201. バーバー
ビリーボブソートンの表情がストーリーの魅力のなさを助けまくっている作品。逆に言うとビリーのたたずまいが決まりすぎて切なさが出なかったのかも。主人公の幼い行動、殺人調査・公判の曖昧な進み方、安易な考えで浮かびそうな事故の起こし方などカッコイイ人がやったからこそ拙さを感じるのだ。 6点(2003-08-14 04:48:45) |
202. コヨーテ・アグリー
主人公の女の子はじめ、人間が描けていないから試練から成功への過程に感動しない。バーのシーンはノリの良さにカット割がついて行けない。全体的にメリハリがなく、だらだら過ぎていく映画でした。惜しい題材。 4点(2003-08-14 04:28:47)(良:2票) |
203. オールド・ルーキー
ホームランではないけれど気持ちのよいヒット。家族、野球、そして夢。好きな作風です。デニスクエイドの抑えた演技によって表現される主人公の素直さが素敵。試練の溜めが弱く達成感が少なくなる面が気になりましたが、素直に生きる事の素晴らしさを感じさせられました。 7点(2003-08-05 12:40:26) |
204. 8人の女たち
お上品過ぎて面白くない女性漫才を見ているようでした。ありがちなドンデン返しを高らかに描いてしまうのも制作側の力不足が見えてしまう。雪に閉ざされた館にわけありな女性8人という着想は良かったのですが。 4点(2003-07-23 02:56:34) |
205. ザ・ワン
ジェットリー扮する二人の力量が分からない。銃装備した何人に簡単に勝ったり、たいして格闘できない人に手間を取ったりで。力量が分からないと危機感も判断しにくい。ストーリーは、ひとりになることに固執する意味があまり分からない。♪もともと特別なONLY ONE~ なんて説得できなそう。 5点(2003-07-09 14:30:51)(笑:1票) |
206. TRICK トリック 劇場版
動機、トリック、謎解きへの流れが希薄でした。随所随所にあるイタズラっぽい洒落っ気は好きなので断片的に見た感じです。他で見るより「トリック」に出ている仲間由紀恵は実にカワイイ。さとう珠緒と対戦させたら面白いのでは。妄想。 6点(2003-06-30 11:05:28) |
207. K-19
組織と個人の狭間でもがき苦しむ乗組員達。私は誤った判断・命令と感じられた。すべては最初の限界深度を考慮しない訓練にあるのでは。艦長にサド的なものを感じた。なぜ最後きれいにまとめるのだろう。ハリソンフォードは良い味。デビュー当時から人相悪いと思っていたのでこのような役似合います。人格者でありながら上意下達を守る軍人役のリーアム・ニーソンも良かった。 6点(2003-06-24 15:43:35) |
208. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
「オトナ帝国」を考えると点数控えめ。戦国の世のことにしんちゃん一家が口を出すなんて・・なんというか違うだろう・・締まりのない意見ですみません。しんちゃんの尻を見習え。【さすらいのにーひゃん】さんに賛成。御指摘をお借りしたい。今回は事の深刻さに洒落が追いついていない場面をよくお見受け申した。 6点(2003-06-18 05:42:31) |
209. マイノリティ・リポート
予知能力のある三人頼り→無謀、三人に対する扱い→人権蹂躙、未来殺人罪→予知を信じてるなら止めて更正、マックスフォンシドー登場→こいつ怪しい、多人数に対して強過ぎる主人公→危機感薄らぐ、主人公聖域に侵入→簡単過ぎ、司法省役人に銃弾→予知または犯人の警戒なし?、全体→皆さん素直に秘密の謀略を喋り過ぎ。なぜかこんな感じで気になるところを書きたくなるのですが、重厚な映像、司法省の意外な活躍(ロロトマシ・・と言うかと思った)、愛ゆえのトムクルーズの苦悩、夫婦や予知能力者の絆、好きなところも多いので7点。そろそろVFXなしのスピルバーグ作品見たいです。 7点(2003-06-18 05:22:27) |
210. ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
映像は本の1ページ1ページで本当にいい。ストーリーは力不足でした。脚本を誰かにまかせれば名作を作れる監督なのでは。監督の世界観大好きです。テネンバウムズ・・・どういう意味?「天然」? 5点(2003-06-10 12:39:36) |
211. シカゴ(2002)
