181. ウインダリア
《ネタバレ》 宮崎アニメに隠れてしまった幻(?)の傑作。 マーリンの運命には誰もが呆然とし、泣くだろう。 主人公が身勝手なだけという意見もあるだろうが、 自分が、金銀財宝を手に入れ、王宮の超セクシーな女まで 与えられたら、果たしてそれでも、古女房の元に帰れるかどうか(笑) アニメのマーリンは可愛いけど、現実は畑仕事専門の ド田舎の泥臭い女だろうし、王宮の女は、きっと 一流レースクイーンと、加納姉妹と、松浦亜弥が混ざったような、 とにかく男を堕落させる官能、 セクシーダイナマイトのフェロモン120%の女だろう。 究極の選択だ。 10点(2004-02-21 01:03:05) |
182. アイズ ワイド シャット
《ネタバレ》 仮面パーティの部分が、なんだか学芸会のようだった。 恐怖感も色気も緊迫感も中途半端。 R指定だのなんだのいってないで、アダルト向きに製作されれば 徹底的に描けたものを。テーマは実はすごい。 これはその手の会社でリメイクを希望したいところ。 4点(2004-02-20 16:00:29) |
183. 2001年宇宙の旅
《ネタバレ》 もしもHALの章がなかったら、とんでもないことになってた映画。 これだけは緊迫感がある。あとはダラダラ。ラストはごまかし以外のなにものでもない。 但し特撮技術は驚異。本当に60年代の技術だろうかと今見ても驚かされる。 4点(2004-02-20 15:54:59) |
184. パトリオット
《ネタバレ》 いい作品だとおもうけど、もうひとつパンチがなかった。 教会に火をつけられるシーンでも、彼女の彼への最後の言葉か 表情が欲しかった。 というように人物描写はまだまだ甘いところがあるが、 ゴジラやインデペンデンスやスパイダーなど、しょーもない作品を作ってきたローランド・エメリッヒとは思えないような いい出来ではあります。 6点(2004-02-19 15:58:22) |
185. ゼブラーマン
《ネタバレ》 どうも監督と私のリズム感が合わない。 間を大切にしてるっていうことはわかるんだけど、ずっと同じ リズムに感じてしまい、時にはけれん味たっぷり過ぎて 間じゃなく間延びに感じてしまうところがあった。 スピード感を要求されるとこは もっともっとスピード感があっていい。 ラストももっと客席からも拍手が沸き起こるような演出に出来たんじゃないだろうか。文句ばっかり書いたけど、是非続編を見てみたい気がする作品でした。鈴木京香さんとの関係はどうなる?というところが見てみたい。彼女はいい演技してました。ゼブラナース最高!!今回一番よかったのはゼブラーマンよりゼブラナースだったかもしれない。ゼブラーマンは理解してくれない家族を持ってるけど、そんな家族でも捨てられないと思う。だから、 2があれば、夢じゃなくホントに京香さんにゼブラナースになって、二人で活躍してほしいな。二人はそういう結び付方しかないし、それを望んでいます。それから堤監督がやったらどうなるかなんてふと思ってしまいました。たぶんハチャメチャになるでしょうけど。 6点(2004-02-18 21:24:21) |
186. 少林サッカー
CGもワイヤーもここまでやってくれりゃ文句ありません。 前半のギャグはつまんないですが、後半の少林チーム大躍進の頃から俄然面白くなってきます。日本の漫画の影響というが、日本でこのような実写を作ったらもっと陳腐になるでしょう。 2も見たい。でも2はサッカーじゃなく野球がいいかも。 アストロ球団を実写化できるのはこの監督しかいない!(笑) 「少林ベースボール」! 8点(2004-02-13 15:09:12) |
187. 風と共に去りぬ
《ネタバレ》 ぶっちゃけてゆ~と、わがまま娘がやりたい放題にふるまい、最後は捨てられたのに、まだ反省せず開き直る映画。私は腹がたった。どこが名作。どこが泣けるんだろう。 このあとスカーレットはどうなったのか。 たぶん、すんげえ強欲おばはんとして、男を次々と くわえ込み、逞しく恥知らずに生きていったことでしょう。 メインテーマ音楽だけはいい。 1点(2004-02-10 16:10:07) |
