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ボビーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1016
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/gepper26/
年齢 37歳
自己紹介 いつまでもこどもでいたいから映画は感情で観る。その一方で、もうこどもではいられないから観終わったら映画を考える。その二分化された人間らしさがちゃんと伝わってくる映画が好き。

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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201.  Mr.インクレディブル
とにかく気持ちの良い映画。全編を通して、好奇心を擽られる演出が非常に多く、大袈裟に言ってしまえば、瞬きをするのさえ勿体無い気もしました。前半は家族紹介をし、無駄の無い土台をしっかりと作り上げ、後半に入れば、ほら、もう、最高!お母さんはキュートで強くて逞しいし、ダッシュは水走りヤバイし、しかもヴァイオレットのバリアーとタッグ組んだ、バリアーダッシュはマジ興奮したし、オヤジはまさにヒーロー的な役割でカッコ良かったし、もう、ホント大満足!で、そんな中で個人的に一番好きな場面は、ラストで家族を守ったヴァイオレットのあのバリアー。後半の入りで、一度家族を自分のバリアーで守る事の出来なかったヴァイオレットの成長をさり気なく描いたあのシーンはまさに感動の一言です。まあ、他にも素晴らしい演出は山ほどありますが、書ききれそうに無いのでこのへんで終わりにします。この映画は本当に気持ちの良い、素晴らしい作品でした。  では、最後に一言。僕がこの映画で唯一疑問に思った事があった、それはジャックジャックがラストで見せたあの能力。あれは一体どう言う能力なんだろう?スゴ過ぎて理解不可能でした・・・
9点(2004-12-09 21:27:08)(良:1票)
202.  天国の本屋~恋火
『天国の本屋』という題名でありながら、あまり“本”という事を絡めないストーリー。僕はこの映画の原作である小説盤を読んで面白いと感じてこの映画を観た訳なのですが、しかし原作で描かれていた“本”がもたらす“幸せ”をそっちのけで、ただのラブストーリーにしてしまっていた。これは正直残念としか言いようがない。他にも様々な所で悩まされたり、不満を感じたところはあった。でも、この映画の穏やかな雰囲気と日本らしい演出は良かったと思う。
6点(2004-12-09 18:27:47)
203.  スナッチ
登場人物が非常に多いものの、個性豊かな人物ばかりだったので、紛らわしくも戸惑う事も無く最後まで楽しめました。さらにストーリーの展開とテンポが非常に良く、ノンストップで楽しませてくれました。観賞後は不思議と満足感が大きいです。
7点(2004-12-05 21:35:20)
204.  ユー・ガット・サーブド
とにかく踊る、踊る、踊る。さらに回る、跳ねる、戦う。ストーリーは基本的に無視して良い。観るべきものはストーリーに有らず。観るべきものは男達の人生と命を賭けたブレイクダンス。音楽に合わせて、身体の全てを使い“美”を表現する。そして彼等の繰り出す一つ一つの技に鳥肌が立ち、興奮し、ため息が零れ、そして感動した。彼等はとにかく凄いし、とにかくカッコイイ!この映画を観終わって初めに思った事はブレイクダンスをオリンピックの正式な種目に入れるべきだと言う事。で、できれば僕も回ったりできるようになりたいなぁ~、なんて儚い想いを抱いて、今夜は回る夢を見ます。
7点(2004-12-04 22:16:45)
205.  インファナル・アフェア
スパイ映画は世界中に数多くあるけれど、この映画ほど興奮した作品は他にはない気がします。まず、映画全体を通して一定の張り詰めた空気と静けさがあり、それによって生まれた緊張感と緊迫感がとても良かったです。さらにマフィア&警察物でありながら、派手なドンパチなどで魅せようとはせず、ストーリーの厚みと予想の出来ない展開によって興奮させてくれました。これは最近のハリウッド映画では味わえなくなった感覚なので、とても新鮮に思えました。ですので最近のハリウッド映画に飽きてしまった人にとてもオススメの作品です。
