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 > 鱗歌 さんの口コミ一覧。171ページ目
鱗歌さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3929
性別 男性
年齢 53歳

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3401.  スター・トレック/イントゥ・ダークネス
J・J・エイブラムスという人は、スタートレックを撮ればスタートレックらしく撮るし、スターウォーズを撮ればスターウォーズらいく撮るし、器用な人なんでしょうね。って言ってもこの作品が本当に「スタートレックらしい」のかどうかは、とてつもなくスタートレックに詳しい人が世の中にはいますので、そういう人に訊いてみる必要がありますが、とりあえずこの、それなりにソレっぽく、それなりに散漫な感じが、まあ、こんなもんかな、と。 特にあの、カーク達が囚われの身となった絶体絶命のクライマックスから、まさかまさかの、クダラナイにもほどがあるというオチ。こんなのスタートレック以外では許されないでしょうなあ。 前作のスポックはかなりダメダメだったけど、相変わらず魅力がない。中途半端なんだね。とことん正直で、とことん変人でいてくれたら、それでいいのに。突き抜けた愚直さは、時に真実を映し出し、時に現実を批判し、時に感動を呼ぶ。日寄ちゃあダメよ。中途半端はダメ。 お、懐かしや、このヒトもしかしてピーター・ウェラーでは?と思ったら、やっぱりそうでした。こういうツマラナイこともホンのちょっとだけ、感動を呼んだりして。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-07-26 21:53:18)
3402.  劇場版「進撃の巨人」後編~自由の翼~
む、む、む・・・。ニューハーフ型巨人(?)ネタでここまで引っ張るってのも、何だかなあ。息切れ気味でつらいものが。「前編」なり「第1作」がもともと持っている「物語が動き始める面白さ」というものが、「後編」なり「続編」には無いわけだから、その分、さらに物語世界を広げていってくれでもしたらよかったんですけどねー。「今回はこのネタでいきますよ」と、ちんまり小さくまとまっちゃった印象の「後編」となってしまいました。残念。
[DVD(邦画)] 5点(2017-07-06 23:20:50)
3403.  ワイルド・スピード/ICE BREAK
このシリーズもすっかりめっきりCG漬けになってしまって、CG自動車がコロコロひっくり返るのをただ眺めているっていうのも、多少虚しいものが、無いでは無いんですけどね。何といいますか、裏ビデオを見てみたら逆に、実は疑似本番だったことがモロわかりで腹が立ってくる、ってな感じでしょうか(←だいぶ違うかも知れないけれど)。 前作がシリーズを打ち切る良いきっかけだったかも知れないのに、我々のイヤな予感を決して裏切ることなく、やってきましたシリーズ第8弾。メンバーが抜けては追加して、無理やり何とか引っ張って、もはやポリスアカデミー化していると言っても過言ではありません。そんな私の悪口にもめげず、第9弾もちゃんと作ってよ。たぶん作るんだろうけど。 さて本作の目玉は、主役たるドミニクが「ファミリー」と敵対する側に回ってしまう、という点なのですが、これがもうずいぶんヌルくって、イマイチなのです。突如裏切って我々をビックリさせてくれるんならオモシロくもなるところ、何だかユルユルと段階を踏んで「しょうがないけど裏切ってきま~す」みたいな感じの描写、観てる我々も心の準備しまくり。怖くもないしハラハラもしない。これだったら、「X星人に操られたゴジラ」とか「バイラス星人に操られたガメラ」とかの方がよほどスマートで、我々をハラハラさせワクワクさせてくれます・・・よね? いやホント、主人公が敵に回る、というこの事態を、こんなにサスペンス描くなんて。逆に言うと、これまさに、安心印。展開を心配せず事態を心配せず、乱闘爆破カーチェイスを、打ち上げ花火を楽しむように楽しむ。そう、それは勿論「花火が間違ってこちらに飛んでくるんじゃないか」などとハラハラしながら見るような楽しみ方では決して、無い。映画として観れば物足りないけど、ま、そういう楽しみ方もあるのかな。 クライマックスでは、赤ちゃんネタでユーモアを盛り込んでみたりなんかして。ああやっぱり赤ちゃんネタは鉄板ですなあ。
[映画館(吹替)] 5点(2017-05-01 09:47:48)
