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sayzinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2394
性別 男性
ホームページ http://sayzin.tumblr.com/
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261.  聖なる嘘つき/その名はジェイコブ
おっと、こんなトコにもあったか、ポーランドのユダヤ人迫害モノが。こちらはフランスのカソビッツ一家がアメリカ人のロビン・ウィリアムス主演で撮った、ヘンテコ発音の英語劇、しかも歴としたフランス映画(これもリック・ベッソンの悪しき影響?)。驚くべきことに「ライフ・イズ・ビューティフル」未見(!)の私に、それとの比較は出来ませんが、ロビン・ウィリアムスがいつものロビン・ウィリアムスだったので、どうにも物語に入り込めませんでした。確かに悲惨な状況を悲惨に描くことばかりが能じゃない。それにしたって、物語の主題と描き方が非常に中途半端だと感じました、5点献上。
5点(2004-11-26 00:12:10)
262.  フロム・ダスク・ティル・ドーン2
クライマックスの馬鹿馬鹿しい大殺戮シーンのお陰で、「3」よりはマシな印象ながら、もちろん「1」には遠く及ばない出来。正に「1」と「3」の間に位置するシリーズ第二弾(邦題にも、昔風に「テキサスの血塗られた現ナマ!」とか副題つければ、更に馬鹿っぽくて良かったのに…)。人間が吸血の館から抜け出すという設定の180度逆、ヴァンパイアが包囲網から抜け出すという設定は中々のアイディア。また、金に執着するヴァンパイアってのも新鮮と言えば新鮮(間抜けと言えば間抜け…)。でも、やっぱり本作にも馬鹿が足りない。馬鹿映画に馬鹿が足りなきゃ何がある? 4点献上。
4点(2004-11-18 00:04:24)(良:1票)
263.  シベリア超特急
≪コンプリート・シベリアン・エクスプレスPart 1≫ 興行されてはいますが、これは商業映画ではなく、完全な自主映画。その時点で「北京原人」や話題沸騰の「デビルマン」等とは根本的に違う。しかも、これをここまで駄作たらしめてるのは、全て「映画」を作ろうとする熱意。同じ自主映画でも、未だにヌーベル・バーグを気取った「ビデオ映画」を撮ってる馬鹿者共に比べれば、遥かに素晴らしいことです。この映画が(↓)こんなに愛される理由も、ここにあるのだと思います。ところで私が観たのは、本編が「劇中劇中劇(?)」となるバージョン。驚きよりも脱力感を醸し出す二重のどんでん返しには、あきれるよりも、何か嬉しくなっちゃいました。戦争とは全然関係の無い、個人的日常会話で締められたのも良かったです、5点献上。
5点(2004-11-12 00:51:35)(笑:1票) (良:2票)
264.  CURE キュア
これは面白かったし、非常に解り易かった。溜めの無い殺人シーンはとにかく衝撃的。BGMもカット割りも無く、淡々と、いきなり人が殺されていく。手持ちカメラによる、うざったくない(且つ、俳優の動きと構図を良く考えた)カメラ・ワークも良い。言葉遣いは丁寧ながら、のっけから危険人物っぽい役所広司の演技も秀逸。そして、不安感を煽る全編に響く重低音。これは全て演出の勝利でしょう。黒沢清の映画は唯でさえ解りにくい作りなんだから、話まで解りにくいと、本当に訳が解らないで終わってしまう。彼の作品は、このくらい解り易いストーリーの方が断然良いと思う、7点献上。
7点(2004-11-03 12:33:38)(良:1票)
265.  ナビィの恋
余計な演出等せずとも、ただ撮影するだけでファンタジーになる沖縄の離島が舞台の、数十年に亘る秘められた恋物語は最高にロマンティック。島も、島の暮らしも、島の人達も、そして西田尚美も魅力的(特におじいのキャラが最高。三線で奏でられる島唄が全て艶笑小唄なのも凄い)。しかし「ナビィのファンタジックな恋」に対応する、「奈々子のリアルな恋」が余りにも適当に描かれているので感動は薄い。一体何時どうして福太郎(福之助?)のことを好きになったの? 占い師の予言に背いて大丈夫なの? この辺を解決しないと、肝心要のナビィの恋も成就しません、6点献上。
6点(2004-10-29 00:35:35)
266.  フレンチドレッシング(1998)
