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アンドレ・タカシさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2127
性別 男性
自己紹介 2022/3/26に以下のような自己紹介文をアップしました。
ロシアのウクライナ侵攻が始まってひと月経過。
映画は観ていますが、侵略戦争のせいでレビューする気になれません。
私の映画レビューと戦争は直接関係しませんが、
楽しく文章を考える気分じゃない、ってことですね。
ロシアが撤退するか、プーチンがいなくなったら再開します。


そして、
侵略戦争が膠着状態に入り、
いつ終わるか識者にも判断できない状況になりました。
まぁ正直、痺れを切らしたので、レビューを再開します。
ウクライナ、頑張れ!

2024年3月17日更新

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221.  シャーロック・ホームズ(2009) 《ネタバレ》 
ワトソンが新鮮でした。すぐに手が出る武闘派です。これは主人公を引き立てるバイプレイヤーではない。新しいホームズ像というより、ホームズ&ワトソン像って感じでした。その二人の、ちょっとねじれた友情が楽しかったです。ミステリーというよりアクション映画であることは、劇場で観た予告編からも想像していたけれど、それなりに推理もするのでオリジナルはリスペクトしている。ただし、取って付けたような駆け足の謎解きがかなり乱暴で、そこはもう少しじっくり見せた方が面白くなったと思う。レイチェル・マクアダムスが峰不二子のような役割を演じていて、ストーリーに適度な色気を注いでくれる。ホームズが手を焼くほどの手練れで、お荷物にはならないところが良い。宿敵モリアーティをチラ見せして終わらせているのは、続編を作る気満々なのだろう。確かコナン・ドイルの原作でもワトソンは結婚してベーカー街から引っ越した後も、趣味的にホームズの助手を務めていたと記憶している。この二人の冒険と変な友情をもう少し見たいです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-01-04 16:59:21)(良:1票)
222.  ワルボロ 《ネタバレ》 
これは、想像していたよりちゃんと観られる映画でした。ブルース・リーやアグネス・ラムのポスター世代ということは、80年代じゃなくて70年代後半まで遡るんじゃないかな。意地や根性を矜持にして不毛なことにエネルギーを費やす年頃のおバカさんたちがちゃんと描けていると思います。私はこの方面には縁がなかったけど、この方面にも友人はいました。本作と世代が被ることもあり、その友人たちの顔が浮かびましたね。しかも、最凶の敵が「二中」ってところも同じだ(笑)。近所の中学との縄張り争いなど一過性の他愛ない世界だけど、渦中にいるとそれが全てになる。なんだか、当時より今の方が奴らの心情が理解できる気がする。「不良」というクラブ活動をやっていたんですね。爽快に若気が至りまくっている映画でした。新垣結衣が出ている作品はこれで全て観たことになったけど、本作の役回りがいちばん良かったです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-12-08 10:16:18)
223.  私の中のあなた 《ネタバレ》 
臓器提供を拒否して提訴した後も姉妹は仲が良く、見事に割り切って接していることが不思議でした。やはり異国の方々のメンタリティは理解できないなぁ、と思っていたらオチがありました。仕組まれた裁判だったとは言え、それが契機となって夫婦・兄妹・親戚・法廷関係者がタテヨコナナメに家族の繋がりを反芻する流れには無駄な描写や無理な押し付けが無く、じっくりしっとり描かれる。共感する部分はたくさんありましたが、テーマは母親のスタンスですね。本作は突き詰めるなら、母親の子離れの話でした。私は、人は究極的には自分の為に生きる存在であると思っているので、たとえ家族と言えどもドナーになることを当たり前のように考えていた母親の認識は認めたくありません。でも、否定もできない。理由は単純で、もし子供の頃の私が白血病に罹っていたら、私の母親もキャメロンみたいになったと思うから。いや、容姿の話じゃないですよ。子供の命を救うことを全てに優先させるって意味です。この命題には答えが出ない。病人である姉が最も冷静に事態を見つめていたことが、この作品の救いになっていました。本作のテーマは「母の愛情」の糾弾ではないので裁判の判決は控えめに表現されていましたが、実はガチンコの法廷ものに転んでも違った意味で考えさせられる良い映画になったと思ったのでした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-12-08 02:17:21)(良:1票)