8点(2004-12-04 20:40:51)
206.  アメリ
アメリの凄まじい行動力にはただただ驚くばかり・・・感動いたしました。
8点(2004-12-04 19:17:03)
207.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ
前半はあまり“子供心を擽る”という演出はなされていなかった。どちらかと言えば大人向けだったような気もします。僕は高校生ですが、幼少時代からの「クレしん」のミーハーファンであり、「クレしん」が大好きです。なぜなら“子供用”だけに視野を狭めず、大人にも子供にも楽しめる作品を届けてくれるからです。とは言え、やはりクレヨンしんちゃんは子供向けの作品であり、観る人間の半分以上が子供だといえます。しかもその子供の中に僕のような高校生も含まれるわけです。だから、子供の僕から観させて頂いても、やはり前半はあまり楽しくなかったと言えます。ワクワクしたり、ハラハラしたりという子供心を擽る演出が薄く、ちょっとお堅いイメージだった。その分、終盤ではとても楽しませて頂きました。カスカベボーイズがパワーアップし、敵を倒し、空を飛ぶ。なんとも言えない躍動感があり、爽快で気分がとても良くなりました。やはりクレしんはこうでなくてなくちゃ!なんて思ったりもしてみました。さらに最後の最後には、胸を締め付ける切なさもあり、やはり今回も楽しさだけでなく感動もさせてくれました。うん。これだからクレしんは止められないって感じです。次回作が今からとても楽しみです。 
7点(2004-11-27 00:41:59)
208.  下妻物語
桃子はロリータ。自分だけの世界を作り、自分だけのルールを作り、自由で甘く、可愛く生きている。そして彼女は真っ直ぐ。誰にも彼女を止める事が出来ない程、とにかく自分に正直に生きてる。そしてイチゴもまた、縛られた生活が嫌になり、そんな生活から抜け出す為に原チャリに跨り特攻服。それは、自分の強さと誇りを剥き出しにして風の中を颯爽と駈け抜けて行く。それは強がってるとかそんなんじゃなくて、それがイチゴのありのままの姿だった。そんな、外見だけでなく性格もまるで違う二人。で、そんな二人を取り囲むように存在する、世にも奇妙な下妻ワールド。彼女達二人にとって下妻と表参道だけが彼女達の世界。雨の日もカラカラに晴れた熱い日も、彼女達は下妻で生きる。口喧嘩をして、ヘッドバット食らって、ドロップキック浴びせて、励ましたり励まされたり、泣いたり笑ったりして・・・そんな何の変哲も無い、平凡だけど幸せな毎日が“友情”を築いて行くのだと改めて知る事ができた。そしてそんな二人の友情の築き方は、言いたい事を正直に言い合って、気に食わなかったら殴る、蹴る、逃げる。そんな不器用だけどカッコイイ姿が二人の間にはあった。そして、その姿はまるで、汗に塗れる男と男の汗臭い友情の姿だった。なので、女性の友情も馬鹿に出来ないな、って感じました。さらにラストでは、二人の美しくも熱い友情の姿を目にし、思わず感動してしまいました。この作品は、楽しさを絶やさない映像とストーリー、洗礼された演出やCGなど様々なものが僕にとって新鮮味で溢れてる作品でした。問答無様で9点です。
9点(2004-11-25 14:23:14)(良:1票)
209.  モンスター(2003) 《ネタバレ》 
僕の記憶の中に、アイリーンがまるでカビのように深く根をはった。カビと例えた理由(わけ)は、この映画はやはり精神的に結構辛くて、空しさが深く残ったからです。正直言ってこの映画の映像だとかセロンの演技とかが記憶に残り続けるのは、正直苦痛です。それだけ、この映画の中のS・セロン演じるアイリーンは、とてもインパクトのある存在だったと言えます。そのインパクトはS・セロンの演技に対してでもありますが、やはり本当にインパクトを受けたのは、アイリーンの人生そのものに対してだった気がします。そして彼女の存在自体もある意味とても衝撃的でした。この映画で見たかぎり、幼い頃のアイリーンはふつうの子供と同じようにキラキラと輝いた目で将来を見据え、夢を抱いていたのでしょう。しかしいつの頃からか、その夢は果てしなく遠く、空しいものへと変わっていった。そしてふと気付けば、アイリーンは生きる為に身体を売り、生き続ける為に人を殺していた。そして夢を無くしたアイリーンは愛を強く求め、愛を手離さない為に男を殺し続けた。結局最後には夢だけでなく、愛さえ消え、何もなくなってしまったアイリーンは、死刑と言う名のもとにこの世から葬り去られた。そんなアイリーに僕は強く同情してしまう。きっと連続殺人鬼のアイリーンに同情するのは社会的にも人道的にも間違っている事だと思う。だけど同情せずにはいられない。それに今はもうこの世にいないアイリーン自身も同情される事は望んでいないと思う。だけど、可哀相だ。辛過ぎる。汚れきったアメリカの社会が生んだ“モンスター”、アイリーン・ウォーノス。いま、僕の心にはアイリーンが強く残っている。
