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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2106
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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201.  ボーイズ・オン・ザ・サイド
それぞれの女性の抱えている過去や事情は重いけれど懸命に生きていこうとしている。そこに描かれる3人の女たちの友情の物語。これもハーバート・ロス監督らしい映画です。「マグノリアの花たち」なんかでも感じることですが、女たちが頑張っているロス監督の映画の中で控え目に登場する男の存在もいいですね。話が進むにしたがって重い展開になりますが、これも控え目に挿入される音楽(特に終盤のウーピーの歌!!)やユーモアもとても効果的です。重い事情が描かれますが人生に対する前向きな思いを感じさせてくれる映画です。 
[DVD(吹替)] 7点(2010-12-19 20:57:45)(良:2票)
202.  素晴らしき日
子どもの使い方が巧い映画でした。互いにバツイチで子どもが一人の男と女が出会い、新らしい人生がスタートするきっかけとなる一日を描いた、内容は典型的ラブコメですが、互いの仕事が片付くまでは二人にあまりにも余裕がなく、作品までもがあくせくと時間に追われているかのようなドタバタラブコメ。しかし終盤二人の仕事が片付いて以降はベタな展開ではあるのですが、これが結構しっとりした大人のラブストーリーといった趣きで主演の二人もいい雰囲気でした。そして最後まで二人に絡む子どもたちの使い方が巧い作品でした。 
[DVD(吹替)] 6点(2010-12-11 20:05:32)
203.  星に想いを
無難な出来のおなじみのメグ・ライアン映画ですが、アインシュタインが登場して、それがどこか庶民的なおじいちゃん風の設定が面白く、演じるウォルター・マッソーが絶品の演技と存在感を見せてくれます。また、見た目もちゃんとアインシュタインにみえます。マッソーは他にもメグの父親を演じている作品がありますが、きっと相性がいいのでしょう。今回のメグの恋のお相手はティム・ロビンス。「ショーシャンク」と同じ94年にこんなラブコメにも出ていたんですね。そして全盛期のメグ・ライアンは本作でもやっぱりかわいくて素敵でした。 
[DVD(吹替)] 5点(2010-12-04 19:40:48)
204.  ウィズ・ユー
結構色んな事が起こっている。そんな中ケビン・ベーコンとエヴァンの交流を軸に話が進んでいき、そこにメアリー・スチュワート・マスターソンが絡む。2人の交流は見ていて微笑ましいし、主要キャストの演技も良かったのですが・・・。色んな事が起こっている割には演技も含めずっと同じようなトーンで映画が進んでしまうので、いいシーンや台詞はあるのですが全体としては何か印象に残らない作品でした。 
[DVD(字幕)] 4点(2010-11-25 23:40:38)
205.  恋はデジャ・ブ
神様がフィルにちょっとしたお灸をすえたのかな。結局は何が起こっていたのかな?それが最後まで分からないまま終わったのは残念でしたが、とても気分よく楽しめる映画でした。自分も毎日毎日大した変化の無い日常を生きている。でも、寝て目が覚めれば普通に次の日がやって来て、ひょっとしたら昨日よりいいコトがあるかもしれない。そんな風に考えられる、そんな当たり前のことに感謝しようか・・・。こんなことを考えさせてくれるいいお話でした。そして、やっぱりビル・マーレイはいいなあ。本作も飄々とした彼の持ち味がとてもよく出ていました。 
[DVD(吹替)] 6点(2010-11-19 23:05:14)
206.  ザ・ペーパー
登場人物も、そのそれぞれのエピソードもこれだけの内容を詰め込みながらも登場人物にも、エピソードにも展開にもムダが無い見事な映画です。  三流新聞社のジャーナリスト、その家族、関係者の人間ドラマを熱く描いた群像劇ですが、話の伏線の張り方やテンポの良さが素晴らしく、熱いだけじゃなくウィットに富んだ台詞の数々も楽しかったです。  仕事へのプライドも家族を思う気持ちも、最後にはそれぞれのドラマが上手くまとまって鑑賞後の気分も爽快な作品です。流石、ロン・ハワード監督の映画ですね。親が子を思う思いにあふれたロバート・デュバルのあのシーンを最後に持ってくるあたりには余裕すら感じられました。非常に中身の濃い110分でした。 
