221. 2001年宇宙の旅
「動」より「静」の部分の方が圧倒的に多い作品なんだけど、不思議と最後まで飽きずに楽しめた。130分以上の長尺の作品なんだがねぇ。理由を考えてみたんだが、やはりこの長大なスケール感に圧倒されたのではないかと思う。そして素晴らしい映像美。1968年の作品で、なおかつ全てアナログで撮られているということに驚きは隠せない。後半の展開が難解なのは事実だが、このシーンに隠された意味を考えるのもまた、映画鑑賞の一つの楽しみといえるだろう。 [DVD(吹替)] 9点(2007-07-27 16:50:22) |
222. キングコング対ゴジラ
特撮より本編の方が面白いんじゃないの?という感じの怪獣映画。コメディタッチの有島一郎は最高。ただ、平成ゴジラで育った世代には、全体的な雰囲気には若干の違和感を感じるのも事実。ゴジラとキングコングの戦いには「?」を浮かべるシーンも多い。でも、それは私のようなヤング世代からの、リアルタイムでこの作品を楽しんだオールドファンへの嫉妬かもしれんな。 [DVD(邦画)] 7点(2007-07-24 02:03:05) |
223. ブレードランナー
思ったより面白くなかった。雰囲気に乗れるとかなり面白いんだろうけど、乗り遅れるとさっぱりわからなくなってしまう、という鑑賞する人を選ぶ映画。悪くはないと思うんだけどね。レプリカントの苦悩を描くところはなかなか楽しめた。 [DVD(字幕)] 7点(2007-07-24 01:54:52) |
224. 時をかける少女(2006)
前々から評判は聞いていたので、かなり期待して見たのだけれど、まさに期待通りの作品だった。絵柄が素敵なのは言うまでもなく、それ以上に雰囲気作りが抜群で、5分と経たないうちに作品に引き込まれる。こういったタイムトラベルものは、物語が進むにつれて作品全体が破綻しがちだが、この作品に至ってはそれが一切見られない。しかも、時系列が複雑に入れ替わるというのに、観客を混乱させない物語運びの上手さには、圧倒させられた。機会があったら、もう一回見てみたいね。 [DVD(邦画)] 9点(2007-07-24 01:51:18) |
225. どろろ
悪くは無かったけどねぇ。それなりに楽しめたけど、ところどころ興醒めするシーンが多い。あのCGのチャチさはさすがに無いなと思ったし、出てくる妖怪が着ぐるみ丸出しで「さくや妖怪伝」のころから少しも成長してないじゃんと思った。ただ原作は読んでないけど、主演二人の雰囲気は悪くなかった。ドラマ運びは微妙だったがね。まぁ、続編に期待してこれぐらいの点数で留めておきましょうか。 [DVD(邦画)] 6点(2007-07-24 01:47:23) |
226. 犬神家の一族(2006)
楽しめた。だってストーリーや撮り方、音楽などあらゆるものが昔と同じなんだもん。旧作が好きならば、楽しめるのは当たり前。故に多くの方が感じられているように、何のために作ったのかが作品を見る限りは見えてこなかった。まっ確かに大野雄二のメインテーマや明朝体のタイトルバックには感極まるものがあったので良いんだけど、もう少し今の時代に訴えかける何かが欲しかった。それにしても、石坂浩二は老けませんねぇ。 [DVD(邦画)] 7点(2007-07-23 23:55:43) |
227. 愛の流刑地
なかなか良かった。出演している俳優陣がかなり豪華だったので、それに圧倒されてしまったきらいもあるが、最後まで飽きずに楽しめた。話題の濡れ場はそんなに刺激的に感じなかったが、寺島しのぶの熱演は圧巻。「失楽園」の落胆があまりに大きかったせいか、人間の本質を突いたようなストーリー展開には、ある程度は考えさせられるものがあったと思う。 [DVD(邦画)] 7点(2007-07-23 23:49:22) |
228. アラジン(1992)
子供の頃、何度見たかわからない思い出の一品。下手したら今でも台詞をかなり言えるかもしれない。出てくるキャラクター、みんな好きだったなぁ・・・。 [DVD(吹替)] 8点(2007-07-13 00:13:39) |
229. ベイブ
記憶の奥底に行ってしまった作品だが、つまらなかった記憶は少なくとも無いように感じる。 [地上波(吹替)] 6点(2007-07-13 00:07:20) |
230. 101
アニメ版に思い入れがあったので、こっちもすんなり楽しめた記憶がある。皆さんも仰っているように、吹き替えの山田邦子が印象的。 [地上波(吹替)] 7点(2007-07-13 00:05:55) |
231. Mr.&Mrs. スミス
何にも考えずにアクションシーンを楽しめばイイんじゃない?ぐらいな内容。楽しめたけど、もう一回見ることはないかなぁ。。。 [映画館(吹替)] 7点(2007-07-12 23:54:00) |
