241. 12モンキーズ
時間の交錯だけでなく、現実か妄想か?と思わせる場面もあって、ちょっとついていくのに大変だったが、この映画のタイム・パラドックスは結構好き。特に自分がずっと覚えていた原風景は実は未来の自分の・・・という部分。題名とブラピはひっかけ、これも中々いい。でも恋愛要素はちょっと邪魔くさかった。ロマンスは排除して、ヒロインの役柄は男にやらせた方がしまるんじゃないだろうか。ちなみにブラピって脇の方が味が出せるんじゃないかなあ、セブンとかよりこっちの方がいいぞ、と思ったらアカデミーにノミネートされてたのか。皆結構思うことは一緒だ。 [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-01-09 13:06:07) |
242. ターミネーター3
言われるほど駄作とは思わない。小粒感は否めないが・・・。シュワちゃんも随分歳くってるのに頑張ってるし、スタールとデインズも好演していると思う。ストーリーや結末も私としては前2作からの流れで納得できる展開。母親の棺に武器が詰まってるシーンなどおお!と思った。ただ、敵役T-Xは2のT-1000とあまり違いが感じられなかったので、もう一つ工夫が欲しかったか。酷評されるのは前2作のクオリティが高すぎるので仕方ないのかもしれない。 [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2009-01-08 16:09:22)(良:1票) |
243. ターミネーター2
始めストーリーの概要「前作で敵役だったT-800シュワちゃんが少年となったジョン・コナーを守る」を知った時、ええ?変じゃん?前みたいに人間送れよ、T-800って元々敵側のロボットだろ、シュワをクローズアップしたいがために作った設定なんだろうけど、無理がある!と非常に厳しい先入観を抱いた(笑)。この設定については、続編として考えるとやはり無理はあると今でも思うのだけど、それをあまり気にさせない程、ストーリー運びはよく出来ていた。そして、感情のようなものを獲得していくシュワちゃん、やさぐれになり切れない少年らしい繊細さがよく出ていたファーロン、意志の塊のようなハミルトン、そして無表情な殺戮マシーンが本当に板についていたパトリック、主要登場人物の演技が実にしっかりと役にはまっていたので、これだけの作品になったのだと思う。ラストには素直に泣かされた。あれだけネガティブな先入観を持って観たのに、脱帽。 [地上波(吹替)] 8点(2009-01-08 16:06:35)(良:1票) |
244. ターミネーター
この時既に37歳になっていたシュワちゃんの出世作となり、現在まで幾多の映画に主演することになった。でも続編とは異なり、自らの意志を持たない完全な敵役で、最期は金属だけになってしまうのでシュワちゃんとしての登場はなく、ストーリー的な主役は完全に人間の男女。でももちろん面白い。未来の風景などは今観るとミニチュア使ってるう~昔のSF~って感じだが、世界観はよく出ていた。またリンダ・ハミルトンは、最初はえ、この人がヒロイン?と思ったが、物語が進むに連れてどんどん魅力的に見えてきた。伏線を持ったラブ・シーンが感動的。 [地上波(吹替)] 7点(2009-01-08 16:03:44) |
245. THE JUON/呪怨
うーん、西洋の家屋でも上手く翻案できると思うんだけど。同じ舞台で、霊も同じで、やられる方だけ白人さんにするって・・・。結局あっち向けのJUONワールドの紹介ムービーってことみたいだから、「冒険」を避け、言葉だけ解りやすいようにしたと言うことか。あちらでヒットしたのだから、ありなんだろうね。初めてこれを観たら結構怖いのかな? [DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2009-01-08 14:04:48) |
246. 呪怨 (2003)
ホラー慣れしてる人は笑う映画らしいが、私は笑えなかった・・・結構怖かった。布団の中も机の下も、製作者の意図通り(笑)驚かされたし。また上手いなあ、と思ったのが、シャンプーのシーン。以前友人と「シャンプーしてる時怖くない?」「そうそう!後ろに誰かいそうだよね。」「なんかこっちは無防備だしさ・・・」なんて会話をしたのを思い出した。結構ある感覚じゃないんだろうか?それを映像化されたのでぞわっとした。伽椰子、敏雄のキャラは悪くない。でもストーリー全体はもう一つ。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-01-08 14:02:37) |
