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タコ太(ぺいぺい)さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1596
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。
※2024.2.28ニックネーム変更「ぽこた(ぺいぺい)」→「タコ太(ぺいぺい)」

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1.  みんな死んだ 《ネタバレ》 
実に北欧(ポーランドが北欧なのか自信がありませんが)ホラー的作品。(あくまでも個人的なイメージですが)  これは満点か零点かの両極端に受け止められる作品に違いありません。  かく言う私はというと高評価です。とんでもなく下品でエロくグロい作品ですが、倫理観も宗教観もかなぐり捨てて笑いに昇華させようという作り手の姿勢は、ある意味振り切れていて潔く思えました。  人の命をここまで軽く、人の感情や人間性をここまで軽く、あたかもどうでもいいようなものと描き切る。支持されるか否かは別として潔いとしか言いようがありません。  そして、だからと言って粗雑な見世物的作品なのかと言うと意外にも緻密(と言うと言い過ぎかもしれませんが)で丁寧な作り。登場人物のキャラクターや関係性を漏らさず描き、どうでもいいような伏線回収をきちんと済ませる。相当オタクな作りと言っても良いと思います。  矢鱈理不尽な殺戮シーンが見たいという要望に応えつつ、ただ単に綺麗なオネーさんの裸体を見たいと言うだけの要望にも応え、ナンセンスな笑いが欲しいという要望にも応え、この作品にどうしてそんなに気合いを入れて作ったの?と問いたくなるぐらいにある意味良く出来た作品でした。(ただし、伏線回収のひとつであるラストのパラレルワールドについては、蛇足とは決して言わないまでもちょっとヤリ過ぎてしまったが故の言い訳に思えないこともないというか…)  そんな訳で高評価したい気持ちはあるのですが、その反面日本人的感覚としては手放しで称賛できない不道徳極まりない作品であることは間違いないとも思え、これに満点や9点を献上してはいかんかな?というブレーキがかかった上での7点献上です。
[インターネット(字幕)] 7点(2025-01-25 10:43:37)
2.  Mr.BOO!ミスター・ブー 《ネタバレ》 
44年前に吹替え版TV放映を鑑賞して以来の再見。懐かしいとともに、字幕だとこんな雰囲気だったんだという驚愕。正直言ってある程度の忍耐力は発揮せずには鑑賞終了は困難な代物でした。  ある種のギャグやユーモアは間違いなく風化するのですね。てか、しない方が珍しいのかも知れません。何度観ても笑えるコメディは間違いなくありますが、もしかしたら少数派なのかも知れませんね。  本作はコテコテのおバカギャグ満載のコメディ。当時は可笑しかった。笑いました。でも、それは当時だったからでしょう。観ているこちらも若者だったし、少し前まではコント55号とかドリフとかよくよく考えれば結構くだらないお笑い(決して否定でも批判でもありません)が席巻していたし、初回TV放映時は所謂「漫才ブーム」の黎明期。本作を迎え入れる下地、環境は十分に整っていた訳ですから。  そこに持ってきて、TV放映は吹替え版。名人級の前川氏と新進気鋭のビートたけし氏のマシンガン的アドリブの嵐に笑えない訳はなかったって感じですね。  ところが今回は半世紀近い時を経た上に字幕版。画質や音質などの時代感はレトロ感があって良かったのですが、肝心の中身がスベルことスベルこと。何回身を引いてしまったことか。  あまりのガッカリ感故にアマプラで字幕版を観た後に、恐いもの見たさで改めてU-nextで吹替版を鑑賞。うん、今観ても、てか聴いても前川氏とたけし氏の吹替にはキレがありますね。これならば、当時ほどではないにせよ笑えます。  多くのご意見にも同様の趣旨が書かれていますが、少なくとも本邦においては本作は吹替えあってこそのヒット作品だったと言って良いのでしょう。あくまでも、今の時代になって初めて字幕版を観ての評価、という意味での4点を献上します。