232. 海でのはなし。
スピッツのファンでもあり、宮崎あおいのファンでもある私にはかなり楽しめた。小さなラブストーリーではあるが、感情移入出来ればなかなか悪くない作品だと思う。「ロビンソン」がフルで流れるシーンは、色んな思い入れがこみ上げて来て、不覚にも泣いてしまったよ。 [DVD(邦画)] 8点(2007-07-12 23:44:41) |
233. 涙そうそう
《ネタバレ》 かなりベタベタな展開だったが、まあ悪くはないように思う。ラストににーにーが駆け足で死んでしまうのは、かなり唐突に感じたが。長澤まさみの演技は良かった。安易な作品ではあるものの、努力は垣間見える。 [DVD(邦画)] 7点(2007-07-12 23:42:19) |
234. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
考えさせられる映画であったが、私はブラックコメディがそれほど好きではないため、あまり笑えなかった。期待しすぎた私も悪いのだが。ただ、「この題材自体が馬鹿馬鹿しい」ということで、コメディに持っていったキューブリックの姿勢は評価したい。ラストの唐突な終わり方や、特徴的な登場人物は、この映画が風刺映画としての良さを充分持っている証拠である。 [DVD(字幕)] 7点(2007-07-12 23:39:02) |
235. ダイ・ハード4.0
前作といい、これといい“クリスマス”という「ダイハード」の基本設定は、もう完全に無視されてしまった感があるが、ここまでぶっ飛んだものを見せてもらえれば、満足。そんなこと言いっこなしだ。アクションシーン、爆発シーンの比重が異常に高く、全体のほとんどがアクションなんじゃないかと思えるほどの物量で、私には嬉しかった。いつの間にかマクレーンが不死身人間になってしまったきらいもあるけれど、相変わらずボヤキながら戦うマクレーンには、微笑ましささえ感じた。次もあるのかな?これで終わりはもったいないよね。 [映画館(吹替)] 9点(2007-07-12 23:35:42) |
236. パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
《ネタバレ》 いやぁ、面白かった。細かいことを言えば色々あるが、あそこまで迫力ある映像を見せられたら、四の五の言う気も失せてしまう。ラストの渦巻きの海戦シーンだけで充分。もう、お腹いっぱいだ。2時間50分の長尺を長尺と感じさせないだけの力が、少なくともあの映像にはある。確かに内容はいろいろツッコミどころ、不満なところあるけどねぇ・・・カリプソなんて意味不明のまま終わったもんねぇ・・・ドラマ部分を重視する人に不満だと思うが、戦いを理屈抜きに楽しみたい私にとっては、かなり満足のいく出来だった。 躍動感溢れるテーマソングも最高。 [映画館(字幕)] 9点(2007-07-12 23:31:51) |
237. 座頭市(2003)
面白くなくはなかったけど、まあまあというカンジ。ストーリーは万人ウケするものだな、と感じた。殺陣のシーンはそれなりに見ごたえがあって楽しめたが、100パーセントカタルシスを感じられたかというと微妙。ただ、ガダルカナル・タカのキャラクターは個人的に好き。それにしてもラストのタップダンスには、何か隠された意味があるのだろうか? [DVD(邦画)] 6点(2007-07-08 16:20:15) |
238. 小さき勇者たち ガメラ
私はこの映画結構好きだ。本来、ガメラというのは子供向けを銘打って作られていた(厳密に言えば2作目までは大人向けだったが)わけで、本来の路線に戻した努力は評価したい。その結果、名作「のび太の恐竜」のようなジュブナイル映画として完成し、対象年齢層である子供たちの鑑賞に適したものになったのではないかと思う。まあ、あのガメラの造型はいまひとつだとは思うけどね・・・。怪獣映画の主役である以上、ある程度カッコ良さは必要だったのは事実だろうしなぁ。その辺りは成功してるとは言い難いが、ストーリーは良い。映像のほうも、ややミニチュア然としたシーンが目立つが、なかなか迫力のあるものに仕上がっていて好感が持てる。 [映画館(邦画)] 8点(2007-07-06 02:11:34) |
239. ブラザー・ベア
尻切れトンボ気味のラストに唖然。あれでは、それまでの盛り上げが台無し。せっかく緩みかけた涙腺も、一気に乾いてしまったことを、私はよく覚えている。 [映画館(吹替)] 4点(2007-06-26 00:52:49) |
240. ミセス・ダウト
こいつは最高!ロビン・ウィリアムズの魅力が遺憾なく発揮されている作品であり、笑えるシーンも満載で、何回見ても飽きない展開好き。ラストの爽快感は抜群の作品。 [地上波(吹替)] 9点(2007-06-26 00:48:35) |