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sayzinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2394
性別 男性
ホームページ http://sayzin.tumblr.com/
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181.  白い風船
イランの首都テヘランで、7歳の女の子が傍から丸見えのガラスの金魚鉢にお札を入れて買い物に行くと、どーゆー目に遭うのかを描いたイラン版「はじめてのおつかい」。私的な印象としては「あの子を探して」に近いものがある。それは人間のサヴァイヴァルであり、生きることの正しさ。その前では、我々が常識だと思い込んでる甘っちょろい「善行」など意味を成さない。全くもって【ひのと】さんの書かれてる通り。それにしても、「運動靴と赤い金魚」と全く同じ設定なのには驚き。貧しい家族の住む集合住宅の中庭には池、そこには金魚が飼われ、主人公は幼い女の子と兄。これは何かのシリーズなんでしょうか? あと、タイトルの「白い風船」というのも解らない。コーランに登場する何かを象徴してるんでしょうか? 7点献上。
[地上波(字幕)] 7点(2005-05-09 00:36:45)
182.  青いパパイヤの香り
雰囲気作りだけは凄いと思う。陰影に富むベトナム家屋、常に窓格子を入れた構図、徹底した横移動のカメラ…。更には絶え間なく響き渡る鳥のさえずり、虫の音、蛙の鳴き声、雨音、それに加えて後半は戦争を告げるジェット機の爆音…。しかし私は、それらがもの凄くあざとく感じてしまった。成長したムイが、ラスト近くまで一言も台詞を喋らないのもあざとい、てか、この演出は明らかに不自然。私はこの10年の間に何かあって、声を失ったのかと思った。それに最も肝心なのは、本作のテーマが何かってこと。ベトナム戦争直前の懐妊は、無常観の表現でしょうか? 4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-05-09 00:36:15)
183.  野性の夜に
ストーリーが凄いと言うよりも、こういう人達が実在し、且つ、そこから反省や建設的思想を導くのではなく、言い訳めいた自己憐憫だらけの映画を作ってしまうということが凄い。要するに気づいてないんですね。天然です。正に、何とかは死ぬまで直らない。たぶん私は、どっちかと言えばインモラルな人間で、エキセントリックな人にも魅力を感じますが、弱い人間はダメ。人は誰しも弱いもんですけど、こいつ弱すぎ。最弱です。しかもそれを克服しようとするどころか、天然故に気づいてさえいない様子。これじゃ玩具屋の前でもんどり打って駄々を捏ねてるガキと同じです、2点献上。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2005-05-01 00:05:43)
184.  楽園をください
その詩情性への期待もあったんでしょうが、本作のアン・リー起用の理由は、何よりも台湾人であることだと思う。アメリカ人では南軍を描くことに多少の偏見が混ざる可能性があるし、もちろん白人でも黒人でも中立性を保つことが難しいと予想される。そこで実績のあるアジア系の中からチョイスされたのではないでしょうか。想像するに、この映画はドイツ系である主人公とアフリカ系であるホルトが北軍と戦う所に物語のポイントがあったと思うんですけど、部外者のアン・リーでは物語の立脚点が解らなかったらしく、私にもこの映画の伝えたかったことが今一理解できませんでした。ところで“Jewel Kilcher”って、歌手のジュエルだったんですね。向こうでは歌手も映画に出ると、簡単に胸を見せてしまうのが凄い…、4点献上。
[DVD(字幕)] 4点(2005-04-19 00:17:30)(良:2票)
185.  ワン・ナイト・スタンド(1997)
西海岸と東海岸を舞台にした意味、多人種キャスティングにした意味、友人がゲイである意味、主人公夫婦に子供のいる意味等が判らない。これらは全く無駄な設定。それに、導入部では主人公が観客に向かって語りかけてくるのに、以降は単なるナレーションにしてしまったり、どう考えたってコメディにしかならない話を、妙にシリアスにしてしまったり、濡れ場じゃない所でミンナ・ウェンの胸を見せたりと、作りがとってもちぐはぐ。たぶん全て意図的なんでしょうが、これではその意図がさっぱりと解りません。ということで、前半のナスターシャ・キンスキーの可愛らしさに3点献上。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2005-04-19 00:06:29)