[DVD(字幕)] 9点(2010-10-31 23:05:25)(良:1票)
207.  ザ・プレイヤー 《ネタバレ》 
ハリウッドに迎合しようとしなかった孤高の人、アルトマン監督ならではのハリウッドへの強烈な皮肉が込められた、いわゆるハリウッド内幕モノです。 ティム・ロビンス演じる映画への愛を感じないハリウッドの映画会社の重役が主人公。これが映画の主人公として見事に感情移入出来ない人物。ですがアルトマンが自分とは距離がある世界(ハリウッド)とその世界の住人を皮肉たっぷりに描いた映画だからそれも当然か。 このアルトマン節はラストまで衰えることは無い。安い結末の一本の映画が完成し、「リアリティはどこへ行ったの?」と異を唱える社員がいとも簡単にクビになる。そしてティム演じる主人公も簡単に犯した罪から逃げ切り、謎の男(一体誰だったの?)から事件の真相を買って殺した男の女と結ばれるという、全てカネで解決というこれまた実に都合のいいハッピーエンドを敢えて用意した。これら全てがハリウッドへの皮肉に感じられてとても面白かったです。 超豪華な総勢60名を超えるというカメオ出演も、随所に登場する、様々な登場人物が語る俳優評、映画評も映画好きにはたまらない楽しさがありました。  
[DVD(字幕)] 8点(2010-09-24 22:47:46)
208.  運動靴と赤い金魚 《ネタバレ》 
確かに主人公一家の暮らしは貧しく描かれる内容は切ない。何度も映し出されるかわいい飾りのついたきれいな靴を履いた同級生の足元を見つめる妹の視線や高級住宅街の街並みを見つめる兄の視線からは貧富の差が確かに感じられます。  しかしその貧しさを強調するよりは路地を力強く駆け抜ける兄妹の姿、高級住宅街の庭師の仕事で収入を得た後、もっと働いて冷蔵庫を買って、お前たちの靴も買って、大きな家に引っ越そうと夢を語り合う自転車に二人乗りする父と息子の姿などを通して貧しくも力強く生きる家族を描く視線には素朴な優しさが感じられます。  その後仕事が順調なことを感じさせる買い物をするラストのお父さんの姿に嬉しくなる。なぜならその自転車の荷台には綺麗な赤と白の2足の靴が・・・!そしてマラソン大会で頑張りすぎてしまった兄が靴を脱ぎ脚を水に浸す。その足元に集まってくる金魚。とても優しく素敵なラストシーンでした。  欲を言えばお父さんが買ってきた靴を見た兄妹の喜ぶ笑顔と喜ぶ子供の姿に満足そうなお父さんの表情も少し離れた所からそっと見せてほしかったなあ・・・。
[DVD(字幕)] 9点(2010-09-11 12:12:58)
209.  リバー・ランズ・スルー・イット
レッドフォードらしさが随所に感じられるいい映画でした。最初から最後まで兄の語りによる回想を基にあまりにも淡々と描かれる兄弟と家族の物語。しかし清流の美しさ、山の緑の美しさ、自然の陽の光を捉えた美しい映像と控えめだが美しい音楽、そして釣りをしている兄弟と父の姿、様々な表情を見ていると、それだけで十分と思えるような映画でした。そして本作のブラッド・ピットを見ていると、若かりし頃にまるでジョージ・ロイ・ヒルの映画にでも出ているレッドフォードの姿を見ているようでした。監督・レッドフォードも彼の姿に若かりし頃の自分を思い出していたのではないでしょうか。
[DVD(字幕)] 7点(2010-08-16 20:12:25)(良:1票)
210.  知らなすぎた男
これは「知らなすぎた男」というよりは「気付かなすぎた男」ですね。アホ丸出しの男を演じるビル・マーレイのとぼけたいい味が出まくりです。ビル・マーレイさえいなければフツーのスパイ映画かな?しかしここに一人乱入して場を乱しまくるビルが素晴らしすぎます。全く気付かない間に陰謀に巻き込まれる、というか陰謀に乱入していくのですが、全く噛み合っていないようでそれなりに辻褄が合っていく様子がとにかく可笑しいし作品のテンポもいいしよく笑わせてもらったし、ホントにくだらないんですが愛すべきコメディでした。ビル・マーレイを主演に選んだことが本作の最大の勝因でしたね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-07 17:07:17)
211.  エド・ウッド
