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プロフィール
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1.  フライド・グリーン・トマト
10点(1999-11-01 18:04:27)
2.  ハッシュ!
冒頭からまず引き込まれる。あのだるさ、悲しさ、むなしさ、見ていて非常に深くつきささるような寂しさをものすごく感じて胸につきささった。誰もがそれぞれに傷ついていてそれぞれにそれを克服していこうとしている手探り感が何とも痛々しくも励まされる。家族って何だろうなと考えるより、人それぞれの価値観のぶつかりあいってすごいなと感じた。確かに人それぞれ価値観は違うが、違うんだったら真剣にぶつかり合えばいいじゃん!というストレートなメッセージがまた観ていて爽快感というか、心に深く残る。ゲイとして生きてきた監督自身のカップル描写や演出、セリフがものすごくリアルで、それでいてものすごく笑えて微笑ましい。とにかく男性側のセリフが絶妙で演出も最高。ただ、残念なのが女性側のセリフにリアリティーが感じられない。残念~・・。廊下を歩く音とか息づかいとかそんな当たり前の事がものすごく普通に伝わってきて今までそういう当たり前の音が今までの邦画になかったな~とひしひしと感じた。久々の邦画に乾杯!(笑)前向きなラストも最高!
9点(2002-06-21 00:10:55)
3.  メメント
とにかく混乱!!の一言につきる!ラストから始まるオープニング。そしてあの衝撃のエンディング。人間の記憶というものはいかに曖昧か、そしていかに「記憶」に頼って生きているのか不思議に感じる演出と、脚本が何といってもおもしろい!ただ、前半は混乱のあまり何が何だかよく分からなくなる。しかし、それもあのラストに向かうとその分からなさが実は曖昧さという微妙な演出に変わると、ゾクっとする。見入った!恐れ入った!こんな演出をする映画があるなんて、考えられそうで考えられなかった。それと見終わった今も考える事は、実は記憶障害というのは考えている以上に限りなく恐ろしいということ。その怖さと混乱で何とも奇妙な気分に陥る。
9点(2001-11-08 19:44:14)
4.  アメリカン・ビューティー
この作品を観て「不快」と思うか、「傑作」と思うか。実は「不快」と感じる人が異常であって、「傑作」と思う人の方が正常なのだろうかとふと考える。今果たして世界中で「自分は幸せな家族だ」と思う人間がどれだけいるのか?探す方が困難ではないだろうか?自分が目指す美意識は、他人にとってはただ不快なだけかもしれない。完璧な物を目指す人間が異常なのかもしれない。家族形成に完璧や美意識を求めるべきか?それが他人の目からみたら異常と取られても目指すべきか?自分の家族は完璧か?自分はどうか?あなたの感じる美とは何だろうか?それは異常か?正常か?何かを得るために何かを失うという覚悟の元において追求に値する美なのか?誰かを指さし「異常だ!」と言ってるあなたが異常かもしれない。満点を付けた批評家は、自分の異常さに気づいて満点を付けたのかもしれない。不快に感じる人は、まだ異常さに気づかないか、認めたがらないのかもしれない。作品の深さに改めて考えさせられる。この作品の傑作だと思う部分は、言わなくても良いこと、言ってはいけないことをあくまでも真面目にそして、堂々と言っていることだろう。それは誰でも1度は考えた事があるかもしれない心の底という名の重箱の隅をつつくような脚本とストーリーだ。エセ・ヒューマニズムと商業主義的作品が横行するハリウッドでこのような作品がオスカーを獲得することは、個人的に喜ばしいことである。そして主人公レスターを徹底的に演じたケヴィン・スペーシーの演技には驚異さえ感じた。この役をハリウッドで演技派と呼ばれているアクター達誰が演じる事が出来るだろうか?考えた時誰もあてはまらない事に気づいた時オスカー受賞も納得したのだった・・・。
9点(2000-05-02 23:08:08)(良:1票)
5.  戦場のピアニスト
自分が一番感動したのはトーマス・クレチマンの前で無我夢中でピアノをむさぼるように弾いているところ。ずっと弾きたくて弾きたくて仕方なかったという姿と、やはりピアノは人の心を癒すのだという事に心から感動した。多分あの将校も「戦争」を拒否するドイツ将校という気持ちを越えて、素直に感動したからこそ助けたんではないだろうかと感じてくる。一つの物語というより一つのドキュメンタリーという風に感じた。アメリカ映画が作るヨーロッパではなく、ヨーロッパで作ったヨーロッパという雰囲気。だからあの空気にすっと入っていく。「ぼくの神様」の時にも同じように感じたのだが、ユダヤ人として誇り高く死んでゆくのがいいのか、それとも生き延びる為にあえて自分の価値観とは反対の行動に走るのがいいのか、どっちともいえないのが現実。ドイツ兵にもああいう考えの人物がいたことを今回のこの映画で初めて知った。それがこの映画の最大の自分にとっての衝撃と感じる。エードリアン・ブロディってインディーズ系で変人っぽい役が多いせいか変なイメージあったけど、実にびっくりした。ああいう風にも出来るのかと・・。エンドクレジットで客が誰も出ていこうとしないのに非常に驚いた。こんなこと初めてかもしれない。