247. タイタニック(1997)
《ネタバレ》 素直に面白かった。めちゃくちゃ話題映画だったので、期待しすぎては裏切られる!と構えて観たのだが(笑)、心配は無用だった。大画面で観たかったな。史上の大惨事とロマンスの絡め方も上手いし、特撮技術(セット、CG)も秀逸で、3時間を飽きさせずきっちりみせてくれる。ディカプリオは噂に違わずかっこいいし、スペクタクルシーンも良かったし、船と運命を共にする人々の描写や、ヒロインが主人公を海に沈めるシーンなどは感動した。でも、ラストがイマイチなんだな。名を聞かれて「ドーソン」と答えるところまではいいんだが、あのあとラストまでが、どうも…。ばーさんになったヒロインが死んで?夢の世界へって…無難にまとめたってところなのかなあ、階段のラストシーンで感動した人も多いらしいが、どうもしっくりこなかった。それに、あんなに宝石捜してるんだから、海に捨てずに見せてやれよ、とかどうでもいいことまで思ってしまった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-01-07 13:43:10) |
248. 死霊のはらわたII
最初の部分が前作のリメイクになっていて、恋人を首ちょんぱする展開をまず駆け足で見せます。前作よりコメディ色がぐっと強まるんですが、ブルース・キャンベルの熱演がたまりません。自らも憑かれたりしながらどんどん強く(そしてオバカに)なっていくアッシュ。手だけ憑かれる発想もナイス。これだけぐちゃぐちゃやりたい放題をやりながら、「センス」を感じさせるスプラッタホラーも珍しいですね。個人的には完全に別物になった3作目が一番好きですが、このシリーズはどの作品も面白いです。 [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2009-01-07 13:39:38) |
249. 死霊のはらわた(1981)
《ネタバレ》 いや、なんというんだろう。グロさを売り物にしたスプラッタホラーのはしりとは聞いていたが、それにしてもなんだ、このやりたい放題さは・・・というのが始めの感想。恋人が、妹が、親友が悪霊に取り憑かれ襲い掛かってきたら、あなたには殺せるか??という深遠な(笑)テーマがありそうだったのに、あまりそこは掘り込んでいない。親友はその恋人を徹底的にチョップ。主人公は恋人の死体を前に、切り刻むのをためらい、そのまま埋葬したら蘇って襲い掛かってきたところを首ちょんぱ。結局親友も悪霊に憑かれ、大格闘!そして、朽ちていくゾンビ(もうそれが元親友とか、妹とかはどうでもよい)・・・きっと主人公の心の葛藤はおまけみたいなもんで、サバイバル映画なのよね、これ。との解釈に落ち着いたのだが、シリーズを観進めるに従い、まあ色々考えても意味がないだとわかった(笑)。やりたい放題を一緒に楽しんだ者の勝ち!そして今はシリーズの大ファンです。1作目はアッシュが若いなあ。 [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-01-07 13:36:40) |
250. ジュラシック・パーク
公開当時に映画館で観ました。原作を読んでから観たため、ちょっと書ききれてないところに不満もあったのですが、考えてみれば、原作ものは概して欲張りすぎると散漫になって失敗するため、上手においしいとこどりをしているのかと思います。原作者脚本に入ってるしね。とにかく大画面で観るにはもってこいの映画で、迫力と勢いでがんがん見せますから、人物描写や設定の多少の甘さといったアラは気になりませんね。アランとエリーの最初の恐竜との邂逅から、ティラノ登場、樹上での草食竜との交流、ガリミニムスの群れと走るシーン、台所のシーン、絶体絶命のところを・・・のラスト、見所満載で、手に汗握りわくわくどきどき楽しませてくれます。エンターテイメントはこうでなきゃ、というお手本的映画と思います。なお、子供が見やすいよう残酷シーンは押さえている・・・という印象だったのですが、今回久々にDVD鑑賞して8歳の娘に見せたところ、かなり心臓に悪かったようで、その晩遅くまで眠れなかったようです。 [映画館(字幕)] 8点(2009-01-07 13:12:28) |
251. アメリカン・サイコ