久しぶりに全く肌の合わない映画を観てしまった。とにかくこの映画の無意味な長回しは、相米慎二の長回しよりイヤ。構図を固定して芝居を矮小化してるのがイヤ。原作がどういうマンガか知りませんが、普通に撮れば1/3の時間で収まりそうな中身を、ダラダラ引き延ばしてるのが許せない。壊れかけた高校教師、多分Mのいじめられっ子、そして今時の普通の女子高生が織り成す妖しげなストーリー自体は、非常に興味をそそる内容だとは思いますが、その表現が悉く興味を削いでいく(塩田明彦に撮らせたい)。という訳で本作唯一の収穫、唯野未歩子の華奢な肢体に2点献上。
2点(2004-10-29 00:35:16)
267.  ありがとう (1996)
現代に於ける極普通の家庭の一形態を描いたホーム・ドラマ。この家庭はレイプ事件の前、そして父親の単身赴任の更に前、多くの現代家庭と同様に出来た時から壊れていた。壊れている状況が普通の状況であれば、それが壊れているなどとは判りませんし、最初から壊れてるものは今更崩壊しないし、再生もしない。ストーリーは妹の視点で語られますが、この映画の主人公はあくまでも父親。彼がレイプ事件をきっかけに家庭崩壊を疑い始めるも、事件を通してこの状況が普通であることに気づき、それを納得して家庭を営む決意をする物語です。それにしても、この物語ならエロ描写もハードなシリアスな展開にするか、逆にスラップスティックな展開にした方が良かったと思う。演出の中途半端さは致命的です、3点献上。
3点(2004-10-29 00:34:48)
268.  月とキャベツ
行き詰ったミュージシャンが謎めいた美少女に出会い、田舎の自然の中で再起を遂げていく物語。恐ろしく長い「One More Time, One More Chance」のビデオ・クリップって感も無きにしも非ずですけど、また、山崎まさよしがアイドルなのかどうかも別として、本作みたいな映画こそが「アイドル映画」と呼ばれるジャンルの基本形でしょう。ミュージシャン本人の歌を物語に絡め、その歌うシーンがクライマックス。全く新味も捻りも無いつまらない話ながら、ファンも満足の仕上がりだと思います。これでヒロインが蒼井優だったらと思うのは、無い物強請りとゆーものでしょうか、5点献上。
5点(2004-10-29 00:34:25)
269.  超少女REIKO
1991年デヴューの観月ありさのメディア・ミックス・プロモーションの一環で作られた(と思われる)アイドル映画。ホラー映画と思わせておいて、クライマックスは「童夢」の影響アリアリのサイキック・アクション映画へと変貌。15歳の観月ありさは「超少女」というルックスにぴったりだとは思いましたが、ほとんど彼女の魅力は引き出されていないので、普通の映画としてもアイドル映画としても駄作です。それにしても、アニメのキャラでは根強い人気を誇る、お嬢様言葉の脇役というマニアックな設定がここでも健在。それを生身の人間(島崎和歌子、当時18歳)が演じると、もの凄く奇妙だということが解る仕組みになってます。ということで、クライマックスに満を持して(てか、突然)登場する「いたこ」の娘・佐倉しおり(!)に、4点献上。
4点(2004-10-29 00:34:00)
270.  ただいま
被害者家族であると同時に、加害者家族でもあるという非常に難しい設定を、確かに描ききれていないとは思いましたが、中々考えさせてくれる映画だと思います。ところで、私はあの美人の主任さんは無神経なのではなく、単にランの事情を知らなかっただけだと解釈してます。まだ若いから余り古くから着任してるとは思えないし、ランの罪状と刑期だけは業務上知っている、純粋に親切な人なのです。でなければ、この複雑な事情を抱えた人間を、最初から家族の元に送ろう等とは思わないでしょう。また、彼女がいなければランも家に帰ることはなかった筈です。だから、この主任さんこそ家族に融和をもたらした天使なのです。だから美人が演じているのです(ブスの天使じゃ絵にならないですから…)。ということで、6点献上。
6点(2004-10-22 00:05:00)
271.  草ぶきの学校
こういう映画を撮らせたら全くソツのない中国映画の中では、本作はかなり凡庸な仕上がりだと思う。その一番の原因は、細かなエピソードを積み重ねただけで、全体を通した物語に欠けていること。一人の少年の目を通した個々のエピソードは、もちろんそれぞれがノスタルジックで良い話ではありますけど、それらが細切れのままなので大きな感動には至らない。成長した少年の回想がナレーションされるという形式にも能が無さ過ぎる。これならいっそ、全体が緩やかに繋がりつつも、エピソード毎に視点を替えていくオムニバス映画という形態にすれば良かったと思う、5点献上。
5点(2004-10-22 00:04:39)
272.  0061/北京より愛を込めて!?
「ジュラシック・パーク」が流行ってたという理由だけで登場する恐竜の化石。音程の外れた「007」のテーマ曲に乗って繰り広げられるスパイ合戦。グルメ・ブームを受けた「食神」へと繋がっていく主人公の包丁捌き。ジェットジャガーみたいな被り物。モロに「マジンガーZ」をパクッたロケット・パンチにオッパイ・ファイアー。全てが底の見えそうな安易なパロディながら、やっぱりくだらなくってつい笑ってしまいました。それにしても、妖艶な女スパイ役のポーリン・チャンという人、一昨年自殺されてたんですね。心よりご冥福をお祈り致します。ところで、邦題の「0061」って何? 6点献上。
6点(2004-10-22 00:04:20)
273.  アンモナイトのささやきを聞いた
本作は宮沢賢治の妹との関係をモチーフに、痛々しい愛情を鮮烈な感性と幻惑的な映像で描いた秀作…などではもちろんなく、変質的な妄想を、古惚けた感性と独りよがりの映像で描いた、マザー・コンプレックスをシスター・コンプレックスに置き換えただけの、時代錯誤の「草迷宮」。本サイトの関連作品を見てみると、何とこの山田勇男監督、「草迷宮」の美術スタッフだったんですね。こんな所に寺山修司の遺志を継ぐ人間がいたとは驚きです。ところが、撮影だけは非常に優れてます。照明も緻密に考えられた質感のある映像には感心してしまいました。ということで、4点献上。
4点(2004-10-17 20:39:45)
274.  完全なる飼育
≪完全なる飼育完全制覇・その1/獲物=小島聖≫ とても処女には見えない小島聖の「アタシを誘拐したのね」に続いて出てくる台詞が「アタシをレイプしたいのね」って…、この論理の飛躍に、開始5分も経たない内から呆然。誘拐の翌日から小島聖が逃走を放棄し、おまけに主従関係が逆転してしまうという、人間心理を無視したスピード感あり過ぎの展開にも唖然。その代わり、後半は思い切り失速してしまう。完全に一刻館を意識した奇天烈な住人達を描く前に、もっとすることがあった筈。ルポルタージュではなく、変態小説といった趣の松田美智子の原作にも原因があるのかもしれませんが、それにしても、いくら大御所・新藤兼人が脚本を書いてるからって、誰か注意してあげる人はいなかったんでしょうか、4点献上。
4点(2004-10-17 20:36:34)
275.  白い手
椎名誠が自らの少年時代を綴った同名小説の映画化。小学五年生の腕白少年を主人公に、転校してきた裕福な家庭の子との友情、性的好奇心、淡く幼い恋心等、懐かしい情景を描いていく、昭和30年の幕張を舞台にした日本版「スタンド・バイ・ミー」。タイトルは、外出できない病弱な少女がいつも自室の窓から手だけを覗かせていることからきている(決してホラー映画ではありません。しかし、ちょっとベタ過ぎる設定…)。ま、ノスタルジックな佳作以上の作品ではありませんが、本作の白眉は主人公の母親役の桜田淳子。こんなに演技が巧い人だったとは驚きです、5点献上。
5点(2004-10-17 20:36:10)
276.  サン・ピエールの生命
死刑制度廃止を訴えるメロドラマ仕立ての薄っぺらい啓蒙映画。これを観て死刑廃止論者に思想転換する人はまずいないでしょう。マダム・ラの信条や思想背景が良く判らない上、これまで幾度も男に狂い、幾人もの男を狂わせてきたジュリエット・ビノシュがその役では、性的匂いがきつ過ぎる(かと言って、そうじゃないフランス人女優も思い浮かびませんが…)。パトリス・ルコント流の夫の愛も今回ばかりは良く判らない。本作で描かれるべきはマダム・ラの人生そのものか、若しくは無理矢理死刑執行人にさせられた男の苦悩の方。これは題材の採り方を間違えてます、4点献上。
