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1.  謀議<TVM> 《ネタバレ》 
あの「ヴァンゼー会議」を対象とした作品です。導入部は、いかにもクセのありそうな登場人物が順次集結していながら、今ひとつ誰がどの立場を代表しているのかがはっきりしないし、さほど個性も感じられない。しかし、あらかじめアイヒマンが会議終了時間も想定していたとおり、いざハイドリヒがまとめにかかってからは、丁寧に意見を聞いている(ふりをする)進行をしていながら、実質的には異論を許していない。たたみかけるような着地です。しかし実は一番ぞくっとしたのは、その後、いつもどおりに後片付けをする使用人や料理人の作業の描写なのです。別に何か悪魔の力が働いたわけではない、あくまでも事務的に慣例的に設営されたいつものような会議において、数多の人々の生死を左右する重大な決定が粛々と淡々となされていく。それがこの作品が言いたかった内容なのでしょうし、だからこそ、単なる歴史上のエピソードの再現ではなく、今日にも通用するテーマとしての普遍性を有しています。
[DVD(字幕)] 7点(2023-10-23 01:56:29)(良:1票)
2.  ホロコースト -アドルフ・ヒトラーの洗礼- 《ネタバレ》 
すでにいくつも先行作品があるこの対象に、社会派監督の元祖(?)ともいうべきコスタ=ガヴラスが!と興味津々だったのですが、そのアプローチは、SSの一員でありながら虐殺を止めるべく各方面に働きかけたクルト・ゲルシュタインの行動というものでした。そして、サポート役ともいうべきリカルド神父が加わってから、徐々にドラマが変容していきます。しかし、見終わって分かるのは、実は監督の意図は、ナチス批判というよりも、ナチスを止めるべく何もしなかった宗教関係者批判であるということです。ローマ教皇も枢機卿も関係者も、徹頭徹尾「何もしない人」として描かれます。ラストシーンではむしろ殺戮者を隠匿してしまいます。一方で、黄色バッジをつけた(すなわち棄教した)リカルド神父が、その身を投げ出して収容所に赴く光景こそが、聖なる自己犠牲であるかのように描かれています。そんなわけで意識の純度は非常に高い作品なのですが、構成としては、「誰かに広報を頼みに行く」→「それがうまくいかない」の繰り返しにも見えてしまうので、単調さを感じさせないではないです。
[DVD(字幕)] 6点(2023-05-06 00:24:51)
3.  ボビー
グランドホテル内でグランドホテル型の映画か、と思っていたら、何と本当にただのグランドホテル型の作品でした。頑張っていろんな役者を集めてきたはいいけど、全然使いこなされていない。相互の絡みもないから、設定や登場の必然性もない。つまり、役者はただ集められてその場にいたというだけです。よって、最後の衝撃(的なはずの)シーンも、生きてきません。
[DVD(字幕)] 4点(2020-09-10 01:00:34)
4.  ポリス/インサイド・アウト
これは、メンバーのスチュアート・コープランドが、自身のプライベート・カメラで撮った映像の集積なのです。よって、画質は最悪レベルですし、カメラワークなどということもほぼ考えられていません。しかし、特に初期の駆け出しの頃のどさ回りの映像などは、かなり貴重だったりもします。ビッグネームとなった後半では舞台が世界各地に広がり、その中で日本も出てきますが、ポリスも当時はアイドルのようにキャーキャーと追っかけられるバンドだったのですね。それと、スチュアートのナレーションが全体を体系づけているのですが、途中からは大スターとなってしまったことについて一方的にネガティブコメントばかりになっているのが、ちょっと笑えます。
[DVD(字幕)] 5点(2020-08-26 01:46:30)
5.  ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム
スコセッシは結局、何がしたかったんだろうか・・・3時間半にわたって繰り広げられるインタビューや当時の映像は、ぜーんぶ60年代以前(というか66年まで)限定。つまり、70年代以降はまったく対象外。しかし、ディランの偉大さというのは、いくつものディケイドにわたって活動を継続し、その随所で新たな方向性に挑戦し続け、この作品製作当時もまさに現役であったという点にあるはずで、なぜそこまで66年以前にこだわらないといけないのか、さっぱり理解できない。また、ドキュメンタリーとしても、同じ周辺ミュージシャンの同じような話が何度も繰り返されたり、何でそのエピソードに注目しているのか分からないぶつ切りの映像があちこちで出てきたりと、整理も系統もまったく感じられません。つまり、マニアの秘蔵フィルムを、切るのがもったいないので全部そのまま生の状態で出しました、というだけのこと。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-04-05 02:00:14)
