Menu
 > レビュワー
 > たきたて さんの口コミ一覧。100ページ目
たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

共感できるレビューには「良」、
新しいことを発見させてくれたレビューにも「良」、
とても楽しく読ませていただいたレビューには「笑」
投票をしております。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1981.  神様メール 《ネタバレ》 
 何だか自分が期待していたものとは全く違うものを見せられた気分です。  導入部分はとても良かったと思います。  神様のイメージを最低最悪の下衆野郎にしちゃうっていうのは斬新。  横暴だったり、冷酷だったり、そーゆー神様は結構描かれがちですが、ただただ低俗っていうのはあんまりなかったんじゃないでしょうか。  人類の寿命をメールで一斉送信しちゃうっていうアイデアも大変面白い。  ただ良かったのはその2点くらいでしょうか。  まず主人公エア、この神様の娘がいったい何をしたかったのかがよくわかりませんでした。なぜ人類のためを思うなら『寿命をメール送信』になるのか。また、なぜ使徒を6人集める必要があるのか。その理由がよく理解できませんでした。  動機が不明瞭だとなかなか物語に感情移入できないんですよねー。  そしてこの使徒探しというのが決定的につまらない。1人1人の背景を見せられても全くと言っていいほど興味が湧かない。とゆーか魅力的な人物が全然出てこない。  結局見ていて面白かったのは、寿命があと62年だからとやたら高いところから飛び降りる青年。少女がときどき見せてくれる小さな奇跡。人間界でひどい目にあう神様。そしてこの神が作った『不快の法則』。お気に入りは『バスタブに浸かったとたん電話が鳴る法則』と『隣のレジのほうが早く進む法則』。こーゆーのって万国共通なんですね。
[DVD(字幕)] 4点(2021-11-15 02:38:35)(良:1票)
1982.  フェア・ゲーム(2010) 《ネタバレ》 
 実話もので政治もの。ちょっと私には難しい映画です。  特に前半がわかりづらい。誰が誰やら。今何をしているのやら。いったい何の話をしているのやら。結構ちんぷんかんぷんなまま頑張って見続けると、中盤あたりから次第にストーリーがわかり始めるといった具合です。  イラクの大量破壊兵器なんて実はなかった。開戦を強行したいアメリカの捏造みたいな暴露ドラマって思ったよりたくさん作られているんですね。  恥ずかしながら、このお堅い話に、前半はひたすら睡魔との闘いでした。話がわからなくなったら巻き戻して確認したりして結構大変。仕事でクタクタの日に見る映画ではなかったかもしれません。  CIAの工作員をしている妻ヴァレリー・プレイムの素性を政府関係者が世の中にばらしてしまう。その結果、身動きのとれなくなったヴァレリー。危険を冒して情報収集に協力してくれたイラクの家族は見殺しに。それに対するフォローは一切ないまま、ストーリーはヴァレリー、ジョー、国家の三つ巴の戦いへとシフトしていく。  なんというか、胸糞の悪くなる映画でした。見終わったあとの満足感なんて望むべくもありません。  40連勤で、しかもちょっと辛いことが多かったこの1カ月強、心身共に疲れ切っているときにこの映画を見てなんだかとどめを刺されました。  クソヤロー共全員に正義の鉄槌がくだされたことがわかれば溜飲も下がるというものですが、実話ではそれもできないのがツラいところです。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2021-11-07 02:56:10)(良:1票)
1983.  モンスターズ/新種襲来 《ネタバレ》 
 前作と世界観を同じにしながらも中身は全く別物の作品。前作のスリリングな脱出劇は緊張感があり、目的も明確で非常にわかりやすかったです。   今作は脱出劇ではありません。主人公グループはアメリカ軍。目的は危険地帯で消息を絶った仲間の救出。敵はモンスターではなく地元の武装勢力。そう、完全に戦争映画になっています。  戦争映画を今まで結構見てきて、はっきり自分は『戦争映画があまり好きではない』と気づいています。もちろん面白かった戦争映画もあります。ですが基本的には肌に合わないみたいです。とはいえ、前半は面白かったです。後半になるにつれて戦争映画ですらなくなっていく気がします。