181. ティンカー・ベルと月の石
《ネタバレ》 仕事でミスをしたときは、報連相。 [DVD(吹替)] 6点(2010-08-19 21:56:19) |
182. 借りぐらしのアリエッティ
《ネタバレ》 記念すべき600レブー! 最後猫とアリエッティが見つめあい意気投合するが、あれも納得いかない。あの時猫がアリエッティを一飲みするんじゃないかとひやひやした。無言でただ見つめあう。何かテレパシーだったのか。 で少年が生きる希望を持つのだが、あれも不思議。我々映画を観るモノには分からない、何か大きなものを少年はアリエッティから得たのだろうきっと。よかったね。 とまあ『トイストーリー3』にはまだ遥か及ばない感じであったけれども、ステュディオディヴリにおかれましては、こんな感じで若き才能をどんどん開花させていって、ハイペースで作品を送り出してほしい。なにもかの大作クラスは欲しない、今回みたいなさっぱり味の小品、試作品でいいから、2年に3本ペースがいい。もちろん宮崎五郎の新作、日本人は首を長くして待っている! [映画館(邦画)] 7点(2010-08-17 21:02:27)(良:1票) |
183. インセプション
《ネタバレ》 インランドエンパイアを分かりやすくしたかんじ。 街がぐにゃーってまるまるあの夢の中のあいまいな感じを後半欲しかった。強固な要塞とかでなく、インランドエンパイアみたいなぐにゃぐにゃした世界を。 [映画館(字幕)] 7点(2010-08-09 22:11:48) |
184. トイ・ストーリー3
《ネタバレ》 もうさ、この映画でPIXARは絶筆してもいいですよ。それくらい素晴らしい。 戸惑いを隠せない。PIXARが本気を出すと何が起こるのか、それを目の当たりにしてしまった。トグロ100%を見た時のような、腰の抜ける感覚。 アンディがおもちゃを一人ずつ紹介するあのシーン、おもちゃたちは表情を変えずに“おもちゃ”として紹介される。あの固定された表情の奥での彼らの感情は、3DとかCGとか関係ない、普遍的な愛を感じる。 まさに、このシーンは、この映画のカーテンコールなのだ。スタンディングオーベーション、本当はしたかった。だけど映画館で拍手は起こっていた。 アンディの優しさに、おもちゃたちのせつなさに、PIXARの偉業に、そして、俺自身が手放してきたかつてのおもちゃたちに、限りない感謝。ありがとう! [映画館(吹替)] 10点(2010-07-22 21:58:31)(良:1票) |
185. THE WAVE ウェイヴ
《ネタバレ》 esに比べて物足りなかった。 まず、生徒がああなっていくところにどうしてもリアリティがない。esには、「もし自分があの場にいたら、同じようになっていたのかもしれない」という気持ちにさせられるものがある。だけどもこの映画にはそれが無い。 この映画には“観測者”がいない。esには実験の主催者がいたので、それが観客の視点となり、心理の脆弱さに恐怖を覚えられる。しかしこの映画はその視点が無い。だからリアリティが無いのだろう。 そもそも、ナチスに心を奪われたあの民衆の「ジークハイル!」の大合唱(『意志の勝利』参照)は、心理実験で再現できるものなのだろうか。 どうせなら、学校中にあのウェイヴが広まって、取り返しがつかなくなってしまってからエンディングにいけば、面白い映画になったのだろうに。 [DVD(吹替)] 7点(2010-07-11 21:48:09) |
186. シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック
《ネタバレ》 これが彼のデビュー作なのか。最初っからやりたいことは決まっていたんだな、感心。センスいい。 [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2010-07-01 22:56:44) |
187. ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない
《ネタバレ》 マ男よ、これくらいの会社をブラックなんて言ってるようじゃいけないよ。 本当に恐ろしい会社というのは、社員や管理職ひとりひとり単体ではとてもいい人であって、それが集合体になると、常人では考えられないような愚行にスタンピードしてしまうところ。みんななんとなく間違ってると気づいているのに誰もそれを止めることができないのだ。気づけばみんな不幸のどん底。 その点、この映画の会社はまだましと感じる。 でも、そういったブラックな会社で命を削って働く人たちがいてこそ、この国が動けている。 [DVD(邦画)] 4点(2010-07-01 22:52:15)(良:1票) |
188. 母なる証明
《ネタバレ》 やはり母に対する息子のセリフは 「っせーなくそばばあ!」 「7時に起こせっつったろーがくそばばあ!」 これが聞きたかった。 [DVD(字幕)] 8点(2010-07-01 22:44:00) |
189. 実録!?ドキュメント その時… 上島が動いた
《ネタバレ》 高校閉鎖のプロットは非常に共感できる。 パティシエのシーンみたく、もっとふざけ半分でにやにやとやってたらよかったのに。そこが上島の面白さなんじゃないか。 竜平会だけではむさくるしい。女性タレントも欲しい。 エンタの神様への皮肉もよい。 [DVD(邦画)] 6点(2010-06-22 21:11:10) |
190. 告白(2010)
教師の知り合いが何人かいるが、彼らに見せてあげたい! [映画館(邦画)] 9点(2010-06-22 21:06:10) |
191. 空気人形
《ネタバレ》 モンタージュで描かれる“からっぽの”一般人。でも、いわゆる成功者の中にも“からっぽの”人はいるだろう。であるから、引きこもりの女とかそういう病んだ人間と空気人形を対比させるだけでなく、もっと充実している人とも対比させたい。 ペデュナはセクシーなんだけども、人形のほうはそんなにエロくない。人形を人間よりエロく描けたらよかった。 [DVD(邦画)] 7点(2010-06-22 21:03:57) |
192. カールじいさんの空飛ぶ家
《ネタバレ》 DVDの映像特典で、マンツの最期をどうするかをいろいろ案を出して苦労したんだよっていうインタヴューがあったので、見たんだけども・・・ いろんな案の中に、「マンツがカールの家に鳥を追い込んで、家に入ったが、その鳥は作り物で、気付いたときにはもう遅く、犬が駆け込んできたためバランスを崩し、家もろとも飛空挺から墜落していく」っていうのがあった。 監督とかは、本当にこんな案を出していたのだ。そんな連中が作ったのだからこうなってしまうんだろう。ラセターの監督不行き届きの責任は重い。 そんな監督でも「家=エリー」ということは分かっていた。にもかかわらず、あの家の描き方は納得いかない。 たとえばピンチが訪れたときに、家が盾になったり、家にあおられて間一髪くぐりぬけられるとか、そういうエリーの意思というのが感じられない。だから後半エリーの存在が0になってしまうんだ。 ミスターインクレディボーの時にも思ったが、ピクサーは悪役を描くのに向いていないんだろうか。今回のマンツに関してもそうなんだけど、シャイニングのキチガイお父さんみたいになっちゃってるから、もっと愛情注いで描かないとさ。 とはいえ、積乱雲までの流れは本当に素晴らしかった。なので7点。 [DVD(字幕)] 7点(2010-06-11 21:57:09) |
193. エンター・ザ・ボイド
《ネタバレ》 なんだよノエ、長いこと待たせておいて、何やってたかと思ったら、こんなもん撮ってやがって。 まず映像がPOV、死んだ後もPOVなものだから視界が当然限られてくるわけで、しかも視線が真下に固定、こんな撮影でノエのやりたかったことが本当に撮れているのだろうか。 たぶんだけど、ノエがラブホテルに(当然男と)いった時に、隣はどうなってるんだろうって思いをはせたのがこの映画の志だと思う。 ちょっと昔のノエならば、あの中絶のシーンも天井から見下ろすんじゃなくて、モザイクなしにめっちゃ目の前で凝視する撮り方してたろうに。甘い! とはいえ、オープニングとエンディングの強烈な文字の明滅はノエっぽくてよい。 [映画館(字幕)] 2点(2010-05-31 21:04:58) |
