に、海のシーン。高波にのまれちゃうところは本当に怖かった。ディズニーのアニメーションは本当にレベルが高い。  レースに勝ちたい。決められたこと以外のことも自分はできるんだと証明したい。そんな誰よりもレースにこだわるダスティが、困っている飛行機がいると迷わず助けにいってしまう。自分の事より人のことを考え、周りの人たちの手助けをし、仲間が増えていく。最後はその仲間たちに助けられ、遂に優勝してしまう。  ありきたりで王道。安直なサクセスストーリーだっていいじゃない。アニメなんだから。  傑作とまでは言えないかもしれません。ですが間違いなく良作アニメーションだと言えます。ってゆーかこーゆーの好き。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2023-05-27 01:57:17)
7.  ファインド・アウト 《ネタバレ》 
 警察があまりに無能すぎて、『ドキドキ』『ハラハラ』より『イライラ』が勝っちゃう映画。  当時、ジルがどーゆー状況で発見されたかはわからない。  ですが誘拐された本人が、命からがら逃げだして、被害を訴えているにも関わらず、虚言扱いして強制的に精神病院送り。いやいや、いったいいつの時代の話ですか。だから途中までは、犯人どころか、妹モリーの存在さえ主人公ジルの妄想だと思っていましたよ。  でも、ジルの言っていることは正しかった・・・・。ええ~(-_-;)。じゃあ警察がダメすぎでしょう。小娘一人が警察に追われながら四面楚歌状態で、それでも突き止められる犯人を見つけられない。いや、それどころか、事件の存在すら気付かないなんて。ポンコツにも程があります。  ・・・・・・・とまあ、散々悪く言いましたが、映画そのものはとても面白い。  警察に捕まるんじゃないかというスリル。いつ犯人に襲われるかわからないスリル。どちらも丁寧に描かれていて、なかなかの緊張感を堪能できます。  欲を言えば、ラストはもう少しだけ溜飲が下がる何かが欲しかったかな。  後になって写真を送り付けるぐらいなら、家に戻ってきたときに刑事たちに写真をたたきつけてほしかった。そこで何も言えない刑事諸君に、『犯人なんていないわ。全部私の妄想だから』って言えば、より一層皮肉が効いたのに。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-05-22 03:52:03)(良:1票)
8.  V/H/S ネクストレベル 《ネタバレ》 
 オムニバス形式の映画にしては、1つ1つの作品の完成度は高め。  やたら酷評された1作目。評価の高い2作目。  両方見ましたが・・・そんなに1作目悪くなかったかも。まあ確かに賑やかなのはこちらかもしれませんが。  個人的に好きなのは1番目のエピソード。ショートなのでただのお化け屋敷になっちゃってますが、このアイデアだったらドラマにだってできそうです。義眼をつけると霊が見え、耳だったら霊の声が聞こえる・・なら義手だったら見えないし聞こえないけど霊に触れる、みたいな。チームを組んで霊がらみの事件を解決していく、みたいな。ほら、連続ドラマにできそうでしょ。  2番目のエピソードは怖くはないし、バカバカしいけど、最後まで見るとドラマがあります。こーゆー切なさを感じさせるゾンビもの、いーなー。自殺するゾンビって、今までありそうでなかったんじゃないですかねー。ゾンビになるまえに自殺する人はいっぱいいますけどねー。うん、やっぱゾンビものは人間視点でサバイバル感を感じさせてくれるもののほうが好きです。  3番目はテイストがややゾンビとかぶっているんだよな~。お化け屋敷やグロいのが好きな人は普通に楽しめます。  4番目が一番だめ。暗い。アップばかり。そして暗い。何が起こっているのか全然わからん。  霊、ゾンビ、悪魔、う~ん、最後宇宙人いっとくかー ・・・・・なんて安直な・・・。
[DVD(字幕)] 7点(2023-03-30 19:59:14)(良:1票)
9.  V/H/S シンドローム 《ネタバレ》 
 オムニバス形式のホラーは嫌いではないです。  1話1話のテンポが速いのが良い。すぐ何か起こるし。いろんなストーリーを見られるお得感もある。  ですがここでの評価が低かったので、期待はしていなかったのもまた事実。  結果、はっきり言ってそんなに悪くなかったです。  特に1話目、4話目、5話目がお気に入り。  2話目は…ちょっとだるい。まさか婚約者が・・・っていうオチは良かったのですが、そのオチのためだけに少々ひっぱりすぎ。  わずか25分くらいなのに、ずいぶんと長く感じたものです。  3話目は、相手が何者かわからん。主人公らしき女の子が何をしたかったのかがわからん。  友人たちをまきこんで、結局自分もやられちゃって。いったいどーいう結果が彼女にとって正解だったのか。  5話目はハロウィンパーティーに行ったら本物のお化け屋敷だったっていう話。  プロセスは良いんですが、オチは気に入らないかな。  たとえおばけとはいえ、自分を助けてくれた相手に対してあの仕打ちはないんじゃない?人の善意をふみにじるかのようなオチはたとえホラーでも好きじゃないっす。  さて、POV好きな私。手ブレ全然OK。  そんな私が辟易するほどひどい手ブレがいたるところに。苦手な人にはおススメしないです。
