201. ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ
脚本はさすがのアカデミー賞ノミネートでした。異国・宗教関連の結婚観「モティの目覚め(7点)」、闘病もの「彼女が目覚めるその日まで(5点)」を思い出します。家族の愛、家族になろうとする愛はやはり人それぞれの愛し方がある。アメリカにおける移民の悩みが淡々と描かれていて、親しみやすいクメイル(登録申請中)と相変わらずキュートなゾーイがいい味だしてて違和感なく入り込めました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-04-15 12:19:45) |
202. マダムのおかしな晩餐会
《ネタバレ》 小説が書けない息子がとっさについた嘘が原因でモテ始めたメイド、しかし自分に正直に身をゆだねていく。しかしラスト、メイド姿だと自分と気が付かれることもない。見事にきれいに恋をしていく過程を描いていると思います。ラストの笑顔にまた心をざわつかせます。トニ・コレットもうまかったと思います。Madamという原題ですが主役はMadamの嫉妬、Madamの目から見たメイド・マリアかもしれない。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-04-09 09:12:45) |
203. はじまりへの旅
《ネタバレ》 子どもの立場だったら、親、祖父母、おばの立場、ただの通りすがりだったら、という風にいろいろ考えられます。 数々の名門からの合格通知、あああ、もったいない、と思うのはしょせんまだまだ悟りを開いてないってことね。。。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-03-27 20:49:07) |
204. 雨に願いを
《ネタバレ》 環境保護の為なら、健康のためなら死ねる、のような風潮の今日この頃。本作はディープな題材でした、水のない故郷の色が西部劇みたく表現されていたのはよかったです。向こう見ずな「ジャーナリスト」が果たしてこれをやれるのかどうか、疑問はありますがそれでもほろっとするところもあって、いいまとめ方だったのではないでしょうか。主演の女の子は絶対痩せすぎですがそれでもあれがいいんだろうかね。。。 邦題がおかしい、意味が違ってくる。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-03-15 20:06:33) |
205. short cut<TVM>
One-cut、No-Cutの映画、素晴らしい演技ですね。全く出てこなかったお葬式のシーンや東京での二人の別居に至るまでの過程がなぜか見えてくるようで、大変いいものを見せていただきました。わざとらしいコメディよりよっぽど好きです。 [インターネット(邦画)] 7点(2020-03-08 17:46:05) |
206. セッション
日本の昔でいうスポ根ものか。どちらも異常ですがどっちかが負けると、「ああ」なってしまう。「ああ」なった教え子に涙も流す、でも「ああ」なってない新たな教え子はとことんしごく。そしてぶつかりあう。 同じ楽器でも、「ドラムライン」とは全然違うものを見せられているようだ。 シモンズはこの年の賞を総なめしている、あの目がたくさんのことを物語っているようにみえ、皺もいいふうに顔に刻まれ、深い味になっている。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-03 10:37:39)(笑:1票) |
207. ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ
「天使。。。」の一節の言葉はなんて美しいんだろうと思いましたね。さて、配役が絶妙で、押さえている人と爆発させている人のメリハリが完璧だと思います。「天才」が認める「天才」、「天才」に囲まれている「天才」、自分こそが「天才」と豪語する「天才」、支える愛の「天才(?)」。大変興味深いものでした。すばらしい作品です。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-02-28 10:49:01)(良:1票) |
208. 完全なるチェックメイト
「ボビー・フィッシャーを探して」(8点)から4年、ボビーがテーマの読み物もついつい手に取ってしまいます、それでも今作にまだドキドキ感がありますね。主役のトビーがボビーになりきっていました、素晴らしい役者さんです。リーヴ・シュレイバーや脇役の役者さんたちもまさに適役、見応えがありました! 天才がうらやましい、なってみたいとは思いますが、ここまではさすがに…あ、、天才じゃなくてよかった(笑。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-02-27 15:02:04) |
209. エージェント・ウルトラ
プロポーズシーンがクールだ!「ハンナ」と似ているが、こっちの設定に夢があって好き! こちらで不評なアニメで〆にも好感が持てました。 バカップル二度目の共演で息ぴったりでお似合いだし、アクションもバッチリ👌続編ある?? [インターネット(字幕)] 7点(2020-02-24 07:40:08)(良:1票) |
210. 日日是好日
音がとても静かできれいな映画ですね。わざとらしい演技が少なく、樹木希林さんの 存在感が光る作品です。世の中にはすぐにわかるものと、すぐにはわからず時間がか かってわかるもの。いまなら納得です。お茶の世界、全く知らなかったので興味深 かったです。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-02-23 15:52:46) |
211. レッド・エージェント 愛の亡命
