Menu
 > レビュワー
 > 仏向 さんの口コミ一覧
仏向さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 92
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順12345
投稿日付順12345
変更日付順12345
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  レッド・ツェッペリン/狂熱のライブ
北海道の田舎にいるとき中学か高校の時にビートルズのマジカルミステリーツアーと二本立てで市民会館で見ました。 熱狂的なビートルズファンでしたがツェッペリンも好きでした。 しかし映画に関して圧倒的に狂熱のライブの方にインパクトがありました。 だらっとしたオープニングから急にMSGの照明がついてRock And Rollが始まった瞬間、頭がショートしてしまったので今だに覚えています。 特にギターを引くジミーページのかっこよさ。1973年から1977年までは演奏、ルックス、アクション全てが神ががっていました。 Rock And Rollのペイジの演奏はスタジオ盤に比べ、圧倒的にワイルドでギターの音の歪んでいてかなりぶっ飛びました。 (映画を見た時点ではライブ盤は聞いてませんでした) それと別な意味での驚き。Rock And Rollのイントロが終わった後のロバートプラントの声。 しわがれてオクターブ下げて歌うプラントにはショックでした。 この当時情報もあまりなく、プラントが喉を痛めて手術してもう初期の人間離れした高音が出せなくなったなんて知りませんでした。 あくまでスタジオ盤を基準に聞いていたのでペイジ、プラントの変わりようには驚きでした。 結果ペイジは私のギター神になりロックアイコンになりましたが、プラントはちょっと評価を下げてしまいました。 そんな相反する感情のなか、2時間はあっという間に過ぎ夢心地で家に帰りました。 断言出来ますが、その後みた他のミュージシャンのリアルライブよりこの映画は圧倒的なライブパフォーマンスでした。 この映画は私にとってのライブの基準となり、最もインパクトのあった青春の1ページです。 映画としての評価?は良く分かりません。しかし私の人生に与えた影響を考えるとこの点数以外考えられません。
[映画館(字幕)] 10点(2015-10-17 01:21:15)
2.  ソナチネ(1993) 《ネタバレ》 
死にたがっている主人公が最後は死ぬ映画。 しかしながらその過程の描き方が秀逸。 夜の東京から綺麗な海が輝く沖縄に展開するところが素晴らしい。 沖縄に行ったからといって主人公が改心するわけでもなく死はいつでも届きそうな所にあるところがいい。 皆で紙相撲をしたり、落とし穴を作ったり遊んでるが、死が突然やって来る。 突然ではあるが唐突な感じはない。 主人公はヤクザだがこの映画を全くヤクザ映画とは考えませんでした。 人を殺したり殺されたりしますが、道徳的に良いとか悪いとかも全く気にしませんでした。 これを見てヤクザに憧れる人がいるとは思いませんしね。 優れた映画は優秀な娯楽・芸術であると再認識しました。 白黒映画時代以降で最も優れた日本映画の一つだと思います。 
[CS・衛星(邦画)] 10点(2013-01-06 17:52:56)(良:1票)
3.  裏窓(1954)
普通の監督なら代表作といわれる作品を撮るのも大変なのに、ヒッチコックの場合代表作が多数あり、あまり知られていない作品も面白いという凄い人。そのヒッチコック映画の中でもこれは最高の1本だと思います。室内からの視点で物語が進行するのもヒッチコックならではの設定で、これを飽きさせずに最後まで見させます。グレース・ケリーも美しさの絶頂。
[DVD(吹替)] 10点(2010-08-01 11:06:09)
4.  めまい(1958)