特に仲間が全員死んで二人きりになってからがひどい。哲学のような汚いおっさんの口元のアップなど、意味の分からない描写が増え、テンポも悪くなっていきます。なんか自分が見たかったものとはずいぶんかけ離れたものを見せられた気分です。  もちろんモンスターが出ないわけではありません。むしろ前作よりいっぱい出てるんじゃないかっていうくらいわんさか出ます。映像技術の進歩からか、大型モンスターズの集団はこれ以上ないくらいの大迫力です。  ですが怖さがない。意図的にそうしてあるのだろうとは思いますが、その描かれ方があまりに象徴的すぎます。あるいはただの野生動物と化してしまっていてもはや背景でしかないときもあります。もしかすると『やはり怖いのは人間』『人間同士の争いより愚かなものはない』などなどメッセージを発信しているのかもしれませんが、私はそんなメッセージを受信したくて映画を見ているわけではありませんので、ちょっとこちらのニーズと会わない内容でした。
[DVD(字幕)] 4点(2021-10-11 01:40:48)
1984.  グリーン・ゾーン 《ネタバレ》 
 まず画面暗すぎ。アップ多すぎ。そのうえで揺れすぎ。何が起こっているのか全然わからないくらい画面が見づらい。これを臨場感だ、リアルだと言われても困ります。最低限何か起こっているのか可視化された環境下で、臨場感やリアルを追及してほしいと思います。  ミラーとパウンドストーンと女性記者とCIAのデブと足の悪い男以外は誰が誰だか見わけがつきません。  そして決定的にストーリーがつまらない。なぜならこれは戦争映画のように見せかけたミステリーサスペンスだからです。ただでさえ『画が見づらい』という大きなハンデを背負っているわけですから、ミステリーの部分でわくわくさせてくれなければとても楽しめないのです。で、そのミステリーの部分というのが、『大量破壊兵器なんて実は無かった。』知っている。知っているんです。多分みんな知っているんです。ミステリーがそもそもミステリーになっていません。サプライズになっていないんです。  じゃああとはサスペンスで挽回するしかないんですが、戦場が舞台なのに緊迫感が薄い。  つまりこの映画にはメッセージ性しかありません。反戦のメッセージ。そしてそれを伝えるために映画という媒体を利用しただけ。この作品には映画としてのウリがありません。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2021-09-26 05:18:57)
1985.  私の優しくない先輩 《ネタバレ》 
 金田もうざいがヤマコもうざい。どっちもどっち。  最初の10分で自分には合わないと思いリタイアしそうになったが、みんシネで高評価をつけていらっしゃる方達がいるのを思い出し、きっと何か理由があるのだろうと我慢して見る事に。  で、確かにキクコあたりがストーリーに絡みはじめてから、物語は少し陰を帯び始めてちょっと面白くなります。ミステリーな雰囲気も出てきて、ちょっと好きです。この感じ。  おそらくヤマコが愛治と付き合うことはないだろう。かと言って、不破先輩と恋仲になるのもそれはそれで違う気がする。いったいこの作品の落とし所はどこなのだろうと興味深く見ていたら、でたでたでた。病気。なにかってーと日本の映画はこればっかり。  今作にいたっては原作があるようなので致し方ないのかもしれませんが、なんとかならんもんでしょーか、安易な病死による感動演出。  必然性があれば良い。ストーリーに合っていれば良い。でもこの映画にヤマコの死は要るかな?とゆーか死んだのかどうかも分からない終わり方。  愛治がいるときのキクコのローテンションの原因(告白されたから?)。愛治はなぜキクコに告白したのか。愛治はなぜタコヤキの練習に来なくなったのか。知りたいことが全然明らかにされない。私はこーゆー示唆的すぎる映画は好きじゃないです。
[DVD(邦画)] 4点(2021-07-19 03:29:42)
1986.  グッバイ、サマー 《ネタバレ》 