8点(2003-02-27 01:46:13)
6.  ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
不器用な人間たちの再生物語。「アメリカン・ビューティー」がブラックユーモアで家族の危機を喜怒哀楽の表情で笑いとばしていたなら、「ロイヤル~」はシュールな無表情な感覚で家族の危機を笑い飛ばす。この全体を包むゆるーい、けだるい感じが何とも心地よくてたまらず、タイミングのいい笑い、独特の美術。何もかもが自分の中にぴったりとはまってしまって何とも忘れられない作品になった。一見変な家族でいて実は変じゃない家族。テーマは普遍的なだけに一歩間違えると失敗になる。何よりいいのは、余計なセリフがなく、それでいて感情がよく伝わってくること。グウィネスってどうにも嫌いだが、本当にこの人っていい作品に出るよな。ちょっと悔しい。(笑)
8点(2002-10-26 01:21:08)
7.  恋愛小説家
おもしろすぎる。こんな恋愛映画があっていいの?ってぐらい笑えて、おもしろかった。ジャック・ニコルソンが上手すぎる。あんな顔で恋愛映画の主役やるなって感じなんだけど、それお途中で忘れちゃってるし。(笑)ただ、ヘレン・ハントはオスカーとるほどのもんか?疑問。こういう恋愛映画って、ハリウドならではだな~と思った。とにかく最高っす!
8点(2002-05-24 01:27:17)
8.  プリシラ(1994)
いろんなロードムービーを観てきたけど、ここまでおもそろかったのは実に久しぶり。編集と演出にやや粗っぽさを感じるも、そこが何とも砂漠と合っていて個性を感じた。腹を抱えて笑いっぱなしで、もしこれが劇場で観ていたら周りの人にかなり迷惑かけていたことだろう。(笑)ガイ・ピアーズが実にイキイキしていて、この頃からすでに彼の持ち味みたいなのが出ていたんだろうなあと感心した。
8点(2002-04-26 00:44:40)
9.  アメリ
フランス語が苦手なせいでいつもフランス映画は避けてきた。しかもたまに見るフランス映画は愛がどうだ、人生とは?などなど息がつまりそうになる事が多い。だから予想に反してこのファンタジー性の高い「アメリ」にほのぼの感を感じた。前半は、とことん暖かみを感じて胸のあたりがぽかぽかしたのだけど、時間が長いせいか腰の当たりが痛くなり、あまりにアメリがゆっくりものを動かすその作戦というか、演出に始めはほほえましさを感じるものの段々「もういいっしょ・・」となってきたのが非常に残念・・。ただ「やっぱ愛だろ、愛!」というラストはいかにもフランスらしく感じた。
8点(2002-02-14 00:04:31)
10.  X-メン
いちいち行動・画がマンガっぽいというか、アニメっぽくてなかなかくすくす笑ってしまう所が多くて、かなりハマッた。(まあ、原作はアメコミだけど)ウルヴァリンがいちいち動物のようで、ハマった。ヒュー・ジャックマンが上手いせいだな~と思った。ブライアン・シンガーのダークというか、明るいのに何か暗い雰囲気が結構好きかな~。あまり原作に忠実らしくないらしいが、これはこれでよい。個人的には、パトリック・スチュワートとイアン・マッケランのやりとりが一番好きだなー。イギリス人の演技派同士の対決って感じで。これぞ映画ならではのお楽しみかも。
8点(2001-11-11 17:13:39)
11.  エイミー(1997)
とにかくなぜ観るのをためらっていたのかというぐらい良い映画だった。エイミー役の女の子が歌が上手いし、近所の人や警察が段々理解していってくれる過程がとにかく良かった。暖かい気持ちになれる。主題歌もとても良い。エイミーがパパと2人で歌っているシーンがとても素敵だった。お気に入りのシーンの一つ。
8点(2001-10-29 23:47:46)
12.  トレーニング デイ
日が昇ってから夜までの1日を描く、というのはものすごく丁寧になるか、ものすごくつまらなくなるかどっちかで、これはあきらかに前者のタイプ。ここまで濃厚で見入ってしまったサスペンスも久しぶり。とにかく脚本の出来の良さと、演出の丁寧さとがものすごく絶妙。加えて、デンゼル・ワシントンの重い(いい意味で)演技力が、ズドンと来る。デンゼル・ワシントンの対局というセンを狙った(と、思われる)イーサン・ホークも悪くはないけど、デンゼル・ワシントンの圧力に押されたって感じがいなめない。前半、少々ダラダラとしたのでデンゼル・ワシントンが軽く見えたけどこれもある意味演出か・・。
8点(2001-10-23 21:22:48)
13.  ブリジット・ジョーンズの日記
原作本のおもしろさにおいつくかと心配した前半。しかし、レニーの魅力に参る。(笑)レニーの魅力に参りながら、後半戦に突入。爆笑。いい感じだった。とにかくキャスティングが絶妙!傑作!レニーの魅力満開に大満足。
8点(2001-10-08 00:50:48)
14.  アパートの鍵貸します
ジャック・レモンが若い!シャーリー・マクレーンが可愛い!!それに現代でも通じるユーモア。名作っていうのはこういうのをいうんだと思った。
8点(2001-10-01 00:37:48)
15.  トラフィック(2000)
不自然にぶつぶつ映像を切る手法は、ドキュメンタリーでもない限りただムカツクだけだが、あまりに自然に感じる。上手い。ソダーバーグは、堅くなりそうなネタをサラっとクールにまとめるあたりの上手さを感じる。ハリウッドが麻薬を扱う時、お説教パターンか、かっこよく、しかも正当化するかのパターンが多い。その点、この作品はどちらにもぞくさない。ある意味、めずらしく、だからこそ余計に感じるものがある。一個所からの視点だけでなく、麻薬に絡む全ての視点からそれぞれに描いていたところが良かった。特に、エリカ・クリステンセンの演技は良かった。ベニチオ・デル・トロより良かったんでないだろうか?麻薬問題は、需要がある限り、それが高値で売れつづける限り、半永久的になくならないだろう。だかと言って手をこまねいているわけにはいかない。もっと深い部分で見るなら、麻薬が怖いものだと分かっていながら手をつける理由だろう。分かっていないとなると、それもそれでおそろしいが・・。ある意味極端な展開がないのと、半端なラストが麻薬問題になかなか解決策を見出せない世の中を意味していると感じる。
8点(2001-06-12 16:44:59)(良:1票)
16.  ショコラ(2000)
フランスが舞台なのにフランス語じゃないあたりに何かを感じるが、でもそれも忘れてしまうほどの魅力に溢れる作品だった。一歩間違えると単調でメロドラマになりかねない作品を丁寧にじっくりと仕上げるハレストレム監督には相変わらず脱帽!観てる最中も観終わったあとも何とも心地よい気分になったのは久しぶり。何がよいかと聞かれると、全体がよい。(笑)とにかく観てもらわないと語れない。(笑)ところでこの作品のテーマというものが見えてきそうで見えてこなかったのだが、最後の教会のシーンで「何を拒絶するかではなく何を受け入れるか、それが問題ではないでしょうか?」と語りかけるシーンが全てを物語っていたような気がします。ビアンヌは決して天使でも神様でもない1人の人間であるが、決して諦めずだけれど慈悲深く人を見守る。そういう姿勢は現代でも通じる部分がありそうです・・・。
8点(2001-05-02 10:32:52)
17.  サイダーハウス・ルール
ジョン・アーヴィングのストーリーは奥が深い。そして複雑でもある。彼がこれまでに出版した作品は数多くあれど映像化されている作品は少ない。それは彼のテーマを映像化するというのは、複雑極まりないからだろう。ただのヒューマン・ストーリーではないから。ただ静かに単々と流れるストーリーに、次々に変わる場面。一歩間違えると退屈この上ない。が、丁寧な演出とメイン州の美しい風景がそれを違うものにしてゆく。ただ一つ言うなら、メイン州の厳しい冬をもっと表現しても良かったと思う。キャストも申し分ない。マイケル・ケインの演技ももちろんだが、ホーマーを演じたトビー・マグワイアも将来に期待を持てる役者である。ところでこの作品のテーマは何だろうか?ある人にとって感じた事が私には感じられないかもしれない。またその逆もありえる。私が出した答えは1つで出すことは出来ない。何通りもあって、また明らかな答えを出すことも出来ない。違う角度から幾通りもの答えやテーマが出てくるのだ。実に奥が深い作品である。
8点(2000-07-20 23:21:23)
18.  インサイダー
実名で流す事を決心した全てのものに拍手を贈りたい。これだけ政治的・社会的メッセージの高い作品を長時間飽きさせずに作ったマイケル・マンの手法にもかなり驚かされる。マイク・ウオレスや「60ミニッツ」の静かだけれど、確実な報道の陰にこういう事実が隠されていた事がびっくりした。それにしてもクリストファー・プラマーの似せかたにびっくり。最初は本人かと思ったほどだった。それから何よりもラッセル・クロウの老けぶりが見事!!
8点(2000-06-04 00:05:46)
19.  海辺の家
何とも爽やかな作品。ケヴィン・クラインの顔が段々壮絶感を増してくるのとは対照的に。
7点(2003-02-27 01:08:41)
20.  クライム&ダイヤモンド
映画ファン以外でも単純に楽しめるんじゃないだろうか。かなり地味な笑い。(笑)ティム・アレンの「じゃなきゃ、映画ファンに袋叩きにされるぞ!」(だったかな?)発言には激しく同意。最近の映画のどんでん返しラストに納得いかない映画ファンはかなり毒舌ジムに「そうそう」と感じたんではなかろうか。かくいう私もその一人って事で・・。(笑)
7点(2003-02-27 01:01:11)
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