[DVD(字幕)] 7点(2023-01-16 06:21:22)
10.  フライトナイト/恐怖の夜 《ネタバレ》 
 オリジナルを見たのが随分まえなので、細部は覚えていないのですが、こっちのほうが面白い。  まず映像技術の進歩によって、オリジナルよりエキサイティングなホラーアクションとなっています。  もっとおふざけでユルい感じのイメージだったのですが、意外と真面目な作りこみが私好み。  隣人の怪しい奴が、まんまヴァンパイアっていうのは今どきめずらしい。これがリメイクものの良さですね。古き良きものを最新技術で仕上げてくれる。嬉しいじゃないですか。まあ、もう少しだけ『人間?ヴァンパイア?どっち?』っていう疑心暗鬼な楽しみがあっても良かった気はしますけど。  そしてヒロインがかわいい。これはポイントが高い。しかもいい娘。この娘と主人公の青春ものとしても面白い。  早いタイミングでヴァンパイアの正体を明かし、映画の大半をヴァンパイアとの攻防に費やす。この潔さが好き。  ものすごくシンプルで驚くほどヒネリのないストーリー。  十字架も聖水も杭も太陽の光も全部効く。だから戦える。  ヴァンパイアの家から脱出するときのシーンはすごくハラハラできて、ホラー映画としてもちゃんと楽しめます。  気になったのは、主人公がエドの話を信じるきっかけになった動画。ヴァンパイアの姿が映っていないのに、車が停まってドアが開く動画。これを他の人に見せればすぐに信じてもらえるのにそーしない。  で、写真、ムービーには姿が映らないのに、防犯カメラにはしっかり映るヴァンパイア。  まあ、そんな細かいところはどーでもいいか。  それにしても親友二人は復活せず。かわいそうに…
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-11-23 02:46:17)
11.  プリースト 《ネタバレ》 
 えらく評価が低いようですが、個人的にはこーゆーの好き。大好きではないが好き。  アクション型SF好き。ホラータイプのSF好き。わかりやすいSF好き。  やたらごちゃごちゃした設定やルールが氾濫する昨今、こーゆー何も考えずに楽しめるSFは貴重です。  ただいろいろと惜しいなーと思うところはあります。  例えば3人のプリーストVSラスボスのバトルを省略しちゃうっていうのはいただけないです。  それからプリーストが常人とは比較にならないくらい強いのかと思いきや、ちょっと身体能力が高くて腕がたつ程度。特別感がいまひとつです。最終決戦の前に、もう少しプリースト側の見せ場があると良かったかもしれません。  続編作る気満々の終わり方をしていたので、もしかすると出し惜しみしちゃったのでしょうか。  最近は続編とか二部作とか三部作とか、本当に多くなりました。それ自体は否定しませんが、映画を作るときは1話完結で作ってほしいです。その映画に全身全霊を傾けてもらいたい。その結果、あまりの人気に続編を作ることになるのであればそれはそれで良いと思います。ですが最初から続編ありきで映画を撮るのは違うと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-02-23 00:21:33)
12.  ブリッジ・オブ・スパイ 《ネタバレ》 
 実話。歴史。戦争。冷戦。ソ連。東ドイツ。スパイ。こーゆーキーワードがセットになった映画はなかなか見る気がおきません。しかも長尺。いつもだったらスルーなんですが、スティーヴン・スピルバーグとトム・ハンクスの組み合わせに惹かれて見ちゃいました。  やっぱりというかさすがというか、ちゃんと映画になっていました。  ただ事実を淡々と羅列しただけの作品ではなかったです。そこには人の感情があり、生活があり、危機がありました。緊張感と感動を感じられる作品でした。こーゆーストーリーを事実を捻じ曲げることなく、誰が見ても面白いものと感じられる水準にまで高めているのが素晴らしいです。  会社からの命令でソ連のスパイの弁護をさせられることに。アメリカ中を敵にまわす、まさに最大の貧乏クジをひかされたジム。しかし最後にはアメリカの敵からアメリカの英雄へ。アメリカの英雄は言い過ぎかもしれませんが、少なくとも人々の評価は大きく変わったわけです。列車での人々の視線のビフォー・アフターが良い。