9点(2004-11-22 21:33:31)(良:1票)
210.  海猫 《ネタバレ》 
母の時代と娘の時代を交差させたストーリー。冒頭は、母が過去に犯した不倫が原因で娘の結婚が破棄される、という事からストーリーが始まる。ここからどう過去に繋がるのか、観守りながらちょっと期待した。ところが、突如始まる母の時代。問いただされてあっという間に喋り始めるお婆さん〈おいおい、普通あんな暗い過去があるんだからもうちょっと粘れよ、なんてツッコミながらガマン、ガマン〉。さらに母の時代のストーリーは進む。しかし、驚く程時代設定がアヤフヤ。現在から十数年前の時代設定なのに、戦後直後のようにも感じられるし、とても昔の話のように感じられる。まだ始まって一時間も経っていなのに、観続けるのが退屈になってきた。さらに、薫と邦一が結婚に至るまでが殆ど描かれておらず、それでいいのかよ、なんて思いながらイライラ・・・さらには弟の広次は薫に一度会った事があると言っているが、それは言っているだけで観ている僕には、その出逢いが本当にあったかどうかすら伝わらず、ふに落ちないまま終って行ってしまった。そして最後には崖から飛び降りる薫と広次。おい、海猫になったつもりか!俺はそこが崖である事すら解らなかったぞ!などと怒りを爆発させながら、ポップコーンをイライラパクパク。こんな風に胸につかえる違和感を幾度も感じながら約二時間。納得のいかない苛立ちと肩透かし。がっくりと肩を落とし、家路につきました。
5点(2004-11-20 12:11:14)(良:1票)
211.  死に花
原作とは結構違いがあった。まず、あれだけの犯罪を犯している最中だと言うのに、それに対しての緊張感とスリルがあまり感じられなかった。それはお爺さん達が放つ、年齢からの心の余裕がそうさせるのかもしれない。でも、あれだけの事をやっているのだから、もう少しハラハラドキドキさせて欲しかった。その点、原作では警察からの視点がストーリー上に入っていた為、手に汗握る緊張感とスリルがあった。次に、もう少しキャラを濃くして欲しかった。お爺さん四人と歳よりホームレス、それに女の子とお婆さん。一見、キャラがハッキリしているようだけど、思ったよりそうでもない。主人公である菊さんは原作ではもっとしっかり者で、みんなからの信頼が厚く、完璧なリーダーだった。だけどこの映画の菊さんは、ちょっと情けなくて、頼りになるとは言い難い存在だった。穴池はエロジジイ。穴池は個性がそれなりにあった。だが、伊能と庄治は問題外。キャラ薄で個性なし。キャラの被った普通のお爺さんが二人いるよ、って感じでした。危うく菊さんとも被りそうでした。で、鈴子さんは問題なし。間違いなく合格です。そして最後に登場、和子ちゃん。誰だお前?原作にまったく登場してない。それなのにやたらと登場機会が多い。伊能と庄治以上にキャラが濃い。この映画の場合、和子がいないと成り立たないくらい和子の存在がでかい。始めは説明役の様に颯爽と登場し、いとも簡単にお爺さん達に解け込んでしまい、最終的には仲間入りしてました。でも和子がいたぶん、ストーリーがかなりスムーズに進んでいたように思います。・・・でも、なんか原作と同じ所を探すほうが難しいのではないかと思うほど、この映画は原作をかなり無視して作ってありました。で、結局僕が言いたいのは、この映画は原作とはまったくと言って良いほど違うけど、テンポの良い楽しくて面白い映画でした。って事です。では、年寄りってスゲーなって事で8点。
8点(2004-11-18 22:11:12)(良:1票)
212.  ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
