1. スナッチ
娯楽作品として存分に楽しめた映画だった。ちゃんと見てれば一人一人の個性も分かるしラストまで無駄もなく感じた。前作と共通してこの監督とは馬が合う。一番うれしいのはほかの監督にありがちな男女の恋愛がまったくないこと。時間の無駄だしね。この作品は犬がちょっとした女の子役になってるけど。 9点(2004-03-27 00:37:52) |
2. トラフィック(2000)
この映画は予習が必要かもしれない。無の状態からのスタートだと登場人物がやたらと多いので名前が混乱してしまう。それでも最後まで突っ切って見れてしまうのが上手い。そして膨大な量のシナリオをわかりやすくコンパクトにまとめた監督、脚本家の質に脱帽。物語も現在の世界を真面目に語りつつ独自性を持っていて飽きがこなかった。 9点(2004-03-27 00:37:13) |
3. ブロウ
最高に悲惨な映画。彼の麻薬を通して人生上り詰めたこと、そして落ちていく姿。父親や娘との楽しくて切ない物語。まだ生まれてもない時代の現実のお話。 9点(2004-03-27 00:36:36) |
4. es[エス](2001)
ニルヴァーナに出会った頃を思い出す。衝撃的だった。無駄な設定や演出も多いけれどあれがなきゃ見ているほうも息抜きしにくいのでいいんじゃない。これをもっとリアルにしていったらお客さん限定されると思うし。あとから編集したのかもね。 9点(2004-03-27 00:35:53) |
5. レクイエム・フォー・ドリーム
何かに依存してしまう人間の悲哀を描いた作品。テレビしかり、ダイエット効果を促す薬、麻薬、恋愛などなど。演出もわざとらしく同じ映像を使い続ける。 淡々と描かれていく序盤から後半は思いもかけない展開に声を殺して見入ってしまった。 最後になるにつれホラー映画さながらの恐怖と、哀れともいえる儚さが心に染み入った。 8点(2004-09-20 14:53:33) |
6. レボリューション6
この映画すきです。 一緒に青春を過ごした仲間たちとの再会。 何度も見たくなる映画。。 特にホッテ最高!! 彼の演技はすばらしかった。 8点(2004-09-09 01:52:47) |
7. NARC ナーク
冒頭からやられた。意味深なカットと手ぶれ映像。これだけでこの映画はきっと面白いと感じてしまった。その直後話がゆっくりと進むにつれなんか落ち着いちゃったなって思ったら中盤以降は怒涛のスピード。メインキャラ以外名前も覚えられないくらい話が急展開。でも夢中でついていけちゃった。大作じゃないから話の落ちも読みきれなくて面白い犯罪物でした。 8点(2004-06-20 14:10:49) |
8. BULLY ブリー
殺人の動機が軽すぎるから犯罪後の各人の心情がリアルに伝わってきた。 動揺している仲間の中、一人冷静な殺し屋。。 軽軽しく人を殺すということがどんなに危険かということが画を通して伝わってきた。 8点(2004-06-12 18:12:26) |
9. リトル・ストライカー
子供のサクセスストーリーかと思いきや単純にそれだけではなかった。そういう意味でも見る価値のある作品だろう。芯の通った主役の物語に実にたくみに周辺の人物の物語がマッチしている。見終わってよかったねで終わらないで深く感動を覚えた。 8点(2004-04-21 12:01:56) |
10. トレーニング デイ
若者たちに人気の音楽を通していかに正義と悪どちらが正しいのかを問う映画だったと思う。脚本はとてもよくできていてたったの一日の話なのにうまくまとまっていて感心した。 8点(2004-03-27 12:30:14) |
11. シティ・オブ・ゴッド
この映画は近年まれに見るドキュメントを踏まえたエンターテイメント作品か。ブロウは少し社会的な作品に近かったかな。 日本と反対側の国の話。サッカー大国の裏側にはここまで残虐な顔があるとは。誰が悪いのか、誰が正義なのかがわからない混沌状態。人殺しでも英雄なんて正直日本では考えられない。 これこそ教育問題に真正面から戦っている作品なのかもしれない。 8点(2004-03-27 04:57:07) |