194. 息もできない
《ネタバレ》 夜の外のシーン、っていうのは、明かりがないと真っ黒のまま。そこに映像を浮かび上がらせるためには、光るもの、照らされるものが必要。だから夜の外のシーンに収まる光には意図が含まれていないはずがないのだ。 海辺の白い波が泣ける理由は、「月の光」であった。では漢江の2つの街灯は何だ!? その場の奥行きを作り出すためだけではないはずだ。事実、あの街灯二本がいつまでも脳裏に焼き付いているのだ。手前のめそめそ泣くDQNと女子高生なんかよりも、何も言わず微動だにしない、ただたまたま写りこんでいる街灯2本が泣けるのだ。なんでですか? [映画館(字幕)] 9点(2010-05-25 00:16:50) |
195. クロッシング(2008)
《ネタバレ》 脱北者の体験談をもとに作られているんだそうで、細かい演出にはリアリティがある。脱北を失敗して捕えられる収容所の描写は製作者の怨念がこもっている。 悲しい出来事だらけなんだけど、それを感動的な音楽で扇情するのが気持ち悪い。同情を誘うかのような。不当に逮捕されたり飢え死にしていく北朝鮮の一般人の泣き顔を見たってさ、国民が拉致されている限り彼らに人道的支援はナンセンスとされてしまう。拉致被害者を返してもらうのが一番先なのは論理の問題であり、人間の感覚としてはまず、この映画で苦しんでるようなひとたちに当面のご飯を与えることではないか。 なにせ、彼らは飢えをしのぐために飼い犬に手をかける。もしかしたら死んだ人間も食ってるかもしれない。それって政治云々以前の問題じゃないの。 脱北からの逃亡劇は、まるでジムジャームッシュなみのロードムービー。 [映画館(字幕)] 8点(2010-05-18 21:14:07) |
196. 劇場版TRICK トリック 霊能力者バトルロイヤル
《ネタバレ》 このシリーズはそもそも、うさんくさい超能力者の化けの皮をひっぺがすカタルシスが面白かったんだけど、それも第2シリーズですでに忘れ去られ、『オモシロ書道』しか面白みがなくなってしまった。といっても初期の『何度目だナウシカ』を越えるオモシロ書道には出会っていない。 せっかく劇場版なのだから、ディープでコアな堤ワールド、トリックワールドを構築してほしい。中途半端なヒューマンドラマなんかやってる暇あったら夏帆をもっと見せてほしい。 生瀬の扱いも超手抜き。観客の20%くらいはこいつを見に来ていると思うのだが、そんな人たちにとっては失望そのもの。 最低なのはラストのラスト。「ずっときみのことが、す・・・」「すきやきを食べたい」これは堤監督の歴史に残る名セリフとなるであろう。ああ、トリックってこうなっちゃうんだ。仲間もちょっと期待してたよね、あーあ。 [映画館(邦画)] 3点(2010-05-09 17:36:35) |
197. 時をかける少女(2010)
《ネタバレ》 過去を変えることはできない!っていうルールを作るのはいいんだけどさあ、これは映画なんだからさあ、そのへん破戒しちゃってさあ、バスを助けてあげたら?脚本の人。 [映画館(邦画)] 6点(2010-04-07 19:35:00) |
198. エイリアン2/完全版
《ネタバレ》 これは前作の良さ、怖さを非常に発展させた、エンターテインメントだね。すばらしい。 耳に残るテーマ曲とかテーマソングがあればよかった。 [DVD(吹替)] 8点(2010-03-28 01:09:22) |
199. エイリアン
宇宙船っていう時点であまり実感がわかないけど、孤独な空間での恐怖ってのがワクワクした。 [DVD(吹替)] 8点(2010-03-28 01:05:33) |
200. スイートリトルライズ
《ネタバレ》 原作未読。ぜひ読みたい。 テディベア製作工程の、バラバラの腕や頭部、目に突き刺さる長い縫い針が、これから起こる冷たい運命を予感させる。部屋の「窓」を内側、外側から捉える。ガラスは透明だから、部屋をそこに反射させたり、手をあてたり。一方中谷美紀の不倫部屋はスリガラス、その窓を開ける中谷美紀。 あれですね、安藤サクラは化け物ですね。 [映画館(邦画)] 9点(2010-03-16 21:07:11) |