ロックを通して伝えたい想い、熱い感情。男は女を求め、女は男を求める。互いに様々な違いがあり、男と女はその様々な違いに引かれあう。それが男と女。物凄く単純で当り前。そんな中で激しくも美しく洗礼されたヘドウィグのロック。そんなヘドウィグのロックは僕の目と耳から入り、全身に興奮と言う刺激を与え、そして脳内で激しくも優しく爆発した。そして、男にも女にもなりきれてないヘドウィグ。だが、男にも女にもなったヘドウィグ。僕はヘドウィグもヘドウィグの歌う曲も大好きだ。ついでにこの映画も。
8点(2004-11-15 22:34:51)
213.  レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード
気障と言いますか、なんと言いますか・・・まぁ一言で言えば、気取ってましたね。役者達の演技や台詞、それに映像も音楽も、さらに銃撃戦も。とにかく全てをクールに描き、そして日本人のぼくには、終始違和感だらけの映画でした。
5点(2004-11-08 21:20:05)
214.  星に願いを。 《ネタバレ》 
始めて男が目にする青島奏の姿は、暗く沈み、彼女の性格や声から想像していた明るい姿とはまるっきり違い、その事で男はショックをうけた。さらに彼女の放つ悲しみのオーラは男に自分が“死んだ”という現実をここでやっと理解させ、向き合わせた。そして男はさらにショックをうけた。まさにダブルパンチ。そんな彼の心境が手に取るように理解することができた。こんな感じで男の心境は殆ど理解できた。でもラストだけは理解できなかった。青島奏に自分の本当の想いを伝える事ができた。それは良かったよ。だけど、彼女の想いを知り、彼女の願いも聞き、それなのになぜ生き続ける事にもっと執念深くならないのだろう?なぜ、そんなに簡単に彼女を一人にする事ができるのだろう?もっと生き続けたい、もっと彼女のそばにいたいという想いが僕には伝わらないし、込められているのかさえ解らないあのラストに僕には不満を感じた。さらに、最後の最後には、手を胸の前に置き「僕は君の心の中にいるよ」と言わんばかりの演出も、物足りなさを感じ、さらに無理矢理なオチのようにも感じられ、さらには男の下手な慰めにしか見えず、大分不満だった。しかし、ふと気付けば、僕自身の目から一粒の涙が零れ出ていました。涙というのは正直者です。嘘はつきません。感動してしまいました。はぁ~7点・・・
7点(2004-11-07 09:29:46)
215.  ドーン・オブ・ザ・デッド
ゾンビ=のろまで無能、が僕の中のイメージでした。しかし、この映画に登場するゾンビさん達はとてもスピーディーで、生きている間では早歩きすらまともに出来そうにない巨体のおばさんでも、一度ゾンビに変われば100メートルも10秒台。まさに驚きです。さらに天上にしがみ付いて、待ち伏せしたりと知能を働かせ、作戦のように襲いかかってくるその姿は、ある意味人間以上に有能。 人間の固定観念をほんの少し変えただけで、驚く程ゾンビは進化し、成長した。これはある意味ノーベル賞に値する。僕は終始ビビリ、笑い、感動し続けていた。この映画は発想の転換が生んだ、傑作です。
8点(2004-11-05 19:50:10)
216.  シルミド/SILMIDO
最近では、ハリウッドのアクションものに新鮮味を感じなくなってきました今日この頃。お金をかけ、スター俳優を使う。そうすればおのずと観客は入り、それなりに儲かるだろう。でもやっぱり何かものたりない。最近ではCGにも大分目が肥え、どんなに凄い映像にもあまり感動を感じなくなってきました。マンネリというやつでしょうか?たしかに最先端のCGは凄い。でもそれはただ“見せ”ているだけで、“魅せ”てはくれない。魅力的ではない。圧倒的ではあるが、感動的ではない。僕は、感動的に飢えている。そんな僕のお腹を一杯にしてくれたのがこれ『シルミド』。劇中の銃撃戦の中に自己嫌悪があり、銃弾一発一発に悲しみが込められている。そんな映画が最近のハリウッドにあるだろうか?答えは、ない。さらに始めて見る名前も知らない韓国俳優達。しかし、そんなものは関係ない。彼等の演技は、演技とは思えないほど生々しく、魂の込められた素晴らしい演技をする。こんな素晴らしい演技が出来る人間が今のハリウッドにいるだろうか?答えは、いない。何かを見失っている最近のハリウッド。そんな中、「仕方ない、俺達が立ち上がろう」そう言って動き出したのが韓国だった。彼等は、お金ではなく心で映画を作り、彼等はスターではなく、人間が人間を演じた。僕は韓国を応援する。がんばれ韓国。がんばれコリアン。ハリウッドを追い付け、追い越せ、突き放せぇ!