186.  オンリー・ユー(1994)
ロマンティック・コメディの登場人物達が良識に則った行動をとってたら、お話になりませんし、ワン・パターンのラスト・シーンを迎えなければ、それはもうロマコメではありません。寅さんがサラリーマンになったり、女に振られて再び旅に出るラスト・シーンを迎えなければ、それが「男はつらいよ」じゃなくなるのと同じことです。本作も丸っきり王道のロマコメですけど、運命の人探しのドタバタに(ビリー・ゼインの登場シーンは思わず大笑い)、イタリア男にほだされる姉の心の揺れ等をまぶし、最後まで充分楽しませてくれます。そして、恋に疲れた女か主人公の男運の悪い友人というイメージだったマリサ・トメイが、本作ではクリクリした瞳とショート・ヘアでとにかくキュート! 主人公の魅力はロマコメの最重要項目です、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-04-10 02:21:06)
187.  恋のからさわぎ(1999)
孤高のワイルド・ボーイが行きがかり上、お堅い女の子に恋のゲームを仕掛けるも、やがてそれが本気になってしまうという、いかにも古典を翻案したカビ臭さの漂うロマンティック・コメディ。男女の役割に色々なオプションはあるでしょうけど、基本的ストーリーは小説、演劇、映画、マンガと、無限に焼き直されて巷に氾濫してるものだし、キャラクター設定も定石通りの有りがちな学園ドラマにしてしまったので、いくらシェークスピアであろうとも新鮮さは感じられません。でも、こういうティーンズ・ムービーはお約束をお約束通りに楽しめれば充分なので、出来に不満もありません。ということで、キルスティン・ダンスト、エリカ・クリステンセンに並ぶ、日本人には全然理解できないアメリカン・ビューティ・ジュリア・スタイルズ嬢に、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-04-10 02:16:39)(良:1票)
188.  恋するための3つのルール
確かにラヴ・コメディと言うよりもマフィア・コメディだし、カルチャーの違いを笑いにするパターンも非常にありがち。キャスティングからしても新鮮味に欠けてます。特にジーン・トリプルホーンに魅力が足りない為、前半が全く面白くない。それに事故とは言え、人を撃ち殺した彼女に何のお咎めも無くハッピー・エンド? 荒唐無稽なコメディ映画にしたって、これは気の利いた設定とは思えません。さて、謎が謎を呼ぶ問題の「恋するための3つのルール」ですが、私の解釈は以下の三つ。①“R”は発音しない。②“T”は“D”で発音する。③喋らない。いかがなもんでしょうか? 3点献上。
[地上波(字幕)] 3点(2005-04-10 02:16:13)
189.  ストーリー・オブ・ラブ
男女二人が寄り添えば、そこに恋が芽生え、やがて愛を交わす様になる。そして目出度くゴール・イン。すると幸せ一杯の蜜月期間は矢の様に過ぎ去り、二人の前途に残されるのは、愛情を憎悪に熟成させるには充分すぎる、無限とも思える時間だけ…。「恋人たちの予感」の続編という位置付けですが、本作は(「愛情物語」ではなく)明らかに「私達の物語」。「私達」とはブルース・ウィリスとミシェル・ファイファーのことではなく、我々自身。如何にして、この二人に喧嘩させるかを考え抜いた脚本が巧いですね。だからこそ、ラストの無理矢理なまとめ方が悔やまれます、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-04-10 02:15:39)
190.  プリティ・ブライド
基本的にアメリカ人って、単に「ウェディング・ドレスで式場から逃げ出す花嫁」が好きなんだと思う。本作は、正にその為だけの映画。日本ではゲイリー・マーシャル作品に勝手に「プリティ」を付けまくってますけど、本作のジュリア・ロバーツは「可愛い花嫁」ではなく「嫌味な花嫁」です。ま、能天気なラヴ・コメディのストーリーに難癖を付けるのも野暮だとは思いますが、それにしたって、もう少し話に説得力を持たせる努力をして欲しい。「本当の自分が解らなかったから逃げ出した」って、アンタ、結婚式の当日まで、しかも三度(四度?)も気が付かないのかよ。やれやれ…、3点献上。