今見ても前衛的かつ十分な娯楽作品です。これはヒッチコックならではのものです。「サイコ」もそうですがヒッチコックの時代でぎりぎりの現在でいう「サイコスリラー」「猟奇殺人」などの先取りといえます。キム・ノヴァクなどを見ると最近のハリウッド女優は正直安っぽく見えます。あまりに同世代の我々が知り過ぎれいるのかもしれませんが。
[DVD(吹替)] 10点(2010-08-01 11:05:07)
5.  羊たちの沈黙
もう何回も見ましたが最高です(そんなにFBI捜査官が単独捜査するか!とか矛盾も見えますが)。その後の猟奇殺人ブームの先駆け&決定版的な映画ですがこういう映画はジャンルは関係ないです。原作がよく、俳優、脚本、映像がよいからいい映画なんです。ショッキングな題材は重要ではないと思います。次作「ハンニバル」ではレクターがあまりにも前面に出すぎですがこの映画のフォスターはさすがです(ムーアは役不足)。
[DVD(吹替)] 10点(2010-08-01 11:02:33)
6.  レオン(1994)
これは素晴らしいでしょう!監督、配役も素晴らしいです。この映画でベッソンを知ったのと、ジャン・レノ ナタリー・ポートマン ゲイリー・オールドマンを初めて知った映画として感謝しています。特にオールドマンの演技はとかくアクションばかりの最近の映画では、ちょっとしたしぐさで役のキャラクターを演じる稀有な役者だと思います。
[DVD(吹替)] 10点(2010-08-01 11:01:06)
7.  新幹線大爆破
70年代日本映画の傑作! 音楽も、風俗も、車も、ファッションも古いが、この映画は古くない。 昔の日本映画がこれほどの傑作を作ったのに驚くというより、 日本映画の黄金時代が過ぎて斜陽産業となった70年代にこの傑作を作ったのに驚きます。 セットや爆破シーンのチープさなんて関係ない。 突っ込みどころはあるし、受け渡しの喫茶店が火事はありえない欠点だと思うが、 やはり評価したい作品。 高倉健は正直あまり好きではない。特に後年は大物扱い過ぎ、渋過ぎ、 ある意味アンタッチャブルな存在になったが、 この作品ではまだまだ現役役者のかっこよさを味わえた。 また他にも今となっては大物俳優になってしまった俳優の 脂がのっていた時代の姿が見れて嬉しい。 はなから70年以降の日本映画を軽く見ていた私の考えを変えてくれた事を 含めてこの点数を献上します。 
[CS・衛星(邦画)] 10点(2009-02-22 22:18:44)
8.  日本のいちばん長い日(1967) 《ネタバレ》 
戦争の悲惨を伝えるにも色々な表現方法があるが、この映画では一部の陸軍の青年将校が戦場で死ねなかった自分の死に場所を求めて、お国や天皇の為、ましては一般国民の為とは真逆の行為に走る狂気を描いています。 したがって私にとってこの映画の主演は三船敏郎や笠智衆など有名俳優=政府高官ではなく、クーデターを起こそうとする青年将校達です。 この映画で描かれる自分達の死に場所を与えられなかった青年将校たちはひたすら不快で正視に堪えません。 どの場面でも目をひんむいて、口から唾を飛ばし、ひたすら怒鳴りまくり、自分達の正当性を訴えかけます。 (この時点で広島、長崎の原爆は投下されているにもかかわらず。) この映画の転機は森近衛師団長を殺害するところです。 軍は命令が絶対などと言う将校が、上官を殺害してしまう。 さらに絶対的なトップである天皇が終戦を決断してのに、 これを天皇が周囲の人間に惑わされたからなどと妄想して決起するなど考えられるでしょうか? この映画では何人もの軍人が死ぬ。しかもオールスターキャスト映画の範疇を超えて非情にリアルにその死を描かれている。 皇居前のカメラに脳みそを吹き飛ばすシーンや、三船の切腹や森近衛師団長の殺害場面など椿三十郎なみの血吹雪である。これは監督の単なる娯楽作品に終わらせないぞという意思を感じる。 私はこの映画を見てからここのサイトのコメントに目を通してたが、 映画の質が高いだけあってコメントも熱のこもったものが多いと思います。 但し(勿論私の個人的意見ですが)この映画の青年将校の迷走、陸軍大臣の切腹を 大和魂、武士道、サムライなどの旧来の日本の美しい伝統文化と同一視して美化して欲しくはありません。 日本人は平和ボケしていると言われて久しいです。平和であることが否定的に言われるほど平和なのでしょう。では我々は何処に行けばいいのか?この映画ではその行く先は描かれてはいませんが、決して戻ってはいけない時代を克明に記録していると思います。※この映画には原作があり、その内容に誤りがあるなど指摘もあるようですが、このでの評価はあくまでこの映画の内容によるものです。
