2061. カリフォルニア・スイート
4組のストーリーがパラレルに進行するのだが、どれも中途半端な印象。アカデミー賞が嫌いな人は結構楽しめるかもしれない。 5点(2004-03-04 04:49:39) |
2062. サンシャイン・ボーイズ
もうちょっと「笑い」を期待していたのですが、そうでもなかった。 4点(2004-03-04 04:45:26) |
2063. 恋におちたシェイクスピア
予備知識全く無しでみたせいか、「こういう映画なの!?」という印象。シェイクスピアについては殆ど知らないので、知っていればもう少し楽しめるんだろうなあとは思います。 5点(2004-03-04 03:48:22) |
2064. 白い刻印
《ネタバレ》 人間の「業」というものを感じました。人格形成には家庭と学校が大きく影響すると思っていますが、良くも悪くも両親の影響って何らか必ず受けていると思います。最後の「生まれながら愛と信頼をゆがめられ、他人と関わらぬ生活と願うようになる、人生を放棄するのだ」は心に響きますが、各々が人生を放棄することなく、悪循環を断ち切り、好循環のみを後世に伝えていければと思うのは夢想でしょうか? 6点(2004-03-03 05:13:20) |
2065. アイガー・サンクション
《ネタバレ》 全体的には楽しめるんだけど結論がちょっとすっきりしないなあ。ドラゴンは人違い殺人で目的果たせてないのに満足しちゃうし、ジョージ・ケネディはお咎めなしだし、イーストウッドには金が入るし、これってハッピーエンド??? 5点(2004-03-03 03:36:24) |
2066. フィラデルフィア
《ネタバレ》 トムの事務所の上司はホモが嫌い。デンゼルもホモが嫌い。多くの人が遠ざけたくなる気持ちになるはずで、そういう人間の感情はどうしようもない。じゃあそれを理由にその人を解雇できるのか?これが裁判の争点。要は「人の好き嫌いによる解雇は無効か?」という労働争議の裁判。そう考えるとどこにでも転がっている話で、別に性的嗜好性だけでなく、宗教・人種・国籍・性別等々どれでも同じ事。採用の段階で排除してるところはいくらでもあるし、会社なんて能力に関係なくいろんな理由で解雇を迫ってきます。所詮好き嫌いの集まりなんだから。その時あなたは「同性愛者でエイズ患者の優秀な弁護士トムハンクス」に仕事を依頼しますか?仕事の依頼に好き嫌いの感情は入らないか?能力だけで仕事を依頼するのか?あなたがトムに仕事の依頼をしなければ結果的にトムハンクスは仕事の取れない無能弁護士として解雇されるでしょう。奇麗事ではすまされない、とても複雑な問題だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-03-03 01:52:23)(良:1票) |
2067. ボーマルシェ フィガロの誕生
ボーマルシェの足跡をなぞるだけで、あまり人物像にまで踏み込めていない印象。また、私は歴史モノは基本的に好きなのですが、大学受験は日本史で、世界史は全くと言っていいほど判らないので、仏革命の背景・経緯への知識不足なせいか、イマイチ映画に入り込めない。ただし、このサイトの住人の中では「フィガロの結婚」の認知度はかなり高いであろうと思われるので、一応参考までに観ておいてもよいのでは?という感じです。 4点(2004-03-02 20:39:19) |
2068. ノイズ(1999)
原題は「宇宙飛行士の妻」。過去の宇宙飛行士モノの作品を観ても、米国ではファーストレディーに並んで、独特のステイタスがあるのかなあという気がします。(日本では「妻は宇宙飛行士」とかいうのがありましたが)単なる妻の妄想なのか?何かの陰謀なのか?妻の孤独や不安に対し夫の飄々とした態度が不気味で観ている間は結構楽しめました。オチはやちゃったなあという感じですが、最後の目線は笑えるしよかったのでは?続編出たらたぶん観ちゃうと思います。 6点(2004-03-02 18:32:31) |
2069. バウンティフルへの旅
《ネタバレ》 全体的に切ないのですが、ちょっとした爽やかさの残る作品でした。私は「長生きする」ってだけで、凄いと思うのですが、過去への思い・郷愁・現在の生活不安等の老人の葛藤というものがよく描かれていたと思います。主人公の老女は息子嫁とは合わず、窮屈な日々を過ごす中で、自分の古き良き過去が忘れられず、思い出の地に旅に出る。でも、昔の知人は死に、町もなくなってしまって、もうそこには誰もいない。落胆するが、息子も思い出を忘れておらず、今の生活にも満足していなかった事を知る。ただし、息子は懐古することなく、現実を受け入れ、今を生きようとしている。それを知り自分も息子のように生きようと決心する。嫁へのキスシーンがその決意を表していると感じた。 7点(2004-03-02 13:44:11) |
2070. プレイス・イン・ザ・ハート
各々の出演者の個性が光ってますね。南部の閉鎖的な田舎町での窮屈な暮らしの中で、各々が背負った変えられぬ運命を受け入れながらも自分の生きる道を懸命に歩もうとする姿が良かったです。 7点(2004-03-02 04:57:28) |
2071. リトル・ロマンス
中学生のくせに、初デートでハイデッガーを語り合うマセガキぶりには閉口するが、好きだなあこういうの。「普通の人が起こす奇跡が伝説になるんだ。必要なのは勇気と想像力」にはヤラレマシタ。 8点(2004-03-02 03:32:52)(良:1票) |