6.  ボス その男シヴァージ
何というか、出演者の側もスタッフの側も、このテンションの高さ、いや高い低いというよりも爆発力のようなものは、いったいどこから出てくるのでしょうか。中身とほぼ関係ないただ歌って踊るだけのシーンのために巨大なセットと無数の小道具を用意し、至るところでとんでもない数のエキストラが炸裂し、間断なしというくらいにみんなが喋りまくり、カットはめまぐるしく次から次へと入れ替わる。そりゃ、これだけどこを切っても爆発エネルギーが噴出していれば、3時間ないと収まりはつかないでしょう、というもの。つまり、そういう作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2015-09-07 21:10:51)
7.  火垂るの墓(2008) 《ネタバレ》 
すでにアニメ版が人口に膾炙している中で、何でわざわざこれを作るのかがすでに分からないのだが、そうであるにもかかわらず、肝となる役に松坂慶子とか松田聖子とか演技ができない人を当てている時点で、制作側の志の低さが見て取れる。しかも一番問題なのはラストで、この物語の根本は、最後に清太が駅の雑踏の中で誰からも顧みられずに野垂れ死ぬというところにあるはずなのに、そこを省略してしまってはそれまでの意味がまったくなくなってしまうので、さらに-1点。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2015-08-18 03:10:47)
8.  ホタル(2001)
戦時経験者の回想をもっともらしく映像化しよう、という程度の表現意欲だけで作られたプラスチック作品。テーマが何も存在しないし、全体を通じる安っぽい照明が象徴するかのように、すべて向こう側が透けて見える。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2014-03-07 21:33:58)
9.  ホームレス中学生 《ネタバレ》 
すでに指摘されていますが、前半のホームレス生活が、服は綺麗なまま、髪はサラサラ、お肌はつるつるで、何のリアリティもありません。友人宅で食事にありついた際の描写にしても、えらく落ち着いて普通に食しており、それまで飢えた生活を送っていた人にはとても見えません。なので、そこから3人の生活が始まるに至っても、予定調和にしか見えないのです。なお、当時27歳の池脇千鶴が女子高生というのも凄いキャスティングなのですが、いろいろな意味で巧すぎで、周りの芝居を助けています。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2013-09-02 00:59:34)
10.  僕らのワンダフルデイズ 《ネタバレ》 
人物設定とか、バンド再結成に至る経緯とか、危機の迎え方やその乗り切り方とかが、いちいち説明的で、かつありきたりなのです。この安直な脚本だったら、俳優陣もどう演じていいか困ったのではないでしょうか。あと、肝心の演奏シーンが(本職ミュージシャンの稲垣潤一を除いて)それほど格好良くないのも問題で、そんなんで作品としてオヤジロックを語るなよ、と思ってしまいます。救いは、それ目当てで見た紺野美沙子の出番が、予想よりは多かったこと。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2013-05-22 03:12:19)(良:1票)
11.  ホワイトアウト(2000) 《ネタバレ》 
背景の省略できるところは省略してどこまでもアクションと対決に徹するなど、頑張っているのは分かるんですよ、頑張っているのは。だけど・・・制作側のセンスの上でのいろんな弱点がもろに足を引っ張ってしまいましたね。まず、セットや映像が綺麗すぎ、明るすぎ。その上で、せっかくダムを舞台にしていながら、ダムの雄大さ、堅固さを示す映像がほとんどない。つまり、その辺の山小屋を舞台にしているのと同じなのです。そしてやっぱり、終盤では変な感傷的表現の大暴発。流れと統一性を破壊しているのに気づかないのかな?