12. ドニー・ダーコ
残像が残る映画。主人公かなり演技うまい。要チェックです。 サスペンスなのかなってずっと思っていたけど青春ドラマに近い感じだった。みんなとなじめないというか感覚が違っている自分。そんな自分を回りは異端児扱いしているが自分自身では正常だと思っている。どっちが正しいのかはわからない。映像もダークで混沌としている。演出も。解釈の仕方で気持ちよくも気持ち悪くもなる映画。 8点(2004-02-29 15:04:42) |
13. ボウリング・フォー・コロンバイン
ドキュメントがこれだけヒットしたのはまれな例。とてもうまく宣伝していたと思う。映画マニア、映画好きに焦点を当てらず新聞紙上など大人向けに展開していったのが正解だったと思う。本当に映画館は混み混みだった。 8点(2004-02-26 15:53:48) |
14. コンフェッション(2002)
後半につれて面白くなっていった。 最初はストーリーに自分が絡めていけなくておいていかれそうな気分。。 全て中途半端に作っているからもう少し丁寧に、、映像にこだわりすぎず。 作ってくれたらもう少し面白映画になってたと思う。 7点(2004-12-04 18:36:02) |
15. インソムニア
ロビン・ウィリアムズの犯人役は意外とマッチしていた。 優しそうな表情の裏の部分に簡単に人を殺めそうな香りが漂っていた。 ただ、それにもましてアル・パチーノの存在感はすさまじい。 スタイルは王道。ストーリーは外見だけでなく内面のお話だから見ごたえ十分でした。 7点(2004-12-04 18:32:00) |
16. アダプテーション
現実と虚構の交じり合った世界。 見ていて戸惑いを隠せなかった。 しかし、中盤から後半にかけて先生の影響を受けてからか次第に物語が分かりやすくなった。 面白いかは別としてスタイルの変化がこの映画の妙なのだろう。 7点(2004-11-21 19:21:36) |
17. 閉ざされた森
期待しないで見るとおもしろい評価が出ると思う。 ただ、予告に騙されて期待してしまうと致命的かもしれない。 観客的にヒントを与えてくれないから。解決策は偶然性が高く意外とご都合主義。 7点(2004-11-21 05:04:07) |
18. 天国の口、終りの楽園。
メキシコの現実はわからない。ただ、日本よりは貧困で治安も悪くそして、 とにかく暑いのだろう。 作品の中でも車移動中に出てくる警官隊の数や地方での暮らしぶりからわかる。 主人公の2人はまだ子供。現実が見えてない。とにかくわがままで自己中心的。 少なくともメキシコの子供たちの半分くらいは早くから親の仕事を手伝いまたは社会人に なり彼らより先に大人になっている。 そんな人がこの映画を見たらきっと羨ましくてほほえましい光景なのかもしれない。 7点(2004-09-25 13:27:57) |
19. ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
自分探しのたび。それがテーマなのかな。 最後の場面で明らかになるのだと思うけれど。。 歌声にやられて非日常の世界にどっぷり浸ることが出来る。 普通の生活していてなんか違うと思っている人にはうってつけの作品だと思う。 7点(2004-09-20 14:31:55) |
20. ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
楽しめましたよ。特に中盤から後半にかけては物語の核心に触れて。 最初のビデオテープの映像は見事なほどにえぐい。。 思わず目を背けたくなってしまう。丁寧な伏線と全てを解決させないストーリーが うまい。ただ、テーマがすりかえられていることが悪いところ。冤罪の人間が殺されることは 間違っているのは誰にでもわかるでしょ。それでは死刑制度の反対の最初のテーマから離れたところに進んでいるのでは。 7点(2004-09-12 12:41:55) |