 雰囲気は凄く好き。  ただ序盤がたまらなく退屈で、終盤はカタルシスのかけらもない展開が自分の好みと合わない。  テオは最終的に中学校をやめさせられて強制的に軍隊へ。それに対し何もできないダニエル。  2人の旅は最高で、『俺達はどこでも行けるし、何でもできる』という希望と可能性に満ち溢れていたのに、終盤でしょせん中学生だという無力な現実をつきつける。ちょっと、いや大分気に入らないです。  中学生という多感な時期。それは日本でも外国でも同じだというのがわかって親近感。でもやたら生々しい性生活のトークがこの映画に必要だったのかは疑問。  なんとなくくすぶり続けていた2人が、何らかの形で親や社会からちょっとだけ認めてもらえるようなプチサクセスを期待してしまっていただけに、何とも味気ない終わり方にただただ脱力。  独力で独創的な車を創りあげてしまったテオ。雑誌に掲載されるほど絵の才能があるダニエル。2人の才能をしっかり劇中で紹介しておきながら花開かせない、ちょっと私の肌にはあいませんでした。
[DVD(字幕)] 4点(2021-07-15 03:27:31)
1987.  帰ってきたヒトラー 《ネタバレ》 
 どうも他の方のレビューを読んでいると、私だけ間違った視点でこの映画を見てしまったようです。  ですので高評価のなか大変申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、率直に言って『この映画面白いか?』ってのが私の素直な感想。  サスペンスなのか。コメディなのか。サクセスストーリーなのか。どうにもベクトルがあっちゃこっちゃ行ってて、どーゆー気持ちで見たら良いのかわかりません。なんとなくサバスツキに感情移入しちゃってて、サクセスストーリーを見るかのような気持ちで見ていたのは間違いないです。  中盤までのロードムービー的展開。これが個人的にはものすごく退屈。いや、もう少し短かったら良いのですが、似たようなインタビューシーンが延々と続くのでちょっとうんざり。その内容がピンとこないのもあります。ドイツの社会問題や政治背景、世界史にある程度造詣が深くないと本当の意味では楽しめないのではないかと。  中盤以降、ヒトラーがTVに出演し始めてからは面白くなります。サクセスドラマとしてそれなりに面白いのです。ですがそれにしては後味が悪すぎます。ずっと二人三脚でヒトラーと共にいたサバスツキを破滅させて精神病院のような施設に放り込む必要があったのでしょうか。  ヒトラーのTVデビュー。人気絶頂のところでスキャンダル発生。一旦は表舞台から消えるも、著書がベストセラーとなり第二のブレイク。遂には映画出演まで。そんな彼を支え続けてきたのはサバスツキ。そんな彼だけを不幸にさせるようなオチでちょっと気分が悪いです。女性局長とサバスツキを陥れた超腹黒の副局長は、ちゃっかり映画に絡んで最後幸せそうに笑っているし、気分悪いです。  『現代でもヒトラーは人気者に。そしてサバスツキは地位も名誉も彼女も手に入れました。』で良いと思うんですけどね。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2021-06-24 13:06:01)
1988.  ソラニン 《ネタバレ》 
 あんまり人が死ぬ映画を悪く言いたくはないんですが、これはダメ。  原作があるのも知りませんでした。下手に悪く言うと原作批判にもなっちゃうかもしれませんので気が引けますが、これはレビューなので、自分の気持ちに正直に書きたいと思います。  種田の死に方が納得いきません。  ふっきれたと思ったのに泣き出して、信号無視して死ぬなんて、事故死ではなくこれは自殺ですか?自分勝手すぎます。  残された人間はどうなりますか?事故に巻き込まれた車はどうなりますか?かわいそうな自分に酔って自分のことしか考えていないあまりに身勝手すぎる行為ではないでしょうか。悩める20代の若者は何でも許される免罪符なんですか?これを美談になんかしてほしくないですね。  いや、そもそもこいつはかわいそうなのか?  かわいい彼女がいる。友人は良い人ばかり。職場だってバイトかもしれませんがブラックではなさそう。そして『バンド』という燻り続けている夢もある。いや、大好きな音楽をいまだに演り続けているだけでもかなり恵まれていると思いますが。  彼女に背中押されて一念発起。そして挑戦して惜しくも今回はチャンスをものにできず。で、たった1回チャレンジしただけで、その1回が失敗したらもう自暴自棄ですか?甘ったれるのもいい加減にしてほしい。こーゆー自分に酔った人間嫌いです。  そして映画としては前半がとにかくだるい。丁寧さとダルさは紙一重かもしれませんが、今作に関しては完全にダルさが圧勝。  宮崎あおい、高良健吾、桐谷健太。そして誰か知らないベースの人。役者さんは良い人ばかり。なのに前半は退屈すぎて死にそうでした。  ・・・でも終盤からラストにかけてはちょっと泣けました。大切な人を失う悲しみはわかるので。そして最後のライブは素直に感動しました。うん、最後は良かったかな。