[地上波(字幕)] 3点(2005-04-10 02:15:05)
191.  恋は嵐のように
空港のアクシデントで呉越同舟することになってしまった、マリッジ・ブルーの男と奔放な美女の珍道中と心の移り変わりを描く、サンドラ・ブロック十八番のロマンティック・コメディ(ホント空港って多いよな…。私も空港に出没してれば恋に出会えるか?)。私的なこの映画のポイントは三点。まず、こんな作品にまで旅客機の本格的ディザスター・シーンを入れてしまうハリウッド映画の贅沢さ。そして、くだらないかもしれませんけど、何とかして二人を目的地に近づけまいと頭を捻ったハリウッドらしい脚本。最後に、絶対サンドラとは勝負にならないと思わせるモーラ・ティアニーを、ベン・アフレックの婚約者に配したセンス。それで【ちずぺ】さんの仰る、嵐が過ぎ去った後に残される「愛」が活きたと思います。そういうことで、5点献上。
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-04-10 02:14:02)
192.  あなたに降る夢
実話は基にしてるだけで、丸っきりこの通りの話があった訳ではないと思いますけど、それにしても凄い話です。実際に起こった現代のフランク・キャプラ映画って感じでしょうか。だから本作の作りもキャプラを踏襲してる様に見える。どこまでもお人好しの主人公とウェイトレス。どこまでも性悪な主人公の妻(ロージー・ペレスって、いっつも美容師役じゃないか?)。裁判に負けた二人は、最後に人の善意に救われる。善を為す者は善を為され、悪を為す者は悪を為される、これ即ち因果応報なり。しかし善を為すことは難しく、悪を為すことは容易いのが世の常なんですよネ、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-04-10 02:13:00)
193.  オルフェ(1999) 《ネタバレ》 
ギリシャ神話のオルフェウスの物語を、現代のリオ・デ・ジャネイロに置き換えた恋愛悲劇。「黒いオルフェ」のリメイクらしいんですけど、私はこの映画が神話も含めて初体験。女にだらしない主人公がヒロインに一目惚れ。彼女が死んで、主人公がその死体を抱えて町を彷徨ってる時、昔の女に刺し殺される。言ってしまえばこれだけの話。途中、幼馴染のギャングと警察のエピソードや、リオのカーニバル等の見せ場はあるんですけど、それらが全く物語に繋がってこない。だから全ての出来事が唐突で、私は主人公にも全然魅力を感じませんでした。ということで、4点献上。
[DVD(字幕)] 4点(2005-04-05 00:16:56)
194.  ベレジーナ
ロシアから市民権を求めてスイスにやって来た純真な女性が、市民権を餌に変態専門(?)の高級娼婦にさせられ、スイス政界の陰謀に巻き込まれていくという、たぶんコメディ映画。何故「たぶん」かと言うと、これが全く笑えないからです。自分が娼婦だということにも気づかない天然の主人公、揃いも揃って変態の政府高官(政治家?)達、「テイラー・オブ・パナマ」の様な嘘から出た真、等々と、捻りの利いた設定が全然活きてこない。ラストの展開も主人公の逆襲じゃなくて、たまたまそうなっただけなので爽快感も無い(原題は「ベレジーナ、またはスイス最後の日々」)。スイスって、アルプスの永世中立国という位のイメージしか無く、実際の政治や文化に疎いからかもしれませんけど、とにかく面白くない映画でした、3点献上。
[地上波(字幕)] 3点(2005-04-05 00:13:18)
195.  パパってなに? 《ネタバレ》 
愛を求める母親と父親を求める息子が出会った一人の男。そんな擬似家族の泥棒行脚から、1950年代のソビエト連邦の暮らしぶりと少年の抱く父親像の幻想を描いていく、何かイタリアのネオ・レアリスモの香りが漂うロード・ムービー(?)。この邦題(確かに合ってないと思うけど、間違ってもいないと思う)や少年がアップになったパッケージから、感動系映画を期待されると裏切られます(因みに【WEB職人】さん、原題も英題同様「泥棒」という意味です)。泥棒はしないにしても、ウォッカを浴びるほど飲む怖い親父というのは、もしかしたらロシアでは結構一般的な父親像なのかもしれません。ラストは、全然息子だとは思ってくれてなかった男が、実の父親を消し去ってしまったことに対する報復でしょうか…、6点献上。
[DVD(字幕)] 6点(2005-04-05 00:11:57)
196.  ロシアン・ブラザー
「兄弟」というタイトルですけど、特別、兄弟の関係や愛憎に踏み込んだ物語ではなく、何か流れ者がたまたま抗争に巻き込まれ、組織を壊滅して去っていく、みたいな展開。地味な日活アクション映画といった風情です(案の定、続編もあるらしい)。現代ロシアが描かれているというので興味本位で鑑賞してみましたが、元々ヤクザ・マフィアのジャンルが好きじゃないこともあり、個人的には今一パッとしませんでした。それにしても、本作で何が一番驚いたかって、それはセルゲイ・ボドロフJr.の声の低さ。野太いドスの利いた声は、ヴィン・ディーゼルよりも迫力があります、3点献上。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2005-04-05 00:07:01)
197.  コーリャ 愛のプラハ
ロシア嫌いのチェコ人の初老の男と、行きがかり上、彼が面倒を見ることになったロシア人の子供の間に、徐々に絆が育まれていく様子を、共産体制末期のプラハを舞台に描くヒューマン・コメディ。悪い映画ではありませんが、テーマ的に珍しくは無いので、この時期のプラハを舞台にしてなかったらこれ程の評価は無かったと思う。本作で特に優れていたと感じた部分は脚本構成。曰く有り気なオヤジの背景を、物語の中で小出しにしながら見事に描いていく。それが共産体制の現実を描くことに繋がっていく。そして忘れちゃならないのが、このオヤジの半端じゃないスケベ振り。「男はスケベである」というのは、政治体制や文化に左右されません。だから我々も、遠く東欧の空の下に生きるこの男に共感できるのです、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-04-05 00:05:45)
198.  ある歌い女の思い出
フランス統治下のチュニジア王制の末期を、王宮に暮らす使用人の娘の目を通して描く、1994年度カンヌ映画祭カメラドール受賞のチュニジア初の商業映画(らしい)。しかし、カメラは王宮から一歩も外へ出ないので、独立闘争に揺れる国情は噂話やラジオのニュースで語られる程度。物語の基本は使用人達の置かれた日常と、思春期を迎えた主人公と母親との関係。興味深い未知の題材だったんですけど、映画としては淡々とし過ぎていて、私的には退屈でした。終盤の主人公の歌に向けて、もう少し話を盛り上げていけば、感動的な歌声が更に映えたと思います、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-04-05 00:05:16)
199.  大いなる遺産(1998)
チャールズ・ディケンズの原作は未読ですが、何年にも亘る大河ドラマから「重み」みたいなものをすっかり抜き取ってしまったのは、果たして良かったのか悪かったのか…。その代わりアルフォンソ・キュアロンは、この物語を全く現実感の無いお伽話として演出している。従って、映像や雰囲気主体に映画を鑑賞される方には、満足のいく仕上がりだったと思います。存在そのものが嫌味なグウィネス・パルトロウも、この嫌味なヒロインは適役だとは思いましたが、この役で、貧相とは言え一切ヌードを見せないのは納得できません。ということで、個人的には少し微妙な印象でしたが、ヌードの代わりに、スカートの中で下着の危険ゾーンに伸びる手や、ロリータ少女のフレンチ・キスを接写するキュアロンらしさに免じて、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-04-02 00:13:45)
200.  ハリウッド・ミューズ
高ビーで金がかかり、涼しい顔して有無を言わせぬ威圧感を漂わせる本作の女神は、シャロン・ストーンのハマり役だとは思う。しかし、コメディ要素も精々内輪ウケ程度で大笑いは出来ないし、話も「ゲット・ショーティ」に「おいしい生活」を合わせた様な感じで新しさは無い(因みに本作は「おいしい~」の前年の製作)。シャロンが何にもしてないのに、相談者が勝手に納得して勝手に成功していくという皮肉が、本作最大の笑いの要素だった筈。なのに、大物ゲストの顔見世に終始するだけで、その部分はほとんど描かれない。本作の脚本家こそミューズを雇うべきでした、4点献上。
[DVD(字幕)] 4点(2005-04-02 00:06:23)
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