[CS・衛星(邦画)] 10点(2008-11-04 02:35:01)(良:2票)
9.  灰とダイヤモンド 《ネタバレ》 
この映画を始めて見た時の衝撃は相当なものでした。 それはこの映画をメッセージ色の強い政治的な映画として見なかったかもしれません。 私にとってこの映画はどきどきはらはらのサスペンスであり、 恋愛映画であり、もしかしたら青春映画かもしれません。 主人公のマチェックやクリスティーナも抜群に魅力的で、 この2人が出演してなければこれほど感情移入はしなかったでしょう。 どのシーンも飽きることがなく私にとっては最高の娯楽作品です。 そして映画の終盤、「マチェックはどうなるんだ??」とハラハラしながら見ていた 私が見たのはあの鮮烈なラストシーンでした。呻き、すすり泣きながらゴミにまみれて死んでいくマチェックを見てしばし呆然でした。映画では本当に沢山の人がどんどん死んで行きますが、これほど感情が揺さぶられるシーンは、ゴッドファーザーのソニーの射殺シーンぐらいでしょうか?私の生涯ベスト3に入る映画です。 
[CS・衛星(字幕)] 10点(2008-11-01 17:55:11)
10.  二十四の瞳(1954) 《ネタバレ》 
12人の生徒相手の学園ドラマが何故2時間30分もの大作映画になるの?と思ってみてましたが、見終わって納得。20年の時代の流れを描いた素晴らしい大河ドラマでした。大石先生が教え子や、自分の子供達に「弱虫!」とか「臆病者」と非難されるシーンを見て、その時代が持つ思想、教育というものの恐ろしさを感じました。大石先生は弱弱しく「貴方たちに死んで欲しくないだけなのよ」とい言うだけですが、このような考えすらも「赤」と見なされてしまう時代だったんですね。時代や思想を超えた大石先生の愛情に10点献上します。
[DVD(邦画)] 10点(2008-09-13 15:19:17)
11.  幕末残酷物語 《ネタバレ》 
20年以上前にテレビで見て強烈な印象を受けた映画。 DVDで見直しました。加藤泰という監督さんもよく知らないし、 この映画の知名度も高くありませんがやはり傑作です。 最初から最後まで中だるみ無し。 江波とさととのラブシーンは名シーンだと思います。 正直大川橋蔵はあまりインパクトはないが、 河原崎長一郎の沖田総司、 西村晃の土方歳三ははまっている。 なにより藤純子が可憐!! ラストシーンの悲哀は鮮烈です。 ぜひ多くの人に見て欲しい作品です。 
[ビデオ(邦画)] 10点(2008-05-18 16:15:09)
12.  天国と地獄
黒澤映画の中でも完成度の高さは1,2を争うのでは?と思わせるほど質の高い作品。前半の室内だけで展開されるドラマがまったく飽きさせない。飽きさせない為の工夫がそこらじゅうに散りばめられている感じ。緻密で繊細に計算されたがゆえのこの完成度。逆にいつもはスクリーンから飛び出しそうな三船敏郎が思ったほど存在感がない(ちょび髭はやして違和感ありまくり)。俳優の生の魅力に頼らずに、完璧な脚本を元に完璧なこの映画を作ったともいえるかもしれない。この後、赤ひげ以降だんだん映画を発表する間隔も開いていき、黒澤最後の傑作といっても差し支えないでしょう。赤ひげはやたらと時間をかけた長時間映画だが、私は全然だめでした。1940年代から毎年のように作品を発表していた時代も次の「赤ひげ」で一旦終了。黒澤の苦悩の時代が始まることになります。これまで数々の傑作を作ってきた黒澤が、1963年にこの傑作をまた作れた事実が凄いのかもしれません。昔の巨匠は代表作が1作だけでない。小津、溝口、チャップリン、ヒッチコックみんなそうですよね。10点満点あげたい黒澤作品のうちの一本です。 
