241. カタクリ家の幸福
良い意味でめちゃめちゃに破錠した映画だった。ここまで笑えればストーリーや設定が滅茶苦茶だろうと問題ないと言える程可笑しかった。笑えない人にはほんとにクソ映画だろうけど、笑える人には素晴らしい映画だった。 8点(2003-06-07 15:22:45) |
242. プリシラ(1994)
最近大活躍中のガイ・ピアースの演技の幅を感じることができる。この映画の見所は衣装や音楽ももちろんではあるが、実力派俳優3人の愉快で切ないオカマっぷりであると思う。名優テレンス・スタンプの演技ももちろん素晴らしい。でも一番印象的なのは「マトリックス」のエージェント・スミス役でおなじみのヒューゴ・ウィーヴィング主役っぷりだった。 7点(2003-06-07 15:17:22) |
243. ジェヴォーダンの獣
タイトルと宣伝チラシでかなり引き付けられて観に行ったんだけど、満足感は得られなかった。冒頭のアクションシーンなど映像的には卓越したものを随所に感じたけど、ストーリーや肝心の「獣」に魅力がなくラストにかけて拍子抜けした。ヨーロッパの娯楽映画は映像的には見せるがストーリーに魅力を感じないものが多い。娯楽性という点ではやはりまだハリウッドが群を抜いているのは間違いないところだ。 3点(2003-06-07 15:08:52) |
244. オーシャンズ11
11人の個性が描ききれてないなど確かにもっと頑張れた映画だとは思うけど、豪華キャストの競演には驚かされたしストーリー展開も娯楽映画として及第点は出せるものだったと思う。なんか世間的に豪華キャストを揃えることを安易に思っている人が多い気がする。キャスティングも映画を製作する上でとても大切な役割のひとつであり、あれだけのキャストを揃えることはかなりの労力である。決して「キャストが豪華なだけの映画」などと気安く言うべきではない。 7点(2003-06-07 15:02:23) |
245. オープン・ユア・アイズ
「バニラ・スカイ」を観た後に観て内容や展開はまったく同じだけど、オリジナルの味わい深さがあり一味違った面白さがあった。最近、近作やアルモドバル監督の「オール・アバウト・マイ・マザー」「ライブ・フレッシュ」などスペイン映画を観る機会が多いのだけれど、どれもなかなか味わい深くスペインならではの熱っぽさがあって秀作が多いと思った。 7点(2003-06-07 14:48:14) |
246. ライブ・フレッシュ
スペインの熱情を感じる映画だった。全体的に濃厚な人間模様の展開は引き付けるものがあったけど、盛り上がりには欠けた。 5点(2003-06-07 14:41:42) |
247. 狂っちゃいないぜ!
ストーリーにもうひとつまとまりがなく満足できる内容ではなかったけど、ビリー・ボブ・ソーントンのワイルドぶりやアンジェリーナ・ジョリーのセクシーさは一見の価値があった。航空管制官という目新しい設定は良かったと思う。 5点(2003-06-07 14:29:55) |
248. イギリスから来た男
映画の色合いや雰囲気は良かったけど、盛り上がりがなく少々退屈な感じが残った。抑揚があまりないのでテンポも悪く感じ間のびしたまま終わってしまった。 4点(2003-06-07 14:26:42) |
249. バンディッツ(2001)
「これぞ娯楽映画」と言える爽快感と痛快感で非常に観ていて楽しかった。ブルース・ウィリスはメインスターとしての役割を果たしているし、そこにビリー・ボブ・ソーントンとケイト・ブランシェットを加えることによって単純な娯楽には終わらない味わいを出している。 7点(2003-06-07 14:23:52) |
250. 殺し屋1
映像とグロさには迫力があったけど、ただそれだけの映画に終始してしまっていた。後味も非常に悪く(まあ、それがこの映画のウリだろうが)観ていてしんどかった。これならまだ嫌いだけど、漫画の方が迫力も内容もあると思う。 2点(2003-06-07 14:20:24) |
251. ナインスゲート
冒頭の雰囲気は怪しくて良かったんだけど、物語が核心に進むにしたがって陳腐さが露呈していってラストには興ざめしてしまった。ジョニー・デップ主演である程度期待していたので残念だった。ポランスキー監督なので状態的に無理なんだけど、こういう映画はやはりハリウッドで作った方が盛り上がったかもしれない。 3点(2003-06-07 14:11:21) |
252. ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
「スナッチ」を先に観て、ストーリーの性質もテンションもまったくそっくりだと思った。けど、このノリは好きなのですんなりと楽しめた。「スナッチ」も面白かったけど、今作も洗練されてない分味があって面白かった。愉快で痛快な群像アクション映画だ。 7点(2003-06-07 14:03:21) |
253. 秋刀魚の味(1962)
非常に地味で最初から最後まで娘を嫁にやるお父さんの日常を淡々と描くだけなんだけど、それでもなんとなく見せてしまうあたりがこの監督の偉大さなのだろうと思う。好きな人はハマるだろうなと思う。お父さん役の笠智衆が味わい深くてよかった。 6点(2003-06-07 13:56:00) |
254. バニラ・スカイ
「不思議な映画」という印象がピッタリな映画だった。とても難解ではあったけど、見せ方は非常に巧くて引き込まれた。1度観ただけで、憮然としたところがまだあるので再度観てたいと思う映画だった。基ネタとなったスペイン映画「オープン・ユア・アイズ」と内容、ストーリー展開はまったく同じだったけど、個人的には今作の方が観やすくて集中できた。 8点(2003-06-07 13:48:17) |
255. スコア
ストーリーがありきたりで目新しくないので、エドワード・ノートンの演技が浮いてしまって巧いのは分かるんだけど、なんかあざとく感じてしまった。 6点(2003-06-07 13:39:41) |
256. JSA
切なく濃密な人間模様を南北朝鮮の歴史上とJSAという否応にも緊張感高まる環境で描くことで、非常に重厚な人間ドラマに昇華させていて見事。ラストの写真のシーンはあまりに切なく、感慨深い。 8点(2003-06-07 13:30:05) |
257. スパイ・ゲーム(2001)
「スパイ・ゲーム」というタイトルがふさわしいストーリー展開が秀逸だった。ありきたりのアクション映画と一線を画しロバート・レッドフォードによる心理戦に重点をおいた展開は非常にサスペンスフルで良かった。映像的にもスピード感があり全体的にテンポが良かったことも好感触だった。 8点(2003-06-07 13:23:12) |
258. 遊星からの物体X
全編通して質の高い緊張感と恐怖感に満ちていて面白かった。形のないモンスターとのサバイバルはとてもサスペンスフルで集中が途切れなかった。 7点(2003-06-07 13:16:20) |
259. ロスト・チルドレン
ジャン=ピエール・ジュネ監督のグロテスクだけどファンタジーな世界観に圧倒される。非常に芸術的でありながら娯楽性をふんだんにはらんだ映画で映画の世界に引き込まれた。「エイリアン4」のロン・パールマンが心優しい怪人を演じていて好印象。 8点(2003-06-07 13:11:49) |
260. 冷静と情熱のあいだ
原作のファンの人達には結構評判はいいみたいだけど、原作を読んでいない者にとってはこんなに酷くつまらない映画はない。どちらの人物にも感情移入できない脚本と演技があまりに酷かった。この映画の中で一番良い演技をしていたのはユースケ・サンタマリアだった……。目を引くのはフィレンツェの美しい町並みのみ。原作が売れたからといってこういう映画が売れるようでは、日本人の感性の低下を感じずにはいられない。 1点(2003-06-07 12:56:57) |