1. 私がやりました
オゾン監督の、ひさしぶりにシンプルにメジャーっぽい造りになっていて、気楽に楽しめる作品。 何よりも、オデット役のイザベル・ユペールの、ヒステリックで大袈裟な感じの演技に魅せられた。このオデットの解釈は、イザベル自身のものらしいが、これがなければ、オゾン監督の他の作品のように内省的過ぎて凡庸な人々には凡庸にしかみえない作品にしあがったであろう。 それにしても、ピアニストのエリカから、このオデットまで演じるというのは、驚嘆の限りだ。 [映画館(字幕)] 7点(2023-12-24 15:57:09)(良:1票) |
2. 私たちの声
7つのストーリーがあるのだが、最初のほうはそれなりに考えさせられるものの、後ろに行けば行くほどわけわからなくなる。監督、脚本家やactorが短編の中で力を発揮することができなかったといえばそれまでなのだが・・・ [映画館(字幕)] 5点(2023-09-27 17:23:52) |
3. わたしを離さないで
あの原作を上手く映画にしたなあとは思いますが、原作の方がよいですね。俳優さんたちはみなさんとてもうまいと思いますが。 [DVD(字幕)] 7点(2014-03-02 09:01:14) |
4. ワン・デイ 23年のラブストーリー
エマもデキスターも、好きな人物ではないが、人物像はうまく描けていると思う。それに、大切な人を失う痛みというものを、うまく構成できている作品だと思う。なにせ、アン・ハサウェイはうまい。 [インターネット(字幕)] 7点(2013-09-22 16:55:24) |
5. 私は「うつ依存症」の女
原作が優れているせいだと思いますが、とてもきちんと作られていると思いました。まあ、こんな状態を「うつ」と呼んで投薬治療するんだから、精神医学は混乱しますね。相当な認知の歪みの方が問題で(だからといって、認知行動療法が有効とは思えないが)、両親から伝わる、対人接触の困難さを俎上にあげるべきんなんでしょう。 [DVD(字幕)] 7点(2013-08-16 20:32:45) |
6. 私が靴を愛するワケ
ルブタンやマノロって、こういう人なんだ。 [映画館(字幕)] 5点(2013-07-19 06:49:32) |
7. 若者のすべて
「救いようのなさ」を描かせたら右に出る者のいないヴィスコンティだが、本作ほど「救いようがない」と、胸が悪くなる。しかし、「家族の愛」の「救いようのなさ」がレッスンになっているのだとすれば、「救いようのなさ」も本物である。 [DVD(字幕)] 6点(2012-08-10 04:03:09) |
8. われら女性
大女優の日常を描いたオムニバス…という説明が全ての作品。ビスコンティが出来作で、ロッセリーニが一番つまらない。バーグマンがただのおっさんである。 [DVD(字幕)] 6点(2011-10-09 11:48:02) |
9. わたしのお医者さま
ブリジッド・バルドーが出演していなければ消え去っていた映画。フランス語訛りの英語がかわいらしい。 [DVD(字幕)] 5点(2011-09-25 11:57:05) |
10. 悪い奴ほどよく眠る
黒澤明らしい、細部のリアリティが雑なことと(一般には逆のことが言われているが)、人間描写が浅いことを気にしなければ、十分楽しめる。 [DVD(邦画)] 7点(2011-04-04 09:47:09) |
11. ワルキューレ
《ネタバレ》 芝居はうまい、絵は良い、しかし、何か物足りない。う~ん音楽かな。「ヒットラーだけの暗殺に専念しておけば」という意見の方々、ぜひ、軍とか組織とか歴史とかに触れてみて、もう一度みてみてください。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-07 23:01:17) |
12. 私の中のあなた
お汁粉を甘くしようとして砂糖を入れ過ぎると、こういう映画になる。この監督は、だいたいそういう映画だが。うっかり映画館に見に行かなくてよかった。 [DVD(字幕)] 6点(2010-03-07 21:12:03) |
13. WASABI
広末涼子が結構良いと感じた私に、映画を評する権利はあるだろうか [DVD(字幕)] 5点(2008-07-28 09:43:48) |
14. 私は二歳
世相史の記録としても優れているのが、市川崑映画の魅力の本質のような気がする。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-01-20 13:03:02) |
15. 私は告白する
ヒッチの作品は女性の魅力で決まる。アン・バクスターが魅力的でないので、これは今ひとつだ。ヒッチ自身もこの作品は好きでなかったらしいし。 [DVD(字幕)] 5点(2007-12-23 01:28:22) |
16. わるいやつら
ずうっと片岡孝夫とは気づかずに、「芝居にメリハリのない役者だな」と思って見ていた。 松坂恵子は変わらないねえ。 梶芽衣子は相変わらず素敵だ。しかし、こんな役やらせるなんて。 [ビデオ(字幕)] 3点(2005-06-26 12:14:30)(良:1票) |
17. 私を抱いてそしてキスして
みんなそれぞれ頑張って演技しているんだ。特に、南野陽子がうまいじゃないか(日本アカデミー賞主演女優賞の候補になったくらいだ)。この映画のために7kgもやせたそうだし、裸身もまぶしい。だけど、脚本に全くリアリティがないのである。やっぱり、アメリカでの話をもとに、それを日本でそのまま持ってきたからじゃないだろうか。日本の話だと、もっと、どろどろすると思うのだが、そのドロドロが描けていない。医学監修はしっかりしているようでいて、垂直感染3割という数字は、帝王切開しなかった場合の話なので、誤解を広げていないか。厚生省推薦していて大丈夫なのか。 [DVD(字幕)] 5点(2005-05-11 11:24:33) |
18. ワルシャワの柔肌
《ネタバレ》 頑張っている映画というのは分かる。良くできた映画という評価もできる。 若い頃であれば、無理にでも、「良い映画」と言ってたかもしれない。 しかし、リアリティが辛く、ここまでストーリーがすっきりしないと、だめ。 主人公のコケットリーを描こうとするから、シャマンとして描くのに失敗してしまっているし。 最後に脳味噌を食べるのも、無駄・無理だと思う。 映画館で見たら、もう少し良い評価していたかも。 女の子のウエストの縊れは良いが。 5点(2004-11-01 20:57:17) |
19. 吾輩は猫である(1975)
中学生の時、映画館で見ました。市川昆先生の作品とも知らず、2本立ての「動脈列島」のエロシーンの方にどきどきしました。最後の場面は、今思うと、市川先生らしいような気もします。 しかし、まあ、みんな手抜きと言われてもしょうがないだろ。ひどいよ。 [映画館(邦画)] 3点(2004-11-01 13:52:49) |
20. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
デボラが素敵な夜の後に乱暴されるのが、とてもせつないです。少女時代のデボラが数段良いな。 7点(2004-10-24 00:42:55) |