188. の・ようなもの
《ネタバレ》 家族ゲーム、ハルと並ぶ森田監督の傑作。 皆さんも書いてるように、どこがいいのかわからないが、いい! 出てる人物は誰も彼も・・・主人公自体もう下手くそなんだけど、それもすげえいい味になってるしなあ。一人ぼっちで帰ってゆく主人公の詩のような、 朝を迎える街を克明に素晴らしく描写していく心の中のつぶやき。 そしてハッと前を向くと、由美が立っていて一言「下手くそ」 ああ・・・なんともいえないこの素晴らしき感性! 森田監督、初心に戻ってください。 8点(2004-02-10 00:06:05) |
189. 超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~
《ネタバレ》 テレビ版からの移行。当時はテレビ版とは比較にならないデッサン力とあまりの描き込みぶりにアニメファンは驚愕したことでしょう。CGなどまだほとんどなかった時代の手書きの良さを感じさせる傑作!ラストが入ってないということだけど、私は真っ黒なラストのほうがOKだと思う。 この幻のラストは後に出た「マクロスフラッシュバック」で 更にリアルな書き込みで堪能できます。しかし。。。 私もミンメイをとるなあ・・。あっちのほうは嫉妬深そうでやだ(笑)それにしてもDVDは高すぎる。これも、「フラッシュバック」も安くして再発売を!あるいは2枚組がいいでしょう。 10点(2004-02-09 12:42:57) |
190. 千と千尋の神隠し
《ネタバレ》 ジブリはCGをやめてほしい。私は古いのかやはり手書きのアニメが好きだ。さて、評論家の町山 智浩氏はこれを売春の話だと切ったが、そう思ってみるとそういう感じもしてくる。生きるため千尋はそういう道を選ぶ。そこで出てきたのが、そういう宿のルールを守らず、千尋の心まで買おうとする淋しいカオナシだ。 こう考えると、このしょーもない話も俄然深い意味を持ってくる。とはいっても、イマイチおもしろくない。千尋がもらった髪留めもどんな重大な意味があるのかと思ったら、なんだその程度だったのかという感じ。私的にはラピュタやナウシカ路線にやはり魅かれる。今秋公開「ハウルの動く城」にもう一度期待。 4点(2004-02-09 07:41:40) |
191. パール・ハーバー
《ネタバレ》 私は考証なんてどうでもいいのよ。 日本人が多少変だってかまわない。思想が一辺倒になったとしてもOK。歴史ドキュメンタリーじゃないんだから。 今回は日本側が本当にカッコ良く描かれていた。零戦が編隊を組んで飛んでいく美しさは見事。今さらながら惚れ惚れしてしまう。 真珠湾攻撃で戦艦が次々にちっこい零戦の餌食になっていくのも ものすごい爽快感があった。地上すれすれに飛行し攻撃する 零戦のシーンは、いくらなんでもこんなことしないだろう、これは迫力出すためだな・・・と思っていたら、ドキュメントフィルムで全く同じシーンがあったのには驚いた。 映画館に行かず、家の小さなテレビで観てはこの映画の良さは全くわからないだろう。DVDでは音もスーパーウーハーがないとスピーカーが粉砕されるくらいの低音も入ってます。 ひとつだけ不満だったのは、なんであそこで攻撃をやめてしまったのかという歴史的事実。やっぱ、びびったんだろうな。 8点(2004-02-08 12:10:18)(良:1票) |
192. サマータイム・キラー
《ネタバレ》 大傑作。 主人公は父を殺したマフィアの娘に恋してしまう。 「行かないで」と泣きながら引き止めるハッセーと それでも復讐に行かなければならない、クリスミッチャム。 このシーンは涙なくしては見れないでしょう。 クリスミッチャムのかっこいいことかっこいいこと! ロミオとジュリエットより素晴らしいオリビアの姿もここにある。但しDVD・LD共未発売。 この名作をもう一生見れないのだろうか。メーカーさん、御一考を! 10点(2004-02-07 18:25:08) |
193. がんばっていきまっしょい(1998)