邦題どうにかして。レッド・エージェントなんて台無し!愛の亡命もひどい!!!! さて、スウェーデン生まれですがレベッカ・ファーガソンさんほどロシアが似合う方もいないでしょう(ハリウッドスターのミラ・ジョヴォヴィッチさんは別として)、悲しい物語ですが60年代の主人公を儚く美しく凛々しく演じ切っています。現代の方は少し変装がおかしいのでところどころ、あのくだり、いるかなってところも含めて、7点にさせていただきました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-02-21 07:43:07)(良:1票) |
212. シェイプ・オブ・ウォーター
《ネタバレ》 とてもよくできていましたがちょっとトラウマになりそうなので、点数は低めです。水=愛のカタチ、なるほど!傷の形が鰓になるとは。声帯を直さなかったのは、話さなくても完美だったんですね。主演の女優さんがすごくぴったりでした。美しい [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-02-16 00:23:02)(良:1票) |
213. アノマリサ
これが中年の危機というものか。あるいは失顔症という症状もあるそうですが、それらの違和感に気がいたときはこっちも雲が晴れたようにすっきりしました。しかし、再度マイケル・ストーンが悩み始めると同じように憂鬱な気分になってしまいます。こんな脚本を書けちゃうなんて、やっぱり「イカレテ」ます。気が遠くなるようなモーション作業にも敬服です。サイズはリカちゃん人形くらいで、そのさらに小道具とか雨とか、あー、気が遠くなる [インターネット(字幕)] 7点(2020-02-13 08:37:05) |
214. 天才作家の妻 40年目の真実
《ネタバレ》 天才作家の妻 40年目の真実ってなんちゅう邦題にしてくれてんのや!「The Wife」妻たるものや、ちゅうことやろうに(怒)。終戦前後はアメリカでも女性作家は売れなかった、売れるはずがないものと考えられていたのですね。以前読んだある在米日本人作家のエッセイでは、パーティがあると妻が何を職にしているのかという紹介になるそうだ。妻はカメラをねとか、妻も書いているとか、今の時代は言えても、という背景がこの作品にありました。わかってからもう一度見るのもいいかもしれません、いい役者さんたちに恵まれたいい作品でした。ちなみに、グレングローズの娘さんが回想シーンを演じています(登録申請中)。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-02-10 09:10:56) |
215. KUBO/クボ 二本の弦の秘密
《ネタバレ》 とても見ごたえがありました。もっと知られていい作品です。お墓の場所や近場のようで季節感がばらばらなのは違和感ありましたがそれでもとても素晴らしいストーリーでした。あと、日米の声優陣とも個性豊かでよかったです。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-02-08 23:58:44) |
216. 女と男の観覧車
ラストのケイト・ウィンスレットの圧巻の演技と、あの顔にあてる光に息をのみます。どの人も結構なだめっぷりだ!その人間臭さがまたよーく描かれている。そっちの悪い方に行くのか、と納得するくらい。音楽もおびただしいエクストラも、さすがでした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-02-07 23:45:40) |
217. ベロニカとの記憶
若いベロニカはやっぱりまだミステリアスさが足りませんね、シャーロット・ランプリング女史が出てきた日には!(若きシャーロット様のミステリアスさったら!) さて、The Sense of an Ending は何を意味しているのか。彼女か彼か、彼女の母との別れの最後か…人生か。 大学はケンブリッジを出てから街の中古カメラ屋を営むトニーは、実にありふれた感や、一人暮らしのさみしさが似合います。そんな彼でも人に言えないでいた経験が…というのをいままで気づいてきた生活環境で改めてみるというテーマです。 若い日(じゃなくても)の、友の他界という経験はみんなあるものでしょうか。私はこの作品は心に深く刺さりました。記憶を美化するとか、記憶違いとかではなく、本当にわからないままってことも。ふとしたことで思い出したり、それとともに湧いてくる邪念を取り払ったり…トニーはストーカーのようになってまで話がしたかったのは情けないが、ずっと謎のままにはもうできないこと…をかみしめて余韻に浸りました。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-02-05 11:41:46) |
218. ある女流作家の罪と罰
人間の業というか、落ちぶれて!と。考えるだけでも恐ろしくなるのですがこちらは実話。堕ちるのは簡単でも食べていくのは容易くない。そこをうまーく、メリッサが演じています。丁寧に。普段の彼女のドタバタ劇や化粧っけから想像できないくらいで奮起する、犯罪のダークサイドに堕ちるのって恐ろしいですね。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-02-04 11:38:25) |
219. マダム・フローレンス! 夢見るふたり
《ネタバレ》 苦労人だったマダム・フローレンス、病気治療に水銀とヒ素を用いてあんな姿になったが、長生きした方だそうです。音楽への情熱は誰にも負けていなかったということでしょうか。SNSでの炎上どころではないのですがあの時代をちゃんとうたった、という事実は誰にも消せないのですね。さて、こちらではヒューグラントもまたいい役者さんであるなあと実感、メリルストリープに負けていなかったです。脇役たちもいい味出しています。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-01-24 21:34:32) |
220. Re:LIFE リライフ
《ネタバレ》 随所に皮肉やら小ネタが仕込まれていて、とても楽しい一本です。主人公は書くことへの情熱も失っていたのに、どうして急に教えることにも目覚めたのかもう少しわかりやすかったらよかった。あとこんな授業があったらなあってうらやましくなりました。【追記、邦題どうにかしろ!】 [インターネット(字幕)] 7点(2020-01-22 12:59:14) |