[CS・衛星(邦画)] 10点(2008-05-18 15:42:22)
13.  殺しの烙印 《ネタバレ》 
「訳が解らない映画」、「この映画のために鈴木清順が日活をくびになった」、「カルトムービー」など 見る前に仕入れた知識も多かったが、実際見てみると以外と単純なストーリーで訳がわからないという 感じでは全然なかった。 要するに日本でナンバースリーの殺し屋が、ある仕事に失敗して逆に組織から命を狙われ 最終的にはナンバーワンの殺し屋と対決するという話。 ただし映像、演出はかなり破天荒。 冒頭、カーチェイスのシーンで車がコーナーを”ギギー!!”という音をたててスピンして止まる。 その瞬間、宍戸錠が車から飛び出しこれから撃ち合いが始まるかと思うと・・・・・ いきなり音楽のリズムに合わせて女性の手が車のドアを叩きリズムを取り始める。 その後、撃ち合いが始まるのだが、このシーンは前後の話と何の関係もない。 何でこの緊迫した状況でこのシーンを入れたかは意味不明。 しかししばし唖然としたあと、私はどっと笑ってしまった。 この映画にはこの手の現実的ではないシーンが多い。 その演出を見て私は時に大笑いし、時にそのかっこよさに痺れた。 10年ぐらい前に「ツィゴイネルワイゼン」を見たときは、全然解らず何も楽しめないまま 終わった。鈴木清順=難解というイメージを持っていたが、この映画は久々に夢中になれる映画だった。 痛快。極上のエンターテイメントムービー。10点献上します。 (後で知りましたが私の見たのは無修正版らしいです。)  
[CS・衛星(邦画)] 10点(2007-05-24 15:41:06)(良:1票)
14.  ゴッドファーザー
私の生涯No.1ムービー。へたに前衛を気どらなくても芸術映画は作れる。芸術映画は最高の娯楽映画になりえる。最高の娯楽映画なので興行的にも大成功する、という理想的な映画。Part2もすばらしいがマーロン・ブランド不在が決定的な違い。
[DVD(字幕)] 10点(2007-01-15 12:56:01)(良:1票)
15.  ダークナイト(2008)
今まで娯楽作品として何本かバットマン映画を見てきたけどこれは全く別物。 ジョーカー役のヒース・レジャーは凄かった。 印象としてはバットマンを軽々超えてこれはジョーカーの映画。 倫理観を捨てきれずジョーカーを殺せないバットマンの葛藤を描いた映画だから、好き放題やってるジョーカーに喰われてしまうのはしょうがないし、かえってこの映画が成功している証拠かもしれない。 しかしゲイリー・オールドマンは善人役をやると印象薄いね。そういう映画です。 2回見ましたが2回とものめり込んで楽しめました。  
[CS・衛星(字幕)] 9点(2013-01-06 17:36:27)
16.  告白(2010)
■思い出せないいぐらい久しぶりに感銘を受けた日本映画。原作を読んで感動したが大概原作がよいと映画版にがっかりする。この映画は違う。原作より悪い、原作を超えた、とは異なる。同じストーリー、プロットで異なる作品を作ったと思える内容だった。 ■それは原作が1章毎に語り部が変わる一人称形式で非常に文学的なアプローチをしたのに対し、映画化するにあたって原作をなぞるのではなく正に原作を映像化したところがすばらしい。 ■これなら映画を見た後にもう一度原作を読める。どちらにも優劣がなく共に優れた異なる作品である。 ■TV局と広告代理店主導の映画にうんざりしている人。邦画は韓国映画に永遠に追いつけないぐらい差をつけられたと思っている人に見て欲しい。 ■この映画(原作)の欠点とすれば10代の若者の描き方が、あまりに類型的か? サイコで自分のコンプレックスを犯罪で埋めて優越感に浸るというのは、 あまりに単純かと思う。 ■私はこの映画を見て大変反省しました。 邦画=見る価値のない映画。 中島哲也監督=俳優にやたらと厳しい勘違い監督。 松たか子、岡田将生、木村佳乃=TVで見てるだけで判断してすみません。あなた達も優れた作品を求めてたんですね。 ■この映画はホラー映画ではありません。少年犯罪映画でもありません。邦画です。 ■松たか子が号泣するシーンは不要と思いました。押し殺した演出の方がよいとおもいました。TVの影響かあまりにも類型的なシーンは拒否反応してしまいます。 ■過激なシーンも多いですがぜひ多くの人に見て欲しい映画です。邦画に対して前向きになりました。     