[インターネット(字幕)] 4点(2025-01-20 14:29:28)
3.  見えざる手のある風景 《ネタバレ》 
アマプラの見放題終了間際のリストで見つけて予備知識なしで鑑賞。思わず魅入ってしまいました。  舞台は近未来の地球。激しい戦争もなく?これぞ商機と見込んだ一部の階層主導の下、平和裏?にヴァ―ヴとかいうカニの変形と言うか尻顔と言うか奇妙なエイリアンの植民地と化した世界。激しい貧富の差のある人々の生活。貧しき者たちは占領前の身分や資産を失い苦難を強いられている、らしい。(特に貧困等に苦しむ姿は登場せず)  ひとことで言えば現代社会を風刺したブラックコメディですね。エイリアンが侵略・征服のことを「上陸」と呼んでいるあたりは恰もアメリカ大陸の歴史のようにも窺えるし、環境破壊を批判し大上段からあなた方を救ったのですよみたいに言うのはまさに侵略戦争の論理にも通じるように思えるし、微に入り細に入りいろいろと興味深く鑑賞できる作品でした。  結局勝利を勝ち取ったかの如き抵抗は虚しく終わり、それでも戦い続けようとする姿が描かれてエンディングを迎える訳ですが、そのあたりも今の世界を支配する力や理念等々への失望感或いはアンチテーゼが込められていると感じました。まさに「見えざる手」への畏怖と言ったところでしょうか?  カイリー・ロジャースさん演じるクロエの可愛らしさに+1点の8点献上です。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-11-15 00:23:04)
4.  みなに幸あれ 《ネタバレ》 
冒頭はホラー仕立て。ところが中盤を待つまでもなくホラー感が薄れていきます。メタファー全開でテーマ性が前面に沸き立つと言うか、ゴリゴリの社会派作品の様相を呈して来ます。そして流れは一気に加速してホラーエッセンスを振りかけつつエンディングへ。うん、やっぱりテーマ性を感じざるを得ないです。勿論、ホラーにだってテーマ性はありますけれど、本作の場合は結果的にはギリギリでホラー風味になっている感じかな?  これはお伽噺、或いは童話等に具体例があるように、人間の性と言うか生き方の本質と言うか、そういったものを異なる姿形に置き換えて表現していると個人的には大いに思うのですが、さりとて観る者に選択肢を与えていると言うか、シンプルにホラーとして観てもそれはそれで構わないですよみたいにしつつも、あくまでもテーマはあるんですからね、そっちを見て欲しいのですよ、と言った感じでしょうか。  と言ってみたものの、冒頭述べたとおりホラー作品にも当然の如く大いにテーマ性はある訳で、矢鱈驚かせてばっかのお化け屋敷的ホラーと同じぐらい社会派ホラーとかヒューマンドラマと呼ぶべきホラーだってある訳だし、なので本作もカテゴライズ上はあくまでもホラーなのでしょうね。  なんだか書けば書くほど混乱しそうで、言いたいことが纏まらなくなりそうです。まぁ、それだけ考えさせてくれる作品とも言える訳で、このテーマはホラー仕立てにすることでスッと入ってくるようにも思えて来たりして、何だよそれだったら本作の手法は正解じゃん!という考えに至ったところで筆を置きます。乱筆乱文失礼しました。
[インターネット(邦画)] 6点(2024-11-11 00:27:49)(良:1票)
5.  みぽりん 《ネタバレ》 
ホラーなのかコメディなのかサスペンスなのか青春アイドルものなのか…なんともジャンルレスな作品ですね。とは言え、まとまりがないとかとりとめがないということではなく、邦画コメディらしいと言うかインディーズ作品らしいと言うか、独特の雰囲気に包まれつつ繰り広げられる映像には惹き付けられるものがありました。  異常性を強調してはいるものの、みほの発言の多くは極めて正論でもあって、対する優花はいかにも今時の若い子然としたキャラ。この水と油の二人が仲良く合宿出来るわけもなく、ホラーやコメディとしてではない社会派的な側面も見せてくれる作品ですね。正直なところ出演している役者さんは知らない方ばかりなのですが、それぞれの熱演が作品を引き立てています。ラスト近くのカオスな展開、良いですね。  嫌いな方は徹底的に嫌いかも知れない作品ですが、この誰も死なないホラーコメディ(ホラーなの?)に結構ハマってしまいました。甘めの7点献上です。