4点(2004-10-13 23:17:23)
277.  橋の上の娘
一見オシャレなアート系映画に見えながら、物語の骨格自体は、もの凄くオーソドックスなボーイ・ミーツ・ガール型のラヴ・コメディ(そう、「コメディ」なのです)。それが旅芸人という設定でファンタジックなロード・ムービーに仕立てられた上、男女の役割を逆転することで斬新なラヴ・ストーリーにもなっている(彼女は尻軽でも淫乱でもなく、「ビビビッ」とくる運命を探してるだけ。だから彼女は口説かれないで、常に口説く側なのです)。シンプルで美しいモノクロ映像に反し、音響が高度に作り込まれていたのも嬉しい。オーソドックスなラヴ・コメらしい予定調和のラストも嬉しい。そして、薄幸そうな歯の隙間から漏れ出てくる、ヴァネッサ・パラディの愛くるしい色香が独特の雰囲気を作っている。これはかなり「新しい」映画です、7点献上。
7点(2004-10-13 23:17:03)(良:1票)
278.  ジャンヌ・ダルク(1999)
これ、リュック・ベッソンの最高傑作じゃないですか(気軽にテレビで観たからそう思うのかな?)。私とはどうにも肌の合わなかったベッソンの馬鹿っぽさが、本作では超エキセントリックな主人公・ジャンヌに集約され、彼のセンスが破綻することなく発揮されていると思います(効果としては押井守の「うる星やつら2/ビューティフル・ドリーマー」に近いかも)。聖処女と言うよりも狂女といった感じのミラ・ジョヴォヴィッチの容姿と演技も良かった。特にジャンヌが最初に出撃するシーンでは、背筋がゾクゾクしてしまいました。残念なのは、アメリカのレイティングを余り気にしてないくせにハリウッド・スターを使った英語劇にしてしまう等、中途半端に世界市場を意識した企画の方向性。ベッソンはもっと突っ走った方がいいヨ、7点献上。
7点(2004-10-13 23:16:20)
279.  甘い嘘
「レベッカ」風スリラーをベースに観客をミス・リードしていく、実は(ハリウッドに毒された)エロティック・サスペンス映画の「ゲーム」風フランス版複製。アメリカ製の同ジャンル物よりは映像も美しく、あり得ない設定に目を瞑れば中々楽しめる仕上がりではあります。しかし、こういう映画の最大の弱点が、罠にかけられる人間の行動予測性と罠をかける人間の動機に対する説得力。ここは相変わらず弱い。それに同じオチでも、本来ならもっと衝撃的に開示するのがセオリーというもの。「裏窓の女」という官能系パッケージでビデオ・DVD化されてしまうのもやむを得ません、5点献上。
5点(2004-10-13 23:15:03)
280.  ぼくのバラ色の人生
日本に入ってきてなかっただけかもしれませんけど、まず典型的なサバーブを舞台にしたヨーロッパ映画ということが珍しかった。そのライフ・スタイルはほとんどアメリカのそれと一緒、そして住人が極端に保守的であるという点も同じ(舞台はベルギーなんでしょうか、フランスなんでしょうか、若しくはパロディなんでしょうか?)。性同一性障害だろうが、女装趣味だろうが、ゲイだろうが、息子をそのまま受け入れてあげたい気持ちと、社会常識を振りかざす世間の目との間で苦悩する家族。映画としてはラストに救いをもたらした感もありますが、基本的にはある共同体から排除される異端者家族を描いている。しかし、まるでリカちゃんハウスの様な女性化への幼い憧れは、物語の主題を不明確にしてしまったと思います、6点献上。
6点(2004-10-13 23:14:38)
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