2741. ヘアスプレー(2007)
《ネタバレ》 怒濤のような躊躇いのない楽曲の連打と、カット割や動作・振付の工夫によって、舞台とはまた別の映画としてのミュージカルを完成させている。ミシェル・ファイファーがきちんと歌える人なのは分かっていたが、相変わらずなのにはびっくり。意地悪な役であるにもかかわらず不思議に不快感がないのは、彼女のにじみ出るコメディ・センスの賜であろう。若い男優を中心とするサポート陣の働きもなかなか。ただし、トラボルタの歌があまりにも下手なのと、いくら単純賑やか作品とはいえ人種差別問題の処理があまりにも適当なのは、やはり気になった。説明的な決め台詞を抜いて、普通に筋を追うだけでよかったのでは? [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-03-23 15:12:03) |
2742. その男ゾルバ
主人公のキャラクターはなかなか面白かったのですが、しかし、その彼がああだこうだと蘊蓄を並べるのを、エピソードはあってもドラマのない展開の中で延々と聞かされるのは、途中からは苦痛でした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-03-23 02:18:27) |
2743. キンキーブーツ
定番すぎというかパターンどおりというか、とにかく工夫が感じられない。キウェテルの女装以外に印象に残るところがないのはまずい。主人公の靴そのものに対するこだわりや愛情が描かれていないので、前提に説得力がないのです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-03-21 00:43:23) |
2744. しあわせのかおり
《ネタバレ》 料理を限りなく美味しそうに撮っているという一点は非常に優れているのに、それ以外のところが・・・工夫のない説明台詞の連発にはげんなりしたし、勤務先の上司や児相の職員が作り手に都合の良いステレオタイプな設定なのもがっかり。そういった部分の安直さが足を引っ張っています。それと、最後の両家の晩餐会、料理が本当に美味しかったのであれば、もっと会話も弾んでいるだろうと思うのですが。これではただ「食べているだけ」です。 [DVD(邦画)] 4点(2011-03-20 00:45:38)(良:1票) |
2745. ウェス・クレイヴン’s カースド
《ネタバレ》 前半はそれなりに楽しめましたが、後半は結局銃撃戦&肉弾戦になってしまいました。クリスティーナ・リッチの意外な可愛さに+1点。今までほかの作品ではそう思ったことはなかったのですが。 [DVD(字幕)] 3点(2011-03-19 00:51:46) |
2746. 夜のピクニック
《ネタバレ》 80キロハイクといいながら、歩いている人たちに、疲れもなければ、堅実感もなければ、逆にテンションの高さもない。その辺をぞろぞろ歩いているだけです。なので、前提の設定に説得力が全然ありません。延々と高校生の雑談を聞かされて終わりかと思っていたら、ラストのゴール前の倦怠感にあふれた描写だけは、生々しさがあったので+1点。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-03-18 23:05:02) |
2747. バンディダス
ウエスタン・コメディって今まで笑えたことがないんだけど、これもやはりそうでした。しかも、せっかくの主演2人がワーワー騒いでいるだけで、持ち味が出されていない。セクシー衣装とお顔アップには存分に配慮されていたので、点数はそこに対して。 [DVD(字幕)] 4点(2011-03-17 22:29:43) |
2748. しあわせの隠れ場所
《ネタバレ》 みんなが期待するとおりにそのまんま進んでいるだけであって、ドラマもなければ変化もない。無難にまとまってはいますが、映画というよりは再現特集番組に近いのではないでしょうか。キャシー・ベイツも全然活用できてません。ヤングMCの"Bust A Move"というかっこいい選曲には+1点したいのだが、事故の原因として使われてるんでは・・・。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2011-03-16 03:12:14) |
2749. ハート・ロッカー
《ネタバレ》 ただのヒーロー大活躍アクション映画だったらどうしようと思っていたのですが、そうではなかったので安心しました。携帯電話をものすごい勢いで警戒するところなどは現実の生々しさを感じさせますし、中盤の砂漠の銃撃戦も、何もないところがかえって緊張感を高めています。前半でさんざん白く乾いた埃っぽい地面を見せ、中盤以降は暗闇中心に移行して、最後に日常のスーパーマーケットを持ってくるのも、ギャップの体感を醸し出しています。これでカメラがもうちょっとまともだったらよかったのですが。 [DVD(字幕)] 6点(2011-03-16 02:29:59) |
2750. カンゾー先生
