181. ダイ・ハード2
1の余韻を引きずっていたせいなのか、 最初観たときはもの凄く憤慨した覚えがあるんだけど、先日TVで久方ぶりに観たら面白かった。 3以降のシリーズからダイハードはこういうものだというイメージが定着しちゃったんだろうな。 舞台は空港内一カ所ということで、せかせかと街中を走り回るよりはいいんだけど、 とても人の出入りが激しい場所なので、落ち着かないといえば落ち着かない。 マクレーンは浮きまくってて、空港内には彼以外優秀な人間はいないのか、 といった突っ込み所もご愛嬌。この「2」からは人間臭い魅力よりも、 不死身の男のキャッチフレーズの方が前面に押し出された作りになっており、 何も考えずにスカッとしたいときにはお薦め。もちろん派手なシーンも満載。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-13 15:55:43) |
182. ダンテズ・ピーク
火山爆発を題材にしたパニック映画。 場面があちこち飛ばないので観やすいし、人間関係も判り易い。 SFXを駆使した映像はなかなか迫力があるけど、ドラマとしてはもう一つ。 予定調和をこなしているようで、あまりハラハラしない。 パニック映画というよりは、どちらかと言えばヒーロー映画を観ているような感じ。 万人向けのエンタメ映画。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-13 15:24:20)(良:1票) |
183. 沈黙の要塞
「沈黙の戦艦」に続く、セガール主演の沈黙シリーズ第二弾。 明確なメッセージ性のあるアクション映画も珍しいのだが、ストーリーは物の見事に面白くない。 セガールの動きだけは相変わらずのキレがあり、アクションシーンだけが見所。 [ビデオ(字幕)] 2点(2011-08-13 09:44:17) |
184. 冷たい月を抱く女
新聞の三面記事に出て来るような内容のサスペンスだが、 ストーリー自体は中々面白い。ただ登場人物が少ない上に、 主演がニコール・キッドマンということと、邦題から大体のオチは読めてしまう。 TVドラマならまだしも、映画でこれだとさすがに小粒だなという印象は拭えない。 ニコール自身はきれいだし、存在感もあるのだが・・・。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-13 09:41:21) |
185. 点子ちゃんとアントン
基本的に点子ちゃんの何事にもめげない、がんばりキャラを楽しむ作品。 映像がきれいで明るく、音楽も楽しいものが多いので、とても観やすい。 こんなパワーのある子供がいたら、大人はもうタジタジだね。 全体的にほのぼのとしていてアクがなく、元気を与えてくれるような映画だった。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-13 09:37:53) |
186. デイライト
本作のストーリーはアクション映画ではなく、あくまでパニック物としての要素が強い。 本来ならドラマ中心のお話になるはずなのだが、 アクションスターのスタローンを主役に据えたことで、どっちつかずの内容になってしまった。 一応派手なシーンもあるし、彼のファンなら堪能できるのだろうが、 そうでない人にとってはあまり心に残らない作品。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-13 08:38:32) |
187. デモリションマン
スタローン主演の近未来SFアクション。 あまりにも凝り過ぎた設定のためなのか、ストーリーにヒネリがなかったからなのか、 アクションが今イチだったのか、ちょっと記憶が定かではないが、 面白いなという感想は抱かなかった。 SF好きか、スタローンファンの人なら楽しめる作品だとは思うが・・・。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-13 08:11:37) |
188. トータル・リコール(1990)
