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poppoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 363
性別 女性
自己紹介 とにかく毎日忙しい、とか言ってなかなか映画を観ないと、観たい映画リストがどんどん長くなっていく。
このまんまじゃ死ぬまでに間に合わなくなっちゃうから、とにかくどんどん観ようっと。

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181.  死ぬまでにしたい10のこと
淡々と、しかし丁寧に小さなエピソードを積み重ねていく。 決してドラマチックでも衝撃的でもない、普通の人の普通の死をリアルに真摯に描いている。 17歳で母になったアンの最期の望みは、髪型と爪を変える、娘達に毎日愛してると言うなどの慎ましやかなものから、密かな恋愛まで色々ある。 しかし、眠りについた夫に呟く「私を忘れないで」が、本当のたったひとつの切ない希望だったのではないだろうか。 実に身につまされる、切なく哀しい作品。
7点(2004-05-10 18:33:40)
182.  愛のコリーダ
一体大島監督はこの事件の「何」を描きたかったのか。 濃厚な性描写はいい、それなくしてこの事件は語れないだろうから。しかし、定がああまで吉蔵の肉体に執着した心理などがまったく描かれていないのはどういうわけか。 例えば、定の生育歴や初体験、その後の境遇などから、女としての定の不幸を描く必要はなかったか。この犯行の背景として、私には必須とも思えるのだが。 また、実際ふたりは、一時別れており、それが定の吉蔵への執着を深めているが、その間の身悶えするような本妻への強烈な嫉妬などはほとんど描かれていない。おざなりに台詞で言わせているだけだ。 この事件の強烈な印象は、あくまでも「殺害」ではなく「局部切断」だが、この行為に至る定の心情にも一切触れていない。 実際の犯罪の奇矯さばかりに目を向けた監督の軽薄さが透けて見えるようだ。 あるいは、監督がこの事件を通して男女の究極のエロスを描きたかったのだとしたら、あまりにお粗末と言うほかない。 映画の中で徹底して繋がっている様は、あれは性愛と言うより交尾だ。 これでは「世間から変態のように云はれるのが口惜しう御座います」と供述していた定があまりに憐れだ。 思うに定とは、ある意味ある種の男性にとっての理想だと思う。 時に童女のようで、稀代の妖婦であり、儚く強く美しい。 この事件は、もっと美しくも、もっと猥褻にも、もっと哀しくも描けたはずなのに、とまったく残念に思う。 ただ、本作の公開によりその後法廷で争われることになる、わいせつ論争などは非常に有意であり、その功績にのみ3点献上したい。
3点(2004-05-10 17:26:53)(良:2票)
183.  再見(ツァイツェン) また逢う日まで
雄大な、しかし貧しさの残る中国の風景・生活様式と、子ども達の笑顔と涙に、やられっぱなしだった。 最初のうちは気になっていた泣かせどころの少々大げさすぎる音楽も演出も、途中からどうでも良くなってくる。 ひとり、またひとりと、身を切るような思いで離れ離れになっていく子どもたちの涙を見て、泣かない人がいるというなら会ってみたいものだ。 が、しかし、ラストはあれじゃダメだ。台無しだ。 思わず吹き出し「う、嘘だろ~っ」と心の中で叫んでしまった。 余談ながら、前の席にいた年配の女性は、ほぼずーーーっと泣きっぱなしだった。 後で頭痛になりはしないかと、他人事ながら心配になったほどだ。
5点(2004-05-07 18:59:57)
