1. グランド・ブダペスト・ホテル
画面構成や色のバランス、ギミック、間などの絵作りは素晴らしく、楽しい!のだが。ストーリーに引き込まれるかというと疑問。感情移入は一切できなかったしカタルシスも無かった。それが狙い通りなのかなぁ。思い入れは生まれなかった。 [DVD(字幕)] 6点(2015-02-25 09:19:47)(良:1票) |
2. 6才のボクが、大人になるまで。
《ネタバレ》 朝ドラの丁寧なバージョンを見た。といった感じ。リアルな変化(太ったり髪染めたり)は見ていて楽しいし、そんなに起伏がないストーリーも悪くはないが、もっと主人公や家族の心の内を見せて欲しかった。感情移入できなかった。「あの坊やがすっかり大きくなって~」みたいな近所のおばさん的な気持ちになる工夫はもっとできたと思う。残念。 [映画館(字幕)] 6点(2015-02-15 23:09:17) |
3. ロリータ(1962)
《ネタバレ》 高校時代以来、20年ぶりに見る。当時はさっぱり面白く感じませんでしたがアラフォーにもなると楽しめんだなーって驚きました。大事なところは耳元でヒソヒソ話なのが味があるようなイラっとするような。本映画は人が持つ「寂しさ」を描いた作品。教授も脚本家も似た人間のように見せて登場人物が全員自分の事しか考えてないのがおもしろい。残念なのは1カットでも他のキューブリック映画が持つような艶のある恐ろしいまでに美しいシーンがないこと。キューブリック作品であったことを忘れてしまう。(強いて言えばロリータが最初にスクリーンに表れるとこくらいか。) [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-02-14 14:37:34) |
4. 利休
《ネタバレ》 素晴らしい。全ての意匠に破綻がなくシーンシーン毎への心配りには感動しかない。音楽や演技は最低限で必然性しかない。特に秀吉の目尻に金を塗って狂いゆく天下人として見せ、幼児の秀頼の前では老を覆い隠すように白塗にした意匠は素晴らしい。黒澤明の『乱』が民衆の持つ「動」を用いたのに対して、本作は勅使河原宏のハイカルチャーを用いた「静」なる答えか。 偉大なる作品。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-02-06 22:40:49) |
5. ラヂオの時間
《ネタバレ》 やや強引ではあるものの、それぞれの登場人物の心情はわからないでもない....こんな事あるある!という気持ちになれ感情移入しやすい。苦境の出演者のストレスを見ている内に観客である自分も一緒に溜め込み、最終的にハッピーエンドへ昇華するその手腕は素晴らしいーーーと言いたい!ものの、劇中劇のラジオドラマ本体に魅力が感じられず寂しい。「へ、それ感動する?」って感じ。さっきまでスタジオに居て出演者と同じように楽しかったのに悔しいけど惜しいけど冷めていく自分と向き合わざる負えない....。そこが本映画の最大の弱点。伊丹十三へのオマージュは微笑ましくて好き。7.4点!って感じ。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-02-03 18:10:23) |
6. エクソダス:神と王
《ネタバレ》 2014年版の『宗教画』といった赴きで素晴らしい。群衆の描写や動物の発生などのCGの破綻が無く、さすがリドリーと感銘。しかし最後の波ではややCG臭さが出ていて水の描写って難しいんだなぁ...息切れしたのかなぁと思ったり。結末がわかっていても飽きさせない構成力も感銘。さらに隕石落下によって海が割れたー等の現代の視点をバランス良く入れ飽きさせない。もっと長いディレクターズカットがあるーとの話聞いて楽しみにしてます。 [映画館(字幕)] 7点(2015-02-03 16:33:00) |
7. ゴーン・ガール
《ネタバレ》 長くても一本にまとめる!って気概は素晴らしい。各シーンに必然性も感じるし緊張感もあってよかった。結局お似合いなのかなぁ。妹さんがかわいそう。っつーか妹は何故自立しないのかそこは不思議。 [映画館(字幕)] 6点(2015-01-02 18:11:58) |
8. 紙の月
《ネタバレ》 劇場で見てよかったです。ただ、この作品が好きかと言われると私は苦手。宮沢りえは美人には感じられないが、木々にイルミネーション輝く中、大学生と歩く時に見せた少女の顔は印象に残りました。小林聡美に美しさを寧ろ感じるのは小市民だからなのか....。あの時に宮沢りえも小林聡美も犯罪という一線を超えたか超えなかったかの違いしかないーという共有する時間があったのはよかったです。でもなぁ、そこからいきなり走っているシーンに飛ばすのはズルいなと。そして最後のタイのシーンはいらないですね。すごく無駄に感じました。安っぽい輪廻感の押し付けに感じました。横領する前の彼女なのでしょうか。どちらにしろ苦手です。その時に着けてる時計を見忘れたなーこの映画は時計がキーになっているので(カルティエの時計を着けることで虚栄心と旦那との乖離とか)。 [映画館(邦画)] 7点(2014-12-26 23:25:46) |
9. ウルフ・オブ・ウォールストリート
おもしろかった。乱痴気騒ぎの描き方も品がある。客観的な描写に留めていて実感がわかない。その分、二人目の奥さんとの最後のセックスの描写が痛々しく素晴らしい。もうひとつ、取引中の証券会社をただ進むカメラのシーンがある。周りが異常であることに麻痺していく彼らの描写はまるで動物園のようだ。その客観的な描写が美しい。劇場に行かなかったことを後悔した。 [DVD(字幕)] 7点(2014-12-26 09:52:25)(良:1票) |
10. マイ・フェア・レディ
《ネタバレ》 オードリー・ヘップバーンの演技力、踊りが美しく釘付けになった。他のミュージカルシーンのしつこさが印象深い。リトルビット。さすが名画。 [DVD(字幕)] 6点(2014-12-08 00:26:25) |
11. インターステラー
《ネタバレ》 2001年をクリストファー・ノーランが再構築!!!楽しみ!と思って劇場へ封切り初日に見ました。残念ながら自分には興味が持てず、失敗作に感じました。3時間の中で一睡もしなかったのは驚きだったけどすごーく疲れた。一つ一つの話の整合性が乱暴的にしか感じられない、謎が解けたらいきなり病床なのも時間の次元がコントロールできたから?にしてもなんかズッコケた。ズッコケが多い。火事から戻った兄を妹が抱きしめたら納得?みたいなのも合点がいかないし。そういうのが多すぎる。2001年は意味不明な箇所が詩的にロマンチックに受け取れたのは奇跡だったのかなぁと思ったりした。何より不満なのは2001にあった土星へ入って行く超越的な描写の現代版がほぼ皆無だったこと。これは本当に残念だった。ゼログラビティの志しの高さを逆に感じた。本作は残念な作品だった。あとタイトルも検索時にダフト・パンクの「インターステラ」が出ることを考慮して 「インターステラー」にしたのだろうか?と邪推してしまう。伸ばす必要感じない。劇中でも伸ばしてないし。ハンスジマーの音楽はワリとよかった。それくらいが救い。ギリしょぼ映画じゃないので4点。 [映画館(字幕)] 4点(2014-11-24 02:13:14)(良:1票) |
12. ラスベガスをぶっつぶせ
《ネタバレ》 カウントがよくわからない。妙にチープなフィルム感。美人なのか曖昧なヒロイン。オチもなんかよくわからない。へぇ。って感じ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-10-26 04:07:41) |
13. スーパー!
《ネタバレ》 おもしろかった。現実と虚構(妄想)の線引の曖昧さを突き詰めると、こうなるのかーと興味深かった。 [DVD(吹替)] 8点(2014-10-19 22:06:04) |
14. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
《ネタバレ》 ダークナイトレベルの作品!って聞いて楽しみにして劇場へ。敵味方よくわかんないまま怒涛のようにノリだけで押し切られた感じ。よかった。アライグマは最初キモさを感じたが最後には愛らしいキャラに感じれるから不思議。続編も楽しみ。 [映画館(吹替)] 7点(2014-10-02 09:09:11) |
15. 青天の霹靂
《ネタバレ》 オールウェイズ三丁目の夕日みたいだなぁって印象。もっと無茶をして欲しい。安牌狙いな感じに受けた。期待しています。 [DVD(邦画)] 5点(2014-09-16 11:11:38) |
16. キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
《ネタバレ》 ワリと深い話なのかなぁと期待したものの、途中から親友が実は敵だったのでがんばって死闘っていう流れになりやや残念。 [DVD(字幕)] 5点(2014-09-16 11:04:23) |
17. WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~
《ネタバレ》 矢口史靖っぽいけどちゃんと進化も感じれてよかった。人と人のつながりの気まずさ、楽しさがよく出てる。まぁ解りやすい比較対象としての都会の描き方の雑さもご愛嬌か。伊藤英明が好きになりました。 [DVD(邦画)] 7点(2014-09-16 10:53:56) |
18. エル・トポ
《ネタバレ》 監督がやりたいことを正直に作った感覚は気持ちいい。ムダに長いなと感じた尺もバラバラだった話もサイケな演出も最後になると全て集約されてストンと納得できた。諸行無常の響き。 [DVD(字幕)] 7点(2014-08-11 09:07:56) |
19. GODZILLA ゴジラ(2014)
《ネタバレ》 IMAX 3Dで鑑賞。物語の丁寧さが目立った。ムートー同士がキスするところはグっときた。あとはヒッチコック「鳥」へのオマージュでニヤリ。 伊福部昭の音楽が一切ないのが残念。 [映画館(字幕)] 7点(2014-08-10 18:32:44) |
20. 恋の渦
自分の行動を俯瞰しているようで楽しかった。演技の稚拙さも途中から馴染むというか....。最終的には彼らの生活を覗き見するのが終わるのが残念だった。また会いたいなぁという気分。失礼ながら弟の彼女がもうちょっとカワイイと助かる。 [DVD(邦画)] 8点(2014-07-22 00:43:56) |