シュワちゃん主演の近未来SFアクション。 原作は短編小説らしいのだが、中々シナリオがうまく出来ている。 一歩間違えれば破天荒なSFマンガになってしまうところを、 スピード感のある展開としっかりした構成で、こちらの緊張感を途切れさせない。 やや子供向けという演出もあるが、当時としては「おっ」と目を見張るようなSFXシーンもあり、 SF物としてはかなり出来は良かったのではないかと思う。妻役のシャロン・ストーンも見所。 [ビデオ(字幕)] 6点(2011-08-13 08:07:54) |
189. トゥルーマン・ショー
ジム・キャリー主演の映画だけど、完全コメディー・・・というわけではないよね。 一応テーマもちゃんと伝わってくるし、とにかく序盤の設定が面白い。 このアイデアをそのままオチに使えば、「おっ!」と思ったんだろうけど、 どうやらそこまで引っ張るシナリオ作りは難しかったようで、このラストだと、 「だからどうしたの?」という思いもなきにしもあらず。 最後にヘルメットを被ったエド・ハリスが、看板持っておどけて出てきたら、笑えたんだけどな。 ラブストーリーをうまく絡ませることはできなかったのかな? ヒロインらしき女性はほとんど出番なかったし。まぁそれでも普通に楽しめる映画だとは思う。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-13 07:54:19) |
190. トリコロール/青の愛
フランス国旗の色、青・白・赤をモチーフにした三部作の一作目、本作は青。 ヒロインの心情描写が目一杯たっぷりと描かれていて、フランス映画らしい演出とともに、 画面から溢れてくるぼんやりした青色の絵が、彼女の哀しみや不安をさらに際立たせていた。 ヒロインの女優さんは他作品でも何度か見ていたんだけど、普通にしてても寂しげな表情なので、 ハマリ役といってもいい役どころ。音楽家という設定が効いていて、音楽の使い方もいい。 フランス国旗の青は「自由」という意味があるらしく、それを念頭に入れて鑑賞すると、 理解しやすくなるかと。三部作の中では、やっぱりこの一作目が一番良かったかな。 [DVD(字幕)] 7点(2011-08-13 07:21:03) |
191. 春にして君を想う
全編を通じて、とても厳粛な雰囲気が漂っているロードムービー。 前半から中盤にかけてはリアルなストーリー展開、終盤は幻想的なタッチでまとめているが、 ちょっとギャップがあって戸惑ったかな。もちろん伝えたいことは理解できるけど・・・。 前半から少しずつ、幻想的なシーンや回想シーンなどを入れてくれた方がもっと良くなったかと。 おじいちゃんとおばあちゃんのキャラ描写は申し分なし。映像やロケーションもいいし、 音楽も内容に合っていて、彼らの胸の内がひしひしと伝わってくる作品だった。 [DVD(字幕)] 7点(2011-08-13 05:16:59) |
192. ヒドゥン2
「1」が面白かったのは、単純なストーリーと、 人間に乗り移ったエイリアンが見せる非常に個性的な行動だったのだが、 今回ではそれらのポイントは影が薄い。 エイリアンよりも、登場人物たちの描写に時間を割いているので、 単なる普通のB級作品に成り下がり、全く印象に残らなかった。続編失敗の典型的な例。 [ビデオ(字幕)] 2点(2011-08-12 21:58:04) |
193. フィフス・エレメント
いかにもSF超大作といった作りで、映像はもちろんのこと、 先の展開に期待を持たせる雰囲気はいいのに、中盤からどんどんパワーダウン。 ややコメディータッチの演出が悪いとは思わないんだけど、 ストーリーやキャラクターがかなりごちゃついていて、もうほとんどコミック化状態。 愛は地球を救うといった展開には、もう生理的に受けつけなかった。 同じようなコメディータッチのSF、「ギャラクシークエスト」は面白かったのになぁ。 やっぱり映画はシナリオなのかな。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-12 16:48:39) |
194. 不法侵入
ストーリーの方はオーソドックスなサイコサスペンスで、 取り立てて大きな展開やヒネリもなく、じわじわと恐怖を煽っていく定番演出。 主役のレイ・リオッタは目力があり、見ているだけでも何となく怖い。 どちらかと言えば、彼でもっている作品かな。つまらないという訳ではないが、 1回観たらもういいかなという印象で、サスペンス物としては小粒。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-12 16:42:53) |