《ネタバレ》 う~ん、妄想オチ?ちょっと反則かなあ。死体が入った袋を廊下を血だらけにしながら引きずって管理人の前を通るとか、アパートの階段でチェンソーで殺しちゃうとか、警官隊にばんばん発砲するとか、直ぐ捕まらなくちゃおかしいはずの展開になんか変だなあ、と思ってたら、結局。。。なあんだ、って感じ。夢オチに近いものがある。 まあ、名刺のシーンとかのバカなヤンエグ(死語)ぶりはこよなく笑えたし、殺そうとしたらホモを仕掛けられるなんてのも可笑しかったし、ティーンエージャーだった80年代に洋楽を聴きまくってた世代として懐かしい場面もあったんだが、肝心のサスペンスがどうも消化不良。クリスチャン・ベールはそれなりに良かったんだが。話題になったという原作でも読んでみるか・・・。 [DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2009-01-07 13:06:04) |
252. 仄暗い水の底から
《ネタバレ》 黒木瞳の演技は秀逸。書いている人もいるが、彼女の妄想オチだったとしても納得させられるような(まあ、それだったら怒るが)神経質さをよく表している。子役はどうもなあ、最後の大量の水を浴びせられるところ以外は印象が薄い。映画はホラー映画として怖いところもあるが、恐怖の描き方も親子愛ものとしてもちょっと中途半端だ。クライマックスの恐怖演出も、ドアから娘が出てきて、え?じゃあこの子は・・・と振り返るシーンまではすごく上手いのに、姿を現したの霊のメイクで思いっきりコケ、加えてその時になぜ母親が少女の霊を受け入れたか?という物語の核心とも言える部分が解り辛い。娘が成長して母の霊と会う後日談も蛇足。ハリウッド・リメイクされたJホラーでリメイクの方が評価の高い珍しい映画だが、ここで消化不良に終わった点を上手くリメイクがクリアしているからだろう。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2009-01-06 13:47:44) |
253. ダーク・ウォーター
オリジナルのホラー度を薄め、親子の情愛に重きを置いた感。よってオリジナルよりは怖くないが、ストーリーはぐんと解りやすくなっている。特になぜ母親が少女の霊を受け入れたか?は物語の結末の核心となる部分で、オリジナルでここが解り難かったのは大きな欠陥になってしまっていた。本作は恐怖演出を抑えてここを明確にしたのが良い。また子役が可愛く演技も上手。最後のエレベーターの三つ編みシーンも中々感動的で、オリジナルの成長した娘が出てくる後日談に比べると格段の出来だった。良作。 [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2009-01-06 13:44:17) |
254. フル・モンティ
日本にいた頃、英語を教えてくれていた英国人がみせてくれた。ただこの「教材」は日本で手に入れたようで、字幕つき。「絶対字幕を見るな!」と言われたけど、・・・そりゃ見るって(笑)。初見の時のそんなエピソードもあって懐かしいんですが、いやもう文句なしに面白い。シェフィールドの街の繁栄と衰退を見せる最初からよく出来ている。コメディの中に失業者の哀愁を見せながら、ありあわせの仲間が団結していく様子がいい。 主人公の共同親権問題始め、仲間たちのサイド・ストーリーもきちんと描かれてるし。職安?で並びながら踊っちゃうところとか、ツボです。ラストも可笑しくて、ホロっとさせていいですね。アメリカではこういうコメディは出来ないだろうなあ。ただまあ、あとあと考えると彼らには結局仕事ないわけで・・・一回のストリップ・ショーでは生きていけないもんねえ。結構深刻な状況なんですが・・・。 [ビデオ(字幕)] 8点(2009-01-06 13:39:37) |
255. ブレイブハート
《ネタバレ》 見応えありました。イングランドとスコットランドなんて大差なし、と思っていた私は大バカ。多少老けてもかっこいいぞ、メル・ギブソン。しかしロマンスはなあ、最初の奥さんとのストーリーは泣けるんだが、フランス王女と恋仲になるのはおいおいだ。ソフィー・マルソーは悪くないし、異国に嫁ぎ夫に愛されてない王女が、妻の仇をきっかけに抵抗しているウォレスに心惹かれるのは解るのだが、ウォレスが王女に惚れる理由が見当たらず説得力の無い展開。このロマンスは全くのフィクション(イザベラ王女の輿入れはウォレス処刑後)だそうだから、見つめ合うくらいに留めとけば良かったんでは。まあちょっと長かったけど迫力ある戦闘シーン、裏切りのドラマなど楽しめたし、四つ裂き刑最中のフリーーーーダアアアアム!!には感動したのでこの点で。多々のフィクションで強く脚色されてると言っても、予めイギリスの中世史を軽く勉強しておいた方が面白いかも。 [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-01-06 13:36:15) |
256. テッド・バンディ 全米史上最高の殺人者
《ネタバレ》 なぜ彼がシリアル・キラーになったか?という掘り込みは不足している感があるが、残酷表現を比較的押さえ気味に、彼が陥った狂気がよく描かれている。手口や脱獄中に犯罪を繰り返すところなどは事実に忠実なようである。俳優は無名のようだが、テッド・バンディ本人によく似ているし、上手い。ラスト、電気椅子での処刑シーンは、怯えるバンディの頭を剃ったり肛門に詰め物をしたりの準備する場面から念入りに作ってあり、実際の電流を流すところもリアルで見るに辛いものがあり、後味は相当悪いが・・・。実話物としては上出来なのではないか。 [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 6点(2009-01-06 13:33:09) |
257. ジャングル・ジョージ
これはパロディなのね?ディズニーなら素直にターザンのアニメの方が好きだなあ…「コメディだから何でもあり」ってご都合主義は、笑えないとちょっと消化不良。なぜジョージが言葉を喋れるか(←喋るゴリラに教えられた)とか、トーキーバードが危機を知らせにアフリカから飛んでくるとか…なんかどうも笑えなくって、イマイチ感満杯。ま、こういう映画はうるさいこと言わずに楽しめたもの勝ちなんだろうけどねえ。ブレンダンはこれがキャラなんで許せます。 [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 4点(2009-01-05 16:37:10) |
258. シックス・センス
当時、この映画を「衝撃のラスト系」と知らずに観れたのは儲けもの。始めは霊感少年のホラーものとして観て、次第に心理ドラマ色が強くなって“んー?あんまり怖くないけど結構面白いぞ?となり、最後で“ええ~っ”となり、しかしかつ、じーんと感動。また、見直すと、「確かに!」なんて隙のない作りに感心することしきり。一粒で何度もおいしい映画。それにしてもあっちの子役は上手い子が多いなあ。日本で作ったらまず子役で難航しそうだ。ブルース・ウイリスの映画の中では今のところ一番。 [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2009-01-05 16:27:44) |
259. フラッド
いいの、スレーターはB級俳優になっても、とりあえずかっこいいから(笑)。まあいいんじゃないですかね、立派なB級アクションと思いますよ。洪水要素をとったらC級以下かもしれないけど、最後の最後まで水にこだわり、「乾き」を全く入れずに一貫して雨の中という徹底振りでちゃんとB級になってます(笑)。水を生かしたアクションを堪能させて頂きました。それから、フリーマンの「ありがちなちょっといい悪役」、他の俳優だったらC級(以下)になっていたかもしれないけど、やはりさすがでした。それなりに中々に演じた彼の功績も大。ただ、他の人も書いてますが、この6カ国協賛には首を傾げる。。。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-01-05 16:15:54) |
260. エンティティー 霊体
《ネタバレ》 ホラー映画とするとおよそ怖くないが、心理物?オカルトSFなのか?最初に観たのはテレビ放映でまだ十代だった。1人で悶えててアブな・・・なとこは吹替えで「感じてしまって…。」となってたが、I had an orgasm.だったのね。イッちゃう演技はやばく、吹替えでもドキドキだった。どのみち充分親の目を気にしながら観ねばならず、怖いのを期待していたのに、こんなことに気を遣うのは理不尽だった(笑)。で、本筋だが、何故彼女が狙われるかもわかんなかったし、液体ヘリウムで捕らえられるってentityは実体を持ってたってこと?中盤現れたところではHe is weak!とか言ってたのに、巨大な氷塊をぶち壊して逃げるし何がなんだか。で、最後の落としは「実話」って。訳解んないけど、こういう事象が本当に起こったのですよ、ってそういうことなのか?うーーーん、なら妄想ヒステリーが高じて彼女が念動力をもったという解釈にでもする方が落ち着かない? [地上波(吹替)] 5点(2009-01-05 16:12:54) |