3404.  キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
冒頭に、船上の戦いを一発カマシてはくれるけれど、それを除くと最初の方は、この作品の中身と関係あるとは思えない、どうでもいい「余韻」に延々と浸り続けているような感じで、もう勝手にせえ、と。ホント、どうでもいいっての。 もちろん途中からはしっかり加速して、金かけてますCG使いまくってます、という訳ですが、こういうCG、この作品でしか見られないものだったら貴重だけど、「昨今、アリガチ」としか言いようがない。それもこれも、戦いの中にサッパリ危機感が感じられないからで、まさに、ただのCG。そりゃま、確かに手が込んでてスゴイし、こういうのをただ眺めてるのも正直、嫌いではないですけれども。 ロバート・レッドフォードに似てはいるけれど、まったくスターのオーラを感じさせないオジサンが約一名、出演しておりました。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2017-04-18 22:10:37)
3405.  はやぶさ 遥かなる帰還
無言で宇宙空間を飛び続ける「はやぶさ」を主人公にしてもお話が持たないので、地上でのドラマが中心となり、なんだか「タロとジロが殆ど登場しない南極物語」といった感じなんですけどね。あれやこれや、こまごました葛藤を挟み込んで、はやぶさが帰ってくるまでの物語を何とか繋いでいく、それはそれで結構なんですけど、あまり芯になるようなエピソードもないので、もうひとつ張り合いがない。「はやぶさ」という誰もが知る直近の題材なもんで、あんまり現実とかけ離れたコトもやりにくいのかも知れませんが、ちと縛られすぎなのでは。登場人物の誰もが平凡で、奇妙なことは何も起こらない。映画なんだから、ちょっとくらい「面白いウソ」を入れてもいいと思うんだけど、ここには「ホントっぽいウソ」しかない、それが残念。 ラストまで、皆が聞き知っている「はやぶさ」の最期、そのまんま。盛り上がりません。 神社で山崎努が渡辺謙に、座りませんか、と誘う場面があって。それなら桜の季節、今度は渡辺謙が夏川結衣に、座りませんか、と一声かけてベンチに座ってくれたら、ちょっと気が利いてたんじゃないの、とも思うのですが、そういうセリフもなくって。まあそのあたりは、好みの問題かも知れませんが。
[DVD(邦画)] 5点(2017-01-19 23:46:33)
3406.  タイタンの逆襲(2012)
ネタ元をギリシャ神話に求めようがアメコミに求めようが、結局は同じような映画に仕上げてしまう。なんか、アレですね、「CG技術がどれだけ進化したか」のデモ映像と思って観ればたしかに、同じような映画だと比較もしやすいってもんです。確かにこりゃすごいCGです。ごく単純な設定以外にこれといってストーリーらしいものがないのも、CGサンプル映像ならではの醍醐味といったところでしょうか。ただこれが、いえデモでもサンプルでもなく映画なんです、と言われるとどうも面食らってしまうのですが。 クライマックスではいかにもモットモらしく、戦争ごっこが始まり、『世界侵略ナントカ決戦』と云い、この監督さん、こういうの好きなんですかね。 好きなんだったらそれはそれで結構なのですが・・・それにしては、このクライマックスで流れるのが、何と安っぽく盛り上がらない音楽であることか。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-12-25 21:23:32)(良:1票)
3407.  エンド・オブ・キングダム
余計なものも必要なものもすべて削ぎ落したコンパクト設計、大規模テロでロンドンが壊滅状態(って程でもないけど)という一大スペクタクルを、正味90分ほどの小品に仕上げたという、その奥ゆかしさ。そんなに遠慮しなくても、ねえ。 そもそも、主人公が大量の敵と必死で戦う理由がどこにあるのか、職業に対する矜持なのか、大統領への友情なのか、あるいはテロリストへの憎悪なのか。そういうメンドくさいことはもう描かない。「主人公はもうすぐ父親になるらしい」っていう設定も楽チンで、うん、これなら、主人公と家族の関係をわざわざ描くこともなく、何となく主人公の人物像に肉付けできたようなフリができる(ただ、年齢的に言ってもジェラルド・バトラーにもうひとつ似合わない設定だけど)。テロに襲われるロンドン、これも点数で70点前後かという微妙な完成度のCGを乱発し、サラリと仕上げる。もちろん、パニックに襲われた人々、などというのもメンドくさいから描かない(街が破壊され、さらにカーチェイスまで展開されてるのに、皆さんフツーに歩いてます)。 