221. 犬神家の一族(1976)
日本映画を再確認するきっかけとなった作品。日本の風土、因習、伝統をこれだけ出して、ひとつの推理サスペンスのジャンルを作り上げた横溝・市川のセンスに敬服。角川映画は良きも悪しきもいろいろありますが、開拓精神を持ちエポックメイキングな映画ビジネスを作っくたのは大きな評価をしています。私もプールで足だし助清ごっこ(静馬だけど)、静馬の声マネ、金田一のフケやりました。 8点(2004-02-10 14:12:45) |
222. サイモン・バーチ
筋が粗かった。感動させようという強引さが見えてしまう感じ。綺麗な音楽、素直で楽観的な人達、透き通るような自然など良い素材はたくさんあります。 6点(2004-02-06 10:05:21) |
223. チャップリンの独裁者
改めてコメディアンの原点の動きに脱帽。でも今の感覚で素直に見ると「わはは~!」と笑うよりは「ほほう」と感心してしまう。笑いとしての古典の宿命。 6点(2004-02-05 12:14:54) |
224. ゴーストワールド
オタクにおける社会生活目覚め的作品ッ。全ての事をひねくれ、斜に構えて見ることによって自分を保っていた主人公が、変なりに社会における生き方をちょっと見出していく成長ドラマッ。誰でも他人事とは言えない感じッ。もう少し変な所がが面白おかしく描けていたらなぁッ。 6点(2004-02-05 12:12:05) |
225. トラフィック(2000)
良い作品でした。という前置きをしておいて2点気になったところを・・・。→毒もられて証人が簡単に殺されたり、家族愛で麻薬撲滅をやめてしまったり。断念する理由としては、ちょっと脚本にひねりがきいていない。それと個人個人に感情移入したいのに、手前でとまってしまう、この感じは何だろう。ストーリーに関係する事柄しか個性を描かないからではないか。ソダ-バーグって、すごく真面目な人なのでしょう。 麻薬の根深さを描きたいのでしょうが、ベニチオデルトロのくだり以外は、なにかすっきりしない感じがした。 7点(2004-02-05 12:04:06) |
226. 愛しのローズマリー
この手の映画は大好きですが、もうすこし重量オーバーギャグギャグをうまく使っていると思いました。座ると椅子が壊れるなんてもう古典の古典で・・2回も使っているし。本人は痩せて見えるのに何故パンツの大きさはわかる?身から離れると催眠が解けるのか。もう1度言いますがこの手の映画は大好きです。 5点(2004-02-05 11:56:06) |
227. めぐりあう時間たち
先天性か後天性か、情緒不安定な女性達の不可解な行動物語。やはり人の幸せとはその人の素養である心の内によるものが大きい。最初の2人はおかしいが、メリルストリープ演じる役の人は、まあ普通に近いのではないか。この人だけ誰かの役に立つ事を幸せに感じている。構成の面白さや女優さんたちの熱演、きれいなピアノ伴奏で一応飽きないで見られましたが、もういちど見たいとは思わない。この作品を見た後、超B級アクション映画を見たらバランスとれてスキッとした。 6点(2004-02-04 10:31:07)(笑:1票) |
228. ギャング・オブ・ニューヨーク
ウロウロしていてなかなか決着しない映画でした。前半は仇の懐に入っているのに、 仲間に情報を流すわけでもなく仕留めるタイミングを見計らっているわけでもなくウロウロ。後半は近くにぶらぶらしている敵に手を出さず、かといって作戦を練っているわけでもなくウロウロ。最後は、今までなんだったのよというくらいのほとんど他力の終結。ふりと決めが欲しかった。日本から見たらうらやましいかぎりのセットと人員を見せられたので惜しかった。 6点(2004-01-28 17:22:24) |
229. 県警対組織暴力
うねる!力強く下品でじたばたし命をかける男たち。この頃のヤーさんたちは生活感バッチリありまする。オールスター睨みのきく芸能人大会という感じで面白かった。毎度リアクションの大袈裟なところは片腹痛し。 7点(2004-01-18 01:02:50) |
230. 猟奇的な彼女