224.  パイレーツ・ロック 《ネタバレ》 
音楽のジャンルを差別する風潮は日本にも70年代まではあった気がします。身内の話で恥ずかしいが、ちょっとボリュームを上げて聴いていると母親からはビートルズでさえ「こんな音楽、なにが良いの…」的に言われてました。法律は基本的には何かを「取締る」ためのものだけど、海賊局を取り締まった政策が事実なら、趣味や嗜好を取締る法律はいつの時代もクソみたいなものばかりだ。劇中の言葉を借りれば、FUCKである。「取締り」の対極にある概念が「自由」だけど、ロック&ポップスをオンエアし続けた局が「海賊」と呼ばれていたのは、自由の旗を掲げたキャプテン・ハーロックみたいで啓示的だ。本作はストーリー性は希薄だが、全編が当局の取締りに対する抗議精神でまとめられているところが爽快でした。それはマクロな視点に立つと、検閲に対する抵抗であり、言論の自由の主張でもある。DJたちは自由を体現している海賊船の乗組員でした。そのあたりもアルカディア号っぽいですな(笑)。60年代のブリティッシュ・ロックはビートルズとストーンズくらいしか知らないが、劇中にかかる曲は体に馴染んでいる印象でとても心地よく観られました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-11-27 22:48:49)
225.  イントゥ ザ ブルー
水着以外でも終始薄着のジェシカ・アルバを堪能できる映画ですが、美しい海も見どころです。本作の海中映像は近年のドキュメンタリー系を除けば、過去のどの映画よりも美しいと思います。光に溢れたブルーの楽園です。スキューバやスキンダイビングをやってる人には憧れのロケーションでしょう。リアル「ジョーズ」世代の自分にとって、海中でサメと戯れるのはカルチャーショックでしたね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-11-23 22:07:47)(良:1票)
226.  ウルヴァリン:X-MEN ZERO 《ネタバレ》 
これは予想していたよりずっと良かったです。三部作のシリーズは大味の打ち上げ花火ばかりだけど、こちらは線香花火なんかも混ざっていて手元でも楽しめる感じ。また、シリーズは群像劇的な印象が強いけど、こちらはローガンのストーリーに絞ってあるだけに彼の心情が深く描けていたと思います。確か最後は記憶を失くすはずだよな~と思って観ていたら、そこはかなり都合の良い記憶消去方法でした。あの金属の特殊な効果なのでしょう(笑)。原作は読んでいないが、あの兄弟の系譜がとても気になりました。ローガンは新陳代謝が異常に速い体質だけで、鉤爪は骨格改造時の後付けと思っていたけど、子供の頃から骨が飛び出ていた。しかも170歳と来たもんだ。兄貴の方は狼男。こりゃ、次回作のタイトルは「ウルヴァリン-ご先祖様-」で決まりだろ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-11-15 23:59:44)
227.  トランスポーター2 《ネタバレ》 
車を疾走させるシーンが多くて1作目よりタイトルらしくなったし、こちらの方が面白かったです。自分に課したルールを破って事件に巻き込まれた1作目に比べて、自分に課したルールが事件解決の動機付けに使われている。主人公の設定に筋が通り、その強さの説明にもなっています。どんなにピンチに陥ってもやられる訳がないスーパーマンぶりのおかげなのか、安直なCGもあまり気にならなかった。サブマシンガンを撃ちまくるお姉さんが、エロくてアブナくって、これも主人公が強すぎて負ける気はしないのだけど、男どもを相手にするより華があって良かったです。彼女の最期はちょっと呆気なかったかな。最後は「シェーン」でしたね。ちなみに車体の腹に付けられた爆弾は車を停めて手で外せば良かったんじゃないの。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-31 03:07:34)
228.  ノウイング 《ネタバレ》 
つまりあれは予知能力ではなくコミュニケーション能力で、方舟に乗る資格者を選抜するための試験だったってことだ。たぶんあの宇宙人はタイムマシンを開発していて、未来の地球の惨事をせっせとメモして放送していたのでしょう。でも、「その時」が訪れる50年も前から選抜を始めるのは人の寿命を考えると合理的ではない。あの声が聞こえることが条件になるのは来るべき新世界での生活に必要だったから? 50年も前から未来が分かっているのであれば、もう少し資格のハードルを下げて、早期から箱舟でピストン輸送しても良かったのでは・・・などなど。突っ込み始めるといくつかあるけれど、そこは宇宙人がやることとして納得できなくはない。未来予知ものと見せかけて、終末ものに転化させるプロットは新鮮でした。何より、エメリッヒの映画のようにぶっ壊したいだけ壊した後に、適当に生き残るようなぬるい作り方じゃなところに好感を持ちます。表現も、飛行機の墜落から現場に駆け寄り途方に暮れるニコラス・ケイジをワンカットで追いかけるシーンなどは相当に見応えがありましたね。私はオチに対して不満はありません。もう少し?を少なくして欲しかった、という意見です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-31 01:33:48)(良:1票)