[CS・衛星(邦画)] 9点(2011-07-23 01:07:38)
17.  シックス・センス
映画のねたばれ部分はいいえません。ただこの映画を見てもし自分がそうだったら、もし自分がそれに関わっていたらという事を考えると個々人が抱える不安を極端に表現しているともいえます。ネタが分かったても2度見ても十分鑑賞に値する作品と思います。
[DVD(吹替)] 9点(2010-08-01 11:08:05)
18.  リトル・ダンサー
最近イギリス映画っていいですよね。派手さはありませんが、最後まで飽きさせません。重要な場面でいつもはおとなしい子供が踊りだすのですが、それがバレーっぽくなく、感情をそのままダンスにしたようでとてもよかったです。映像のカットもこれみよがしではありませんが、印象的です。地味目な作品かもしれませんが、かなり考えられているというか、内容が濃い作品です。おすすめです。
[DVD(字幕)] 9点(2010-08-01 10:58:01)
19.  恍惚の人 《ネタバレ》 
森繁久彌という俳優に思い入れがない私ですが、森繁久彌の追悼特集を機に見ました。 高峰秀子の素晴らしさは予想通りだが、 森繁に関しては「森繁久彌ってこんなに上手い役者だったんだぁ」と驚かされました。 この映画での森繁久彌は演技してるんじゃなくて、ホントにこんな人なんじゃないの? と思わせるほどの自然な演技。素晴らしい。 痴呆症の老人介護というシリアスなテーマのわりに意外なほど各シーンに笑いがある。 これが社会問題を取り上げた重苦しい映画から、 「この映画おもしろいよ」と周りの人に気楽に薦められる映画に格上げ(?)している。 これは悪い事ではないと思う、 ラストで赤ん坊に戻った森繁が「おかあさん・・・おかあさん・・・」とつぶやくシーンはやはり感動的。 この映画、本当にお勧めです。 
[CS・衛星(邦画)] 9点(2010-03-10 18:22:06)
20.  グラン・トリノ 《ネタバレ》 
白人支配のアメリカの終焉を描いた映画。 主人公は元フォードに勤めていた黒人、黄色人種に差別意識を持つ頑固ジジイ。 この爺さんは昔朝鮮に戦争に行っており、特に黄色人種に対する差別意識(逆に言えば罪の意識)が強そうだ。 しかしその息子は皮肉な事に日本車のセールマンをしているという設定。 ところが隣の家に住んでいるモン族と交流を持つようになり、 この頑固ジジイの意識が変化しはじめる。 親しくなった隣人の若者が、同じモン族のギャングにヤキを入れられると 昔の西部劇のヒーローさながらに単身のりこみ暴力と銃で解決しようとする。 過去のヒーロー映画ならここで終わりなのかもしれない。 しかし、この映画では主人公のこの行動がさらなる惨たらしい悲劇を起こしてしまう。 そこで主人公考えに考えた末、自分が死ぬことにより事件を解決する方法を取る。 ここが主人公は決して死なず、最後は善が勝つという従来の西部劇とは大きく異なる。 主人公が愛したグラントリノはタオが譲りうける事になるシーンは、 フォード、GMなどが持つアメリカのブランドが中国系自動車メーカーに売られる事実を思い出させる。 初の黒人大統領が誕生したアメリカ。 クリント・イーストウッドは現代アメリカを非常に冷静に見ていると思った。 ※映画の本筋とは関係ないが、ラストであんなに風にギャングを挑発して 意図的に殺されて裁判で勝てるのだろうかと疑問に思った。 
[CS・衛星(字幕)] 9点(2009-11-05 23:25:02)
011.09%
155.43%
211.09%
399.78%
455.43%
599.78%
666.52%
788.70%
82325.00%
91111.96%
101415.22%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS