321. 恋におちたシェイクスピア
観る前まではとっつきづらく、あまり魅力を感じない映画だったんだけど、実際観るとオスカーを充分納得させる上質な娯楽文芸映画だった。アカデミー賞をとったグウィネス・パルトロウがとても魅力的で優秀な女優ぶりを見せてくれる。他の俳優陣の演技も良くて見応えがあった。なんといってもストーリー展開のテンポが思っていたよりもはるかに良くて観ていて間のびしなかったことが良かった。 8点(2003-06-05 14:05:24) |
322. バッファロー'66
ここまで秀逸なセンスだけで押し通してひとつの映画として面白さを感じさせる映画も少ないと思う。とにかくヴィンセント・ギャロがカッコ良く、クリスティーナ・リッチがキュートである。もうそれだけの映画と言っても過言ではないと思うが、それを見るだけで充分価値のある映画だ。 7点(2003-06-05 13:59:34) |
323. エニイ・ギブン・サンデー
演技や映像に迫力があり観ている間の見応えはあるんだけど、終わってみれば結局何の話だったのかな?という印象が残る映画だった。スポーツ映画だったのか、人間ドラマだったのか、その辺が曖昧な感じがする。 6点(2003-06-05 13:55:18) |
324. ミッション・トゥ・マーズ
なかなか酷評が多いみたいだけど、個人的にはとても面白かった。宇宙概念的な話が好きな人にはツボにくる映画だったと思う。星空を見れば気が晴れるように、小さなことで悩んでいた自分がバカらしく思えてくる映画だった。手塚治虫の宇宙観と重なるものを感じ非常に好感触だった。映像的にも文句はなかった。 8点(2003-06-05 13:51:41) |
325. PARTY7
オープニング、キャストの珍妙さとかなり期待させるものは大きかったんだけど、消化不良のまま終わってしまった。もっとあの限られた空間を生かした秀逸な脚本があればかなり面白い映画になっていたと思う。 5点(2003-06-05 01:56:09) |
326. バトル・ロワイアル
それなりに緊迫感を持って観れたけど、言うほどの問題性は感じなかった。少し過激なバイオレンス映画の枠内におさまる映画だった。まあその点は無視しても安藤政信や柴崎コウなど見所はあって面白いんだけど、ラストをなんだか綺麗に終わらせているのが興ざめだった。 4点(2003-06-05 01:52:55) |
327. パリの確率
発想や砂に埋もれた未来のパリなどイメージは良かったんだけど、ストーリーに完成度がなくムラがありすぎる。もっと丁寧に脚本をまとめればセンスやノリは楽しめたのでかなり良い映画になってたと思うのだが、残念。 4点(2003-06-05 01:46:35) |
328. 式日 SHIKI-JITSU
かなり雰囲気が重くて間のびしたけど、ラストが明るかったのは良かった。映像作家の岩井俊二を主演に据えるあたりからかなり実験映画的な感じはする。 6点(2003-06-05 01:43:24) |
329. バーティカル・リミット
予告編の映像でかなり期待させられたが、ふたを開けると明らかに駄作で驚いた。アクション映画で映像的にはしっかりしているのにここまで面白くないと思わせる映画も珍しい。それくらいストーリーが酷かった。あまりに酷すぎてよく覚えてないんだけど、散々たる軽薄さに参ってしまった記憶がある。 2点(2003-06-05 01:41:00) |
330. 戦場のメリークリスマス
戦争の狂気、人間の哀しさを巧みに描いた大島渚の秀作。なんといっても坂本龍一のメインテーマがあまりに印象的。ビートたけしの不気味な演技にも目が奪われる。ラストのたけしのセリフがとても鮮烈だった。 7点(2003-06-05 01:36:23) |
331. スペース・カウボーイ
地球を救うためにじい様たちが頑張って宇宙へと向かうという設定とストーリーはとてもユニークで感動的だった。でももうひとつクライマックスでの盛り上がりに欠けたのが残念だった。イーストウッドを責めるわけじゃないけど、監督はもっとエンターテイメント性の高い人を選んで作ったら更に快作になっていたかも。 7点(2003-06-05 01:31:29) |
332. 人間の証明
全体的なストーリー展開や俳優陣の熱っぽい演技はとても魅力的で良いんだけども、ラストが気にいらない。あそこで死んで終わらせれちゃあ不快感が残る。死んで話が解決というのはあまりに安易で物語全体の質を下げている。 5点(2003-06-05 01:26:29) |
333. 弾丸ランナー
「走る」ということをテーマにしたことでそれぞれの人間がたどる運命というものが明確にエネルギッシュに感じることができ圧倒される。多くの人が考えそうなプロットではあるけど、それを変に勢いだけに溺れることなく撮り切ってしまところがSABU監督の力量を見せたところだと思う。 7点(2003-06-05 01:21:49) |
334. アンラッキー・モンキー
「ポストマン・ブルース」を観た後に期待してこれを観たんだけど、ストーリーにまとまりがなく感じるものがあまりなかった。ずれていく男の運命や疾走感は、先の2作に通じるものがあるけどそれらほどのインパクトがなく淡々と終わった感がある。 5点(2003-06-05 01:16:56) |
335. ポストマン・ブルース
最高におかしくて、切ないSABU監督の快作だ。偶然が偶然を呼びさらに偶然が重なって脱線していく郵便配達員の男の運命を個性的なキャラクターを散りばめとてもユーモラスに描く。そしてそこから主人公の運命への疾走とともにとても切ないラストへと昇華させていくストーリー展開が見事。 9点(2003-06-05 01:07:22) |
336. ソナチネ(1993)
北野監督独特の間が緊張感と叙情感の両方を巧みに引き出しておりこの映画の世界観に引き込まれる。北野武の才能を世間に確信させた作品だと思う。 8点(2003-06-05 00:53:48) |
337. 五条霊戦記//GOJOE
浅野忠信、永瀬正敏の競演ということでかなり期待して観たんだけれどもイマイチだった。キャラクターや映像はよくて迫力もあるんだけれど、肝心のストーリーに盛り上がりがなく退屈だった。 5点(2003-06-04 19:52:42) |
338. ホーホケキョ となりの山田くん
この作品が製作発表された時には「なぜジブリが!?」と悲観的だったんだけども、実際に見てみるとこれがなかなかの秀作だった。内容はそのまま「となりの山田くん」なんだけどもそのテンポが実にほのぼのとしていて日常を愉快に描いていてとても楽しめた。アニメーションの質も実に高くてさすがジブリというものを見せてくれる。 7点(2003-06-04 19:49:54) |
339. ダンサー
小ぶりな作品ではあるが、耳が不自由なダンサーを演じるミア・フライアのダンスシーンはとても熱情的で見応えがある。 6点(2003-06-04 19:34:23) |
340. パラサイト
小気味いいテンポとパラサイトの気持ち悪さで一気に見せてくれる。「遊星からの物体X」のリメイクかと思うくらいネタはパクリだけど、それを忘れさせるくらいのロバート・ロドリゲス監督のセンスは流石。今やスターのジョシュ・ハートネットやイライジャ・ウッドらが競演していることも見所。 7点(2003-06-04 19:27:31) |