195. フレンチ・キス
メグ・ライアン主演のラブコメ。全体的にコメディー要素がやや強くて、 さっぱり系の恋愛ものに仕上がっており、ロマコメという印象はあまり持たなかった。 相手役の男優さんは「ん?」と思ったのだが、よく見ると優しそうな顔をしていて、 途中から気にならなくなった。女性の方は好き嫌いが分かれそうだけど・・・。 設定、ストーリー展開に関しては、「それはちょっと・・・」という部分も結構あるのだが、 どこか憎めないメグのキャラと魅力がカバーしている。 こんなに明るくてさっぱりした女性が実際にいたら、隣りにいるだけで楽しいだろうね。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-12 09:40:11)(良:1票) |
196. プレデター2
舞台設定を変更したシリーズの2弾。前フリは一切なし。 しょっぱなからのフルスロットルだが、もうちょっとじっくり見せることはできないのかなぁ。 主人公は黒人の警部補でがんばっているんだけど、こちらは正直地味で今イチ。 女刑事を主役にした方が良かったのでは? 何のために男勝りというキャラを用意したのか・・・。 まるでテレビゲームをやっているようなストーリーだが、 まあ気楽に楽しめるアクション映画だとは思う。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-12 09:15:45) |
197. ベスト・フレンズ・ウェディング
ジャンルとしてはラブコメになるんだろうけど、 この設定はもう最初から「ベストフレンズ」じゃないよね。 まあ何とも軽薄な序盤の流れだけど、またヒロインの奮闘ぶりがあまりにもしょーもなくて、 笑えないうえに、まったく共感できなかったのが致命傷だった。 一方、本作では脇役のキャメロン・ディアス。彼女のキャラは立ってないのに、一途でかわいい。 鑑賞している側は多数の男性が彼女を選ぶだろうし、ありえないほどのミスキャスト。 これじゃヒロインはまるでピエロ状態で、なまじ演出がいいだけに余計それが目立ってしまった。 ヒロインの切ない気持を表現することが本筋のはずなのに、 それに見合ったシナリオやキャスティングが用意されてないなんて・・・。 女性の方が、男性よりは感情移入できるかもしれないね。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-12 08:58:40)(良:1票) |
198. ボルケーノ
マグマを題材にした、凄いシチュエーションのパニック映画。 主人公の役職の設定が今一つピンとこないのだが、相当権威があるようで、 まさに孤軍奮闘の大活躍を見せる。その冷静沈着さは、まるでロボットのようだ。 近年のパニック映画と同様、映像で見せるオーソドックスな作りで、 それなりに楽しめる作品には仕上がっている。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-12 07:47:20) |
199. マイ・ライフ(1993)
家族を軸にした、オーソドックスな流れの感動系ドラマ。 主人公のキャラ設定が唯一の妙味で、それが本作のキーポイントにもなっているんだけど、 彼の性格を決定づけたエピソードが描写不足というか、ぼんやりしていてピンとこず、 故にラストも取り立てて何の感情も湧かなかった。テーマはちゃんと伝わったけどね。 キャスティングは可もなく不可もなく。別にこの二人じゃなくてもいいかなという感じ。 この内容で、それほど重苦しさを感じさせない作りは良かったかな。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-12 07:34:16) |
200. 摩天楼を夢みて
不動産セールスマンという、変わった題材の密室劇に近いドラマ。 とにかく序盤から気が滅入るようなシーンが延々と続くのだが、 エネルギッシュな男たちの人間臭さがぷんぷんと漂ってきて、これがなぜか妙に面白い。 5大スターの共演も見所。アル・パチーノはもちろん、ジャック・レモンの好演が光っている。 この人は若い頃はどうにも軽くて、あまり好きな役者さんじゃなかったんだけど、 培ってきた芸風はさすがと唸らせてくれた。男性サラリーマンには特にお薦め。 [DVD(字幕)] 6点(2011-08-12 07:20:15) |