2481. スーパーマン(1978)
アメコミ映画の金字塔的作品。最近のアメコミヒーローに比べるとスーパーマンは力持ちで空が飛べるだけという実にシンプルなキャラクターが逆に味わい深い。何年か前から新作が作られるとか言われてるけど、結局企画倒れで終わったのかな? 7点(2003-10-06 18:14:50) |
2482. リーサル・ウェポン3
もはやシリーズの惰性で作ったという感じでアクション映画としての魅力がなかった。2も含めて続編の出来が悪いため、パート1の評価も下がっているように思う。 4点(2003-10-06 18:10:04) |
2483. リーサル・ウェポン2/炎の約束
パート1のアクションの王道的作品に比べると極端にコメディ要素が入りすぎている気がする。ゆえに迫力は落ち、見応えもなくなっている。 [地上波(吹替)] 4点(2003-10-06 18:06:39) |
2484. リーサル・ウェポン
同シリーズの全体的なイメージはメル・ギブソン、ダニー・グローバーの掛け合いを軸にした奮闘振りを描いた明るいものなんだけど、パート1である今作はこれ以降のシリーズ作と比べると、実にシリアスでアクションの王道的迫力に満ちている。 [地上波(吹替)] 6点(2003-10-06 18:04:24) |
2485. パピヨン(1973)
脱出不可能と言われる刑務所から脱走しようって映画は多々あるけど、今作ほどの主人公が脱出(=生き抜くこと)に痛々しいまでの執念を見せる映画はなかったと思う。スティーブ・マックイーン、ダスティン・ホフマンそれぞれが演じる男の生き様が実に熱く切ない。 7点(2003-10-06 17:59:40) |
2486. サドン・デス(1995)
ヴァン・ダム映画らしい良い意味での彼のワンマンショーという感じの映画である。脚本が陳腐だろうが、演出にオリジナリティがなかろうが、ヴァン・ダムの存在のみで押し切って仕上げてしまうあたりは、やはり彼の腕っ節だけののし上がったスター性ゆえであろうと思った。 7点(2003-10-06 17:42:30) |
2487. ウォーターワールド
水浸しの世界の造型美は巨額を投じただけあって見事なものだった。しかし、それでは覆いきれないほどストーリーが陳腐すぎた感があった。あとほんの少し内容にインパクトがあればなかなかの娯楽大作になっていたと思うだけに残念。ゆえにUSJのショーの方が衝撃が大きかったのは確か。 5点(2003-10-06 17:34:29) |
2488. アポロ13
「月へ人類を送る」 あのJFKの号令から端を発した「アポロ計画」。NASAの大事業のハイライトはもちろん、 1969年のアポロ11号による「月面着陸」だろう。 しかし、今尚NASAの組織内において、最たる価値を持つ功績として掲げられているのが、この「アポロ13」の“事故”からの“生還”であるという。 宇宙開発という大事業において、重要視するべきものは、その価値観において多岐に渡ると思う。 「月面着陸」という大目的の達成は、もちろんその一つであると思うが、同時に、「事故死」という最悪の失敗を避けることも、「成功」と同等の価値を持つ成果だと思う。 そういう意味で、NASA史上最大の“危機”を最大の“栄誉”に転じさせてみせた、飛行士たちをはじめとするアポロ13のスタッフの功績は、偉大であり、その人間模様を緻密に描き出した今作の素晴らしさを唯一無二のものにしていると思う。 久しぶりに観たが、何度観ても、ラストの交信再開のシーンには、心がふるえる。 [映画館(字幕)] 10点(2003-10-06 14:01:09)(良:3票) |
2489. ジュマンジ