[インターネット(邦画)] 7点(2024-08-28 15:15:57)
6.  Mr.タスク 《ネタバレ》 
幼い頃、毎週楽しみに読んでいた「少年マガジン」に楳図かずお氏の恐怖漫画「半魚人」が掲載されました。結構長いことトラウマ的に記憶に残った作品でしたが、本作のセイウチ造りを見ていて今再びその漫画のことを思い出した次第です。  作品としての背景やテーマは全く違うものの、ある目的のために人間を改造して別の生き物を造るという行為自体は共通しています。思えば、古くは「フランケンシュタイン」、比較的新しいところでは「ムカデ人間」、大好きサメ映画では「フランケンジョーズ」等々、映画の世界でもカテゴライズするほどでもないにせよ種々製作されているネタですね。  本作については、一見人間の内なる狂気をブラックジョーク的に描いた作品と言った体に見えなくもないのですが、さして深く掘り下げたテーマ性がある訳でもなく、アイディア一発勝負で豪華キャストを並べてノリで作っただけの作品とも思えてしまいます。既にご指摘もありますが、アメリカ人とカナダ人の掛け合いなんかは、現地の空気を読めない日本人の私には今イチ笑いに繋がらないところです。  妙な元警部を演じているジョニー・デップが愛娘と共演しているというのが一番ウケたかも。流石ジョニー、まんまと欺かれました。  ちなみにどうでもいいことなんですが、ジャスティン・ロングさんのセイウチ姿、あれは劇中でも着ぐるみ扱いですよね?形成手術後の姿が本来の姿で、まるまる太った姿はマイケルさんが被ったのと同じ物を着せられているような?首引っ込むし。ホントにどうでもいいことですけど。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-07-17 00:05:20)
7.  M3GAN ミーガン 《ネタバレ》 
プロットそのものとしては少なからず既視感のある、ホラーと言うよりエンタメ色の強いSFサスペンスですね。  ミーガン誕生までの流れは、SF的には荒唐無稽と言いますかご都合主義が過ぎる気がします。いっそのことミーガンありきの設定でも良かったのかも。試作失敗だとか既製品の廉価版開発の遅れだとかのエピソード抜きで、会社に秘密で3人の技術者が極秘開発していた超高性能AI搭載ロボットがありまして、みたいに。それだと薄すぎるかなぁ?  でも、両親を失った幼女の悲しみ、救いを求める心、そして擬人化した「物」への依存というメンタル的な流れは丁寧に語られていると思いますし、何だかんだ言って(個人的には)「嫌な女」っぽく表現されていた叔母が、姪の心の移ろいによって本当に大切なものを見つけて行くあたりは、薄くはあるものの良質なヒューマンドラマであるとも思えます。  終盤までは「何だよ大人たちはどいつもこいつもクズじゃないか!悪ガキもざまーみろ。ミーガン頑張れ!」みたいに作品世界に入りつつ、終盤には「ミーガンはヤバイよ。頑張れブルース!」みたいになっている。結構感情移入してしまいました。  ネットワークを通じてスマートスピーカーに移り住んだミーガンの「心」は、既にケイディを守るというミッションを離れ完全に「人間憎し」へと変化しているのでしょうか?それとも更に進化し「感情」を手に入れているのでしょうか?続編が気になります。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-02-01 12:43:12)(良:2票)
8.  ミッドナイト・アフター 《ネタバレ》 
兎にも角にも散らかった印象を残す作品。SFなのか違うのか?コメディなのか違うのか?社会派作品なのか違うのか?エッセンスを詰め込み過ぎと思います。  具体的には、原発事故で激しい爆発が起きたもののトンネル内を走行中だったため直接的被害を受けなかった1台のミニバスと17人の乗客がタイムスリップもしくはパラレルワールドに入り込んでしまうお話。と思いきや、都市のゴーストタウン化は謎の疫病の蔓延によるものという含みもあり、更には乗り合わせた17人についての運命論的な解釈も登場。  大筋を離れた部分でも、集団を離れて行動した若者たちが爆発するが如く消滅していったり、性暴力シーンが矢鱈生々しかったり、私刑シーンに多めの尺を使ったり、政府組織と思しきガスマスク男が日本人だったり、一人の若い女性(可愛いですね)が何かに憑依されている様子だったり、その他にも数えきれないぐらいに大いに散らかしてくれています。  そしてラストシーン。え?これでTHE END?なにが言いたかったのか?テーマは何だったのか?謎だけが残る作品でした。  ちなみに、仮にもう少しプロットがきちんとしていても、登場人物の殆どのキャラが濃すぎて全く感情移入出来ず、やはり低評価に留まっていたと思います。
[インターネット(字幕)] 3点(2023-03-12 16:07:31)
9.  ミッドサマー 《ネタバレ》 
評価が大きく分かれる作品だと思います。 ホラー映画らしからぬ明るく美しい風景に、狂気さえ感じてしまう異文化のエッセンスが散りばめられた独特の映像は、細かく書けばキリがないぐらい観る度に新たな発見があるという、凝りに凝った拘りたっぷりの作り込み。冒頭ダニーに降りかかる厄災には何の意味があるのかと途中まで思っていましたが、観ていくうちに、その事件こそが、エンディングまでその影を落とし続け、それがなければこのストーリー自体が成立し得ないという重要なファクターであることに気付きました。スクリーン上の色彩のとおり、ダニーが暗闇から這い上がり、日の落ちることを知らない白夜の中、魂が白日の下で蘇っていくという物語、というところでしょうか。狂気を帯びた歪なハッピーエンドですね。モチーフを少々変えることで、青春ドラマや人間ドラマとしても成立しそうなストーリーに思えます。 しかし、敢えて衝撃的だったりグロテスクだったりするシーンを差し込んでいるところがこの作品をホラー映画たらしめている訳で、そっと忍ばされたソフトなタッチの恐怖描写のひとつひとつまで拾い上げて行くと、とんでもなく不気味で恐ろしいホラー映画であることに気付かされます。 カルト的なコミューンを題材に持って来たというところで何でもありの世界になっていて、無理難題、現代の法治国家でこんなことまかり通るのか?という部分をクリアしているあたりは決して好むところではありませんし、次から次へと死亡フラグ立ちまくりの登場人物たちにはほぼ感情移入不能ですが、綿密に練り上げられた隙のない映像表現はホラー映画の新たなスタイルを感じさせてくれるもので、このレビューを書きながら自分の中での評価が次第に上がって行った結果、7点献上します。 ちなみに、飛び降りやとどめ刺しシーンは入村後の最初の衝撃シーンですが、監督の作品全体を通した映像表現への拘りのひとつかなと思いつつ、ゴム人形感が強く、デジタル的によりリアルに加工するとか、逆にもう少し直接表現を抑えるとか、正直自分的にはあまり衝撃を感じませんでした。また、私の観たバージョンではクリスチャンの性交シーンにボカシが入りまくってましたが、エロティックな意味ではなく異文化に内在する狂気が現れているシーンであり、ボカシは表現をかなり損なっているかなと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-12-04 13:14:51)(良:1票)
10.  Mr.ノーバディ 《ネタバレ》 
只管痛快!平凡なオヤジが実はとんでもない素性の持ち主で、そうとは知らずにかかって来る敵をバッタバッタとなぎ倒す、という設定はとりわけ珍しくもないのだけれど、涼しい顔して汗もかかず血も流さずに戦っていくという無敵のヒーロー像ではなく、殴られるは蹴られるは刺されるはで、満身創痍で戦っていく姿に妙に共感。 みじめに死んでいく敵に対して全く同情することなく、時として大笑いしながら鑑賞しました。よくよく考えてみると、いくら悪党と言えども偶々ヤバいオヤジに出くわしてしまったがために、一夜のうちに人生を終えてしまうという相当被害者的な巻き込まれ損な奴らなんだけどね。 そして、クリストファー・ロイド演じるお父さんがまたいい味出してます。息子の暴走に巻き込まれてしまう可哀そうな老人かと思いきや、嬉々として躊躇いなく至近距離からショットガンをぶっ放す。ある意味主役じゃん、みたいな存在感。 そして、全編通してスピーディーに展開していく物語は、この種の作品としてはちょうどいい尺。続編制作の噂があるみたいだけれど、こりゃあ続編に期待したくなります。 ところで、ロイド父さんはどこに行くのかな?老人ホームには戻れないですものね。もしかして、他の仲間も含めて実は皆ノーバディ?
