1. MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない
《ネタバレ》 全く予備知識なしで見ましたが良かったです。小気味良い編集とテンポ、そして付随音楽のセンスの良さ。 部長のキャラと部下たちの応対の変化、楽しさからほのかな感動、そして終わり方も後味が良いです。 あと、木本事務所の崎野です〜!の言い方が耳にこびりついて離れません。 [インターネット(邦画)] 7点(2025-03-22 15:14:04)★《新規》★ |
2. ストレイ 悲しみの化身
《ネタバレ》 ロシアに昔から存在する、悲しみや喪失感に漬け込む悪魔みたいなものですかね。 怖くはないけど嫌〜なタイプの作品でした。 その悪魔だか怪物が完全に正体現して襲ってくるシーンあるのですが、CGの出来が酷くて。 色彩乏しく寒々しい雰囲気は悪くなかったんですけどねぇ。 [インターネット(吹替)] 5点(2025-03-19 15:04:31)《新規》 |
3. はい、泳げません
《ネタバレ》 大学教員をしてる主人公はカナヅチで、水泳教室に通う。 そこで繰り広げられるのはまさしくコメディで、同じく生徒の4人のおばちゃんとの掛け合いが印象的。 彼は常に考えすぎなタイプで、何かをしようとするといちいち理屈で考えてしまう。 この辺は私も同じなのでその不器用さが理解できる。いつも考えごとばかりしている人にとって一番難しいのは何も考えないことなのだ。 それにしても泳げない人が教室に通って泳げるようになるまでのお話なんて、日本は本当に平和だなぁなんて見ていたら、 後半から途端に雲行きが怪しくなる。話が急激にヘビーになっていく。そしてトラウマチックな描写が増えていく。 この展開には少々面食らいました。そういうことだったんかい。主人公は最終的には新しい恋をスタートさせ泳げるようになる。 なのでめでたしめでたしなのだが、そこに至るまでのサクセスがいまいち咀嚼できない。 とりあえず新しい一歩を踏み出せば新しい景色が見えるぜってなところか。 悪い映画ではないけれど、感動するほどの構成力はストーリーにはなかったかも。 [インターネット(邦画)] 5点(2025-03-18 16:07:37)《新規》 |
4. 悪魔の毒々モンスター東京へ行く
《ネタバレ》 冒頭からやたらと気合いの入ったグロ描写とやたら脱力系のユーモアが展開され恐れ入ります。 この作品に関根勤さんが出演していることは知ってましたが、1カットとかでなく4シーンくらいに出てましたね。 あと安岡力也さんも出てきます。相撲レスラーになった挙句、やたらと勢いよく包丁を振り下ろし続けるという 謎キャラの魚屋さんにバラバラにされるというトンデモオチ。 それ以外の出演陣はあまり存じ上げませんが、謎のヘビメタ集団や謎のコスプレ集団などが全く脈絡なく出てきてなんじゃこりゃと。 たい焼き器で鼻を挟んで鼻がたい焼きになる、銭湯に男を入れて野菜も入れてしゃぶしゃぶにする、訳のわからないギャグが 次々展開されるのですが、日本人が見てもわからんのですからアメリカ人が見たらもっとわからんのではと思うのですが(笑)。 あと謎に乳房がたくさん出てきます。許可をとってるのかどうかもわからないロケも多く、 良くも悪くも「自由でおおらか」な時代の作品というのを感じさせてくれます。 終盤のアメリカパートでのアクションもなかなか楽しいです。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-03-17 12:36:09)《新規》 |
5. ポスト・モーテム/遺体写真家トーマス
《ネタバレ》 ハンガリーの映画ってなかなか見る機会ないので鑑賞。 遺体写真家という職業がまず興味深いです。昔のヨーロッパでそういうのが多く撮られていて、 昔は死が身近にあったので若くして亡くなる人も多く、まるで生きてるかのように写真にとって残すという需要があったそうな。 本作はそういうのを題材にしていて、舞台背景も戦争とスペイン風邪で多くの犠牲者が出る時代。 地面も凍っていて埋葬も出来ないという状況で、この怪奇村の色彩の乏しい寒々しい画面が実に雰囲気出てます。 ただ、そういうしっとりした題材とは裏腹に、ありとあらゆる怪奇現象が次々に起こるのですがこれが結構堂々たるものでして、 悪霊さんたちがあまりにアグレッシブすぎて(笑)、日本人の感覚的には逆に怖くなくなるのですよね。 ご遺体の集合写真シーンまではまあ良いとしても、終盤は人がどんどん宙に浮いて飛ばされます。 家は沈み、燃え、水没します。臨死体験中のヴィジュアルはクオリティ高くて良かったです。 悪霊たちは何がしたかったのか、これで解決してるのか、なんだかよくわかりません。 不幸な時代で亡くなった人たちの未練が集まってああなった、ということなのでしょうか? にしても、なんで写真家が陰陽師みたいな仕事を任されなあかんのかは疑問ですが。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-03-16 15:44:36) |
6. 高速道路家族
《ネタバレ》 良い映画だと思います。本作で一番グッとくるシーンはやっぱり嫁さんが手を合わせながら別れを告げるシーンですね。 どうしようもない状況、やるせなさ、そういうのがすごく伝わってきました。 ただその後のスーパーで自暴自棄になって色々食いまくるシーンは少々演出過剰な気もしました。 全編を通して父親はほんとどうしようもない人なんだけど、精神を病んじゃってるとわかるシーンがあります。 そして後半で彼は投資詐欺に引っかかって無一文になり家族でこういう生活してるんだと明かされる。 母親も、自分の子供時代の境遇があって子供たちを学校に通わせてないと語ってました。 不幸が不幸を呼んで抜け出せないシチュエーションというのがよく絵がれたと思います。 終盤の家具屋が火事になる展開は少々ご都合さを感じたしラストは人によって好き嫌いあるかもですね。 [インターネット(字幕)] 7点(2025-03-16 14:47:28) |
7. マダム・ウェブ
《ネタバレ》 興行的には大爆死、おまけにラジー賞にまで選ばれるという始末ですが、実際鑑賞してみて、そんなにひどいかなぁという印象でした。 まぁ勿論、触れ込みにあるようなミステリー要素もサスペンス要素もないし、例えば3人の女の子を置いて一人でペルーに行く展開とかも 疑問に思わなかったわけではありません。でもラジー賞映画かというとそんなひどくもなく、個人的にはモービウスよりも楽しめたと思います。 マダム・ウェブというキャラクターはほとんど知りませんでしたが、盲目の預言者と聞くとババ・ヴァンガを思い出しますね。 コミックのキャラはだいぶ年配の女性でかつ生まれつき盲目とのことで本作ではキャラ変がなされてるみたいです。 そんでそのキャラはこうして生まれた、みたいなお話なので言ってみればマダム・ウェブ ビギニングって感じ。 キャラとしては魅力的ですし、女の子3人のスパイダーガールとしての活躍もこれからだというのに、 続編はもう作られないだろうと思われるので勿体無いなと感じました。 [インターネット(吹替)] 6点(2025-03-15 12:21:31) |
8. ゴーストバスターズ/フローズン・サマー
《ネタバレ》 前作のアフターライフはジュブナイル的な魅力や懐かしさや感動要素があり色々と見どころが あったなと思うんですけど、本作は単に続編作りましたという感じで前作ほどの良さは感じませんでした。 ガラッカという氷の王が君臨してからは多少は盛り上がるのですが、それまでの中盤が中弛みしてる印象。 本作に話の主軸がかろうじてあるとすればそれはフィービーとメロディーという女の子の幽霊の友情でしょうか。 ここがあっさりしてると言いますか、二人にそれほどの繋がりがないんですよね。 この二人にもっと結びつきをもたらすエピソードがあれば、お別れのシーンでもっと感動的になるのになと思いました。 勿論、80年代シリーズに登場してきたゴーストたちがその当時の質感なんかも含めきちんと表現されていたり 前作にも出ていたミニマシュマロマンが引き続き登場していたり目に楽しい要素はちゃんとあります。 例のテーマ曲もエンドクレジットでしっかり流してくれます。 アイヴァン・ライトマン亡き後ではファンの人からするとさらにグッとくるものがあるでしょうね。 [インターネット(吹替)] 6点(2025-03-13 11:03:15) |
9. プー あくまのくまさん
《ネタバレ》 プーさんが著作権フリーになったということで、そのプーさんを題材にホラー映画を作ろうというやったもん勝ちみたいな作品。 興味本位でやっぱり見たくなりますし、実際グロさはまずまずの出来でした。 本作の残念なところは、ガタイの良い男がプーさんマスクをかぶってる、という風にしか見えず怪物感がないこと。 ブラッドアンドハニーというタイトルは秀逸ですけど、それこそ生き血を求める怪物みたいにでもすれば良かったのではと思います。 [インターネット(吹替)] 4点(2025-03-12 16:39:41)(良:1票) |
10. サンクスギビング
《ネタバレ》 なんと言っても冒頭の一大セールシーンですね。 人々が殺到して争奪戦を繰り広げ、それによって幾人もの人たちに 無惨な死をもたらすその様は人というより動物の集まりみたいな感じです。 このやり過ぎ感が本作の特徴で、ホラーなんだけどやり過ぎで笑えるという世界観を作り出しております。 感謝祭の晩餐のシーンもそうですね。悪趣味の限りでこれもまた笑っちゃう。 そして犯人は奇妙なお面をつけて斧を振り回す敏腕な奴で、キャラクターとしては気に入りました。 ただ後半、刑事が現場に駆け付けてからの一連のシーンは不自然で下手な編集だったので、 あの時点で犯人が誰がわかってしまい正体がわかるシーンに驚きをもたらさなかったのが残念でした。 続編が様にパワーアップして帰ってくることを期待してます。 [インターネット(吹替)] 6点(2025-03-12 12:35:47) |
11. ドリーム・セックスバトル
《ネタバレ》 世の中に監禁ものはたくさんありますし、過激なものもたくさんあります。 そういう意味で言えば本作はまだマイルドな部類です。 でも主人公が支離滅裂でその演技も悪くないので「病んでます感」はしっかり出てたと思います。 それ故に見る人を選ぶ、というかこんな作品、好きな人いるのかな?(笑)。 外見至上主義へのアンチテーゼのようなテーマもあるのかもしれませんが、 マッド化する女を描くだけなので見ていて楽しいものではありません。 全体を通して、汚らしいという印象だけが強く残りました。 [インターネット(字幕)] 3点(2025-03-09 13:09:06) |
12. ザ・クリエイター/創造者
《ネタバレ》 ギャレス・エドワーズ監督は、「モンスターズ/地球外生命体」を鑑賞した時に 巨きなるものを描く時の静けさとか空気感みたいなのが独特で、GODZILLAの時にもそれを凄く感じました。 本作ではノマドと呼ばれる宇宙ステーションに同じ魅力を感じます。壁のようなレーザーで地上をスキャンするシーンがすごく印象深いです。 そしてまたそういう巨大なハイテク兵器と、戦場での人海戦術のような戦いのギャップもまた意味深さを感じさせます。 ニューアジアと呼ばれている地域は渋谷を想起する映像もあってその辺は目新しくはないんですが 東南アジアとか中央アジアあたりでのこのロボメカ感と言いますか、こういうのは新鮮で面白かったですね。 そんで米側が悪役になってる設定もまた珍しい。壮大な内容でありながら一つの家族の物語で肯定も批判もできるとは思うけど、 こういう設定の超大作をまだ作れるだけの底力がハリウッドにはあるんだなと感じさせてくれた作品です。 [インターネット(吹替)] 7点(2025-03-07 11:53:22) |
13. かがみの孤城
《ネタバレ》 感動まではしなかったですが、いいお話だと思います。 他の方も言われてるように孤城自体のファンタジー的な魅力あるシーンは確かに少なかったように思います。 でも現実世界への処方箋みたいなストーリーなのでこれもありだなと。実際に色々な境遇を抱えている子達は多いだろうから、 もし一人でも勇気付けられた子がいるのであれば製作者冥利に尽きるでしょうね。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-03-06 17:21:52) |
14. ソウX
《ネタバレ》 このシリーズ、10作目とのことで、まぁ続きますねぇ。 ジグソウ役の人、元々がおじいちゃん顔だからなのかさほど見た目に変化がないようで、 まだ現役なのがすごいなと思いました。 今回はそんなジグソウおじいちゃん側からの物語で、詐欺師集団懲らしめの劇でございます。 とにかくまぁえげつない復讐の連続。 モラルの話をする資格などない、というセリフを互いに言うわけですが、まさにソウだと思います(笑)。 [インターネット(吹替)] 6点(2025-03-04 13:12:03) |
15. アナザヘヴン
《ネタバレ》 冒頭、事件現場から例のものを見た刑事たちがオエ〜!オエ〜!と嗚咽を吐きながら ものすごい勢いで部屋から飛び出してくる様を見て、ああこういうスタイルの作品なのね、と期待しました。 不思議なコミカルさがあって、ダンスミュージック風の付随音楽を鳴らしながら進んでいく前半は良かったと思います。 でも後半は失速します。結局のところ、犯人は水?というトリッキーな内容でまぁそれ自体はいいのですが、 終盤は綺麗に撮ろうとしてる節もあり、脳みそがなんだというところからの尻すぼみ感を感じてしまいました。 [インターネット(邦画)] 5点(2025-03-03 17:21:38) |
16. ドント・ハングアップ
《ネタバレ》 善良な若者たちが変質者の狂人に監禁される系の作品はよくありますが、 悪さばかりしてる若者たちが復讐心を燃やす犯人に嵌められる系の作品。 とは言っても別にカタルシスなど感じません。 やたらと手の込んだ計画で完膚なきまでにやられてしまうわけですが、 両親まで巻き込むのはどうなのよと思いました。 [インターネット(吹替)] 5点(2025-02-27 17:27:20) |
17. ザ・ファブル 殺さない殺し屋
《ネタバレ》 前作も面白かったですけど、こちらもまた引き続き良かったです。 邦画ではなかなか観ないようなスピードアクションを楽しむことが出来ます。 特に団地のシーンですかね。スローモーションの使用も作品を印象深くさせていて、 爆発する部屋、吹っ飛ぶ扉を間一髪避けるシーンとか、地雷を踏んだ彼女を 高速で救う終盤のシーンとか、すごく脳裏に焼き付きます。 あと無敵なのに猫舌キャラなのも凄くいいですね。アクション、コメディ、 そして結末に尾を引くほのかな感動に至るまで全体として素晴らしい娯楽作品に仕上がってました。 [インターネット(邦画)] 7点(2025-02-25 13:32:14) |
18. ディープ・コンタクト
《ネタバレ》 地図から消された炭鉱町。そこに科学調査にやってきたグループが坑道を調べると、得体の知れない生物に遭遇、 ストーリーはめちゃくちゃ好みなんですけどね、いや実際、中盤までは割と楽しめました。雰囲気も悪くなかったし。 この作品のパッケージ写真、これどう見てもトレマーズを意識してるでしょ? だからこういうタイプのクリーチャーが出てくると思ってしまいますよね。実際は、そうですねぇ二足歩行してるから、地底人ですよ地底人。 21世紀に入って地底人出してくる映画もなかなかないのでその辺の意欲は買いたいのですけど、 肝心のクリーチャーがほんと見えずらいとと言いますか、襲われるシーンも何が起きてるのかよくわからんレベルでして。 終盤の脱出シーンでクリーチャーがようやく見えるところはやっぱB級感ガッツリ感じちゃいましたけど、 この辺がもっとハラハラさせるような仕上がりになってればだいぶ違ったのになと思います。 あと、こんなバケモノたちを相手に町の人たちだけで自警団作って監視してる理由が、世間の人は信じないからってなんだそりゃという話だし、 コンクリ流して穴塞がないのとかも思っちゃうんですけど、まぁそれいっちゃ映画にならんか。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-02-22 15:24:54) |
19. TITAN タイタン(2022)
《ネタバレ》 アサイラム制作による、いつものB級SF映画。 とはいえセットや衣装などはそれなりに凝ってるように見えます。少なくとも安っぽすぎて観てられないというほどではありません。 ただ低予算SFにありがちなCGの安っぽさだけは致し方ないものがあります。 舞台が衛星タイタンなのでそのタイタンの風景を俯瞰したり地平から見たりといったヴィジュアルが欲しいなと SFマニアとしては思うのですが、残念ながらアサイラム作品にそういうのを求めるのは酷というものでしょう。 あとストーリーがポンコツすぎます。なんというか、これならせめてぶっ飛んだ内容で笑かして楽しませてくれればいいものを、 本作は普通に真面目に作ってるんですよね。だからただつまらない、という地獄なのであります。 [インターネット(吹替)] 3点(2025-02-21 16:46:41) |
20. EM EMBALMING/エンバーミング
《ネタバレ》 独特な世界観、エンバーミングという題材など興味深く嫌いではないけれど、 まぁそれでも流石にその犯行目的が凡人には理解不能でついていけず。 父親なのかと匂わせる同じエンバーマーのおじさんも、結局何だったのか。 もっと腑に落ちる、咀嚼できる内容なら良かったんだけど。 全体的にまとまっていない印象を受けた。 [インターネット(邦画)] 4点(2025-02-21 14:24:56) |