《ネタバレ》 なんで血まみれになりながら漕ぐのだろうか。 なんで貧血で苦しんでも、腰を痛めてもそれでも漕ぐのだろうか。がんばって得られるものはそんなに大切なものなのか。ボートの行き着く先はどこなのだろう。 その答えは見終わったらわかる。自分が年をとって失ったもの。 いつの間にか失われていった感性がまざまざと蘇り、涙するだろう。が、「その時には」もはや戻れず、今日も変わらない、変われず、汚れたまま生きていく自分もまた同時に見る。 40代に特にお薦めする。音楽も秀逸。 9点(2004-02-06 04:46:53)(良:1票) |
194. スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
スターウォーズは結局旧1&2で全てが終ってしまった感じ。 今度こそはという儚い夢はいつも砕かれてしまう。 スターウォーズのCGは重量が軽い。 銃弾やビームや飛行音も軽い。 そしてなにより話が軽い。 誰かも書いていたが、アナキンは1と同じように、どこまでも好青年であってほしかった。 そして愛するアミダラか、母の命を救うために、ダークサイドの 強力な力をどうしても手に入れなければならなかったというふうに。 3点(2004-02-06 01:58:21)(良:1票) |
195. たそがれ清兵衛
《ネタバレ》 ボケタ母親が最後に「どなたでしたか?」と宮沢に問う。 泣きながら宮沢はいう。「幼なじみです」と。 最初はなんで「妻です」と言わなかったんだろう。 妻ですといってくれれば数倍泣けたのにと思いました。しかし、 それは間違っていた。母親がボケタのをいいことに「願望ウソ」をつくのは彼女らしくない。2回見て監督の真意がわかった。 あそこはあのセリフじゃなければだめだ。 妻ですと喉の奥まで出かかってるのに、やはり幼なじみですとしか いえない彼女のせつない心情に気付き私は再度震え涙しました。 そしてあのセリフにしてくれたことに私は監督に感謝する。 ああ・・しかし、監督・・・男はつらいよばかりじゃなく こういういろんな映画を作って欲しかった。紛れもない日本が誇れる名作。 9点(2004-02-05 21:58:01) |
196. 羅生門(1950)
《ネタバレ》 テーマはおもしろいが、いかんせん今となっては テンポが遅すぎる。60分でもいいくらい。 京マチコさんの演技は黒沢が好きそうな 気の強い怒鳴り泣きわめくタイプの女。 しかし、今見返してみると逆のほうがいいと思った。優しく静かでさめざめと泣き、殺してと男にねだる女が本当に怖いんじゃないだろうか。ラストも甘いと思った。 誰かも書いていたが、全編に絶え間なく流れてる音楽もうるさく、合わない。 2点(2004-02-05 21:40:34) |
197. ファンシイダンス
コメディの傑作。独特の雰囲気、リズム感が心地よかった。 しこふんじゃったになるとダメ。 ただ鈴木保奈美は個人的にちょっと嫌いなので、-1。 ところで、ファンシィダンス2製作決定!とか、ビデオで当初 予告していたけど、いつの間にぽしゃったんでしょ。 7点(2004-01-10 17:37:40) |
198. アザーズ
《ネタバレ》 この作品のオチはシックスセンスとよく比較されるが、 シックスセンスは上映開始20分で見破ってしまったのに、 なぜかこの映画のオチは見破れず、戦慄した。 ラストもいい。佳作。シックスセンスより評価する。 8点(2004-01-10 16:58:10) |
199. 死国
《ネタバレ》 併映のリング2にがっかりした客が、回復する間もなく 更にどん底に突き落とされてしまった正真正銘呪いの映画。 最後は霊が主人公を怪力を発揮、ベアハッグ(いわゆるサバオリね)で殺してしまう。 全く、プロレスじゃないんだから(;_;) 1点(2004-01-10 16:05:09)(笑:1票) (良:1票) |
200. ザ・セル
ぶっちゃけて解説しますと、自分はSだと思っていたんだけど、 本当の性癖はバリバリのM。それに気付いてか気付かずか犯罪を犯していたが、真の女王様に出会い救われるお話。 あの装置は、「コーマ」を想起させるが、裸でやってほしかった。あのユニフォームはかえって下品。ビジュアル的には見るところもあるが、なんとなく中途半端。 5点(2004-01-10 15:59:23) |