[DVD(邦画)] 4点(2021-05-19 07:38:40)
1989.  シャークトパス VS 狼鯨 《ネタバレ》 
 シャチと狼のDNAを人間に注入し、付けた名前がホエールウルフ。  何でやねん。というつっこみはさておき、2015年になってもチープなCGは顕在で、逆に嬉しくなっちゃいます。B級映画の醍醐味はなんといってもこの絶妙なしょぼさ加減ですから。  相変わらず怖さとは無縁のシリーズですが、前作に比べると見る人を怖がらせちゃろうという意欲は伝わってきます。  そして前作の反省はタコだけにイカされず、今作もどーでもいい人間同士のごたごたにまあまあ尺を持っていかれるシャークトパス。  とは言え、今作の主人公はなかなかのおとぼけキャラ。シリーズ中随一の適当男。なるほど、今作では主人公=人間=お笑いパート、ということですね。主人公の相棒も負けず劣らずのマイペースキャラ。二人はなかなか良いコンビです。2人してブードゥ教の呪いにもだえ苦しむ様は、『カトちゃんケンちゃんごきげんテレビ』を思い出して、なんか懐かしくなりました。こーゆーわかりやすい笑いってのは全世界共通みたいですね。  終盤でシャークトパスがショッピングモールに乱入するという極めておいしい展開に。どう料理しても美味しくなりそうなのに、なぜかパニック感がいまいちで、非常にもったいない。チープさがこのシリーズの持ち味とはいえ、こーゆー見せ場はもう少し頑張ってほしかったところです。
[DVD(字幕)] 4点(2021-05-13 01:43:23)
1990.  シャークトパス VS プテラクーダ 《ネタバレ》 
 前作にひきつづき、チープなCGと愉快なフォルムで楽しませてくれるモンスター映画。  前作ではB級ながらも観客を退屈させまいとの気配りが見られましたが、今作ではやや退屈が勝ってしまったか。  理由は明白。人間同士の諍いに力を注ぎすぎ。無理して本物の映画の真似事をして背伸びしちゃった感がありあり。結果サスペンスとしてもパニックとしても3流の出来になってしまいました。  プテラクーダはダメじゃないけど、モンスターとしては迫力不足。少なくとも主役をはれる器じゃない。ですが、演出の仕方次第では『怖さ』や『パニック感』を引き出すことは出来たと思います。  シャークトパスは相変わらずタコだけどイカす。ですが人間、シャークトパス、プテラクーダと均等に出番を3等分されちゃったので、前作ほどの存在感がなくなってしまったのが残念。  人間同士の駆け引きや諍いや、ましてやドラマなんて誰も期待しちゃいないでしょ。純粋にパニック要素だけつきつめていけば、前作以上に楽しい映画になったかもしれないのにもったいないですね。
[DVD(字幕)] 4点(2021-05-12 05:40:33)
1991.  ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD- 《ネタバレ》 
 これはお洒落というのか硬派というのか、なんとも形容しづらい作風です。  いや、映画として説明不足すぎじゃないですか。  そもそもギャントがなぜそこまでミッチェルにこだわるのか、まるで意味がわかりません。  『俺の下で働け。嫌なのか?じゃあ死ね。』  ざっくり言うとこれがギャントの言い分でしょ?マフィアの世界は映画でしか見たことありませんが、こんなめちゃくちゃな言い分って実際あるんですかね?  ビリーは最初から最後までただのクズだし。襲われたホームレスは耳が聞こえないふりをしていて、なんや思わせぶりで何かあると思っていたら何も無いし。  そしてキーラ・ナイトレイの存在価値。  おそらくミッチェルとシャーロットの恋愛を取り入れることで、より悲劇を際立たせようっていう狙いなんでしょうが、これがものの見事に機能していません。むしろ、この二人の恋愛パートで映画が間延びしちゃってます。  ラブストーリーとしてもドラマとしても中途半端だけど、サスペンス部分はそれなりに面白かったかな?  とは言え、何か起こりそうで何も起らないのに大分疲れてきて、途中が結構だるかったです。  大物を倒し、小物に刺されるっていうオチは悪くないけど後味は悪い。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2021-05-01 00:01:34)
1992.  ヒーローショー 《ネタバレ》 