[映画館(字幕)] 9点(2021-07-20 22:31:37)(良:1票)
11.  蜜のあわれ 《ネタバレ》 
非常に美しく幻想的な映像美と二階堂ふみさんの幼ささえ感じられる美しさ、そして大杉漣さんのいぶし銀の演技が印象的な作品。原作の時代背景に合わせたヒロインのセリフが、作品世界のイメージをより一層強調しています。冒頭からエロチックな作品と思わせるような「おじさま」と赤子のやり取りが展開されますが、彼女が金魚であることが示された後は、外面的、視覚的エロスから内面的、観念的エロスへとシフトしていき、更にはそこに「おばさま」の存在も加わり、「おじさま」と「おばさま」、そして赤子の一人ひとりが内に秘めている感情と、それを素直に表現出来ないもどかしさが終盤に向かうに連れて高まっていき、最後には弾けて消え去ってしまう様に、やりきれない「あわれ」を感じました。観る人をかなり選ぶ作品だと思いますが、赤子が金魚であるというファンタジーな設定を通して巧みに描かれる人の愛の儚さ、辛さ、そして出演者一人ひとりの演技力に裏打ちされた登場人物の人間味溢れる存在感に惹かれ7点献上です。
[インターネット(邦画)] 7点(2021-07-08 22:12:38)
12.  ミッション:8ミニッツ 《ネタバレ》 
前半、極めて論理的なSF作品といった感じで展開する物語。(このシステム自体に矛盾を感じざるを得ないけれど…) 中盤、犯人逮捕に至るまでは緊迫感溢れるアクション・サスペンス。 そして終盤、ヒューマンドラマからスピリチュアルな結末へ。 見応えのある、実に良く考えられた作品でした。感動的です。 ラストシーンは、ある意味パラレルワールドなんでしょうね。ただし、彼の過去の記憶に盛り込まれていたわけですから本来彼が生きるべき世界なのでしょう。彼は本当の人生を取り戻した、戦地に赴く中、運命の軌道から外れてしまっていた彼の人生が、「死」の衝撃によって在るべきところ還って来た。魂はひとつ。そう解釈したいな。希望のひとつの形として。   ちなみに、本作のジェイク・ギレンホールを観ていて、「ドニー・ダーコ」がオーバーラップしてきたのは私だけでしょうか?
[DVD(字幕)] 9点(2012-11-12 01:05:27)
13.  ミラーズ2<OV> 《ネタバレ》 
第2弾のようですが、共通するのは舞台となっているホテルだけ。ただし、前作は火災後に放置されたままの廃墟ビルでしたけれど、今回は営業再開直前の新築ビル。登場人物も共通せず、全く別物と考えた方がいいですね。 で、肝心の中身はと言うと、単純明快で古典的とも言えるようなコテコテの怪談話です。なので、ストーリー展開は先読み超容易。只管ビジュアル面だけを追及してる感じです。 そして、そのビジュアル面は、前作と比べるといささかスプラッター風味。最初の犠牲者のイキナリの全裸シーンはサービスとしか言いようがないですね。妙にプロポーション良いし…。あ、性的シーンとしては、本当の最初の被害者のシーンが、作品全体のトーンからして生々し過ぎるんじゃないかなとも思え、全体的にややC級寄りB級ホラーといったところです。残念。
[DVD(字幕)] 4点(2011-10-23 02:34:13)(良:1票)
14.  ミッション・アルティメット 《ネタバレ》 
期待しないで観たロシア作品。 「トランスポーター」の模倣?「007」シリーズへのオマージュ?確かに、そんな部分も多々ありますが。でも、これは立派に独自の作品として成立してます。いやいや、ロシア作品としての地味でジメジメした内容かと思いきや、これはしっかり出来てて、ロシアっぽくなくコミカルなエッセンスもしっかり取り込んでる。 よくまとまった良作だと思います。次回作に期待??