ちょっとしたカタルシスを感じることができます。  奥さんも良かったですね。急にイギリスに行くことになったと言う夫に対し、何かを感じ取る妻が、無事に帰ってくると約束してというシーンがとても好きです。  また、本題とは関係ありませんが、『あ、多分石が投げ込まれるな』って雰囲気ですぐにわかっちゃったシーンで、石どころか銃が撃ち込まれたのにはびびりました。これも実際にあったエピソードなのでしょうか。嫌がらせで銃を撃ち込む。やはり銃社会が容認されている国は恐ろしいですね。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-12-28 05:37:10)
13.  ファースター 怒りの銃弾 《ネタバレ》 
 兄を殺された主人公。主人公の兄を殺した刑事。躁鬱気味の殺し屋。三者三様。独特のオーラを纏う3人の攻防戦。  もともと復讐ものは好き。自分が普段いろんなことに我慢して生きているからか、怒りを形にしてくれる映画にカタルシスを感じてしまいます。  罠にかけられて快楽殺人者たちに殺されてしまう兄。それは気の毒ではありますが、そもそも銀行強盗なんてしなければこんなことにはなってませんから。残念。自業自得。身から出たさび。同情の余地無しとまでは言いませんがね。  サスペンスやミステリーを見慣れている人にとっては、ビリー・ボブ・ソーントン演じるジャンキー刑事が黒幕っていうのは割りと早い段階で気付くでしょう。サプライズがサプライズになっていないのがもったいない。  イケメンの殺し屋は登場シーンがクール。泥臭い感じの2人とは対象的。涼しげ。なんかこっちのほうが主人公づらしています。正直『もう1人の主人公か?』と思っちゃったくらいです。  で、この人が物語が進めば進むほど、なぜいるのかわからない存在に。ドウェインのライバルとしてアクションを盛り上げるか、ドウェインの味方になって復讐の手助けをするか、もう少し立ち位置をはっきりさせたほうが良かったのでは。  一方的な復讐劇に、ちょっとだけスパイスを効かすという意味では、殺し屋の存在も無駄ではなかったのかもしれません。  劇中で描かれる復讐と、そして復讐される側とのやりとりはちょっと好きです。見応えがあります。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-07-17 11:09:50)
14.  フリークス・シティ 《ネタバレ》 
 人間、ゾンビ、ヴァンパイアが共存している街にエイリアンが襲来するトンデモ映画。  なんですが、ストーリーが割とまじめに作られています。とゆーか、まじめに作りすぎて、前半30分がまあだるい。  特殊な舞台設定を除けば、そこらに凡百とあるティーンの青臭い青春ドラマと変わりません。  それをだらだら見せられるのが前半30分。かったるいですが人間関係や状況の把握はしやすいです。  で、エイリアンがやってきてからが本番。  もともと人間とヴァンパイアは折り合いが悪く、エイリアンがきっかけで本格的な抗争へと発展。UFOが来たのが、お互いの陰謀だと罵りあい、最後は殺し合いを始めちゃう。そしてなぜかそこにゾンビ達も参戦。この人たちは人間を食べにきただけ。もうブラックユーモアにあふれていて、結構犠牲者が出てしまう始末。特にゾンビはひどくて、助けてくれた人だって見境なく食べちゃう。  更にこの殺し合いの最中にエイリアンまで攻撃を開始して、かなりカオス。  そしてなぜか最後は3種族が一致団結してエイリアンを撃退しちゃうっていうお話。  正直、これと同じ映画はまずないと言い切れます。  主人公が実は人間ではなく、4番目の種族だったというサプライズがまた面白い。とは言え、カンの良い人なら主人公の正体は早い段階でわかると思いますが。  グロ映像はありますが、恐怖映画ではありません。  万人に愛される映画とは言えませんが、個人的には好き。  B級好きなら押さえておきたい作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2021-04-26 15:06:30)
15.  BRAVE HEARTS 海猿 《ネタバレ》 