229.  ウィッチマウンテン/地図から消された山 《ネタバレ》 
それなりにドンパチやハラハラもあるのだけど、観終わってみると、とてもぽかぽかしたいいお話。サラ役のアンナソフィア・ロブのキラキラした髪や表情が印象的でした。そのキラキラ度合いが確かに宇宙人っぽい(笑)。キラキラに引っ張られるように奮闘する元プロレスラーさんもいつの間にか演技が上手になったような。政府の役人たちの撃退はターミネーターもどきが担当したおかげで、メインキャラは一切汚れず、登場人物の善悪が二元に分類されてとても見易い。ラストの宇宙船でのお別れシーン。それじゃ最後に正体を見せますね、ってな具合に兄妹がどんな姿の宇宙人に変身するのだろうと思っていたらスルーされた。これは、そういう類いの映画じゃないんですね。私だけがキラキラに加わっていなかったようです。「空飛ぶ円盤」を扱ったディズニーらしいSFファンタジーでした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-19 22:32:38)(良:1票)
230.  重力ピエロ 《ネタバレ》 
初めて読んだ伊坂作品がこれでした。春の人物描写や実の父親をぶっ殺すストーリーに新風を覚えました。どこか達観している感のある春の複雑な内面が新鮮でしたが、映画もそこそこ描写できていると思います。「遺伝か環境か?」という命題に対して、映画から感じられる結論は、春は長い時間を掛けて悩んだのだから良しとするか…って感じですが、実はレイプでできた子供を即座に自分達の家族として育てると決めたお父さんの決断にこそ、その答があると思います。少なくとも原作の方は、周囲からは凡庸な扱いを受けながらも、その意思の力が際立っていました。そして、春が二人の父親から相克する性質を受け継ぎながらも、断固とした答を出したことに本作の価値があります。春が自首するかどうかは、もうどちらでも良いような雰囲気で物議を醸しそうですが、それがこの作品の特色でもあると思います。…どうも原作の評価になってますな。あの兄弟のキャスティングは高得点。夏子さんのおどおどした挙動とストーカー時代の写真が笑えました。ただ、映画化して面白い題材かというと、この点数くらいです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-10-13 21:41:29)(良:1票)
231.  ラスト・ブラッド 《ネタバレ》 
見どころに溢れた作品でとても楽しませてもらいました。まずは日本刀とセーラー服。たぶん両方とも原作に則っているのでしょうが、日本刀は別にしても米軍施設内のハイスクールにセーラー服で通う必然はありません。原作へのリスペクトというより、オーディエンスへのサービス精神と解釈しました。チョン・ジヒョンさんは20代後半。そのセーラー服に違和感を覚えないのはオヤジ視線だから? それで日本刀を振り回す姿はまさに「猟奇的」でございましょう。次に倉田保昭さん。最初にして最後の和製ドラゴン俳優の健在ぶりが嬉しかった。昔は随分とお世話になりました。剣技ではなくまわし蹴りなんかをもう少し観たかったけれど、それは主役の猟奇お姉さんが時々お御足を披露していただいたので良しとしよう。アクションも膨大なカット割りによる誤魔化しが上手いです。斬る瞬間はコマを落し、フォロースルーをスローモーションにすることで、筋力のない女性の動作を機敏に演出できている。老眼が入り始めた目が悲鳴を上げましたがギリギリ許容範囲でした。翼のあるヴァンパイアとのチェイスは「アンダーワールド」と比べるとパロディ以下だけど、わざわざそんなシーンを用意した度胸を褒めてあげましょう。真っ当なB級映画なので、ストーリーへの言及はご勘弁。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-12 00:29:32)(良:1票)
232.  ディセント2 《ネタバレ》 