2072. ゴルゴ13(1973)
さいとうたかをは高倉健をモデルにデューク・東郷(ゴルゴ13)を書き始めたと言われている。そのモデルの張本人が実写版でデューク・東郷役として登場。話題性はあるのだが、ストーリーがイマイチで他の出演者の外人役者にもあまり魅力がなかった。 本気で作れば007のようなシリーズものに成りえたと思うのだが。 5点(2004-03-02 01:54:30)(良:1票) |
2073. 男はつらいよ 寅次郎真実一路
《ネタバレ》 寅さんと証券会社のモーレツサラリーマン。対極にある2つのギャップが面白い。牛久から通勤するサラリーマン家庭というのは設定にリアルさを感じる。大原麗子はシリーズ中でも強力なマドンナだと思う。人妻に惚れる寅さんだが、失踪したダンナを見つけて奥さんを喜ばしたいという気持ちと、ダンナが見つからなければ自分が奥さんと一緒になれるという気持ちの間で葛藤する。秀作です。 <追記>16年ぶりに再見。失踪モノとしては『寅次郎相合い傘』があるが、こっちの方が深刻。しかもよくよく考えてみれば、失踪してしまったのは寅さんと出会ってしまったからと言えなくもない。それだけ人は自由に憧れるという事だろう。ただし、いくら寅さんが自由人だといっても不倫を平気でするような分別のない人間ではない(でも、無銭飲食するのはどうなのかと・・・)。という意味では、相手にもその気はないし寅さんもフラレル事もないし、展開的にはあまり盛り上がる事もなく予定調和ではあるのだが、最強マドンナ大原麗子だからこその危うさだけで成立している作品であるとも言える。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2004-03-02 01:41:59) |
2074. ハッド
↓の方のコメントにつきるのですが、ポールニューマンがかなりのはまり役で魅力的。彼らしさが思う存分に出ていて、重苦しい展開の中でもウィットに富んだ会話があるのが救い。 7点(2004-03-01 23:31:48) |
2075. シービスケット
《ネタバレ》 男の心意気に胸打たれました。ゲイリー・ロスとはかなり相性が良いので期待して観たのですが、期待通りの作品でした。勝負にこだわるのであれば、シービスケットの復帰戦に万全でないレッドを騎乗させるべきではないが、そこにあえて騎乗させようとする関係者の心意気。そして、レースでは馬群からとり残されていくシーンで「やはり実話だし、そう簡単には勝てないようなあ。でもここまで復帰できたし凄いよなあ」って思ってたところで、ウルフがシービスケットの勝負根性を引き出すために、後方に下がるところでその心意気に涙が出ました。これも勝負にこだわるのであれば、ウルフ関係者(馬券を買った人含む)からみればご法度。でもこの「奇跡の演出」は許されるものだったのだと思います。勝つ事だけがすべてじゃない。人の気持ちに応える優しさに心洗われました。でも、関係者皆の夢・心意気に見事に応え、勝ってしまうシービスケット。まさに「出会いが奇跡を生む」最高の物語だと思います。<追記>13年ぶりに再見。移動カメラの疾走シーンの迫力はTVで感じることはできなかった。劇場との差異を痛感した。他方、映像の力で感動させられたのかも?という気も。 [映画館(字幕)] 10点(2004-03-01 22:54:24)(良:2票) |
2076. おしゃれ泥棒
「おしゃれ」というよりはちょっとノーテンキでバカバカしいかな? <追記>16年ぶりに再見。全体的には悪くはないが、40近いオードリーがこういうある種のアイドル映画的な主人公を演じるのは少々無理がある気がした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-03-01 05:56:45) |
2077. 暗くなるまで待って
つまらなくはないし、それなりの緊張感はあるんだけれど、人形見つかった時点でとっととわたしゃーいいじゃん。なんで隠し持つのよ?って思ったのは私だけ?演技もちょっと大袈裟かな。 6点(2004-03-01 04:08:28) |
2078. シーズ・ソー・ラヴリー
娘達は皆いい子だったなあ。バカな大人達を反面教師にあのままいい子に育って欲しい。 3点(2004-03-01 01:57:21) |
2079. パララックス・ビュー
まだ見てない人はオチを楽しんでください。終盤ブラスバンド音楽で暗殺を盛り上げていくのは「知りすぎた男」を意識かなあ。ウォーレン・ベイティが最後かっこよく締めくくってくれるのかと思えば・・・。オチにはやられました。でも「これでいいのかよー!」って感じで、なんか腑に落ちないです。 7点(2004-03-01 00:45:16) |
2080. 櫻の園(1990)
公開当時かなり話題になったので観にいった記憶があります。高校時代の年中行事ってのは、当人にとっては1年の集大成である一生に一度の出来事。また桜の季節が誕生日の人はわかると思いますが、桜が咲き誇る4月上旬ってのは他の人とは違ったなんとも言えない心理状態になるものです。自分の誕生日に一生に一度の出来事である芝居を行い、ヘアースタイルを変えて、自分の気持ちを告白する。ちょっと気持ちが浮ついた特別な1日をリアルタイム形式で上手く表現していたと思います。 6点(2004-02-29 20:57:17) |