[CS・衛星(邦画)] 4点(2013-03-31 23:08:33)
12.  ボーン・アルティメイタム
結局、前2つと同じようなことを繰り返しているとしか思えなかったのですが。何でわざわざ1作で済む中身を水増しして3連作にしたんだろう、という程度にしか感じませんでした。
[DVD(字幕)] 4点(2013-01-10 03:14:28)
13.  ボーダー(2008)
中途半端に格好良くしようなどとせずに、オープニングの馬鹿なノリで最後まで行ききってしまった方が、まだましだったのではないでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2012-11-27 01:45:12)
14.  墨攻
各国合作の悪いところが全部出てしまった感じ。登場人物をどういう人として描きたいのか、その思想やメッセージが何もないまま、戦闘シーンだけを手間暇かけて作ったものだから、巨大なハリボテだけが完成してしまっている。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2012-03-22 23:26:26)
15.  僕は君のために蝶になる 《ネタバレ》 
せっかくの幽霊ものなのに、全体がえらく安直に進んでいて、幻想性もなければ、現実とのギャップがもたらす切なさも感じられない。というか、やっていることがただの男女の痴話喧嘩レベルなのです。したがって、ロマンス的観点からどうのという以前に、主人公の妄想を延々と見せられているだけという気すらしてしまいます。ラストも中途半端で、息切れが見えてしまいますね。 
[CS・衛星(字幕)] 3点(2011-11-16 00:11:15)
16.  ぼくの最後の恋人
ラブロマンス色はあまり感じられず、むしろ生活の中のああだこうだで笑わせようとするコメディ作品に近いのだが、そのネタが別に笑えないのです。それよりも、いろんなところでギャーギャー騒がしいのが気になります。
[DVD(字幕)] 4点(2011-05-21 02:44:27)
17.  ボーン・スプレマシー
ジョアン・アレンが出てしまうとですね、すべての作品中のポイントが彼女に行ってしまうのです。どんなカーチェイスよりも銃撃戦よりも、彼女1人の存在感の方が上です。
[DVD(字幕)] 5点(2010-09-19 23:50:14)
18.  僕らのミライへ逆回転 《ネタバレ》 
ジャック・ブラックを使っている割には設定や展開が回りくどく、各人のキャラも引き立っていない気がする。そもそも、スタートのビデオ全部が駄目になるという問題発生の理由付けからしてかなり強引なので、この種のオタクコメディに必須である「日常生活感」が削がれており、その辺で一貫性のなさが生じてしまっているのです。
[DVD(字幕)] 4点(2010-02-25 04:00:23)
19.  ボウリング・フォー・コロンバイン
何が優れているかって、とにかく監督の毒々しいほどの執念と自己主張が最初から最後までみなぎっているということ。だからこそ、作品としてのインパクトがあり、見た人の間に議論を巻き起こす力がある。その初期衝動的パワーが、手法上の問題も編集のアラも吹き飛ばす。内容は正確でも小綺麗に無難に最大公約数的にまとまってしまった作品よりも、こちらの方が良いと思うし、見る価値もあると思う。
[DVD(字幕)] 6点(2009-11-18 03:02:14)
20.  ボンボン 《ネタバレ》 
音楽が昔のクロード・チアリみたいで、映像も派手な色を抑えたいい感じで、期待したのですが・・・展開があまりにも適当で、入り込めませんでした。結局、犬の存在に大きく寄りかかってしまった感じ。それでは主人公の再生を示すことはできません。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2009-11-04 03:10:04)
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