才能は無い。しかしエド・ウッドには誰にも真似できない人生と映画への情熱やひたむきさがあった。本作を撮ったティム・バートンと同じくエドが生きた時代にもエドの周りには、そんな彼のことが好きだった人々がいたのでしょう。だからこそ酷評続きでも彼は何本も映画を撮ることができたのでしょう。  全編を通し撮影シーンが非常に多く後半はちょっと長く感じられましたが、エドを演じたジョニー・デップも、マーティン・ランド―をはじめ彼の仲間達を演じた俳優陣は皆が本当に素晴らしき怪演でした。  実は僕はエドの映画は観た事が無い。本作を見るまではエド・ウッドという映画史上最低の監督の名前は知っていましたがどんな人間かとかは全く知りませんでした。本作を鑑賞し終えた今、当時のエドの仲間達やティム・バートンと同じく彼に好感を持ってしまっており、彼の映画が観たいとも思っている。特にタコと戯れるあの作品が。でも、観ない方がいいんだろうなあ・・・。でも、もしも観る機会があれば、本作を見た事により優しい目で彼の映画を見る事が出来るような気がしています。
[DVD(字幕)] 7点(2010-07-29 00:10:13)
212.  恋に落ちたら・・・ 《ネタバレ》 
この頃のデ・ニーロはこんな冴えないオッサンの役でいい味出していましたね。そして感情の起伏を表情に出さないビル・マーレイも持ち味十分の役どころでした。最後の決闘は何万ドルとか色々あったのにそれで終わっちゃうんですか?という感じでしたがこの二人のこんな役どころだからこれで良かったのかも。ただ、冴えないオッサン役デ・ニーロにマーレイと揃えたんだからもう少しコメディ色を出した作品にしても良かったんじゃないかなと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2010-07-25 00:13:29)
213.  パリ空港の人々 《ネタバレ》 
スピルバーグが豪華キャストで撮った「ターミナル」と比べると空港の華やかさも無く美女とのロマンスも無く地味な作品ではあるのですが僕は本作の方に惹かれました。  ここは確かにパリのはずなんだけれどパリじゃない。世界中のどこでも無い場所。そんな場所に世界からそっぽを向かれてしまった、この世界に行く場所も帰る場所も失ってしまった人々の少し物悲しくも可笑しな人間模様。  大晦日の夜にテーブルの上に再現したパリの街、そしてこっそり空港を抜け出したパリの街が良かったですね。雑踏と華やかなネオンに彩られたパリではなく、人気が無くどこか淋しげな深夜のパリの雰囲気がいい。  恐らくもうあと何日か辛抱すれば自由にパリの街に出ていける主人公の男とは違い、それが叶わない人々の身近なようでとても遠い街であるパリの夜景を眺める淋しげな表情とそんな彼らの心の内を表しているかのような淋しげな深夜のパリの風景、そして主人公の男とギニア人の少年が歩き出す先にはきっと希望があると信じたいラストシーンが鑑賞後も不思議な余韻となって心に残ります。
[DVD(字幕)] 8点(2010-07-14 22:48:17)
214.  リトル・ヴォイス
LV役のジェイン・ホロックスの演技力と歌唱力には驚かされた。内向的な女の子、恐らく年齢の設定としては20歳前後か。この時彼女は30代半ばなんですよね。驚くほど違和感が無く、たった一度だけでしたが観客を魅了したステージの歌は本当に素晴らしかった。もう一人、内向的な男を演じたのはユアン・マクレガー。彼もまたこんな役を演じると見事にはまりますね。さらにはイカれた母親にはずっと頭にきましたがこの役が実によく効いていて言うまでも無くマイケル・ケインはどんな役を演じてもやはり上手い。(特に“it‘s over”の彼は絶品!)成功を掴む大ハッピーエンドもありかもしれませんが本作のラストもあの2人にとってのハッピーエンドなのでしょう。最後の鳩を放つ、LVの本作で見せた最も生き生きとした表情がそれを見事に表しています。
[DVD(字幕)] 7点(2010-07-13 21:11:14)(良:1票)
215.  生きてこそ
生命の危機に立たされたことも無い、目前に迫りくる凍死や餓死の恐怖にさらされたこともない自分に彼らの生き延びる為の非常に重い決断について語ることなんて出来ません。ショッキングな内容の実話ですが人間の生命力、精神力の強さが力強く描かれた映画でした。その重い決断の場面も含め描き方としては軽めだったかもしれませんが、今も生還者と犠牲者の遺族のほとんどが故郷の小さな町で共に暮らしているという。テーマが重すぎるだけに描き方としてはこれが限界だったのでしょう。そしてDVDの特典には様々な生還者の体験談が収録されていましたが、生涯忘れられない辛い体験の記憶を語る生還者の重い一語一語は本編よりも心に残るものでした。
[DVD(吹替)] 6点(2010-07-13 21:06:04)(良:1票)
216.  エドtv
週刊誌やワイドショーが有名人のプライバシーやゴシップを面白おかしく書き立て報じる。発行部数増や視聴率アップのために行き過ぎるTV界やマスコミに対する問題提起を当事者だけでなく視聴者の反応なども織り交ぜコメディタッチで、エドの行動を追うTV界やマスコミの騒ぐ様を逆に風刺をきかせて面白おかしく描いたロン・ハワード監督はさすがに上手い。しかし中盤から後半はかなり長く感じられたしちょっと飽きがきました。  番組スタッフの「さて、次はエドに何をさせる?」「ジルの人気が出てきたのでジルを投入しよう」などという、もうこれはやらせのように途中までは会議の内容通りに行動してしまうエドも結局TVに踊らされていただけのようでありながら、今までさんざん人のプライバシーを商売道具にしてきたTV局の幹部が逆に自身のプライバシー・ネタでやり込められるという落としドコロはよく出来ていたし面白かったと思います。
[DVD(吹替)] 5点(2010-07-08 16:10:33)
217.  永遠に美しく・・・
この時ゴールディはもう50歳近いんですよね。ホントこの人のキュートな魅力はいくつになっても変わりませんねえ。本作のアイデアはそんなゴールディを見ていて出てきたのかな。映画としては途中までは良かったんですが、終盤の対決以降の二人のぶっ飛び具合にひきまくりでした。とは言え2人の女に振り回される情けないオッサンを演じたブルースは好演だったし(しかし最後まであの薬を拒否したのはカッコ良かったぞ!)ゴールディとメリル、大女優お二人の女優魂には感動です。
[DVD(字幕)] 3点(2010-06-09 21:30:11)
218.  ミセス・ダウト
ロビン・ウィリアムスが大好きな僕にとってはたまらない作品です。もうお腹一杯です、って言うくらい素晴らしきロビン芸を堪能させていただきました。そしてやっぱり素顔のロビンの温かみのある笑顔はいいですね。ロビンありきの映画ではありますが、繊細な演技を見せるサリー・フィールドも3人の子ども達もとてもいいキャスティングでした。最後のこの映画を見る子ども達へのメッセージが素敵でした。結末も素敵ではありましたが、あそこまでやるなら完全ハッピーエンドでも良かったんじゃないかなと思います。ただ、TVからのそのメッセージを見つめるサリー・フィールドの表情にこの家族のこれからに大いに希望を感じさせてくれるラストでもありました。
[DVD(字幕)] 6点(2010-05-27 21:52:10)
219.  愛が微笑む時 《ネタバレ》 
観ている間中何度も笑って泣いて、素晴らしい映画でした。4人が天国に行く前に叶えたい最後の望みがどれもささやかなのものなのですが、それがいいんですね。男2人に女2人、この4人それぞれのキャラのバランスが絶妙。バスのお迎えが来て一人ずつ天国に旅立っていくその表情がとても清々しくてみんなとてもいい笑顔なのが印象に残ります。一人ずつ仲間が減っていくのは淋しさもありますが、人は一人で生まれ一人で死んでいく、ということだったのでしょうか。この4人のような顔をして天国に旅立っていけるような人生を送りたい。彼らの表情を見ながらそんなことを考えていました。そんな4人の望みをかなえるロバート・ダウニーjrの変幻自在の演技が素晴らしく、やはりこの人は名優なんだなと思います。惜しいのは邦題。この可もなく不可も無いラブコメのような邦題で決定的に損をしています。しかしとても分かりやすくて、深い。いい映画でした。
[DVD(字幕)] 10点(2010-05-26 21:50:07)(良:1票)
220.  世界の始まりへの旅 《ネタバレ》 
イタリアの名優マストロヤンニの遺作。演じる役はポルトガルの老いた映画監督、マノエル。これはマノエル・デ・オリヴェイラ監督の分身というべき役。マノエルは3人の男女と車に乗り込み、記憶を辿り人が自らのルーツを辿っていく旅に出る。旅の先々で幼少の頃、若い頃を振り返っていくマストロヤンニの非常に静かな演技が味わい深い。訪れる思い出の場所は今では朽ち果てた廃墟となり走る車の前に広がってくる景色が映し出される事は無く、カメラはリアウィンドウから後方に遠ざかっていく景色を捉え続ける。遠くに過ぎ去った過去を振り返る旅であるとともにこの旅の目的地はマノエルの同行者のフランスで暮らす男が初めて訪れる彼の父の故郷。今の自分が存在する始まりの地。これはまさに自らの世界の始まりの地への旅。そしてオリヴェイラ監督の平和への祈りや、老いや死を意識させる台詞が随所に登場する。オリヴェイラ監督、この時89歳。しかしオリヴェイラ監督は2009年にも映画を撮っているようですし100歳を超えた今なお現役。まだまだ現役で映画を撮り続けて欲しい。
[DVD(字幕)] 7点(2010-04-01 19:16:25)
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