記憶を無くしているというのに、サラを洞窟へ連れてゆく保安官たち。バカか、と思いました。典型的な二次災害のパターンです。洞窟に入ってからも、各々が勝手なことをやってすぐに離れ離れ。捜索隊メンバーを殴り倒して姿を消すサラの行動が最も不可解でした。自分ひとりの方が生存率が上がると思ったのだろうか。だとしたら相当に自分勝手で、前作のサラと繋がりません。そこは観終わった後も不可解なままです。地底人がいることは分かっているから、これは一人ずつ死んでゆく「13日の金曜日」パターンかと思ったら本当にそうだった。それで一旦はぐーんと下がった評価だったけど、本作は後半に盛り返してくれます。それは徹底した描写によって。サラに手錠を掛けた瞬間に、この保安官はサラと繋がったまま絶壁に吊るされると思ったら、こちらも予想通り。でも、保安官の腕を切り落して難を逃れるところまでは想像できなかった。ラストバトルも殴り放題、蹴り放題。見ている方も力が入る。サラの最後の選択だけど、保安官を犠牲にして、前作で置き去りにしたジュノの助けを得て生き延びたからこそ、保安官助手を生かすために叫んだように思います。これは理屈じゃなく、そう感じた次第。後半で盛り上がっただけに、あのエンディングは残念でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-10 23:38:56)(良:1票)
233.  おろち 《ネタバレ》 
私は中越典子がモデルをやっていた頃に仕事をしたことがあると云うだけの理由で彼女を熱心に応援しております。本作でのライバルは木村佳乃。ストーリーなどそっちのけで、その対決を見守りました。木村佳乃が良い芝居をするたびに「あっ、やられた」と嘆息を漏らしました。学芸会の芝居を見守る親の心境です。親をやったことが無いので正確には分かりませんが。かなり健闘しましたが、全体としては木村佳乃に軍配が上がります。中越典子が悪いのではなく、木村佳乃のキレた演技が良すぎました。それは認めましょう。でも谷村美月よりは格段に良かったと思っております。なんだか、つまらないことを書いてますな。さて、原作は子供の頃に読んだ記憶があり主人公はそれなりに存在感があったと思ったが、本作ではただの傍観者に過ぎない印象で、「おろち」を元に制作する必然をあまり感じなかった。オカルトとどんでん返しを効かせた美人姉妹の愛憎劇だけで充分に成立する。「おろち」の生態説明や独白などはちょっと余計な雑音にも感じられた次第。最近のジャパニーズ・ホラーはやる気の感じられないクソ映画気味の作品が多いけど、本作はセットの作りこみや出演者の芝居が充分にアベレージを満たしていて(って、それが当たり前なのだけど)、見応えありました。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-09-13 23:44:49)
234.  G.I.ジョー(2009) 《ネタバレ》 
派手な描写に怒涛の展開。突っ込みたくなるほどには描写されない人物たち。元がアニメだからかどうかは分からないが、アニメのようなアングルやアクションがビシバシと続く。退屈している暇が無い映画、という意味で娯楽作品としては極めて隙がない創り方です。サイボーグ009の専売と思っていた「加速装置」を耳にした時にはおおっ!と期待したがそこはビミョーでした。肉眼で視認できないほど素早く動くというよりは、ストライドが長いから速く走れるって感じだし、スピードよりも防御用アーマーの役割が優先されてましたね。ちなみに、イ・ビョンホンのハリウッドデビュー作なんでしょうか? それなりに浮いてたってことは、それなりに存在感があったってことだ(笑)。オメデトー。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-30 22:16:07)
235.  パッセンジャーズ 《ネタバレ》 
激しくネタバレです。「シックスセンス」や「アザーズ」を観る前だったらもう少し点数が上がったかも。どうしても、その辺りの作品とオチに至る伏線の張り方の比較になってしまう。本作に関しては海に飛び込んだりベッドインしたりと、死人のアクションとしては随分と無神経な部類だろう。死んでいる者同士なら何でも出来るってことなのね。でも、前半で臨床経験の少ない未熟なセラピスト役を丁寧に作り、そのもどかしさに航空会社の策謀を絡めるストーリーは、矛先を逸らす仕込みとしては上々。方向性の転換には素直に驚きました。そのオチを除くと、成仏できない人の心理を定義しているような作品で、考え方には好感を持ちました。心に大きなウェイトを占めていた人が役柄を変えて出て来るって、自分も夢の中で体験したことがあるので妙に納得してしまった。エリックが躁状態だったのはあの飛行機の中で恋愛が始まったから。その相手との関係が現世の心残りで、恋を実らせることが成仏になる。そりゃ、積極的になる。理想的な死際だね。飛行機の席は美人の隣がいい。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-27 22:04:47)(笑:1票) (良:2票)
236.  007/ダイ・アナザー・デイ 《ネタバレ》 