184.  サウンド・オブ・ミュージック
もしも私が、映画のない国に行くとして、たった1本だけお気に入りを持っていくとしたら、間違いなくそれは本作だ。 トラップ家という実在する家族の歴史を、実に手際よくまとめたこの作品には、楽しいシーンで、理由もわからずなぜか涙が出るという稀有な体験をさせてもらった。 清々しく壮大なロケーション、どこまでも澄んだ歌声、苦難に打ち勝ち貫く信念、幸福そうな子ども達の笑顔、清潔なラブシーンと、私が映画に望むすべてのものがぎっしりと詰まった宝箱のような作品。
10点(2004-05-07 18:34:41)(良:1票)
185.  TATTOO[刺青]あり
この凄惨な事件は、映画を観るより前に、新聞社によるドキュメントを読んでいたのだが、映画もなかなか丁寧に事実に基づいて描かれている。 冒頭で荻島真一扮する検視医が「TATTOO」と、本人にとっては勲章であり、自己顕示の手段であり、強さの証明であったはずの刺青を、単なる身体的特徴として口述する。 この出だしから痺れてしまった。 日本の犯罪史上稀に見る凶悪で残忍なこの事件の犯人像に、適度に心情的な距離を保ちつつ肉薄していく、という作り手のスタンスが感じられた。 特に私が興味深かった読書家である一面、ストイックなまでに健康管理に取り組んでいた点なども、きちんと触れられており、何がこの男を凶行に走らせたのか、といった主題からいささかもぶれず、最後まできっちりまとめあげている。 さらに宇崎の演技がすばらしい。 虚栄と自己顕示欲に満ち、勤勉で努力家だが、情緒に欠如しており病質的という難解な役を完全に自分のものにしている。 相手役の関根恵子も、圧倒的な美しさと存在感で目を奪う。 ラストにかかる曲も、この犯人への鎮魂歌になっており、渡辺美佐子の好演とともに胸に深く残っている。私の大好きな作品だ。登録感謝いたします>木戸満さま
9点(2004-05-06 17:30:43)
186.  アメリ
珍しく落ち込んだ日。 仕事やら何やら、面倒なことが山積していて、憂鬱だったので「元気がでる」と評判の本作を観た。 でも、この主人公がどうも好きになれない。ちーっとも共感できない。 したがって、単調な小ネタ(ぼちぼち笑える)でつなぐテンポに飽きてしまい、挙句の果てに全然元気がでない自分に腹立ち、ますます落ち込んでしまった。 日常の中の小さな喜びから幸福を得るというポリアンナ的発想は、大好きなのだが。 全体としては、独特の世界観と映像美、音楽は良い。それとアメリ役のオドレイ・トトゥはまったくはまり役であった。 で、自分への教訓。「ビデオ1本で悩みを解決できると思うな」
6点(2004-05-06 14:53:35)(笑:1票)
187.  ペット・セメタリー(1989)
万が一娘にもしものことがあったなら…。 たとえ、どんな報いが待っていようとも、私はきっと、たったひと目、動いているその子に会うためだけに、主人公と同じ愚を犯すに違いない。 これは、この世で一番悲しいホラー映画だ。
8点(2004-04-30 17:44:31)
188.  八仙飯店之人肉饅頭
「なんでもランキング」を見て、ビデオ屋さんで借りました。(人が後味悪いと言ってるのに、自分で確認したいバカ>自分・笑) レイプシーンと家族惨殺シーンは息をのむ迫力。スプラッタホラーとしてはなかなかの出来だと思う。 残念なのは、わけのわからん刑事たちの軽いノリ。 なんのつもりなのかわからないけれど、あの掛け合いには、惨殺シーンと同じくらい背筋が寒くなった。
6点(2004-04-30 17:14:14)
189.  オーメン(1976)
美しい画と厳かな音楽。 終始漂う格調高いムード。エクソシストを超える恐怖だった。 何しろ、ダミアン役の子どもの表情がいい。 時に冷え冷えと、時に愛らしく、それがまた実に恐ろしい。 波乱のオープニングも、これから起きる恐ろしい出来事を予感させて釘付けにする。不吉な数字666を、この仏教国にまで広めた、サスペンスホラーの金字塔。
7点(2004-04-30 16:56:13)
190.  バイオ・スキャナーズ
まったくどうすりゃこんなにつまらん映画がつくれるのか。 ビデオのパッケージはもの凄く気持ち悪い。キワ物好きなら、つい手にとってしまうかもしれないが、何の迫力もないから、やめたほうがいい。「面白無さ過ぎて大笑いしそうな映画」まさにその通り。
1点(2004-04-30 14:56:02)
191.  ブラザー・ベア
まだ幼い、甥っ子たちを連れて吹き替え版で鑑賞。 母親と会えると信じているおませなコーダが可愛くて、いじらしくて、切なくて一人で大泣き。ストーリーもなかなか深い。 報復誓う人間と熊との関係は、そのまま国家や民族の対立する姿。 これは、この神話のようなお話しを、私たちの現実社会で起きている現象に当てはめ、報復はやめよう、相手を理解しよう、と優しく語りかけている反戦映画なのだと思う。 遠い異国で言葉も通じぬ、風習も価値観も私たちとは異なる人々も、私たちと同じように誰かを愛したり、ささやかな幸せを感じたり、泣いたり、笑いあったりして、一生懸命生きている、という当たり前の、しかし、忘れがちなことに気付かせてくれる。良作。
8点(2004-04-30 14:20:04)
192.  ダイ・ハード
グリーンベレーやターミネーターとかぢゃない血肉の通った「等身大の人間」が、地球を救ったり社会正義のためぢゃなく「妻を助ける」ために、嫌々ながら戦う。という斬新な設定と、限定されたフィールドからなる緊張感、よく練られた脚本。 文句なしに楽しめる快作。
8点(2004-04-30 13:30:28)(良:2票)
193.  ロード・トゥ・パーディション
この映画の光と影、色、音の使い方には感激した。 寒々とした暗い画面なのにどこか漂う柔らかく、ウェットな印象、完璧な画作り。 なんと美しいギャング映画か。  そして、サム・メンデス監督の映像の実に雄弁なこと。  時代を、設定を、背景を、心情を、説明や会話でなく、視覚を通して瞬時に感じ取る喜びを堪能した。  ストーリー自体にひねりはない。しかしそれでも、ルーニーの不肖の息子に対する絶ち切れぬ愛情、ひたすら父の愛を求めた故のコナーの破滅、わが子に同じ轍を踏ませたくないサリヴァンの情念、「彼は僕の父だった」と回顧するマイケルの父への慕情。  それぞれのシンプルだが、普遍的な思いが、じわりと心深く伝わってきて、涙を禁じえなかった。 トム・ハンクスはいつもながらうまく、ポール・ニューマンはもはや全てを超越した存在感で魅せてくれる。 ビッグの名シーンを連想させるピアノの連弾のシーンでは、胸がいっぱいになった。  ジュード・ロウは熱演だが、少しつくり込み過ぎの感があり、残念だ。  トータルで見て、非常に完成度の高い、重厚な作品。
9点(2004-04-28 17:15:16)(笑:1票)
194.  お熱いのがお好き
これだけ派手な印象のモノクロ映画も珍しいのでは。 圧倒的に巧い脚本と、粋な演出であと一歩で下品になりそうな題材をしっかり洗練されたドタバタコメディーに仕立て上げている。 なんと言っても、トニー・カーティスとモンローのラブシーンと、ジャック・レモンと富豪のダンスシーンのクロスカッティングは、レモンとモンローそれぞれの魅力と可笑しみが、見事に二乗されていて効果絶大。 ところで、皆さんは、テニスラケットで湯切りしたパスタと、氷枕でシェイクしたマンハッタン、どちらがお好み?