 今までと少しパターンを変えてみた最終作。飛行機の東京湾着水が今回のメインイベント。なかなか壮大でサスペンスフルなパニック映画に仕上がっていると思います。  前作よりは面白いです。2作目には及ばない印象です。  今作では今まで脇に徹していた吉岡(佐藤隆太)にスポットを当てたことで、ドラマ部分の仕上がりがいつもより面白いです。単に私が佐藤隆太を好きなだけかもしれませんが。  相手役の美香(仲里依紗)が結婚を拒んでいた理由が、たいしたことなくて拍子抜け。ただそのときの吉岡のリアクションが面白いので、コメディとして成立しています。いつもクサイ演出一辺倒だったラストにこーゆーテイストをほーりこんでくれたのは良かったです。  つっこみ所は満載。すっかり忘れていましたが、確かに日が沈んでいない。  更には、海に沈んでから、びくともしなかったものが簡単に動いちゃうのは浮力の関係?海に沈むまでは全然脱出できなかったのに、沈んでからはあっさり脱出。  また、水深60m以上の潜水は危険という話でしたが、すんなり潜水して、すんなり作業して、すんなり浮上して、全然危機感が伝わってきません。どうにも肝心なところで演出のつめが甘いんじゃないでしょうか。  時間との勝負のときは手をとめない。そーゆーシーンが出るだけでとてもプロとは思えないので醒めてしまいます。  すべての救助活動が終わったあと、下川さんにやたらクサイ台詞をしゃべらせたのは完全に蛇足。感動を演出しすぎ。欲しがりすぎ。逆になえます。  とまあ気に入らない点をつらつらと述べましたが、人間ドラマとしてもパニックムービーとしても及第点で面白かったのは間違いないです。  
[DVD(邦画)] 7点(2021-04-03 15:00:00)
16.  復讐捜査線 《ネタバレ》 
 緊張感あふれるサスペンス。メル・ギブソン世代なので、彼が頑張っているだけで嬉しい。  今作はエンターテイメント作品というにはストーリーは重いし暗い。タイトルに『復讐』の2文字が入っている以上は、なんらからの悲しいエピソードは予想されるのですが、それにしてもオープニングの悲劇はけっこう辛い。  ただ暗い話ながら、黒幕とは全員きっちりカタをつけるので、復讐のカタルシスは得られます。  そしてすべての真実は新聞社のもとへ。ラストにこのシーンがあるかどうかで見終わった後の感想がまるで変わってくるでしょう。  中盤までは謎ばかり。ヒントも少なめ。ですが最後は点と点がつながって線になり、画になり、ちゃんと全体像をきれいに見せてくれます。  かなり真面目に作られているので、その分ややテンポが犠牲になっている部分があるかもしれません。だれそうになることもしばしば。しかしだれそうになるとショッキングな事件が起きるので、緊張感が途切れることはありません。  小さい頃の娘の幻影がたびたび出てくるのが悲しい。これがドラマとして悲しさや深みを与えています。クレイブンの最期のときには娘が迎えに来てくれるのが救い。  政府側だったはずの証拠隠滅係みたいな人の最期が壮絶。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-09-10 13:33:36)
17.  ブラックパンサー 《ネタバレ》 
 ラストの『ブラックパンサーVSキルモンガー』は、なんか仮面ライダーみたい。  それはともかく、この作品に出てくる脇キャラ、良いです。ナキア、妹、女戦士が特に良い。ブラックパンサーそのものがアベンジャーズのなかではちょっと脇役っぽいのに、それを主人公にする物語なんて最高です。脇役好きの私にとっては嬉しい限りです。  みんな使っている武器が違うのも個性があってgood!多種多様な攻撃パターンが見られて楽しい。特に、ナキアと妹が、キルモンガーと闘うときに使っていた武器がかなりかっちょいい。  外見は発展途上国で農業国。しかしそれは世を忍ぶ仮の姿。先進国も真っ青の、超ハイテク技術国家なのでした。でも王位継承はタイマンで決めるっていう超アナログ。絶妙なアンバランス加減が嫌いではないなー。  とゆーことで、キャラ良し、ギミック良し、舞台設定良しと、なかなかポイント高い作品なんですが、如何せんストーリーがつまらない。ユリシーズ・クロウとバトっているときが一番楽しかったかなー。この人ってエンド・オブ・ゲームで腕チョンパされた人だったんですね。全然気付きませんでした。  うーん、内戦ものってのは、気分的に盛り上がらないものですね。勝っても負けても溝が残っちゃうだろうし。どうも『内輪もめ』と『エンターテイメント』は相性があまり良くないみたいです。もうちっとだけ、気楽にスカっとできるイケイケアクションムービーだったら良かったと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-05-12 23:38:35)(良:1票)
18.  ブリングリング 《ネタバレ》 