8点(2004-11-03 20:21:22)
217.  いま、会いにゆきます 《ネタバレ》 
胸を締め付けるこの切なさ。それとは反対に、自分でも信じられないほどスッキリとした喜び。この二つの正反対な感情が同時に存在し、それら二つが心の中でグルグルと回り続けています。こういう感情を余韻に浸ると言うのだろう、と今始めて知った気分です。そんな、相反する二つの感情を僕に抱かせた理由はいろいろとありますが、殆どはラストに込められていました。まず切なさの理由は、澪が約束通り雨の季節に現れ、そして約束通り去るまでの微笑ましいくも切ない秋穂家の生活をスクリーンを通して観てしまった僕は、澪のいない秋穂家の生活を想像するだけでとても辛くて、息が詰まるほど悲しかった。さらに澪という女性が抱く、数年後に訪れる死と別れを知りながらも、巧と佑司と一緒に居たいと強く願い、想う、その信じられないほどにたくましい信念と強い心があまりにも感動的で、言葉には表せないほど胸に突き刺さり、急激に訪れた切なさが大粒の涙として僕の目から零れ落ちました。男であるはずの僕が、女性である登場人物にこれほどまでに感情移入し涙を流したのは、僕の映画観賞人生で始めての経験です。そして、秋穂家に12年という長い年月が流れ、12年という年月は、佑司の身長を倍近く高くし、潰れる予定のなかったケーキ屋を潰れさせていった。そんな澪の居なくなった秋穂家に訪れる12回目の雨の季節。きっと秋穂家では毎年この季節が待ち遠しくて仕方なかったはず。アーカイブ星から届く澪からのバースデーケーキ…我が子を宝物のように大切に想う母の愛情が詰まったバースデーケーキ。これを観た瞬間、また涙が溢れてきました(こうやって思い出しながらキーボードを叩くとまた涙が溢れてくる)。そして、立派に成長した佑司の姿を観て、きっと巧は澪の分まで佑司にたくさんの愛情をそそぎ込み、そして片時も離れず平凡だけど一日一日を幸せに過ごしてきた事を窺い知る事が出来た。あのラストは、どんなに歯を食いしばって我慢しようとしても、僕は涙を止める事ができませんでした。これだけ書いても、まだ書きたらない想いが胸の中にまだまだ残っています。この映画は素晴らしさがはみ出してしまうほど本当に素晴らしい映画なのです。もう一度言います、『いま、会いにゆきます』は本当に素晴らしい映画なんです。ぼくは、この素晴らしい作品がたくさんの人の目に止まり、たくさんの人に感動してもらえる事を強く願っています。
10点(2004-11-01 22:14:46)(良:2票)
218.  恋の門
男が観るべき、最高にディープで楽しいラブストーリー。でも女性が観たら、ゲロを吐く可能性大なので、お気をつけてご観賞下さい・・・そしてエンドロールも最後まで必ず観ましょう。最高のオチが最後の最後に用意してあるので・・・
8点(2004-10-31 15:52:27)
219.  タイムライン
川とか森とかすごく綺麗だった。でも、主人公、すごく目立たなかった。彼はケイトに、好かれようと一生懸命頑張っていた。めでたしめでたし。
6点(2004-10-27 16:26:53)
220.  ヘルボーイ
勿体無い。 登場するキャラクター、一体一体にしっかりとした個性があり、魅力を感じ、キャラクター層の厚みを感じ、冒頭の掴みは完璧だった。しかし、ストーリーが進むに連れて、徐々に薄く薄くなって行く脇キャラ達。結局最後には半漁人は登場せず、人体発火女もただ燃えるようなキスを交わすだけ・・・あきらかに右肩下がりだった。最初は輝いて見えていたはずのキャラクター達が、ラストでは輝きを無くし、動かない仏像になっていた。本当に勿体無いとしか言えない。あぁ~・・・勿体な・・・
6点(2004-10-25 00:20:14)
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