 思っていたのと全然違う映画。  うだつの上がらない主人公の成長物語。あるいはサクセスストーリー。  そんなものを期待するとものの見事に裏切られます。  ただのチンピラ映画です。しかも結構暴力的。  前半はセックスシーンもあり、とても家族で見るにはオススメできない映画。なんて危険なタイトルなんでしょう。  登場人物の誰にも共感できず、応援もできない。  『ヒーローショーが始まった途端、子供がトイレに行きたがっているから待っててという母親』  『子供に飴を上げたのに、お礼も言わない母親』  メインの人たちからモブに至る人たちまで、嫌な人間しか出てきません。  終始イライラさせられっぱなしです。  また、映画に起承転結を求める人間には、はっきり向かない映画。  登場人物の人物像もぶれぶれで、一貫していたのは鬼丸と鬼丸の弟ぐらい。  それにこの内容で2時間超えはきついっす。  ヤンキー映画が嫌いではないので、中盤くらいまでは結構面白く見ていたのですが、後半から終盤にかけてが本当につまらない。みんな何がしたいのかわかりません。  そして個人的に福徳の声が苦手。コントだったからまだ許せるけど、ドラマや映画には向かない声質だと思います。
[DVD(邦画)] 4点(2021-03-29 17:40:42)
1993.  月に囚われた男 《ネタバレ》 
 高評価のところ申し訳ないのですが、登場人物が1人なので、どうしても飽きがきます。  自分が使用期限3年しかないクローンだったと気付く話で、救いようがない。  唯一の救いは地球に帰還(帰還というには語弊がありますが)したクローンが自分達を生み出したルナ産業を告発するエピローグ。リアルなクローンウォーズですね。  とはいえ、やはり暗い。色調は白で統一されていて明るいのに、ストーリーがなにしろ暗い。  閉塞感漂うなか、使用期限が近づいてどんどん具合が悪くなる主人公をただ見続ける90分。映画に娯楽を求める私とはどうにも相性が悪い。全然楽しくないし辛いだけ。  序盤は面白かったんですけどねー。女性の幻影を見たり、なんだかホラーちっくで、ミステリアスで。興味を惹かれていたのですが、結局あの女性の幻影がなんだったのか、そのアンサーはなし。こんなの詐欺です。  終盤、タイムリミットが迫る中、月から脱出しようとするクライマックスはハラハラして面白い。『脱出』ってのはやっぱ否が応にも盛り上がるものです。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2020-09-16 12:15:04)
1994.  Re:Play-Girls リプレイガールズ 《ネタバレ》 
 非現実的な設定も最後まで見れば腑に落ちる。なるほど。そーゆーことですか。  キャストはアイドルが多く、ヴィジュアル的には悪くない作品です。  『血まみれの女子高生』という、こーゆー作品ではおなじみの映像もちゃんとあります。  とは言え、脚本、ストーリー、決して面白いとは言い難いレベルです。  前半の自殺志願者たちの独白。これはそれなりに面白かったのですが、如何せんそれぞれの志願理由が弱く、共感できない。  当然集まった女子高生の誰にも感情移入できるはずもなく、あらかじめ決められたプログラムを黙々と消化していくような無味乾燥なイメージ。まさにB級Vシネマのクオリティ。  私はアイドルに疎いので、ほとんど知らない人ばかりなのですが、主人公のミチより、アリサ役の人がちょっと好き。  総評としては、オチが弱く、ストーリーが弱く、ヴィジュアルはまあまあ。暇つぶしの粋を出ない作品。オススメはできません。
[DVD(邦画)] 4点(2020-08-03 06:05:32)
1995.  南極料理人
 南極。料理人。想像もできない世界で、どんなドラマが待っているのだろうと期待して観賞。結果、ドラマなんてありませんでした。  フィクションのドキュメンタリーをコメディテイストで描いただけ。私が期待していたものとは全く違いました。  私は映画に起承転結のはっきりしたドラマを求めています。  ハリウッド映画が凡作と評されながらも、世界中で愛されてやまないのは、私のような凡人の心をぐっと掴んでいるから。  映画を見るほとんどの人は普通の人であって、やはりみんなそこに娯楽を求めていると思うのです。  私は起承転結がはっきりしているハリウッド映画が好き。なぜならエンターテイメントの定石をきっちり守っているから。メッセージ性の強い作品だって、映画というエンターテイメントの中でそのメッセージを伝えています。だから商業主義と言われようが、私はハリウッド映画が好きです。  この映画にはそれがありません。  事実の羅列に終わっています。  もちろん、コメディテイストな演出や、心温まるエピソードで、鑑賞後の後味は良いものに仕上げています。でもそんなことでごまかさないでほしい。  堺雅人という類稀なる天才俳優が主演を務めているからこそまだ見られる作品になっています。裏を返せば演者頼り。  『こーゆーのが良い映画』みたいな邦画のノリ嫌いです。
