1. 赤ひげ
祖母が、黒澤明は娯楽映画の監督だった。と言っていた。 今でこそ世界の黒澤、とか言われてるけど、 きっと今の邦画を観るように気楽に観るのが本来なんじゃないかな。 かっこいい人も多いし、 今や大御所的な俳優さんの若き姿もあるから、面白いよ。 [ビデオ(邦画)] 8点(2008-07-26 15:48:40)(良:1票) |
2. 七人の侍
初めて観たのは中学の時。 周りに黒澤や昔の映画を観てる友達なんていなかった。 ビデオだったから余計に映像は観づらく台詞は聞きづらく、時間は3時間。 先日DVDの字幕を観て初めて、こう言ってたんだぁ。とわかった台詞も沢山あった。 だけどめちゃくちゃ面白かった。 日本に生まれたことを誇りに思った。 一番最初にDVDを買った作品。 [ビデオ(邦画)] 10点(2008-07-26 15:33:15) |
3. 幸福の黄色いハンカチ
みんなが武田鉄也と桃井かおりはいらないと言うが、私は必要だと思う。 武田鉄也のおかげで健さんの無骨さ、脚の長さが引き立ったし、 桃井かおりのおかげで賠償さんの儚さ、薄幸な美しさが引き立った。 暑苦しさと脚の長さという点において武田鉄也のキャスティングは珠玉のものだったと思うし、彼は黄色いハンカチによってもたらされた大きな感動とその二点によって今まで存在しているんだと思う。 そういう意味でも一つ、幸せを生んだ映画。 [ビデオ(邦画)] 8点(2008-07-26 15:17:48)(良:1票) |
4. 眠れる森の美女(1959)
《ネタバレ》 小さい頃からビデオが擦り切れる程見た作品。 ゴシック絵画などを元にした映像、 主人公とも言える妖精三人のキャラクターも良い。 姫はディズニー映画一綺麗だが王子はいつもの如き不細工。 ディズニーで最も好きな長編映画。 しかし問題は DVDを借りたら吹替が変わっていたこと。 台詞や歌詞が変わってしまったのは本当に残念。 全編チャイコのバレエ音楽で彩られ、 最もロマンチックなシーン。 森の中でフィリップとローズがワルツを踊る その歌詞、 『夢の中でいつも会う君 燃える瞳を我懐かしむ 誠ならぬも夢と呼ぶが なれど同じ夢見を 重ねれば正夢となるという』 が変わって、 『あなたをいつも夢に見てて その瞳さえとても懐かしい 夢はまぼろしだと言うけれど でもわかるあなたこそ 愛してくれるあの夢と同じに』 になっていて、 無理のある口語訳で曲に合ってなかった。 私がいつも口ずさんでた歌はどこへ!? ストーリーを簡単に説明すると、 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 姫の誕生パーティーに3人の妖精が呼ばれ、 それぞれ美しさと歌の才能を贈り物にする。 そこで現れた魔女に、16の時、針に指を刺して死ぬ。 という呪いをかけられるが、3人目の魔法で、 死なずに眠るだけ。愛する人の愛で目を覚ます。とされる。 それでも万全を期すため、 姫は百姓に姿を変えた3人の妖精に、 その娘として森の奥の小屋で育てられる。 姫はローズと名づけられ、16になる日、 夢で王子に出会ったという話を森の動物達にしながら その歌を歌う。 するとそれを聞いた王子と出会い、一緒に歌い踊り、 生まれながらの婚約者と知らず恋に落ちる。 以下略。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー だから“正夢になるという”で、そこが重要なのに!! この訳作った奴、ほんと乙女心がわかってない。 きっともてない男だな。 確かに子供にはわからない(私もわからなかった) 難しい言葉が多かったけれど、 元が御伽話で舞台は14世紀の王国だし、 タイトルも『眠れる森の美女』と古風だから、 吹き替えも古風な言い回しで合っていたと思う。 評価は元の作品の吹き替えに。 [ビデオ(吹替)] 9点(2008-07-26 00:13:59)(良:1票) |
5. 不都合な真実
大統領選の時、ゴアはパフォーマンスが下手だという話があったけど、これを観る限りそんなことはない。 ジョークを交えながら流暢に喋るんだけど、肝心なプレゼンの内容がいまいちかなぁ。 映像で見られるのはいいんだけど、問題提起に終わってる感があるよね。 「問題なのは無知ではない、知っているという思い込みだ。」 冒頭のマーク・トゥエインの言葉が良かった。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-25 23:57:08) |
6. レナードの朝
中学の頃に感動した作品。 10年以上たって観ても、 主役二人の演技の素晴らしさには驚くばかりだった。 ストーリーはありふれたもので 他に似た展開の有名な映画もあるとは思うのだが、 それでも感動し泣かざるをえなかった。 きっと多くの人がそうなるだろうと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2008-07-25 23:51:35) |
7. デート・ウィズ・ドリュー
映画としては展開がいまいちだけど、なんせ企画が面白い。 さわさわと毛深い主人公ブライアンが、毛深いことを気にしながら ドリューとのデートを夢見てがんばる姿をわくわく観てしまう。 ただこんなんやってたら 会えたら何だっていうんだ。と思うところだけど、 映画が成功してワーキングプアだった彼はどうにかなれたかな^^ ドリューがかわいいのかどうかは私にはわからないけど ブライアンは最後の頃少しかっこよくなって見えた。 猛特訓のおかげかなw [DVD(字幕)] 6点(2008-07-20 16:11:21) |
8. 善き人のためのソナタ
概ね他の方々と同じ意見です。 とにかく邦題が良くない。 私はピアノソナタが肝になっている映画だと思い込んでしまい、 観終えてみたら、すごく余計な意識だったと思った。 邦題は気にしないようにしているが、 本作は言葉として綺麗だったので頭に残ってしまった。 残念。 惜しい部分もいくつかあるが、それでも良い作品でした。 [DVD(字幕)] 7点(2008-07-20 15:50:43) |
9. ミトン
めちゃくちゃかわいい。 [映画館(字幕)] 9点(2008-06-26 19:31:35) |
10. 霧につつまれたハリネズミ
絵本を先に知っていて、その絵と哲学的な内容が好きでDVDを買いました、が、その内容について語ることはできません。 解釈は人それぞれだと思いますが、私はただ好きです。 [映画館(字幕)] 10点(2008-06-26 19:30:14) |
11. センチメンタル・アドベンチャー
こんな邦題を付けた奴の首を絞めてやりたい。 [DVD(字幕)] 8点(2008-06-26 18:50:16)(笑:2票) (良:2票) |
12. ゼブラーマン
まだアフタースクールが影も形も無い頃、「内田けんじ(監督)がお金貰えないってのに、三池は撮る映画撮る映画ひどいのに何で豪華キャストで何本も撮れるんだ!」と言ってたら、「ゼブラーマンは面白いよ。」と当時の彼が言ったので観た。 ・・・うそつき!! 荒唐無稽な面白さがあるのかもしれないが、『恐怖!キノコ男』というすさまじいホラー映画を観てしまっていた私は、宇宙人の登場を見てもアンテナがぴくりともしなかった。 哀川翔は100作目キノコ男に出れば良かったのに。 ゼブラーナースだけがちょっと良かった。 まじめなことを言うと、哀川翔と鈴木京香の関係が微妙すぎてもどかしかった。 [DVD(邦画)] 5点(2008-06-26 18:48:46) |
13. ことの終わり
《ネタバレ》 途中いきなりこれが宗教映画だと気付かされ、一気にトーンダウン。 だってそしたら何でもありじゃん。 めちゃくちゃおしゃれで胸の形までbeautifulなジュリアン・ムーアは、儚くも卑猥にも貞淑にも見えて最高なんだけど、男の趣味悪すぎ。 不貞の恋のお相手が弱そーなくせに粘着質の変態ときちゃぁ、ねぇ。 色々と興ざめな映画だった。 [DVD(字幕)] 4点(2008-06-26 18:36:00) |
14. 長江哀歌
新宿の映画館行ったら、自分以外全員お年寄りだった。 主人公は1人で競艇場にいそうなおっさんだし、たしかに哀歌(エレジー)というのがぴったりな渋い作品。 現実を憂う内容なんだろう。 雄大な大河と共に生きる人の想いが交錯したり、は、しない。 勝手な想像しといて何だが、長江どころか中国まで少し嫌いになった。 [映画館(字幕)] 4点(2008-06-26 18:24:13) |
15. いのちの食べかた
そこまでショッキングでセンセーショナルなわけでもないの。 月一吾郎でも一位に挙げられてたけど。 動物や植物や塩なんかが私たちの日々の食物(原題:OUR DAILY BREAD)になる過程が編集されてて、動物の方は時にはえぐかったり、植物は大規模なプランテーションだったりするんだけど。 台詞も説明もなく、あくまで事実を淡々と連ねてるかんじ。 どんなもんか知るためにいっぺん観てみてもいいと思う。 変な邦題付けたのは良くなかったね。 [映画館(字幕)] 7点(2008-06-26 18:18:07) |
16. あるいは裏切りという名の犬
すごい。 フランスならではのフランス語や雰囲気が醸し出す重厚感。 そして思いもよらず、とても悲しい話だった。 ドニを演じたドバルデューが素晴らしい。 肝心の対立に至った過程が省略されすぎていて、 内容のほとんどは主役二人の演技、存在感に尽きるが、私の中で今年一番印象的な映画。 邦題に惹きつけられて観たが、鑑賞後もまるで意味がわからなかった。 すごい。 [DVD(字幕)] 8点(2008-06-26 18:08:13) |
17. スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師
これねミュージカルじゃないです。たまにちょっと歌います。って映画。 ステレオタイプのあらすじに丁寧に肉付けする、こともなく、感覚だけで作った感じ。 グレーに赤い絵の具みたいな血の色彩は面白かったけど、その他特になんてこともない。 ジョニデの歌は意外と悪くなかった。 [映画館(字幕)] 5点(2008-06-26 18:01:14) |
18. イブラヒムおじさんとコーランの花たち
ジャケやあらすじはすごく良さそうなのに、観てみると、「・・・は?」って感じ。 舞台も設定も役者の雰囲気も良いのに、どのシーンも何が言いたいんだかさっぱり。 本当に中身が無くてポカーンとした。 [DVD(字幕)] 4点(2008-06-26 17:56:32) |
19. ファインディング・ニモ
相方(吹き替え:室井滋)の欠陥は“ちょっぴりドジ”くらいにしとけば良かったんじゃないかと思うけど、時々くすりとさせられ、乱暴な女の子はかなりつぼに入った。 ストーリーは子供向けだが、海の映像が綺麗で大画面向きだった。 [DVD(吹替)] 6点(2008-06-26 17:51:39) |
20. アイデン&ティティ
クドカンがてきとーに作ったんじゃないかと思う作品。 麻生久美子が虫の好かない女になっちゃってる。 峯田くんはそのまんまだけどそんなに悪くない。 別におもしろくなかったよね。 [DVD(邦画)] 4点(2008-06-26 17:47:22) |