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1.  キカ
ハハハ・・・何ともいえないアルモドバルのクセのある作品。変態模様オンパレードなのかと思いきや、それに耐えて観ていくと見えてくる人間の奥底にあるもの。んで途中からサスペンスも出てきたのでよけいに味わい深く(!?)仕上がってる。色彩鮮やかなインテリア、レポーターの人のへんてこな衣装、一度見たら忘れられないメイドの顔。キカ(水森亜土ちゃんに似てないか?)も人の良いオバちゃんみたいで何か嫌いじゃなかった。内容濃い割には後味もさっぱりです。
6点(2004-06-17 14:38:17)
2.  カーラの結婚宣言
軽い知的障害のある娘の恋愛、結婚、性のこと、その他、、現実はもっと厳しすぎると思うのですが、この作品の中では爽やかに描かれてました。J・ルイスはチャーミングだし好きな女優さんですが、少々私は演技に違和感を感じました。T・スケリットの父親役、D・キートンの母親役は好きです。母親としては心配だしとても神経質すぎるくらいになるでしょうね。好きだ、惚れた、で結婚したくなる気持ちもわかるけど、赤ちゃんできたりしたらまた大変だよ。娘持つといろいろ心配だらけ、だね(笑)。だけどハッピーエンドは好きなんですよ。
5点(2004-06-16 14:38:32)
3.  10億分の1の男
そうなんですよね、発想は面白いと思うんですよ。だけどストーリー展開が単調、まったりまったり過ぎてゆく。流れる音楽もまた緩やかに幻想的。出てくるスペイン俳優さんたちの濃い顔、顔、顔、、でほんとに睡魔が何度か襲ってきました。最後のドンパチのとこだけはしっかり観てられましたけどね。えっ、 リメイクするんですか!?どんな風に仕上がるんだろね。
5点(2004-06-12 21:43:15)
4.  オール・アバウト・マイ・マザー
好きでした。セシリア・ロスさんの演技が素晴らしいと思いました。息子を失った苦悩、生きてゆく強さが伝わってきました。生と死を描いてゆくには堅くなりがちの中、オ○マちゃんのユニークキャラや下ネタを盛り込むとこは監督らしいかも(新作もオ○マちゃんテンコ盛りらしいですね。)インテリアや雰囲気なども観てるとスペインならではでおもしろい。情熱の国、女は強い、私も強く生きたい。
8点(2004-06-08 17:33:16)(良:1票)
5.  フロム・ヘル
ダークな雰囲気と、これのジョニーは文句なしにかっこいい!だけれど物語はいささか退屈であった。捜査がなかなか進まず、ジョニーは最後・・・だし。切り裂きジャックだからもっとグロテスクかと思ってましたが、それ程でもなかった。「スリーピーホロウ」もそうだけど、こういう役のジョニーははまり役ね。私も鼻血出そうでしたよ。(笑)
5点(2004-06-06 15:04:53)(良:1票)
6.  シックス・センス
もうずっと前に観て、あのオチに〝え~っ・・〝と衝撃を受けたのにコメントはすっかり忘れてた(笑)。一度観るとわかんなかったことも、二回目オチを知ってから観るとあちこちにそうだよね、、と思うことがたくさん出てきてるんですね。「アザーズ」もそうだけど、ただ怖かった、ドキドキした、というだけじゃなく最後は切ない気持ちになりますね。 
9点(2004-06-06 07:29:45)
7.  “アイデンティティー”
とてもおもしろかったです。大雨、モーテル、同じ誕生日、死体と共に出る部屋のナンバーキーなどなど、、ゾクゾクさせられるものがいっぱいでした。ジョン・キューザックだけじゃやっぱ物足りないでしょう。レイ・リオッタが出ることによって、何倍にもサスペンス度が増しますよね。リオッタ、最初から〝こいつは怪しいぞ指数〝高いもん。あぁもってきたか・・と思ってたら、最後に出てくる人物のことはすっかり頭から消えてたんで、ギョエっと思いました。
8点(2004-06-03 16:37:57)
8.  男が女を愛する時(1994)
そうですよね、何でメグが酒に溺れるようになったか、がよく描かれてなくて単なるワガママなんじゃないの、アンディあんなに優しいのに、、と思った程でした。 でもちょうど出てくる下の子が自分の娘と同じくらいだったので、父親と娘の姿見てるとダブってかわいそうでした。 あたしなんて、果てしなく続く家事に、仕事に、何処でも連れていかねばならない子供、、に対してパイロットの旦那に家政婦さん付き、子供を祖父母に預けて夫婦の旅行と、何とまあ贅沢な、、と思ったけど、幸せそうに見える家庭でも抱える悩みは様々なんでしょうね。だが、メグは説得力に欠ける。長女役の女の子の方がなかなか上手かった気がします。
5点(2004-05-29 14:52:47)
9.  素晴らしき哉、人生!(1946)
つらい事があった時よく〝自分なんていなくてもいいのでは・・〝と思ったことがありました。だけどそんな事はない。この世に生まれ落ちてきた事は意味あっての事。だからがんばって生きてやろうと最近思うようになりました。神様がいるのならば、あたたかく見守ってくれてるのかな、、と思うと少しは心強い気がします。二級天使(一級じゃないとこがいい。翼もらえてよかったね)クラレンスとジョージのやりとりはほのぼのしてよかった。天使らしく見えないところもまたいいんです。自分も人生の幕を閉じる時、〝あぁ素晴らしい人生だったな・・〝と思えますように。そして、皆様にも幸多かれ!
10点(2004-05-26 15:02:17)(良:1票)
10.  バタリアン
わろた。ゾンビものなんだがゲラゲラ笑いながら観た。特にタールマンが〝脳みそをくれ~〝ってやってきたのは気持ち悪いと言うよりお笑いだった。
7点(2004-05-25 22:10:12)
11.  遠い空の向こうに
夢を夢で終わらせず、困難に負けず実現してゆく若者たちの姿に感動の涙を流しました。炭鉱で働く頑固な父親、家庭の為に一度は夢をあきらめつつもやはり好きなことを成し遂げようとする少年。父親の気持ちも何となく理解できる。少年が成長してゆく上で父親の存在というものは大きい。自分の頑固一筋の父親と兄のやりとりを見てたからよくわかる。父のように生きたくない、父を乗り越えてやる、、という気持ちは男の子ならきっと持つのだろう。夢を現実のものとするのに少年のこの思いは充分に役立ったと思うし、周りの人々の励まし、協力があってこそであろう。夢をあきらめなかった少年の頑固な性格は父親似なんでしょうね。最後の方ロケット打ち上げの際、親父さんが姿を表した時はもう大泣きでした。自分が落ち込んだ気分の時に観て、何てちっぽけな事でくよくよしてるのか、と励まされたようです。
9点(2004-05-25 15:02:40)(良:2票)
12.  ピストルオペラ
相変わらず強烈なインパクトを放つ色彩映像に妖しげな雰囲気の清順ワールド。清順の世界は好きで惹かれることが多い。だけれど江角のマキコさん・・彼女だけが妙に現実的でしっくり溶け込んでなくて浮いていた。それに比べ、山口小夜子さんは相変わらずの世界を持ってらっしゃる。彼女は年をとらないのか、、?化粧は昔より薄くなった気がするし、小夜子の健在ぶりにはアッパレでございました。最後にドーンと〝終〝の文字、監督らしいね。
6点(2004-05-23 15:09:51)
13.  閉ざされた森
私は元々カタカナに弱く、まして外人の名前なんか覚えるのがとても苦手である。(学生時代世界史なんかは苦労したんだ)この作品でもいろんな外人名が飛び交い、あげくにあの嵐の中の森の設定。暗くて見づらい上、必死で弱い頭を使ってこれは誰で、こうなって、、と考えながら観て、やっと顔と名前が一致して(かなり後半)さてさて、、と思ったらあのオチですか。登場人物把握に時間を取られどんでん返しを楽しむ事が出来ずにジ・エンド。トラボルタの笑顔がやたら癪に障った。くやしい~。私が愚かすぎなんだろな。私も置いてきぼりにされました。  
5点(2004-05-17 22:22:37)
14.  es[エス](2001)
観る前から展開は大体予測できたので、特に驚きはしなかったけど、人間って追い詰められれば欲望、本能がむき出しになって、集団になれば暴走し、やがて暴力に向かって・・怖いね。主役の人、頭丸めた方がよく似合ってました。余計なお世話ですが。
5点(2004-05-15 16:03:48)
15.  フォエバー・フレンズ
女同士の友情っていいな~と思うけれど、これがなかなか難しい。若い頃、女の子とも一緒に暮らした事があるけど、だんだんお互い嫉妬したりしてうまくゆかなかったり・・その子とは一緒にいる時ケンカばかりだったのが離れて、、今でも友人です。この映画のようには美しい友情とはいかないよ、、なんて冷めた感じで観てたのが、ミドラーの歌声に最後しんみりしちゃったよ。残された少女の瞳がやけに印象的でね。 
6点(2004-05-12 22:30:54)
16.  必殺! 主水死す
必殺好きだったと言っても映画は二本しか観ていないが、、。いつからひかる一平は出なくなったんだ、という妙な疑問は置いといて、、と。何かTVっぽかったよなあ~。東ちづる姉さんに細川フーミン、当時人気があったタレントだったのですね。それに主題歌、葛城ユキだもの。しかし、あれで本当に主水の最後でしょうか!? 納得いかんなー。死んでないよね、焼け跡から這い出てくるぞーと思ったが・・。主水、カムバ~ックと願いながらももう2004年。やっぱあきらめるしかないか。
4点(2004-05-11 18:41:13)
17.  ある殺し屋
成田三樹夫や小池朝雄は〝いかにも〝といった感じを漂わせているのに対し、市川雷蔵は全く殺し屋の雰囲気を漂わさず、ただの小料理屋の亭主といった感じなのだが、そこがまた魅力なのだった。ジタバタしてる成田や野川由美子の傍らで始終クール、それでもって分け前はきっちりやる、といった粋な仕事人に、観終わった時は自分も弟子入りしたい気分でした。なぜか若い小林幸子も出ておりました。(地味な役者時代なのかな) 塩沢の仕事ぶりは〝必殺仕事人〝の秀と妙にダブった。(こっちがオリジナル?)雷蔵、シブし。
7点(2004-05-10 22:13:10)(良:1票)
18.  イングリッシュ・ペイシェント
人を好きになるのに理由なんてなく、その為に周りの人々を傷つけ、その代償として全身ヤケドを負い、夫を亡くし、洞窟の中ではてようとも、二人はそれを、死をも受け入れてゆく・・砂漠の壮大さが〝不倫話〝をサラリとさせていたのでしょうか。彼がキャサリンを抱いて洞窟から出てくるシーンはまるで彼の花嫁さんのようでした。ビノシュの笑顔が時折観ている私の気持ちをホッとさせました。いくら好きで好きで仕方ない相手でも一緒になれないというのはとってもつらいし、〝運命〝という言葉だけでは割り切れないはかなさがありますね。
8点(2004-05-09 21:51:32)
19.  愛という名の疑惑
ギアとベイシンガー、二人とも美男美女だし見ている分はそう嫌な気分ではなかったが、何だろう・・かなりもの足りない。皆さんがおっしゃるようにヒッチコック風ではあったのだが、壊れかけの灯台、大げさすぎる音楽、あのギア様の笑顔・・皆さんごまかされてはいけません。中身は結構【WISH】さんの言われるように〝火サス〝っぽかったです。面会で入れ替わるったって、結構無理あるんではないか。振り回されたギアも悪い。だけどだんだんとお色気美女から、悪女へと変貌してゆくベイシンガーの表情が怖かったです。
4点(2004-05-08 15:51:32)(良:1票)
20.  刑事コロンボ/毒のある花<TVM> 《ネタバレ》 
〝しわとりクリーム〝女性だったら是非欲しいよねー。今回の犯人はおしゃれだし、そんなに嫌な奴だとは思わなかったです。クリームに目を付けさせて実は・・・というのですが、少々決め手が弱かった気がします。しかし、コロンボも毎度毎度しつこいね。それが魅力でもありますが。そしてコロンボの親戚(たくさんいるよね、いつも)もかなり協力してるなと思いますよ。それから、二番目に殺されたおねえちゃんも、あんなにスパスパタバコ吸っちゃいけません、です。
6点(2004-05-06 20:47:00)
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