1. リンカーン弁護士
過去の事件で有罪にする件は無理筋なようですが、練られた脚本でテンポ良く進む展開に押さえ込まれ、清濁併せ呑むマシュー・マコノヒーのキャラに惹き付けられた良作です。 [DVD(字幕)] 7点(2024-10-22 12:06:41) |
2. リトル・ブッダ
監督、撮影、最強コンビが作りだす映像に点数の全てを。話の導入部が無理筋過ぎたシアトルパートは不要に思えました。 何が言いたかったのか分からず長さを苦痛に感じた作品です。 [DVD(字幕)] 4点(2024-05-26 23:58:20) |
3. リトル・ミス・サンシャイン
《ネタバレ》 アラン・アーキン&グレッグ・ギニア目当ての鑑賞。ウジウジ辛気くさい家族再生ロードムービーとしてそれなりの作りを淡々と眺めておりました。お目当て二人は可も無く不可も無し(これでオスカー受賞???唖然) 目を背けたくなったゲスなミスコンながらも一家揃って舞台での馬鹿騒ぎで場をぶち壊したのには反吐が出ます。まぁ、辛気くさいままお開きになるよりマシと言えばマシなのかもしれませんが・・・ 爺さんの負け犬論に点数の全てを。やらずに後悔するのならやって後悔したほうがマシなのでしょうね。 [DVD(字幕)] 4点(2023-02-26 00:02:52) |
4. リトル・ロマンス
今作でオスカー受賞したジョルジュ・ドルリュー以外の知識無く鑑賞。素敵ではありましたが受賞は微妙に思えました。 トップクレジットのローレンス・オリヴィエに、当たりかもの期待以上の大当たり作品でした。 少年少女の甘酸っぱいロマンスの胸キュンもの以上に、二人の一途さに感化触発されたようなローレンス・オリヴィエ&アーサー・ヒルの佇まいが絶品でありました。 [DVD(字幕)] 9点(2023-02-11 20:16:37) |
5. リバー・ランズ・スルー・イット
昭和の名曲が浮かぶ川の佇まいが幾つも時代が過ぎて行くのを感じさせられます。控え目な演出に監督の生真面目さを見ました。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-12-14 02:02:00) |
6. 猟人日記(1964)
いくら58年前とは言え、仲谷昇の失笑もののナンパにホイホイ身を任す女性達とそれを日記に記すのに「アホちゃうん」「アホくさ」「見てられんわ」リタイア寸前のところでの殺人事件。以降ラストまで手に汗握る展開で掘り出し物の良作でした。北村和夫の得も言われぬ存在感に惹かれ通しでした。 [インターネット(邦画)] 8点(2022-05-22 21:19:47) |
7. リトル・ダンサー
父親の物語でした。あのシーン、このシーン、ラストシーン、イヤというほど泣かされ涙を搾り取られました。良作。 [DVD(字幕)] 7点(2022-04-27 04:02:54)(良:2票) |
8. リトル・ニキータ
《ネタバレ》 シドニー・ポワチエ目当ての鑑賞。クレジットのリチャード・ベンジャミン、リバー・フェニックス、リチャード・ジェンキンス、ボー・ゴールドマンに「へぇ」連発乱れ打ち。MIPはリチャード・ジェンキンス。スリーパーだって恋をして結婚して妻子を守り愛する姿に映画の絵空事でないものを感じました。シドニー・ポワチエの眼力はさすがの存在感&安定感ですが、パンイチでのベッドシーンはカットでよかったですね。尺に対して詰め込み過ぎたエピソードがツッコミどころ満載なのですが白けるところなく惹き込まれた、不思議な佳作です。 [DVD(字幕)] 7点(2022-02-18 15:29:06) |
9. リオの男
意外としっかりしたストーリーに於いて理屈抜きで彼女救出に奮闘するジャン=ポール・ベルモンド。その全力疾走シーンに惚れ惚れ。突き抜けたアクションにも体を張って全力で挑んでいるのでしょう。大満足の良作です。 [映画館(字幕)] 8点(2021-12-27 01:42:35) |
10. リリオム
シャルル・ボワイエ出演以外の知識無く鑑賞。オトコマエではあるものの画質のせいなのか匂い立つような美しさは感じられず、ザンパノが浮かんだ粗野な男振りにも何だかなぁと盛り上がりません。 他愛ない話が他愛なくお開きと思ったらまだ30分ある??? フリッツ・ラング作品とは思えない「素晴らしき哉、人生!」風の展開に10000へぇ。 ラストでのジュリーの台詞には「それは違うだろう」激しく異議あるところです。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-12-13 10:57:26) |
11. リターン・オブ・ザ・キラートマト
聞き覚えあるテーマソングでのクレジット2番目に出た George Clooneyに、ん? 同姓同名? 本人? 程なく登場したピザ店スタッフは目元涼やかなまさしく本人で最後まで出ずっぱり。イケおじ代表若き日のチャラ男姿に2点。 前作よりはストーリーらしきものはあるものの、怖くなく笑えなく熱くなく、お遊戯会のような演出がイタ過ぎる。 [DVD(字幕)] 2点(2021-05-31 00:47:49) |