[DVD(字幕)] 6点(2010-11-22 01:09:46)
15.  ミリタリー大作戦 シュミット教官大暴れの巻 《ネタバレ》 
はっきり言って、このノリはどこかで見た記憶が… そうだレスリー・ニールセンの「裸の…」シリーズのまんまだ! ただし、ストーリーは結構きちんとしていてビックリ。意外とありふれたストーリーだけど、十分に楽しめると思いますよ。 障害ネタが織り交ぜてあったりして、ちょっとマズイんじゃない?というシーンも出て来ますけど、ツボに嵌れば大笑い。観る人を強烈に選ぶであろう作品なので、単純に評価出来ないんですけれど、私は十分満足したから7点献上。
[DVD(字幕)] 7点(2010-05-20 01:43:58)
16.  ミスト 《ネタバレ》 
このB級テイスト。キングらしい救いようのない結末。 本当の怪物はお父さんだったのですね。大好きなお父さんは、実は一番恐ろしい魔物だったのですね。オジサンの手を離さないでいた方が良かったのかもしれませんね。 宗教狂いのオバサンは恐かったし、皆を扇動して死へ誘うかのごとく突っ走ってたけど、実はお父さんも別の扇動者だったわけで、結局どっちもどっちってことなのかな? つまりは、この作品、主役は実は主役じゃなくて、本来なら死に急ぐ脇役なはずの人々にスポットを当てたんじゃないでしょか? 個人的には「霧」の中の恐怖は具現化しないで欲しかったな。漠然とした恐怖として描かれていれば、もっと高評価出来たかも。 点数、迷います。一応7点だけど、少し辛いかな?
[DVD(字幕)] 7点(2008-11-10 01:00:59)
17.  ミートマーケット/地獄からの脱出(OV) 《ネタバレ》 
厳しいですね~、もうちょっとなんだけどなぁ。 ヒロインの幻覚(?)が出たあたりで、「むむ!これは新しいぞ!」と期待してしまいましたが、結局ネタバレなしで「皆さんのご想像にお任せ致します。」的な終わり方。そりゃあないでしょどっちなんだよ、って感じ。 そうなってくると、そこに至るまでのどうしようもない展開や演出がとんでもなくひどいものに思われてきて(実際かなりの低レベルなんだけど…)、結果「駄作」!と断じざるを得なくなってしまう。まぁ、とにかく緊張感のないホラー作品でございました。 ちなみに前2作は未見。観ることはないでしょう。
[DVD(字幕)] 3点(2008-11-03 14:24:47)
18.  ミート・オブ・ザ・デッド
いただけませんね~。チープなグロさが鼻につきます。ストーリーもアイディアも目新しいものは特になく、ひたすら低予算を意識させられてしまう。何で今更これを撮ったんでしょうか?制作者は何が言いたいのでしょうか?結局、グロさを楽しませたいだけなのかなぁ?だとすれば、それを求めない私には、殆ど価値のない作品ということです。ま、ツッコミ入れ放題、ところどころ爆笑できますので、最低点は付けませんけどね。観なきゃ良かったかな?でも、観ないことには判んないしな~。え?そのぐらい予測して作品選べ?ごもっともです…。
[DVD(字幕)] 2点(2006-06-11 19:21:06)
19.  mute ミュート(2001) 《ネタバレ》 
サンダンス出品作品と聞き、冒頭の色彩とか構成とか結構期待して見始めたものの、ちょっとオチがなぁ~、納得できないと言うか、「そう来たか!」って言うか… おまけにラストがねぇ~。。。ちょっと謎かけし過ぎじゃないのかしらん? これって結構シンプルかつストレートなテーマだと思うわけです。悪魔ネタと言うか。結局、最初の目撃で少女に魅入られてしまった老人は、命を救われることと引き換えに、少女の世界に入ってしまったみたいな。だからこそネコも不要になったわけで。牧師さんも「犬では生贄にならなかった。」って言ってるし。どうでしょうか?作り手は、どの辺まで掘り下げて考えてるのかなぁ~? ps:ちなみに、私は新聞配達は少女だと思ってましたが??
[DVD(字幕)] 5点(2005-10-30 14:28:48)
20.  ミスティック・リバー
なんて評価の難しい作品なのでしょう。既に大勢の方々がレビューしておられるので、今更書き加えることなどありません。ただただ、現実の恐ろしさ、そこに潜む不条理、そんなことを付き付けられ思い知らされる作品ですね。俳優陣の迫真の演技は、文句の付けようもありません。映像、音楽、全てが素晴らしく纏まっています。でも、あまりに重いテーマ。救いようのない現実。こういう作品も絶対に必要と思いつつ、私は映画には夢を求めたいのです。
[DVD(字幕)] 7点(2005-10-02 01:21:56)(良:2票)
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