基本的には面白かったのですが、ミュージカルの華やかさが、ドラマの安っぽさで生きてこない。ふたつを別々にした相乗効果が感じられませんでした。ドラマをもう少しシリアスにして、ミュージカルシーンを入れたほうがお互い生きたのでは。もしくは、これはやはり舞台の為の脚本かな。キャサリンゼダジョーンズは、迫力あるあの低音の声にしびれました。また「トラフィック」のような女ボスを演じていただきたい。R・ゼルヴィガーは、しもぶくれもなんのそのの可愛らしさ。女優は◎。 [映画館(字幕)] 6点(2003-06-09 15:22:47) |
212. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!栄光のヤキニクロード
しんちゃん映画ではじめて見た「オトナ帝国の逆襲」の感動イメージで臨んだので今回は肩透かしを食らった面もありました。やたらしんチャン一家が強過ぎてハラハラしないのです。家族で楽しめる物としては、NO1シリーズなのでこれからもブリブリしんチャン大好きですよ。 6点(2003-05-27 11:03:23) |
213. OUT(2002)
主婦感覚の行動や道具で死体損壊・遺棄という犯罪に手を染めていく。深刻にならない主婦の図々しさを会話にユーモアを交えてこう生かすか。前半はTVと同じくらい引き込まれました。しかし後半は行き当たりバッタリの展開で、サスペンスからいつのまにか短絡的行動を追う安いストーリーになってました。佐竹に追われる緊迫感をないがしろにしたのは実に残念。4人の個性はよく出ていて、女優も良い演技をしていたので惜しかった。もっと面白くなる題材。 6点(2003-05-26 14:35:35) |
214. イン・ザ・ベッドルーム
なぜ犯罪被害者の家族が、犯人逮捕後もここまで苦しまなくてはいけないのか?日本にも共通する被害者に対しての辛く過酷な法律に、また納得いかないものを感じました。拳銃を持って家宅侵入して相手を撃っても故殺とは。犯人が撃たれた瞬間「そうだ、それで良い」と思ってしまった私です。でもこの父親は、息子を失った事と犯人を撃った事2つとも辛さとして背負っていくのでしょうね。人が良い人ほど苦しむとはこれいかに。 7点(2003-05-20 15:16:25) |
215. リトル★ニッキー
キャラを狙いすぎてしまって皆こけている感じでした。「ワー」「ギャー」「グチャー」ってやってればいいという訳ではないでしょう。映画全体のほのぼのとしつつ頑張っているところは良いですが、ひとつもふたつも頭の中の飛ばし方が足りないです。「ウエディングシンガー」で好きになったアダムサンドラーちゃん頑張ってヘ~。 4点(2003-05-15 09:52:19) |
216. ザ・リング
でもまぁそれなりに面白い。おどろおどろしさは日本の勝ち。分りやすさは米国の勝ち。アメリカはわかりやすくハッキリさせる。ハッキリし過ぎて怖さは半減する。いろいろな技術スタッフを活躍させすぎて、現実感が薄らいでいます。「らせん」もどうぞ。 6点(2003-05-13 15:03:35) |
217. トータル・フィアーズ
原爆が爆発するまでは生ぬるい感じがしましたが、爆発後は米ロ全面戦争危機の緊迫感を楽しめました。恋人との痴話話をあんなに入れる必要あるのか?ジャックライアンはスーパーマンかジェームスボンドなのだろう。そんな感じで割り切って観てしまいました。うまく活躍しすぎですものね。恐怖の連鎖、恐怖の総和を分析してもう1段階学ばねばならないと思いました。 7点(2003-05-01 14:25:18) |
218. ゴスフォード・パーク
木を見て森を見ずと言うか、細かいところには大変気を使っていたみたいなのですが、どうも根幹たるストーリーは興味を引かれませんでした。各自の個性も描ききれてなかった。解決篇のない殺人事件という着目には感心させていただきましたSir。 6点(2003-04-21 21:47:45) |
219. ブレイド2
ノンストップアクションでスピード感はあるから楽しめるっちゃ~楽しめる。ストーリーはないっちゃ~ない。ブレイドの動きもキレがないっちゃ~ない(そこがちょっとかわいらしいけど)。♪思いを~いま~届けたい~、って歌い出しそうなブレイド。 6点(2003-04-21 21:16:19) |
220. ロード・トゥ・パーディション
ちょっとだらだら都合よく運び過ぎな感じ。悪くはないのですが、とんがったところはないなぁ。空間と陰影が生きてる映像は好きです。アメリカンニューシネマあたりから火がついた世代としては、元気はないけどポールニューマンを見れたのが嬉しかった。 6点(2003-04-07 21:24:16) |