1. 耳をすませば(1995)
《ネタバレ》 原作を知ってるだけに、なぜジブリがこの原作を選んだんだろうって不思議だった。結果、悪くはなかった。 この映画がテレビで放映された時、「こんな中学時代送ってなかった!」と鬱になったと2ちゃんなどで話題になったそうですが、そう云ってるのって多分少女漫画の洗礼をうけたことのない男子ではないでしょうか?りぼんやなかよし世代の人たちにこの設定は王道ですもん。何を今更って感じです。 雫の住んでいる団地、私の友達が住んでいたところにそっくりです。インテリアもなにもかも。あれが現実の人間の住居です。アニメであの姿が描かれた事って今までないのでは?その件に関してブラボーって云いたいです。もしかしてあったかも知れないけど、あんなさわやかな中学生の主人公の住居としては初めてな気がします。 地球屋に初めて行った時にあった年代物の時計の文字盤に「PorcoRosso」と書いてあってちょっと興奮。 [地上波(邦画)] 6点(2010-11-13 19:59:08)(良:3票) |
2. オリヲン座からの招待状
日本版ニューシネマパラダイスを作りたかったのかな。悪くはない映画でした。 ちなみに「ニューシネマパラダイス」は嫌いです。 [地上波(邦画)] 6点(2010-11-02 21:35:49) |
3. アリス・イン・ワンダーランド
《ネタバレ》 評価がいまいちみたいですが、すごくよかったです!世界観、完璧。 私の中では内容がどうかとかはもう別問題になってます。 アリスが死闘を繰り広げるなんて私の中では「なし!」でしたが 鎧がすっごく素敵で、あんな鎧があるならまあ闘ってもいいかな、なんて思っちゃいました。 アンハサウェイの白の女王役のキャラがすごく笑えて、みんなを虜にする女王をあんなキャラに 仕立て上げるのがバートンらしいと云うかなんと云うか。 フリークスも然りで、バートン流はちょっとしたところに見る事ができます。 それにコスチュームデザインがすばらしい。 アリスがお色直しするたびにため息がでました。 あんな服が欲しいです。 先に書いていた方がいますが、トランプの兵隊は紙がよかったな~~。 ドミノみたいに倒れて行く姿には思わず吹き出しちゃいましたけど。 主人公の女の子、あんまり目立ちませんが、私は好きです。 顔がユアンマクレガーに似てます。 それよりもジョニップ演じるマッドハッターの役が薄い感じがします。 あんなに派手なのにあんまり印象に残らない。 アリスその後ではなく、本物のアリスも撮って欲しいなと思いました。 [映画館(吹替)] 10点(2010-04-21 01:22:52)(良:2票) |
4. 嫌われ松子の一生
監督が中谷美紀を美人女優の位置を保つように撮ったと云っていたわけがわかります。 美しかったですもん。顔が写っていない後ろ姿ですら奇麗。 品がありました。原節子とか、昔の女優さんのように品がありました。 褒め過ぎかな?? 彼女、ずいぶん辛い思いをしたみたいだけど、途中であきらめてしまわなくて良かった。 あきらめなかったことに感謝したいくらい良かったから。 [映画館(字幕)] 9点(2006-06-17 23:12:54)(良:1票) |
5. ラストデイズ(2005)
酷く退屈な映画だった。耐えられる人はガスヴァンサントを見慣れているか、カートコバーンの狂信的信者、或いは心が病んでいる人ではないか?と思ってしまった。 屋敷が汚い。クレイクも汚い。友達も楽器も汚い。 音楽は軋みまくっている。 退屈だけど、その退屈さと上記にあげた条件はグランジロックをそのまま表している。 これはカートコバーンの伝記なんかではない。 [映画館(字幕)] 4点(2006-05-09 10:30:34) |
6. ドミノ(2005)
[時間軸を一旦解体させてから再構築した、斬新で刺激的なストーリー。] だと? 吐きけがする。 タランティーノですら、この手法をこの方法では使わない。 あまりに最近の過去過ぎて、この手法はさむい。 この手法に騙されるのは、中学生かデザイン学生か、 お洒落っ子気取りの若者だけではないか? 時間軸をめちゃくちゃにしてしまったと同時に、 彼女の悲しみまでめちゃくちゃになってしまい、 ストーリーもめちゃくちゃになってしまった。 めちゃくちゃな人生を辿った彼女には、それが似合ってるのかもしれないけど、 それならなぜ母親との和解と云う俗すぎるまとめ方をしたのか? まとめなど必要なかったのに。 そもそも意味がわからない。 キーラナイトイレイはそれほどよくない。 が、しかしこれは好みの問題で、彼女はとてもよくやっている。 新境地の開拓としてはとても適した役だ。 ドミノハーヴェイの存在がこの映画では真実かどうかは分からないが とてもドラマチックな人だったことにかわりはない。 これほど映画的な人もいないだろう。 映画の製作時期と彼女の最後の時期が重なるのにはむかつきを覚えるが、 それが彼女の最後にはまったく関係はないのかも知れないし、 むかつくのは製作会社の意図だけで、 魅力的な彼女に対してはただただ冥福を祈るのみ。 [映画館(字幕)] 1点(2005-12-01 16:23:54) |
7. ティム・バートンのコープスブライド
それはそれは美しい映画でした。良い方に感動して泣いた映画は久しぶりです。 ディズニーの映画と同じく、ストーリーは簡単で先を読めるように出来ています。 ですが大人でも楽しめるのです。 ティムバートン、お帰りなさい。本領発揮ですね。 あなたを待っていました。待っていた甲斐がありました。 一生ティムバートンのファンです。 ブラックで切なくてマニアックでファンタジックで幸せな映画を、 素直にまっすぐ、時に斜めから描写できる監督はあなただけです。 その存在はハリウッドでは大変貴重です。ラブレターを書きたいです。 [映画館(字幕)] 10点(2005-12-01 15:54:32) |
8. ミリオンダラー・ベイビー
イーストウッドだから、いつやりきれない事件が起こるかどぎまぎして見てた。 やっぱりやりきれなかった。なんかしとしととした雨に似合う映画だった。 ん、でも最後はハッピーだと思う。ミスティックリバーに比べたら、全然救いがあります。 [映画館(字幕)] 9点(2005-06-20 11:53:01) |
9. グラスハウス
《ネタバレ》 リーリー目当ては云わずもがな。水着姿には超興奮だけど、それでもやっぱりアイズワイドショットのパンツ姿の方がそそられる私はそうです、所謂真性ロリ。映画はと云えば、普通に楽しめた。ストーリーとか設定を考えればやっぱりたくさんの矛盾点やおかしさはたくさんある。だけどまぁ、ほら、ね?リーリーでてるし、それだけで楽しいでしょう。ダイアンレイン、すごく綺麗~~~って思ったんだよねー。あのくたびれ方とか最高でしたよ。あ、ストーリー的にほんとにわからなかったのが一つ。なぜダイアンレインはリーリーのに抱きついて死んでたの?殺そうとしてたのに。ビデオ見て可愛くなっちゃったのかな?なんて彼女の役は、そんな心の葛藤は必要ないくらいしょぼい役だったのに。不思議だ~。グラスハウスはガラスの家とグラス家って云う両方をかけたのだろうけど、前者の「ガラス」にかける必要はまったくなかったのではないだろうか、ささいな疑問が一番気になります。 [地上波(吹替)] 5点(2005-06-20 11:46:22) |
10. 真夜中の弥次さん喜多さん
くどかん節飽き飽き感は否めないにしても、これならしりあがり寿さんも満足ではないかと思います。リヤルのあり方が素晴らしい。男と男の肌のふれあい、まじで気持ちが悪いです。おェッ! [映画館(字幕)] 6点(2005-06-02 15:33:29) |
11. Ray/レイ
ストーリーはちゃちぃ、と思った。 幼少期の事は漠然としていたって別にいいんだけど、 なんでピアノがうまくなったのかよくわかんない。 ピアノってすっごーーーーく練習して上達するものじゃないの? 禁断症状もその幻覚もしょぼく、 あれほどレイを悩ませていたトラウマからの立ち直りも酷く省略。 「あれ?」感がのこってしまう。 マージーとの感情のぶつけ合いから生まれるセッションや曲は素晴らしく、 マージーの歌の表現力にはびびった。 それにレイを演じたジェイミーフォックスはまじでレイにそっくりで 乗り移ってんじゃないのかってくらいの熱演。 母親の厳しさが心に残る。彼女の哀しみや愛情ががひしひしと伝わってきた。 素晴らしい演技だった。 全体的には悪くない映画だったと思う。 特に音楽は素晴らしかったし、 鼾かいて寝てる人は居たけども、152分でも長さを感じなかった、 [映画館(字幕)] 7点(2005-02-28 16:43:36) |
12. ネバーランド
ちょっと物足りなかった。 ウィンスレットとの絡みもなく、題材からして子供よりの映画なんだろう。 どの子供が重要なのかわからなくて3兄弟全てが重要な性格をしている中で、なぜピーターだけがピーターで有り得たのか不思議だ。ピーターの設定にパンチが足りないのか、他の兄弟が個性的過ぎたのか。 終盤、劇中でピーターパンを演じた女の子が意外にもかなり重要な役になって、そのインパクトを上手に演じていたどこかで見た事あるあの子になにかしら賞をあげたいと個人的に思った。 でもあの役、ウィノナライダーにあげてほしかったなとも思った。 ジョニップはだんだんと子供の絵本のような映画が多くなった。 絵本よりと云う面ではもともとその傾向はあったけど、子供よりではなかったから。 ジョニップ独自の滑稽さは少しあって、それには安心したけど毒は一つもなかった。 [映画館(字幕)] 5点(2005-02-11 10:35:24) |
13. カンフーハッスル
《ネタバレ》 大筋元ネタがキャプテン翼からドラゴンボールZになって、次は北斗の券だと思う。って云うかそうであって欲しい。羊達の沈黙とか、シャイニングっぽいとこもあって、そこのみちょっとまじめにパロってるのが笑えた。家主の奥さんとの追いかけっこはアラレちゃんやアメコミのダッシュを思い出してうけた。映画に恋愛はつきものだから、ってだけであの女の子を出演させたみたいな短絡さも笑えた。 [映画館(字幕)] 5点(2005-01-25 10:30:46) |
14. いま、会いにゆきます
《ネタバレ》 色々伏線が張り巡らされてて鬱陶しいし、中村獅童がきもすぎてこんな男と恋愛できるかー!(ファンですが)って思ったりしたけどうまい映画だったな。 伏線に気付いていたはずなのに最後のネタバレですごい驚いた。なんでだろ? 恋愛って客観的に一方方向から見てるときもいね、ストーカーと変わりないもの。 話はラブファンタジーだからイマイチ好きになれない。 でも技巧とか話のもってゆきかたがうまいと思う。 あとね、多分「いま、会いにゆきます」って「いま、愛に生きます」とかけてると思うのね。 それが気色悪くて仕方ないけど、恋愛映画だから仕方ないか。 恋愛モノはやっぱ好かんわ。恥ずかしくて恥ずかしくて。 [映画館(字幕)] 7点(2005-01-25 08:49:00)(笑:1票) |
15. 僕たちのアナ・バナナ
《ネタバレ》 一番の原因はヒロインがブスな事(スタイルは抜群だけど)。その上淫乱だ。最初、ブライアントやろうとしてたっしょ?どっちでもいいからNYにいる間のセックス相手が欲しかった為に彼らに連絡しました度85%くらい。のこり15%はかろうじて懐かしさ。まぁ、それはそれでいいとして、それがいつの間にか恋にかわってしまうなんて、馬鹿女代表じゃん。キャリアウーマンって役柄だけど仕事に没頭している姿があるわけでもないし、いつでも携帯を離さないところだけでそんなスタンスが感じれるわけない。これは女優さんより監督の力量が低かったからだろうけど。それともアメリカでは「淫乱」の条件の一つに「キャリアウーマン」があるのだろうか?それなら納得。ヒロインの存在そのものには大分問題はあるが、始まりとか、ノートンの演技力、ベンステイラーの居るだけでコメディな存在感は良かった。 [地上波(字幕)] 5点(2005-01-25 08:32:43) |
16. ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール
いいなーいいなー。シャルロットが妻だったら私だって映画撮る!ノロけまくってやる [ビデオ(字幕)] 7点(2004-12-21 20:17:45) |
17. モンスター(2003)
美人女優はその美人さにプレッシャーがあるんだな、それが少し悲しい。セロンが醜女をやったと云うところは敢えて特筆すべき点ではなく、ただセロンはよい演技をしてた。特筆すべきはクリスティーナリッチ!あれは彼女の性質か演技力か、ぴたりとはまっていた。 [映画館(字幕)] 7点(2004-11-17 10:10:54) |
18. 恋の門
酒井若菜の谷間に釘付けになり、松田龍平のヴィジュアルを初めて美しいと思い、 昔のヲタ魂に再び火がつきそうになりました。ビバ・ローリングストーン!美味し過ぎる!漫画万歳! [映画館(字幕)] 8点(2004-10-26 18:30:10) |
19. イージー・ライダー
「以前君はヒッピーに憧れ旅立ったくせに、彼らの最終系は自殺だなんて云うし、」と云う文句を思い出す。と云うか、これがイージーライダーにむけて書かれた詩だけど。私の子供達を殺さないで、と云う気分になったのはなぜ? [ビデオ(字幕)] 8点(2004-10-15 08:52:05) |
20. スウィングガールズ
ノリについていけないとこはある。吉本新喜劇を見てるようなノリ。私の好みでは無いノリ。でも主役の女の子のノリの良さ、ラッパ吹きながら踊るノリと最後の演奏はやはり及第点。技巧はともかくこうして頑張ってここまでやれるようになったんだよ!と云う学芸会的なノリは見事に成功で、普段ならきっとうすら寒く思うような展開なのにブラボーって叫びたくなった。これはこの監督さんの技量ですね。ウォーターボーイズは見てませんが、やっぱ最後は生徒達の演技で終わるのかしらん? [映画館(字幕)] 6点(2004-10-04 23:44:08) |