 実話を元にした犯罪ドラマ。山場があるわけではない。目を見張るようなエピソードがあるわけでもない。どこにでもいそうな若者たちを、多少時系列をいじくりながら淡々と見せるだけ。なのに、なんだろう、不思議と目を離せない面白さがあります。  1人1人の背景は描写不足。レベッカとマークが中心に動いていたはずなのに、映画はニッキーの独白でしめくくられる不思議な構成。これも1人1人のステータスや人間関係を説明してくれていたら理解できたのかもしれないです。いや、説明不足だったからこそ、好奇心を刺激されたのか。  スクールカーストの底辺にいたであろうマーク。そんな冴えない男子学生が、転校先でチョイ悪だけどかわいい女の子たちと自然と仲良くなってしまう。自分の居場所を見つけてしまうわけですね。  犯罪が悪いこととはわかっていながら、そんなマークがこの心地よい『仲間』という空気に流されてしまう感情は、わからなくもないです。  セレブ宅に侵入していることを自慢げに話してしまう女の子たち。こーゆーノリの軽さが妙に生々しい。ストーリーはあってないようなものなのに、この一種異様とも言える生々しさが、どうにもクセになる。  役者はメインから脇に至るまで、とても自然な演技。とは言え、エマ・ワトソンの美しさはやはり際立っていて、彼女がいなければエンターテイメントとして成り立っていないかもしれません。  好き嫌いは別れると思いますが、個人的には隠れた良作だと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2020-05-02 03:27:25)(良:1票)
19.  プールサイド・デイズ 《ネタバレ》 
 『この映画何が面白いの?』と聞かれると、『○○が良い』とは、正直答えられない作品なんです。  ですが強いて言うなら、『よくわからないんだけどなんか良い』作品です。  中学、高校と友人が全然いなかった自分。バイトを始めて、実は自分が結構仕事ができる人間だと気付く。職場では信頼され、友人もできる。とにかく居心地が悪かった『学校』。一番自分らしくいられた『職場』。そんな経験をもつ私にとって、この少年、とても他人とは思えないわけです。  この少年と同じような立ち位置を経験したことがあるかどうかで評価は大きく変わるでしょう。  主人公の少年ダンカン。いきなり『3点』をつけられるオープニング。性格最低の母親の彼氏。その彼氏の連れ子で、性格最悪の義理の姉。この二人がとにかくダンカンを見下し、馬鹿にし、ハブにする。そんな状況に母親は『目をつぶれ』『協力しろ』とダンカンに暗に求める。いやはや、最低の家族です。  そんな最低家族を、なんとなく見返すクライマックスのシークエンス。派手ではないのですが、ちょっとだけすっきりします。  バイト先の人たちがみんな良い人。みんな明るく魅力的。理想的なバイト先です。  そして何と言っても隣の女の子。ちょっとムチムチなのがポイント高い。そんな女の子とどんどん仲良くなっていくのが、またたまらない展開です。  最低家族が、全然家族としてうまくいっていないのに、みんなが馬鹿にして見下していたダンカンは、なんかすごい楽しい人生送っちゃってて。これがちょっと痛快なんです。つまり、そーゆーところが『なんか良い』作品です。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-04-18 04:50:43)(良:1票)
20.  プロメテウス 《ネタバレ》 
 エリザベス・ショウとチャーリーはエンジニアに会いたい。  社長は長生きしたい。  他の人はお金欲しい。友達は要らない。  社長の娘は何考えているかわからん。  ロボットも何考えているかわからん。  人類の祖先も何考えているかわからん。  なんとも感情移入しづらい作品です。  もちろん、何も考えずにただモンスターパニックを楽しめばいいんでしょうけどね。  その肝心のモンスターが、冒頭1時間くらい出てこんのですわ。オタクな会話を延々と聞かされ続ける前半。思っていた以上にマニア向けの仕上がりになっちゃってます。後半はそれなりに手に汗握り楽しめましたが・・・  早い段階で、イケメン担当のチャーリー・ホロウェイやられちゃって・・・てっきり主役なのかと・・・  そっからはエリザベス・ショウが四面楚歌状態で孤軍奮闘。なんだかもうバッド・エンドへ一直線って感じが痛々しくて・・・。  どうにもこの映画、自分が見たかったものとは違うような・・・。  『力を合わせてエイリアンを倒そう』とか、『何とかしてこの惑星から脱出しよう』とか、単純明快なものを求めていた自分が悪いんでしょうねぇ。  チャーリーに、エイリアンの幼生らしきものをカクテルに混ぜて飲ませちゃうロボット。なにゆえそんなことをしたのか・・・。  そんな事実があるとはつゆ知らず、言われるがままにロボットを助けちゃうエリザベス・ショウ。私たちにも、ロボットが何を考えていたのかは教えてもらえぬまま・・・。見終わっても、何だか心はもやもやしたまま・・・。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-06-05 01:26:29)(良:2票)
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