笑いと感動は表裏一体だなという作品。暴力的な事が後半あまり関係がなくなっているのですが、笑いとバイオレンスでこちらの心を上手く開いているので気持ちは乗りました。この脚本は無理矢理も多いけど、粋な仕掛けも多い。ボケとツッコミで久しぶりのラブストーリーの秀作。 8点(2004-01-06 02:01:10) |
231. CUBE2
いろいろ理論があるそうなのですが私の印象としては「荒唐無稽」でした。前作は生きるための努力が知恵を生み出し解決へ持っていく感じだったのですが、今回はじたばたしていて逃げているだけ。雰囲気は好きなのでもったいない。作者疲れたか。 6点(2004-01-03 22:46:21) |
232. Jam Films
堤 幸彦と行定 勲 が 勝ち組。 5点(2003-12-29 01:09:59) |
233. 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM>
年をとった自分が観ていて片腹痛くなるほど綺麗で純で切ない映画でした。初恋相手的な可愛らしさを、奥菜恵が思春期の妖艶さを持って好演。心の中でカメラを回してるようなカット割は大絶賛。自主映画的でもあるしプロの技も光る映画でした。 7点(2003-12-22 16:59:15) |
234. 理由なき反抗
この映画は前半のチキンレースまでが面白いですね。後半は気の弱い錯乱グセがある子のお守で重みが感じられません。しかし全体的にジェームスディーンがストーリー以上の存在感を感じさせる。あの笑顔。顔のどこをどう上げて、どこをどう下げればいいのか。 6点(2003-12-19 01:11:59) |
235. 冷静と情熱のあいだ
音楽も映像もきれいなのですが、なんと申してよいのでしょうか・・観光映画?外国にかぶれている映画という感じ。やはり映画は筋がしっかりしていなくては。主人公がずっと思い続けるという対象であるところの主演女優に魅力を感じませんでした。 4点(2003-12-11 11:30:35) |
236. たそがれ清兵衛
清貧。いや正貧?愚痴を言わず、人のせいにせず、くさらず、へこまない生き方に感銘。なかなか出来ないよ。「ギルバートグレイプ」をちょっと思い出してしまった。もう少し子供へ対する愛情が描けていたら、清兵衛の潔い生き方がいきてきたと思います。山田洋次だけにもう少し会話の面白さを期待していました。数々の賞も含め評判が良かったからもう少し盛りあがるかなと思ったのですが、そこそこ面白かったです。「決められたリズム」いい歌~。 7点(2003-12-11 11:00:28) |
237. チャーリーズ・エンジェル フルスロットル
騒々しい。かなりの特殊技術を使ったアクションの連続で可愛らしいお色気たっぷりなのですが、印象は騒々しい。。メリハリが欲しかった感じです。楽しくいこう!というサービス精神旺盛な志は買います。 6点(2003-12-09 12:43:20) |
238. チェンジング・レーン
交通事故によってお互いが入れ替わる「転校生」のような映画かと勘違いして見てしまったのですが、これはなかなかの道徳的な映画でした。劇中ウイリアムハートが言う「無秩序に中毒になっているんだ」に象徴される子供のケンカばりの悪事の応酬(実際おもちゃ箱をひっくり返しておかたづけをしない後ばかり残してる)。いかに自分を保って解決に導くかまでのストーリーに感心を持ちました。何もかも人のせいにして無謀な行動しか出来ない中毒もあるのだなぁ。怒りと寛容の難しさを感じました。 7点(2003-12-09 11:00:46) |
239. デッドコースター
殺す気か!というウエちゃんの叫びが出てきそう。この映画はそう言った後、本当にすぐやられてしまいます。ワンクッション技法。交通事故の表現といい、一人一人の死の場面といい映像がわかりやすい。所々「モンティパイソン」だ。そろそろマンネリ気分も出てきたので、もし3があるのなら(たぶんあるでしょうけど)新しい視点も欲しいなと思います。 7点(2003-12-09 10:57:24) |
240. スズメバチ
装甲車を襲うまでは,空間を大事にするフランス映画の良い演出が時々見られて良かった。しかし、倉庫に入ってからが定番の筋でした。何かに隠れて打ち合う。「太陽にほえろ!」か「西部警察」か?。スズメバチを強調する意味はあるのか。 6点(2003-12-07 11:39:18) |