[ブルーレイ(邦画)] 4点(2020-07-30 14:44:16)
1996.  逃走中 殺人ハンター(OV) 《ネタバレ》 
 有名なテレビ番組をパロった作品。元ネタとなる番組はほとんど見たことがありませんが、少なくとも1回は見たことがあります。結構雰囲気は似ているのではないでしょうか。途中に指示とか出るし。  役者さんの演技はほぼ棒読みだし、とても見ていられないレベル。ですが脚本はそんなに悪くない気がします。  C級エンターテイメント作品としてのつぼを押さえる、シンプルに楽しめる構成。  ちょっとだけ近未来の日本で、国民が『生死を賭けたゲーム番組』に夢中になっているっていうのは『デス・レース』シリーズを思い出させます。  街中を逃げ回り、捕まると殺される。ただそれだけ、でもそれだけだから面白い。  ハンター達の持っている武器がそれぞれ違うのは良い。  ランナー達がそれぞれゲームに参加した経緯を簡潔に説明したのも良い。  ランナーがハンターに反撃して良いっていうのは良くない。こーゆーのは理不尽だからこそ楽しいのです。  ラストでハンターが主人公を助けるのもマイナス。  で、総評は、『C級作品ながら大事なポイントは押さえてある手堅いエンタメムービー』ただし、『演技、特にセリフの棒読みがひどいので、楽しめるかどうかは人による』といったところでしょう。
[DVD(邦画)] 4点(2020-07-27 03:24:41)
1997.  川の底からこんにちは 《ネタバレ》 
 ダメ人間が開き直って頑張る。その発想自体は好きだし、面白いと思う。  実際、最初の90分を我慢すれば、最後の20分はちょっとだけ楽しいかもしれないです。  でもね、この映画自体は結構マニアックなのではないかと思うのです。見る人を選ぶのではないでしょうか。  決してオーソドックスなサクセスストーリーではありません。いや、そもそもサクセスストーリーではないのか。  佐和子が開き直ってからが見ものだと思うのですが、その開き直り方がいかんせん弱い。  『もっと主張しろよ』といらいらさせる主人公。ダメ人間の健一。主人公以外も無気力と変人の集まり。  そんな負のオーラにつつまれた人々を散々見せられてフラストレーションがたまりまくったところで、待ってましたといわんばかりの佐和子の開き直り演説。いやいや。あの中身すっかすかの演説はなに。あんなんじゃ全然スッキリしないんですよ。  歌を作るのだって、てっきりスーパーとかで流すやつかと思ったのです。で、それがヒットして、蜆が飛ぶように売れて・・・。みたいな。でも実際は職場で社員が歌う歌。あとは蜆の値段とパックがちょっと変わっただけ。で、売り上げがなぜか倍増。意味がわからないんです。あれだけ『人生はままならない。でも頑張るしかない』って主張しておきながら、この安直なストーリー展開。『ちょっと気持ちが変われば誰でも成功するよー。』みたいに唐突なシフトチェンジ。  そんなんじゃカタルシスを得られないんですよ。頑張るんだったらもっと頑張って、アイデア出して、社員も家族もみんな一丸となってもらわなきゃ。さんざん我慢して見てきたのに、それに対する見返りが少ないのよ。  もっと素直でストレートな娯楽作品に仕上げても、この作品が伝えたいメッセージってのは伝わるのではないでしょうか。  私は終始この映画に出てくる人たちが気持ち悪くて仕方がなかった。特に健一。まじでくそすぎてイライラします。
[DVD(邦画)] 4点(2020-06-26 12:10:34)
1998.  アメリカン・ハッスル 《ネタバレ》 