《ネタバレ》 肝臓病の診断ばかりしているという初期設定に無理が感じられるのだが、その後の描写も、方向性が統一されずに迷走を重ねている。かなり強引なラストでかえって何とかなったという感じ。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-03-14 02:15:31) |
2751. 同窓会(2008)
《ネタバレ》 やたらと説明的場面+説明台詞ばかりな上に九州弁が下手な前半は、ほとんど何も期待していなかったのです。しかし、時系列を行き来する回想の見せ方が巧く、後半はほろ苦系青春映画としてなかなかよくまとまっています。二段オチのインパクトも強力ですが、おかげで肝心なところの印象が薄くなったような気もしなくもない。 [DVD(邦画)] 7点(2011-03-09 02:11:47) |
2752. ファイナル・カット(2004)
《ネタバレ》 記憶の裏返しとか、データを破棄したので大丈夫と思っていたら実は・・・とか、いくつかは綺麗に決まっている場面もあるのですが、何よりも前提の設定が弱すぎるし、また脇役も効果的に使えていない。せっかくのアイディアが、作っているうちに段々すぼんでしまったという感じです。 [DVD(字幕)] 4点(2011-03-07 01:38:49) |
2753. フラッシュダンス
ダンスと挿入曲以外の中身が見事にないんだよなあ。80's青春ものには甘い私でも、これでは点数を絞らざるをえない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-03-07 00:01:17) |
2754. ヒア アフター
死というものは常に身近に存在しているものであること、そしてそれは、決しておどろおどろしかったり禍々しかったりするものではなく、むしろ距離感をとりつつ受け入れられるものでもあること。それをきっぱりと静謐な空気の下で映像化したこの作品は快挙である。 [映画館(字幕)] 7点(2011-03-06 23:06:45) |
2755. 聖者の眠る街
《ネタバレ》 どうしても「黄昏に燃えて」と比較してしまうのですが・・・あちらに比べると、ホームレスの日常生活における恐怖感や孤独感の掘り下げが弱く、描写の生々しさに欠けます。途中で奇跡云々の方に話が行ったときは、そのまま一気にファンタジー路線でまとめるのかと思ったのですが、それも中途半端でした。ただし、マット・ディロンの繊細な演技には見るべきものがあり、彼を役者として奥深く味わえたのは、もしかして初めてかも。 [DVD(字幕)] 6点(2011-03-03 04:12:53) |
2756. 翼に賭ける命
《ネタバレ》 あまりにも設定も進行も都合良すぎというか、それぞれが行動に至るまでの描写がものすごく適当です。結局、最後のこの結論がありきだったのでは? [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-02-27 23:18:32) |
2757. 英国王のスピーチ
《ネタバレ》 スピーチというのは、書いてある原稿を読めばよいというものではない。そこで言うことを自分が心底確信していなければならないし、またそれを全力をもって目の前の人に伝えようとする意志がなければならない。その一事を踏まえている時点で、すでにこの作品は成功しているし、だからこそ主人公や周辺人物の背景描写が生きてきている。ジェフリー・ラッシュやヘレナ・ボナム=カーターの好演はいうまでもない(2人のお嬢様がヘレナにそっくりなのもびっくり)。カメラワークにあまり工夫がないのが残念。 [映画館(字幕)] 7点(2011-02-27 22:03:02)(良:1票) |
2758. 野のユリ
《ネタバレ》 余計な脇の筋に浮気せずに「教会を建てることだけ」に徹しているのが良いし、ラストで主人公が挨拶も何もなくさりげなく消えていくのも良い。本当にあの主人公は神の使いだったのではないか?なんてことまで考えてしまいます。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-02-27 21:39:55) |
2759. 屋根の上のバイオリン弾き
《ネタバレ》 歌やダンスのシーンはものすごい迫力なんですが・・・それ以外のところが何もないというか、娘が男とくっつきそうでどうしようというのを延々3時間見せられるだけというだけなので、長く感じました。ただ、それを保たせた主演男優の存在感は強力だったと思います。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-02-27 13:14:26) |
2760. 幸せの始まりは
無駄に豪華なスタッフの布陣が逆の意味で気になっていたのだが、危惧どおりというか、個々の持ち味が全然生かされていません。登場人物はみんなでああだこうだと悩み続けているのですが、その思索の中にもさして目新しい点がなく、悩みのための悩みになってしまっています。大体、こんなうじうじした役にリースってのが、そもそも合ってないでしょ。 [映画館(字幕)] 4点(2011-02-25 00:32:41) |