そこまでメンドくさがって一切合財削ぎとして、じゃあ何を描いてるんだよ、と言えば、ひたすら敵が襲ってきて、ひたすら主人公が戦い続ける、それだけ、ですね。そういう意味では『コマンドー』魂が注入されてます。ただ『コマンドー』の方がよほど、アクションごとに趣向を凝らしていて芸達者。本作は、主人公が無数の敵を撃ち殺しまくるだけ、やってることは派手でも、印象としては地味になっちゃう。特に敵のキャラが立ってる訳でもなし。「誰が敵かわからない」という設定のハズも、基本的にほぼ全員敵だと主人公が承知してるので(笑)、サスペンスにならない。主人公は敵を淡々と撃ち殺し、敵は淡々と撃ち殺される。敵が迫りくる危機感とか、敵との駆け引きの緊迫感とか、なーんか無いとやっぱり、寂しいですね。 長回し(疑似か?)の使用も、それ自体の驚きは薄れてきている訳だし、ああ「恒例の」長回しね、と見られているようでは盛り上がりに繋がりません。頑張ったその気持ちはワカリマスけれど。 さて。次作では(次作があるとして)そろそろ、テロリストが地球自体を破壊するのでしょうか。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2016-12-11 08:56:00)(笑:1票)
3408.  プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂
さまざまな戦いや冒険を、おカネをかけたファンタジー映画でございますとばかり、あれやこれやと描くけど、結局のところ、作品の中で例えば主人公が何らかの成長をするなり葛藤をするなり決断をするなりしたのかと言えば、およそ何にもない訳で。「あの時ああしときゃよかった」という後悔、それを、時間の砂とやらを使ってチャッカリやり直すだけ。ってんだから、何ともおめでたい。 ま、このテの映画を、人生の何らかを求めて観る人なんていないだろうから、これでいいんでしょうけどね。ただ、お気楽に楽しむにしたって、特にオモロイ作品という訳でもないんだけど。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-12-05 22:00:48)
3409.  ボーン・アルティメイタム
カッコいい映画、ではあるんでしょう。駅の雑踏の中で携帯電話をつかったコンタクトや、街中で突然展開されるカーチェイス。ただ、正直、ストーリーはもうネタ切れじゃないですか、これは。世界各地を舞台にイロイロやってるけど、オハナシはあまり先へ先へとは繋がっていかず、どうも何を描きたいのかよくわからない。主人公のアクションもそりゃカッコいいけど、建物や自動車のガラスをこうも何度も突き破ってみせられると、他にやることないのかよ、と。 で、どうもこの映画は、ただの追いかけっこ映画であって、これといってストーリーと言えるものがないんじゃないか、と思えてくる。そう思えてきつつも、「自分が誰なのか」というこのシリーズの結末を、最後にはちゃんとつけてくれるんだろう、と思っていたら。 なーんか、とってつけたような結末なのでした、とほほ。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2016-11-19 16:03:11)(良:1票)
3410.  日本のいちばん長い日(2015)
「日本の」というより、「昭和天皇の」いちばん長い日、といったところでしょうか。 と言っても、昭和天皇のみにスポットを当てる訳でもなく、全体をボヤボヤっと描いて、どうも焦点が定まらない感じ。天皇だって、阿南陸軍大臣だって、みんなひとりの人間として苦悩したんだよ、ってことでしょうか。戦死していった名もなき大勢の人たちだって、そうだろうと思うんですけどね。 宮城事件の描かれるウェイトもあまり大きくない印象で、あっさり終わってしまう。いや、岡本喜八版と本作、どちらの方が実際の事件の雰囲気により近いのかは知りませんけれども、映画のもつ緊迫感、喜八さんの映画とは比べるべくもありません。あの息詰まる焦燥感は、どこへ。 心に残る映画と、残らない映画との、違い。
[地上波(邦画)] 5点(2016-11-19 15:35:34)
3411.  ゲッタウェイ スーパースネーク