 実話だから仕方がないけれど、カーマインのような志のある善良な人間を陥れるような物語ってのは、見ていて気分が良いものではありません。しかも、『まだ犯罪を犯していない政治家たちに、賄賂を受け取る場をセッティングして無理矢理犯罪者にしちゃう』ってのが胸糞悪いです。  いや、そもそもこの映画、ちょっとわかりにくいです。話についていくのがやっとで、映画を楽しむ余裕が持てません。難しめの映画を否定する気はありません。ですが『説明不足』と『難解』をはきちがえている作品がときどきあるように思えます。この作品なんかまさにそれじゃないでしょうか。  で、ただでさえわかりづらいのに、ちょっとオツムの足りない妻と強かな愛人の確執的なものが頻繁にさしこまれて、気が散ります。  『アーヴィンの妻はなぜ離婚を申し出たの?』『カーマインをはじめとして、大物政治家たちは結局逮捕された。だったらディマーソはなぜこの件からはずされたの?』『テレジオはなぜ最後アーヴィンに感謝していたの?』  その辺りの疑問に対する答えが、想像はできても確信できない私。『じゃああなたの理解力が足りないだけだから、この作品を評価する資格はないね。』と誰かに言われれば、確かにそうかもしれません。  ですがあえて言いましょう。一生懸命見たのによく理解できない、いや、させてもらえない映画なんてクソだと。  そしてこの映画の登場人物はクソばかりだと。まさにクソまみれの作品だと言いたいです。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2020-06-17 02:50:05)
1999.  メガ・シャークvsグレート・タイタン 《ネタバレ》 
 シリーズ4作目にしてやっとまともな映画になった気がします。  面白いかと問われれば微妙な気がしますが、前作までのシリーズに比べれば格段に進歩が見られます。  『え?進○の巨人の超大型○人?』と、ここはつっこまざるをえないほどのパクリ具合。ここまで堂々とパクってくれるともはや清々しい。でも良いんです。このでかい巨人が標準装備でレーザー持っているだけで許します。  ただそのレーザーを戦闘機撃ち落とすのにはがんがん使うのに、メガシャーク相手には全然使ってくれないのはちょっと不満。  そんなメガ・シャーク。今作では遂に宇宙へ。人工衛星を破壊します。ここまでやってくれると笑うしかない。でもこの馬鹿さ加減は良い馬鹿馬鹿しさ。これこれ。こーゆーのを待っていたのです。  CGアクションはシリーズ中最も良い出来。  オススメできる作品ではありませんが、暇つぶしにはなると思います。  前作までを見ていなくても、全く問題がないってのも、メリットの一つです。
[DVD(字幕)] 4点(2020-06-01 01:29:36)
2000.  パンドラム 《ネタバレ》 
 『いったいどういう状況なんだ?』っていう好奇心がストレスに変わっていくまで、さほど時間はかかりません。あんまり閉塞的な状況や『よーわからん』っていう状態が続くと退屈が好奇心に勝ります。作成している側はストーリーを知っているうえで作っているわけだから何も感じないでしょうが。観る側の気持ちへの想像力が足りないと思います。  もともと『世界の終末+宇宙』の組み合わせが好きではありません。総じて『抽象的』『絶望的』になりやすく、カタルシスを感じづらいからです。この映画も例外ではありません。『未来への希望』『日常の回復』こういったものが目的として明確にあれば、いっしょにハラハラできるというものです。  『どうせ地球はなくなったしなあ』『最愛の人とは別れちゃっているし、地球に置いてきちゃったし』  これが私がこの映画を見ているときの気持ち。これを諦観といいいます。こーゆー気持ちで見ていると、『大変そーだ』とは思っても、一緒にハラハラはできないんだな、これが。タイトルにもなっている『パンドラム』の秘密なんて、どーでもよくなっちゃうんだな。  まあそうは言っても、『クリーチャーから逃げる』『宇宙船を再起動させる』という、ストーリーの単純化は良かったと思います。この設定だけで楽しめます。  昨今のSFっていうのはやたら話を複雑にしたり、宗教色からめたり、設定を小難しくしがちな気がします。昔の『エイリアン』やら『遊星からの~』みたいに、SFだからこそ誰が見ても楽しめる世界観を提供してほしいものです。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2020-05-29 15:27:23)
0100.44%
1210.93%
2291.28%
3893.94%
41436.34%
527712.27%
649621.98%
773032.34%
832314.31%
91024.52%
10371.64%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS