201. ズーランダー
《ネタバレ》 いい意味で馬鹿馬鹿しい映画。設定もストーリーも、しっかり馬鹿馬鹿しい。個人的には、ジョン・ヴォイドの親父役がよかった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-28 20:12:05) |
202. 愛を読むひと
《ネタバレ》 実のところ、いい映画という評価はしにくいけれど、決して凡作ではない。【ネタバレ注意】前半、べたべたなラブストーリーなのかと思いきや、意外な方向に展開する。ただ、じれったい。読めないことを吐露することは終身刑を受けるよりも難しいことなのか。ハンナは馬鹿という設定なのか。マイケルも、面会に行ったら会わずに帰るなよ。何もしないより残酷だろ。とか、イライラせずにはいられない場面が色々あった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-28 17:02:02) |
203. ディープ・ブルー(1999)
《ネタバレ》 アクション映画としては及第点というところか。まじめにストーリーを考えてはいけないのだろう。【ネタバレ注意】意外性はあるのだが、たんに意外なだけで「よく考えたらたしかに…」といった筋がない。しかも無駄死にしてばかりで(ほとんどの人が死ぬのだし)、その割に「誰かを生き残らせるために死を選ぶ」という場面が少ない。ストーリー上、(大惨事の原因を作った)主人公を死なせないと後味が悪くなるが、その展開もあれじゃなくてもいいんじゃないだろうか。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-05-28 16:47:41) |
204. お熱いのがお好き
《ネタバレ》 良作。ジャック・レモンがいい。【ネタバレ注意】女性バンドに入るまでの展開はよくできていると思うのだけど、ギャングたちからは逃げているばかりで、(相手が入れ替わったものの)そこに落ちがないのが残念。もちろん、最後の決め台詞は素晴らしい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-27 23:56:04) |
205. 王立宇宙軍 オネアミスの翼
《ネタバレ》 佳作。アニメ(映像)としてはよくできていると思うけれど、「興行的には失敗した」と言われたら、そうだろうなあと思う程度に地味な作品。【ネタバレ注意】一番の問題は、ストーリーにあまり深みが感じられないこと。宗教女に感化されて、そんなに急にモチベーションが上がるような性格だったのか? あの性格なら、もう少し“打算”を匂わせてもよかった気がする。そもそも宗教女はどうやって暮らしているのか。ビラ配りだけでは毎日の糧にならない。勧誘した人から相談料でもとるのかと思ったよ。ばあさんにばけた男が襲ってきたのは、それでおしまいになってしまっていいのか。最後は「奪わせて貸しを作る」はずだったのに、空軍が命がけで戦っているのはなぜか。最後はそうなるだろうという展開ではあるのだけど、なんだか展開が弱い。 [映画館(邦画)] 6点(2011-05-27 23:48:38) |
206. ゴリラ
《ネタバレ》 主演がアーノルド・シュワルツェネッガーじゃなければ、安っぽいテレビドラマにしか見えないだろう。タイトルを見て「見た覚えがないから、一応見ておこうか」と思っていたのに、実際に見たら見覚えがあった。つまり見たことを忘れるくらいの内容だったということで、とくだん不合理を感じる場面があるということでもないけれど、ただただ物足りない。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-05-25 22:00:02) |
207. アパートの鍵貸します
《ネタバレ》 さすが傑作。面白い。【ネタバレ注意】冷静に考えたら、あれだけ人数がいてしょっちゅう部屋を使うのであれば部下の部屋じゃなく専用の部屋を用意する方がマシなんじゃないかと思うけれど、そういう野暮な突っ込みを除けば素晴らしいストーリー。細かい伏線が、ちゃんと回収されているし、長めのカットできちんと演じている役者も凄い。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-05-25 21:56:42) |
208. カットスロート・アイランド
《ネタバレ》 お金かかってるなあとは思うけど凡作。個々のアクションは頑張っているけど、映画としてはつまらない。【ネタバレ注意】海賊の活躍を素直に描いた映画なのかもしれないけれど奥が浅い。最初のシーンから地図が頭皮に書かれているというところだけが、ちょっと面白かった(でも、一度毛を剃って描いたのだとすると、その間は地図丸見えだった気もするけれど)。逆に、ショーの役割もふらふらしていて、まあそうなるんだろうけれど、もうちょっと信頼の絆をしっかり描写するとか、裏切らせるとかあってもよかったと思う。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-05-25 21:47:12) |
209. 奇跡のシンフォニー
《ネタバレ》 久々に見た駄作。【ネタバレ注意】タイトルからどんな結末かが想像できてしまう(ハッピーエンドじゃないわけがない)という問題もあるのだが、それ以上にストーリーが酷い。音楽感覚が鋭いのは遺伝ということにしておけばよいし、練習もしない楽器をあれほどうまく操れるわけがないというのはフィクションだから許そう。しかし、いくらフィクションだからといってご都合主義が過ぎる。そもそも事故で病院に運び込まれたとしても、死産でないなら医者なり看護婦から何かしら話を聞く機会があるはずだ。そういう「フィクションだから仕方がない」と思う場面が連続する。最後も、一度は「女性は結婚したはず」と勘違いして戻ったのに、いきなり手を握りはじまるとか、そもそも男は子供がいるどころか、妊娠したことすら知らないはずなのに、すべてを理解したかのようにニコニコして話が終わってしまうなんて。これじゃ奇跡というより喜劇(苦笑いしかできないけど)。ついでに言えば、フレディ・ハイモアは子供だから仕方がないが、「まるで演奏できないのを無理やりできるかのように映して編集している」というのがわかりすぎて(しかも、どうしても不自然さをぬぐえず)興ざめした。最初にギターを弾き始めたときは、弾ける仲間が出てきたのかと思ったくらいだ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-05-25 21:40:21) |
210. 私の中のあなた
《ネタバレ》 いい映画だと思う。キャメロン・ディアスの“思い込み母”っぷりが、よい。【ネタバレ注意】予告編から予想できそうな筋書きではあるが、変などんでん返しもない。わざとらしいハプニングもない。登場人物の愛情にあふれているという言葉がふさわしい。この状況に直面している人が見たらどう感じるかはわからないし、そういう行為への批判が含まれているのかもしれない。ただ、母親が「勝てるの?」と聞かれたときに「判例がある」といっていくつも判例を挙げたことは気になる。子どもが嫌がるのに、兄弟を助けるために臓器提供を強制することを肯定する判例が本当にあるんだろうか。それはそれでちょっと恐ろしいのだが。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-15 15:57:11) |
211. ATOM
特別アトムに思い入れがあるわけではないけれど、元の設定を利用し、いかにもというストーリー。わかりやすいといえばわかりやすく“子供向け”なのかもしれないけれど“大人が見ても楽しめる”とは言えないので、この点数。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-05-10 21:01:20) |
212. ブロークン・アロー
《ネタバレ》 面白い。クリスチャン・スレーターっていい役者だと思う。アクションもあるけど、それに頼りすぎないストーリーになっているし、うまく作られている感じ。【ネタバレ注意】まあ、核の描写(とくに髭剃りのあたり)は、たしかにやり過ぎ感がある。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-10 14:57:50) |
213. ユー・ガット・メール
《ネタバレ》 凡作。いまひとつ面白くない。当時はこういうラブコメが流行ったんだろうけれど、あまりにベタベタな展開で、ちょっと拍子抜け。まあ、モデムの接続音は懐かしいけれど。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-05-10 14:51:53) |
214. Mr.&Mrs. スミス
《ネタバレ》 凡作。なんじゃこりゃ。【ネタバレ注意】冒頭の設定から、思った通りの展開にしかならない。二人の主役がいて、まともな映画作りがされているから、見るに堪える作品にとどまっているけれど、面白みが何もない。最後の戦闘シーンなんか、小屋の中で準備させている間にバズーカもってるなら撃っちまえよ、と思ってしまう。時間つぶしに、あまり考えもなしに楽しむ程度の映画。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-05-10 14:37:04) |
215. ブラインドネス
《ネタバレ》 佳作。点数はちょっとおまけ。正直なところ日本人俳優が出ているというだけで(勝手に)駄作っぽい先入観を持っていたのだけれど、意外によい出来だった。【ネタバレ注意】収容所の描写にかなり長い時間を使っていて、そういうシチュエーションホラーなのかと思ったけれど、その後の描写もあり、映像としても頑張っていた印象はある。もちろん、不満はある。やはり、ヒロインが、ひとりだけ“目が見える”という圧倒的な立場にあるのに、理不尽な要求にそのまま屈してしまうというのは考えにくい。「戦争が起きる」という不安でなんとなく理由づけはされているが、弱い。さっさと銃を奪い、むしろ“公平な統制”を掛けることだって簡単にできたはずだ。外があの状態であれば、食料の搬入もとっくになくなっていたはず。あるいは、性行為を強要された時点で衛兵に呼びかけていれば、外の状況もわかっただろう。オチは予想の範囲内だけど、もう少し色々な理由づけが欲しかったとは思う。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-10 14:27:42) |
216. ドライビング Miss デイジー
佳作。きわめてオーソドックスなストーリーで意外性がまるでないのに飽きさせないのは凄いことだとは思う。その意味で良い映画ではあるんだけど「これで作品賞?」と思わなくもない。個人的には、モーガン・フリーマンはしゃきっとしたイメージがあるので、よぼよぼした感じが似合わないと思う。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2011-05-02 20:40:22) |
217. 容疑者Xの献身
《ネタバレ》 面白い。テレビは見ておらず、原作も未読だが、原作が面白いのだろう。【ネタバレ注意】天才対天才という筋書きで、どちらかがミスを冒したわけでもなく(気になる点はあるが)、ちゃんと話が展開していく。役者もいい。柴崎コウの無駄かげんも許容範囲。ただ、本筋に関係ない冒頭のシーン、登山のシーンなど、やや冗長に感じる部分はある。またストーリーとしては、2日続けて午前休みしたことが気になる。「日頃と違う」ことはアリバイ作りにはマイナスになるはずで、(結局自分の犯行を露呈させる)2日目はともかく、(無関係なはずの)1日目は無理してでも朝から出勤すべきだっただろう。実際、そうすれば湯川に気づかれなかった可能性が高い。そうなっては話にならないだろうが、「かつては容姿を気にしなかった石神の変化」から展開させてもよかったかもしれない。それを言ったら、最初から死体を見つからない場所に隠してしまえば失踪事件で済んでいただろうし、富樫の経歴を調べたら別人であることがばれそうな気もするが。しかし、冷静なはずの石神が結局…と思わせる展開が、うまく回収されているのは見事。四色問題の解決が「美しくない」というのもさりげなく高いポイント。花岡靖子の自供がなければ、石神は「自分の才能を活かして最愛の女性を幸せにした」という幸せな気持ちを持ち続けて生き続けることができ、花岡親子も幸せに生きられたのであろう。石神は、花岡靖子が感じていた重圧を理解しておらず、それが招いた最悪の結末というラストもよい。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-05-02 20:37:44) |
218. アンタッチャブル
《ネタバレ》 やはり傑作。改めて見直すと意外に単純なストーリーがふくらませてあることに気が付くけれど、だれる感じがしないのはさすが。シーンのひとつひとつが丁寧に作られている感じがする。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-04-27 13:28:22) |
219. ハチミツとクローバー
《ネタバレ》 点数は少しおまけ。原作は未読だが、展開が少しまどろっこしい。とはいえ、青春映画としては及第点だと思う。役者は、皆よかったと思う。【ネタバレ注意】最後のはぐと森田のくだりは納得がいかない。原作も同じなんだろうか。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-04-27 13:23:46) |
220. ロボッツ
《ネタバレ》 凡作。映像はよいけれど、ストーリーが単調。つまらないと切り捨てるほどではないけれど、子供向けの作品と割り切るべきなのだろう。【ネタバレ注意】最初からの展開が「親の愛情が注がれて育った」という内容になっていない。“おさがり”ばかりの貧乏暮し、というイメージを与えすぎではないか。ステレオタイプな役割分担、勧善懲悪など、あまりに型どおりな展開。伏線も裏切りもない分、子供には安心できるのかもしれないが。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-04-27 13:22:57) |