9点(2004-04-27 18:28:34)(笑:1票) (良:1票)
195.  陽だまりのグラウンド
新鮮味に欠ける題材とは言え、私はこの手のお話しに滅法弱い。  子供たちが夢中になって白球を追う姿だけでも感動できるし、サミー・ソーサを見て目をキラキラと輝かせるシーンだけで、安直に泣けるタチだ。 しかし、本作については、終盤のGベイビーのくだりで、でかかった涙もきれいさっぱりひっこんだ。 観客の涙を誘うための、これ以上ないあざとい反則技、この安易さに、すっかりしらけてしまった。 主人公が立ち直るまでの葛藤や、子供たちと心が触れ合うまでの過程など、感動の礎となるべきエピソードはことごとく端折られているが、本来こうした小さな出来事の積み重ねを丁寧に描いていれば、衝撃的な惨事をダシにせずとも、充分に感動をよべるはず。 ほとんどがプロの子役ではないという子供たちの表情は実に素晴らしく、それだけに惜しい。
4点(2004-04-27 13:36:15)
196.  アパートの鍵貸します
ビリー・ワイルダーのソフィスティケートされた演出には、今さら言うべきことは何もないくらい素晴らしいが、本作では、脚本もまた素晴らしい。 何気ないセリフが伏線になっており、そのどれもが後の場面で効果を発揮する。 さらに、レモン演じるバドは、正にワタシのタイプ、「直球ど真ん中」。その悲哀溢れる表情に悶絶状態なのだ。 さて、気になるのは、キュートなフランと優しいバドのその後だが、、、友人(オンナ)曰く「弱み握られたオトコとの結婚ってのは考えものよぉ~」 ああ~、年をとるってイヤだ、イヤだ。
9点(2004-04-23 17:43:19)(笑:1票)
197.  7月4日に生まれて
どうしたんだ、自分!こんな社会派映画大好きじゃないか!さぁ、いつものように熱い血を滾らせろ!実話だぞ!と、懸命に自分を鼓舞するも、気持ちはどんどん萎えていく。 だって、長くてクドイんだも~ん。 トムが熱演すればするほど「ふ~~ん」という醒めた気持ちになってくる。 ま、アメリカ側からのみ見たベトナム戦争の悲劇を、いくら悲惨に描かれても、そりゃ「へ~~え」としか言えない。 個人的にダメなんだよなぁ、この監督。
4点(2004-04-23 11:05:54)
198.  ティファニーで朝食を
私はオードリーと言えばこのホリーを思い出す。アン王女もいいが、このホリーにより強く惹きつけられる。 都会で自由を謳歌しているように見えるが、その華やかさとはうらはらな孤独。 大人になりきれない危うさと、したたかさと純粋さを併せ持つ、この繊細な役を魅力たっぷりに演じている。 ラストはカポーティの原作どおりにしたら、あるいはもっと余韻の残る名画になったような気がしないでもない。 
7点(2004-04-22 15:42:30)
199.  猿の惑星
小学生の頃、弟とふたりで観て、あまりの恐ろしさに泣いた。 衝撃のラストにおねしょさえした。 しかしそれは、恐怖のプロローグに過ぎなかった。 その後、東京12チャンネルで『猿の軍団』という、本作をパクった(?)ドラマが放映されたため、毎週観ては揃って泣いた。 なぜ「観ない」という選択肢を思いつかなかったのか、姉弟そろっての馬鹿さ加減に、今なお、首をひねるばかりである。 ちなみに、このドラマは同世代でも観ていた人が少なく、非常に残念だ。 なにしろこちらの猿たちときたら日本語を話すのだから、子供には余計に怖いのだ。 いまだにドラマの主題歌すら覚えている私と弟のトラウマに、7点献上。
7点(2004-04-21 17:16:01)(笑:1票)
200.  JAWS/ジョーズ
父に連れられ、有楽町の丸の内ピカデリーで鑑賞。小学生の時である。 今でも鮮明に覚えているのは、幼い私がそれだけ決定的に映画の力を魅せ付けられたからだろう。 あれから数十年、この傑作をあらためて鑑賞して、唸ってしまった。 冒頭、女性がいきなり襲われるも、鮫の姿そのものは見せずに引っ張り続ける。 凶暴な人食い鮫に、人命が危機にさらされているというのに、頑迷な町の権力者に阻まれて何もできない主人公の焦燥。この見えない敵に怯えるサスペンスフルな前半の、傑出したカメラワークによる周到な演出。 後半では、未だ生々しい襲撃シーンをみせることなく、その恐怖をロバート・ショウ演じる漁師によって克明に語らせる、背後には正にその敵が迫ってきている。 このシークエンスによって、観るものの脳内に恐怖を増幅させる。 とどめには「喰らえ、化け物」で、味わうかつてないカタルシス。ドーパミンも大放出だ。 余談ながら、この時のロゴ、ポスター、プログラムのデザインの説得力も、忘れられない。文句なしの娯楽映画の頂点だ。
10点(2004-04-21 14:47:16)(良:1票)
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