今となっては続編が出なかったのが不思議に思えるくらい良く出来た娯楽映画だった。ドラえもんの道具ばりの不思議スゴロクがパニックを起こす様がとても迫力があって小気味良く面白い。何十年もその不思議スゴロクの中のジャングルに閉じ込められていたという無茶苦茶な人生を送った主人公もロビン・ウイリアムスだからこそのハマり役だったと思う。なんとなく気持ち悪い全体的な雰囲気も良かった。公開時の評価はあまり良くなかったが、秀逸なエンターテイメント性に優れた傑作だと思う。 (追記) 名優ロビン・ウィリアムスが世を去ってはや一年。個人的には彼の主演映画の中で最も大好きな映画を何回目かの再鑑賞。 20年前に劇場鑑賞して以降、幾度となく観てきたが、変わらず安定した「娯楽」を観る者に与えてくれる愛すべき映画だと思う。 公開当時は、最新のVFXを最大の売りにした作品だったはずで、普通そういう映画は時間の経過とともに劣化していくものだが、この映画は違う。 当然、ビジュアル的には現在の最新技術による精巧なVFXと比較すれば大いに見劣る。 それでも今作が娯楽映画として劣化していない要因は、やはり一にも二にも主演俳優の存在感に尽きる。 ロビン・ウィリアムスによるロビン・ウィリアムスらしい“最適な”オーバーアクトこそが、この映画の最大の娯楽性だろう。 20年という月日が経ち、技術的には劣化したと言えるビジュアルももはや味わい深さを伴ってきてる。 今はなき名優の記憶は、今後さらにこの映画の中でも価値を深めていくことだろう。 僕はこの先も何度もこの娯楽映画を観て、変わらず「あー面白かった」とシンプルな感想を発し続けると思う。 [映画館(字幕)] 9点(2003-10-06 13:53:37) |
2490. クリムゾン・タイド
今作も原子力潜水艦映画を代表する作品で非常に良く出来ている。ストーリーや設定は娯楽性が強く強引な部分もあるが、それ抑えるデンゼル・ワシントン、ジーン・ハックマンの白熱の演技合戦がこの映画の最大の魅力であろう。 8点(2003-10-06 13:45:12) |
2491. シンドラーのリスト
「感動を押し付けている」というような批評がちらほらと見受けられるが、そんなことは決してない。むしろ、この題材をここまで真摯に捉え、変にドキュメンタリーっぽくならず観客のための映画として昇華させていることが驚きである。今作はエンターテイメントではないが、娯楽映画を信念をもって作り続けてきたスピルバーグだからこそ生み出すことができた映画だと思う。いろいろな意味をもってこの映画は完璧であり偉大である。 [ビデオ(字幕)] 10点(2003-10-06 13:36:57) |
2492. デイライト
人気スターのわりのコケてる作品が多いスタローンであるが、今作の出来栄えは良かった。「ポセイドン・アドベンチャー」を彷彿とさせるパニックアクションで、迫力あり感動ありと見応えががあった。この手の映画が好きな人には秀作とも言える作品に仕上がっていると思う。いまや「ロード・オブ・ザ・リング」で人気者のヴィゴ・モーテンセンが出ていて、最初の方であっさり死んでしまう。 8点(2003-10-06 13:28:34) |
2493. あぶない刑事
もはや家具屋の“閉店セール”的な風合いも感じなくもないが、いよいよ本当の“ラスト”らしい映画最新作の公開中、動画配信サービスの番組リストに今作を見つけて、久方ぶりに観てみた。 「懐かしい」という感覚を通り越して、むしろ色褪せていない娯楽性が素直に凄いと思った。 主人公たちの言動も服装も取り巻く風俗描写もすべてにおいて「時代」を感じるけれど、古臭いというのとは少し違っていて、「こういうものだ」と時代を越えて観る者に納得させる強さとある種の潔さが、「あぶない刑事」というエンターテイメントの世界観そのものに溢れている。 まあ何と言っても、舘ひろし&柴田恭兵の主演コンビが織りなす化学反応が、やはり幸福で奇跡的なことだったのだと思える。 当たり前のことだが、この二人がタカ&ユージを演じなければ、この刑事ドラマの成功はあり得なかっただろうし、いまや大御所となった二人の俳優にとっても今の成功はなかったことだろう。 そして、最も凄いことは、この作品が誕生して30年という月日が流れた今現在においても尚、舘ひろし&柴田恭兵が、港署のタカ&ユージという変わらぬキャラクターを演じることに「違和感」を感じないということだ。 最新作「さらばあぶない刑事」はまだ観ていないけれど、きっと彼らは、30年前と変わらぬ“ダンディー”と“セクシー”を見せてくれるに違いない。 [インターネット(字幕)] 7点(2003-10-06 12:55:39) |
2494. 新・刑事コロンボ/殺人講義<TVM>
殺人を犯した大学生に対してコロンボが厳しいセリフを投げつけるラストが印象的。コロンボを念頭において作ったと言われるのが三谷幸喜の「古畑任三郎」だが、今作は同シリーズの木村拓哉編を思い起こす。 5点(2003-10-06 12:47:39) |
2495. 学校の怪談2
映画と言っていいのかというようなくだらない内容ではあるけど、ところどころ怖かったり、笑えるところがあって話しのネタにはなるような作品だった。今や映画女優として評価の高い西田尚美が主演しているところが今となっては興味深い。 [地上波(邦画)] 2点(2003-10-06 01:35:16) |
2496. 白い嵐
公開時、災害パニック映画が流行っていたので、今作もその類の映画だと思って観に行った。実際のストーリーは災害映画というよりも災害の中の友情・師弟愛で、なんだか思惑が外れつつ感動した記憶がある。 7点(2003-10-06 01:32:14) |
2497. シコふんじゃった。
この映画が邦画の代表作のひとつと言われがちだけど、それは少し違うと思う。確かに面白いし笑えるし日本ならではの題材ではあるけど、この映画の雰囲気は良い意味でも悪い意味でも他の邦画とは一線を画すものがあるように思う。監督の出身の影響が多分にあると思うが、一般的な邦画というよりは、ピンク映画に近いノリがあると思う。だが、だからこそこの映画は価値がある。実際、今作以降「邦画」というジャンルは無くなったと言える。価値観や表現の方法は多様化し日本では様々な映画が登場してきた。海外の映画に対してもしジャンルづけするのなら、もはや製作国のみを意味する「日本映画」という言い方が正しいように思う。 8点(2003-10-06 01:28:31) |
2498. スピード(1994)
初見時はキアヌ・リーブスのアクション演技は別に悪く思わなかったけど、「マトリックス」を観てからはやはり若干のキレの無さは否めない。それに対してサンドラ・ブロックの魅力はこの映画がピークと言いたくなるほど躍動的で美しい。彼女は「スピード2」でコケてからなんとなく上のレベルに登れなかったね……。映画自体はタイトル通りスピード感に溢れ、秀逸なアクション映画に仕上がっている。 8点(2003-10-06 01:19:17) |
2499. 暗殺者
ほーこの映画の脚本はウォシャウスキー兄弟なんですねー。意外です。どーせなら監督してほしかったねえ。スタローンを引き立て役にして、出たちのバンデラスがラテン系の熱い演技を見せてくれた印象が強い。うーむ、確かにこの2人が主役じゃあウォシャウスキー兄弟の演出ではギャップがありすぎたかもしれない。 [映画館(字幕)] 5点(2003-10-06 01:11:55) |
2500. イレイザー(1996)
「ターミネーター」シリーズ、「トータル・リコール」、「トゥルーライズ」、90年代のアクション映画界の頂点に君臨したアーノルド・シュワルツェネッガーの“代表作”といえば、これらの作品を挙げるのが真っ当だろう。 ただ、これらの作品はどれも名監督の作品でもあり、監督の力量によって名作になり得ているということも多分にある。 そういう意味では、純粋な“シュワルツェネッガー映画”とは言い難いと勝手に思っている。 彼の絶頂期のピークに無名監督と組んで製作されたこの映画こそ、最も“シュワルツェネッガー映画”と呼ぶに相応しい作品だと断言したい。 改めて彼のフィルモグラフィーを振り返ってみると、1996年の今作以降明らかにハリウッドスタートしての下降線を辿っており、そういう意味では、最後の幸福なシュワルツェネッガー映画とも言えるのではないかと思う。 悪役の厭らしさ、脇役の小気味良さ、単純なストーリーを効果的に盛り上げるためのエスプリも意外な程コマメにに効いている。 そもそも「何が良いのか?」なんて語ることが馬鹿らしい。 大仰でも馬鹿みたいでも、シュワルツェネッガーがシュワルツェネッガーらしいということが最高なのだ。 パラシュートを放り投げてからのジェット機からのスカイダイビング、意味不明に凶暴な動物園のワニとの格闘、そして最後は重火器を両手に抱えて大立ち回り。 アーノルド・シュワルツェネッガーにこれ以上何が必要だというのだ?と逆に問いたい。 昨年(2013年)の「ラストスタンド」で、まだまだその存在感自体のエンターテイメント性を発揮してくれたシュワルツェネッガー。 栄枯盛衰、紆余曲折を経て、結局、新作を期待させるこの人のスター性はやはり本物。 [映画館(字幕)] 8点(2003-10-06 01:07:17)(良:1票) |