12. リメンバー・ミー(2010)
《ネタバレ》 登場人物の心模様が丁寧に綴られている見応えある展開。ピアース・ブロスナンらしいスタイリッシュな職場があのビルにあったとは。仰天と共に別の形で悲劇を描けなかったのかの想いが強いです。遺された者たちがこの先どう生きてゆくのか余韻の残る作品。 [DVD(字幕)] 7点(2021-01-24 02:13:59) |
13. 旅愁(1950)
イタリア観光名所案内を兼ねた不倫メロドラマ。そんな都合良くいく筈無いでしょ!展開へのツッコミは、美男美女カップルの色気と、御大フランソワーズ・ロゼー、ジェシカ・タンディの名脇役ぶりと、ウォルター・ヒューストン御自らの歌唱「セプテンバー・ソング」とラフマニノフピアノ協奏曲第2番フィナーレに封殺されました。しょうもないハナシを秀作に仕上げたプロデューサー ハル・B・ウォリスに拍手。 [インターネット(字幕)] 8点(2020-11-29 21:12:56) |
14. リヴァプール、最後の恋
「復讐は俺に任せろ」での熱演が印象深いグロリア・グレアム。4度の結婚。4番目の夫が2番目の夫の連れ子(彼が13歳の時に関係を持つ)。ハリウッド大女優らしいアグレッシブな女性晩年の恋愛模様が描かれた本作。お目当てアネット・ベニングは確かな役作りではあるものの、物語に惹かれるところがありません。時を行き来するカメラワークも今一つ。そもそも本作の元がピーターの回顧録というのが、もうね、二人の出来事を公にする神経についてゆけません。じゃあ観なければいいのに観ちゃいました。(悔) [DVD(字幕)] 5点(2020-04-27 03:41:09) |
15. リミット・オブ・アサシン
レッド・マウンテンとはブラックウォーターの事? 24時間の生を与えられた主人公の奮闘があらぬ方向へ突っ走っていき妻子の敵討ちにたどり着く物語に違和感で興に乗れずじまいの作品。ラストショットの度が過ぎたおふざけは憤慨もの(-5点) お目当てルトガー・ハウアーの枯れた佇まいが寂しかったものの、ショットガン(かな?)で仁王立ちのお姿を拝ませて貰って「ありがたや、ありがたや」(+10点) [DVD(字幕)] 5点(2020-02-06 16:54:15) |
16. 陸軍中野学校 開戦前夜
ひねくり回したストーリー、大詰めでのチープ感、シリーズ中で一番華に欠ける雷蔵。シリーズの潮時を感じさせられた凡作で残念。細川俊之の重低音ボイスが若い頃には出ていなかったのにはビックリでガッカリ。 [DVD(邦画)] 5点(2019-09-17 16:35:18) |
17. 陸軍中野学校 密命
《ネタバレ》 キャッツ・アイの正体をめぐる物語に惹き付けられたのですが、急展開の元となったのが偶然に小柳の車が前を走っていたというのが都合良過ぎて白けます。清楚な高田美和、欲求不満女の野際陽子共に好印象。雷蔵は野際陽子を色仕掛けで手玉にとる姿に惚れ惚れ。スパイが下劣かどうかは大局観によるのかなぁと考えさせられました。 [DVD(邦画)] 6点(2019-08-22 13:28:46) |
18. 陸軍中野学校 竜三号指令
《ネタバレ》 シリーズ第三弾では、「神よ与えよ 万難を我に」という気概で任務に当たり命を落としてしまう悲哀、和平の目的が果たせない無情が示されておりました。友の死を悼む椎名次郎に、まだ人間味が残っていた事が感慨深い。展開及び使用される小道具に無理筋はなく惹き込まれましたが、明子とスタイナーの件だけ「そんなアホな」ドン引きです。雷蔵は安定感抜群なものの突き抜けた感がなくちょっと残念。 [DVD(邦画)] 7点(2019-08-21 00:51:46) |
19. 陸軍中野学校 雲一号指令
清張作品を観ているかのような丹念な捜査模様ですが、そこに悲哀や不条理は無く、華も無ければ味わいも無い無味乾燥な一品。もうちょっと何とかならなかったのかと思う爆破シーンのショボさに呆れる。雷蔵の深みのある声での語り口は何時もながらウットリさせられ、今作での芸者遊びの客役でのはんなりとした姿(プライベートはこんな感じなのだろうか?)が絶品であり唯一の収穫。 [DVD(邦画)] 6点(2019-08-12 23:51:35) |
20. 輪舞(1950)
《ネタバレ》 娼婦に始まって娼婦に終わる物語そのものが輪舞となっている構成。端正な語り口はコリン・ファースのようで、人生を達観している眼差しはジェームズ・メイソンのようなアントン・ウォルブルックの狂言回しが絶品。唇を重ねる、肌を合わせるに到る各人の恋心は深みが何も無く明日にでも忘れそうなものの、上質な音楽並びに居並ぶ大スターのこれぞ「おフランス」と言うべき華麗な味わいを楽しめる逸品。 [DVD(字幕)] 7点(2018-10-13 21:24:44) |