シリーズ20作目の記念作品的な描写がところどころに見られた。そういえば10作目の「私を愛したスパイ」でも、女スパイと共闘してましたね。ボンドが捕虜になって拷問を受けるようなシーンは過去に無かったので、新しい展開にちょっと期待したけど途中から通常のペースに戻って残念でした。かなり初期の頃から観ている自分には、Qのコレクションにちょっと感激。昔の秘密兵器は地味だったが、使い方で味を出していたと思います。消える車などはもう「攻殻機動隊」レベルで娯楽としては面白いけど、そんなものに頼り過ぎると作品がふやけます。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-22 00:34:56)
237.  幻影師アイゼンハイム 《ネタバレ》 
好きな女と駆け落ちするために一国の皇太子を失脚&自殺に追い込むって、振り返るとやり過ぎと気付きますが、まぁあんな奴は死んでもよろしい。CGを使えばどんなマジックでも可能な訳だけど、観ている間はずっとワクワクしていました。ド派手な爆発やカーアクションでは無く、静かで落ち着いたCGの使用法がマジックをそれらしく見せくれたからでしょう。作品全体からは格調さえ感じました。ラストのオチは途中で見渡せたけど、無難なハッピーエンドだからこそ上手くまとまった印象です。子供の頃からの想いは成就させてあげないとね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-10 21:22:59)
238.  ホッタラケの島 遥と魔法の鏡 《ネタバレ》 
ファンタジーというジャンルの良い部分と難しい部分がよく分かる作品でした。アチラの世界は面白かったです。造形や色彩設定にワクワクさせられました。「世界観」自体を見せどころに出来るのがファンタジー。そこに相当な労力が注がれたことが想像できます。かなりレベルの高い作業だと思いました。それが良い部分。難しい部分は、その世界の活かし方です。自由に世界を創れる訳だから基本的には何でもアリ。でも、その自由度を上手くストーリーに乗せないといけません。テクニック的には、その世界観の中で物語をまとめる為に、どんどん狭くなって行く間口をすり抜けるような作業だと思いますが、「何でもアリ」を履き違えると違和感が累積して行きます。コットンがいきなり強くなったり、テオの飛行機作りに周囲が簡単に協力する描写がそうでした。後出しのジャンケンみたいです。男爵の立ち位置なども顕著な例でしょう。世界観を提示する段階で後の展開を全てすくい取る緻密な計算が必要と云うことだと思います。本編に戻って、両親との過去を回想するシーンは単純にホロっとさせられたのでプラス1点です。ちなみに自分の周りにも「ホッタラケ」がたくさんあります。確かに普段は見向きもしないけど、自分の歴史に関わるものは心情的に捨てられない。それで良いと思いました。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-29 12:48:52)(良:2票)
239.  プライド(2008)
最初はドロドロ&グチャグチャの安っぽい愛憎劇かと思った。それは大筋で間違っていないと思うが、決して安っぽくはなかった。そう、感情を露わに晒す映画は概して安っぽくなるのだけど、歌うことを通してお互いを突付きあう主演二人の生き方には、簡単に見過ごせない力があった。その二人がデュエットするシーンに歌唱的な説得力を持たせてあることもプラス要因。ダークな感情をエネルギーに変える萌が昭和のスポ根ものにいる意地悪少女のノリでかなり面白い。でもただの意地悪で終わらないところが彼女のプライドってことですね。体の周りに炎のオーラが見えた(笑)。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-06-08 23:58:12)(良:1票)
240.  ハリー・ポッターと謎のプリンス
原作のダイジェスト感が著しいこのシリーズの中で、本作にはさほどアレルギーを覚えなかったです。これまで少年少女だった彼らが青年に近づき、にわかに色気づく。「賢者の石」から出演者を変えずに製作してきたことがやっと実を結んだ気もする。人の成長をシナリオや演出やメークで見せるのは限界があるが、このシリーズは実際に成長しているので、続けて観ていると感慨深い。ハリーもロンもハーマイオニーも育ち方が一様じゃなく、個人差があるところが自然な演出になっている。最後の戦いに向けてのお膳立てが終わったって印象の本作。いよいよこれから、って感じは出てました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-06-07 23:03:00)(良:1票)
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