平均45秒に1台、大破。とかいう宣伝文句なもんで、観てて、ついつい、「おい、もう45秒以上経ったんだけどさあ」とか、「今のクラッシュ(接触?)も大破として数えるの?」とかいうツマランことを思っちゃうのですが。 「頭から尻尾の先までカーチェイスが詰まった映画」を作ろう、ってことなのか、何とも律儀に、冒頭からとにかく主人公を車に乗せ、走りまくる作品でした。妻を誘拐された主人公に対し、犯人から謎の要求が次々に突きつけられる。この犯人の要求ってのが、要するに走りまくれって言ってるだけで、主人公が達成すべき目標が示されない要求が殆どなので、目標が達成できるか否かのサスペンスも生まれません。これだけでは映画がもたないので、同乗者の少女を登場させたり、事件の真相を少しずつ明らかにしたり、ってなことをやって見せるのですが、別にボクら、「真相を知ること」を目的に観てる訳じゃないしなあ。 カーチェイスもクラッシュも、それはそれは頑張っているのですが、いかんせん、サスペンスに欠いているもんで、同じようなコトが断続的に繰り返されているだけ、といった感じ。これだけの荒っぽい運転だから、車内はさぞかしムチャクチャだろう、と思いきや、結構フツーに会話してたりして、カーチェイスの凄まじさを側面から描いて見せるような工夫も、特に無く。そもそも、車中の描写が、ほとんどまともになされてない。 という訳で、スピード感あふれる映画を目指したんでしょうが、印象としては、何だかモゴモゴと煮え切らない感じがしてしまうのでした。 でもでも。こういうカーチェイス主体の作品って、存在自体がワクワクさせる。また活きのいいのを、待ってますヨ。
[DVD(字幕)] 5点(2016-10-19 11:28:21)(良:1票)
3412.  グッドフェローズ
なんか、うまく映画作ってるな、という感じはするんですけどね。長回ししながらスラスラとカメラと移動させてみたり、対話シーンのやりとりをカメラ切り替えてテンポよく見せたり。後者の方は、ちょっとやり過ぎて、対話の途中で口にくわえてた葉巻が消えちゃったり、持ってた受話器が消えちゃったりと、カットがうまく繋がらなくなってしまったりもするのですが、多分、作り手もそんなことは「些細な事」と、気にしてないんでしょう。 それはいいとしても、作品全般について、どうしてこんな作劇になっちゃうのか、という点については、正直、よくわからないんです。2時間半近い長さがあって、しかもナレーションを多用しつつ描写の省略を多々行ったりしていて。そこまでしてでも、主人公の姿を少年時代から、すべて作品に詰め込む必要があったのか? 唐突に奥さんの独白まで使うにいたっては、すみません、このセンスは理解不能です(逆に言うと、独白を任された割に存在感は強く出ていない)。 肝心の600万ドル強奪という大事件は、まともに作中で描かれないし、それに伴う殺人事件もサラリと流される。あくまで主人公の人生に沿った映画です、とにかく実話なんです、派手なシーンを見世物にする映画じゃないんです、という訳でしょうか。確かにそれも一つのやり方でしょうけど、ちと優等生過ぎるのでは。そしてやっぱりこれも「実話作品」らしく、具体的な年月日をテロップで出し、終盤はそれを時刻表示にまで分解して、うん、確かに緊迫感は出てくる。でもテロップは所詮テロップ。「今何時か」を知りたいんじゃなくて、この先に待つ「何か」まであと何時間何分あるか、こそがサスペンスでしょう。途中から、何のために時刻表示してるのか、サッパリわからなくなってくる。 それもこれも、「実話」に寄りかかり過ぎなんじゃないでしょうか。ラストも主人公の独白任せになってしまい、残念でした
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-10-18 12:57:37)(良:2票)
3413.  バッド・ガールズ(1994)
ジョナサン・カプランって聞き覚えあるんだけど、誰だっけ誰だっけ。あ、『告発の行方』。 こちらも女性を中心にした映画だけど、びっくりするぐらい「女性映画」になってない。娼婦がひょんなことから客を殺害してしまい、お尋ね者の身に。で、どこでガンさばきを身につけたか、女ガンマンとして活躍する、わりと能天気な西部劇。しかし女優4人並べて、これがちっとも娼婦らしく見えない。だって、彼女らの過去も、現在の境遇も、ろくすっぽ描かれないし、ハダカの描写もかなり抑えまくりの安心印だし。不遇が描かれなければ、そこから抜け出すことの喜びなり興奮なりも感じられません。 もしも、ムズカシイこと抜きで娯楽作品として楽しんでください、ってんだったら、もうちょっとカッコよく描いてくれればいいんだけど、スローモーションの使い方のあまりのダサさ。うう、つらい。 ゴールドスミス御大の音楽も、何だか勝手に盛り上がってる感じ。 女優さん4人は、結構がんばってるんですけどね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-09-26 20:43:54)
3414.  サボタージュ(2014)
それにしてもホント、血糊が好きですねえ、ドバドバと。ここぞという場面ならともかく、あちこちでムダにぶちまけるので、インパクトが十分出せず、ショッキングというよりは何だか不潔感みたいなものが先立ってしまってます。別にいいけど。 シュワ率いる麻薬摘発チームが、摘発ついでに犯人アジトから現金の一部を盗もうとするが、なぜかその現金は行方不明となった上、その後チームの面々が次々に殺害されていく、というミステリ仕立てのバイオレンスアクション。ただし、ミステリ仕立てだからと言って、あまり納得感を求めるなかれ。 シュワだいぶ老けてます。本作でシュワが主演やってる意味あるの? あまりアクションもしない、あまり演技もしない、だからこそ(こんな変なオハナシでも)あまりイヤミもない。やっぱりシュワ主演で正解かもね。
[ブルーレイ(吹替)] 5点(2016-09-18 08:55:42)
3415.  がんばれ!ベアーズ
弱小少年野球チーム、いや弱小なんてもんじゃなく、ポンコツの極みみたいなチームに、吞んべえの監督がやってきて、それはそれはもうどうしようもないハズなんですが、手っ取り早く助っ人を入団させて快進撃。日頃の地道な努力なんて知ったこっちゃない。おいおい、そんなんでいいのか。 まあ、いいんでしょう。スポコンではなく、ホノボノ路線でとどめていることで、多少の能天気さは気にならないし。勝ち負け以前に、まず大事なのはチームワーク、信頼関係だ、というのも悪くない。 ただせっかく、チームの子供たちをそれぞれ個性的に設定したのに、肝心の彼らの表情を、もうちょっとうまくとらえられなかったもんかねえ、というのが何とも残念。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-08-21 10:25:30)
3416.  バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生
「マジンガーZ対デビルマン」と思って観てたら、最後に突然キューティーハニーが現れて大活躍する、という趣向でしょうか。 冒頭こそ気合の入った破壊シーンを見せてくれますが、あとはグダグダ。とりあえずバットマンもスーパーマンもアタマ悪すぎ。いや、別にヒーローが賢くあって欲しいとは思わないけど、ただ本作の場合、映画がこうも無駄に長くなってしまった一因は、彼らのアタマの悪さにあると思います。 スーパーマンはどうやら、人々に嫌われているらしい。だけどその描写は、デモの光景に簡単に集約されてしまう。こんな説明シーンじゃなく、何か、スーパーマンに代わって我々の心に突き刺さるようなエピソードは無いもんなんでしょうか。 CG垂れ流しの中で、その後、緊張感をはらんだスペクタクルと言えるようなものといったら、撮り直しのきかないラストの「丸刈り」シーンくらいかも知れません。これもCGだったりして。
[DVD(吹替)] 5点(2016-08-13 08:22:39)
3417.  グラマー・エンジェル危機一発
旅行会社がハワイで「映画ロケ地ツアー」なんてのをやってますけど、あれはジュラシック・パークとかがお目当てだから成立する訳で、「グラマー・エンジェル危機一発ロケ地めぐり」などでは客も集まらんでしょうなあ。いや、内容的にはそれなりに充実しそうなんですけどね。「あ、ここって、あのダッチワイフがバズーカで吹き飛ばされた場所じゃない!?」なんて言って盛り上がっていただければ。 さて、ボインで凄腕(?)のオネーチャンふたり。そこに飛んできた謎のラジコンヘリ。中には謎の箱、そして襲い来る暴漢。要するに何ともテキトーなダイヤ密輸取引の現場に居合わせてしまったらしい。という訳で、アクションとオッパイが次から次に展開されていくのですが、さらにポイントが高いのが、毒物に汚染され凶暴化した大蛇(これがまあ、ソフビ感満点、動かないことといったら)が誤って野に放たれてしまった、という、何の関係もない追加設定。ただでも散漫なストーリーなのに、こんな変な設定を付け加えて、もう楽しいったらありゃしない。 で、このヘビ、ストーリーにまともに絡む事なく、とうとう脚本家にも存在を忘れられてしまったのかと思いきや、あっと驚く展開があなたを待ってます。あっと驚いてください。私からもお願いします。 ところでどうでもいいことかも知れないけれど、オネーチャンたちが大蛇の入ったケースを持ち上げる場面で、「ヘビ」と日本語でつぶやいたので驚いたのですが、これは私の勘違い。英語で「重い」って言ってたんですね。ほんとにどうでもよいなあ。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-08-13 07:50:35)
3418.  X-ミッション
もう邦題を考えるの諦めちゃいましたね。X-ミッションだって。ヤケクソですね。 それにしても、予告編が何ともカッチョよかった作品ですが、本編もその拡大バージョンというか、単なるスタントシーンのカタログですね、これは。 いや、冒頭ですでにイヤな予感はしたんです、コレ、アクションをつなぎ合わせただけのコラージュ作品じゃなかろうか、と。 正解でした。 実際、これだけよくやったもんだ、大したもんだ、とは思います、頭が下がります。でも、それだけじゃあ、ねえ。 それに、これがホンモノのアクションだといわんばかりの、スタントが売りの作品で、CGを多用してしまうのは、逆効果でしょう。
[DVD(吹替)] 5点(2016-08-11 20:18:58)(良:1票)
3419.  インデペンデンス・デイ: リサージェンス
エメリッヒの、「みんなでオレのゴジラをバカにしやがって」「怪獣が走って、何が悪いねん」という心の叫びが聞こえるような。 それはともかく、前作よりデカい宇宙船を出しゃあ、いいってもんちゃうやろ、と誰しもが当然思うところ、それでもなお、それ「だけ」を堂々とやってしまうのは、もう、エメリッヒ大将を他において、いないでしょう。 大風呂敷をひろげにひろげまくってナンボの世界、普通なら2時間ほどに収まる訳もなく、「次回に続く」と終わって「3部作の予定」とかいうのが昨今アリガチなパターンですが、大将はそんなセコいことはしない。ちゃんと2時間で完結させてくれます。こんな内容で我々が納得できるかは、また別ですが。 ラストは一応、今後の展望を語って見せ、さらなる続編を匂わせるんですが、「こんな内容の続編、もはや誰も作らせてはくれるまい、はっはっは」という高笑いが聞こえてきそうな。 要するに、むちゃくちゃですわな。 第1作の特殊効果って、結構、ローテクが使われてたんですよね。新旧混合の特撮が、楽しかったんですが。あれから20年経ち、CGで何でもできるようになっちゃって、逆にやることが無くなっちゃった。ハチャメチャ路線だったらマイケル・ベイにお任せあれ。 でもまあそんな中で、第一作にあったような、あちこちに散った人々の姿を並行して描きながら互いに繋がっていく流れ、ってのは今回も踏襲されていて、そういうところは悪くないですね。設定の諸々に魅力が乏しい点とか、(文明が進みすぎたせいで)地球と月との間の行き来があまりに簡単に描かれてあっけなさすぎる点とか、いろいろと大味な印象は否めませんが。
[映画館(吹替)] 5点(2016-07-11 11:31:35)
3420.  空の大怪獣ラドン 《ネタバレ》 
あの焼け死んでいくラドンの最期は、子どもの頃に観たときの印象としても、鮮烈なものがありました。でもこの映画、作品全体で言うとやっぱり苦しいのが、物語性の乏しさ。主人公らしい主人公を立てるなり何なり、どうにかならなかったんでしょうか。 肝心のラドンはなかなか登場せず、前半は巨大なヤゴが登場して人間に襲いかかる。だけどこれがちぃともコワくないので盛り上がらない(怖くない代わり、不快ではある)。もうちょっと神出鬼没な存在であればよいのだけど、そういう部分の工夫はあまり無くって、オハナシは先に進む。先に進んでどうなるか。いよいよラドンが登場し、人間にとって脅威であった巨大ヤゴを、パクパクと食べてしまう、という展開。なるほど、巨大ヤゴのさらにさらに上をいくラドンのスケール感を表している場面なんだろうけど・・・ちょっと図式的に過ぎませんかねえ。ここも、巨大ヤゴの恐怖がきちんと描けてこそ、だと思うんですが。 で、いよいよラドンが登場すると、特撮の芸がやたら細かくなり、ここは確かに盛り上がります(ただし、どう見てもミニチュアであることを前提にした、芸の細かさですが)。どうもラドンにはさほど悪意は無いらしいのだけど、図体がデカい故に、羽ばたくだけで街を破壊してしまう。そんなラドンたち(気がついたら何の説明もなく2匹になっている、というのは、今見ても斬新過ぎますね、ははは)も、自衛隊の攻撃を一方的に受けた挙句、阿蘇山の噴火の中で焼け死んでいく。いやあ、このラドンという怪獣の、スター性の無さよ。死にっぷりは、見事でしたが。 伊福部センセイ、ここでは意外にモダンな音楽を書いてますね。
[DVD(邦画)] 5点(2016-06-15 21:55:11)
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