341. 戦場のピアニスト
戦争の惨さ、ナチスドイツ兵の残虐さはここで初めて語られたものではない。誰もがある程度の事は知っている。新たな発見は無さそうだ。そこでシュピルマンという実在のピアニストにスポットを当てる。才能ある実在の人物が戦争で生き残った。いつ死んでも不思議のない状況をくぐり抜けて。まるで奇跡体験アンビリバボーだ。映画としての感動には少々かける。が、あの状況下でたま~に見せる人間臭さ(想像でピアノ弾くシーン、缶詰のシーン等)の演出が良かった。ドイツ兵のコートを何故着ているかと聞かれたとき、「寒いから」と答えた所も何となく良かった。 [DVD(字幕)] 7点(2005-06-02 17:30:15) |
342. ポリスアカデミー
懐かしいな~!中学のころ良く見ました。シリーズ4くらいまでは見た気がする。それぞれのキャラがみんな良いです。お気に入りのキャラが見つかった人はハマれるんではないかな。私はフックス(気弱な黒人の女の子)とタックルベリー(ガンマニア)が妙に好きです。 7点(2005-02-02 10:17:43) |
343. 仮面の顔/ほんとうの顔
あ、やっぱり誰も書いてませんか。TVMですからね。でもとっても良かったですよ。実話だそうで、ドナルド・サザーランド演じるシューシャン先生と、ジェイムズという自閉症(?)の人が主人公であり原作者です。父子もの、ラストの後味も良く、気軽に見られる作品です。D.サザーランドの息子役はもちろんキーファー…じゃなかった。 7点(2005-01-28 14:51:20) |
344. 大いなる遺産(1998)
おとぎ話を聞くような感じ。むかしむかしあるところにお金持ちのおばあさん(湯婆々?)とその姪と、貧しい庭師の少年がいました…云々。そうするとデニーロの存在は少々強烈過ぎるかも。グウィネスの賛否はありますが、まぁ言うほど不細工でもないと思うけど。そりゃあ少女時のエステラの方が断然美しく妖しく魅力的ですが。彼女は女優やってないんですかねぇ…。あと義兄のジョーが良かった。彼とか脱獄囚ラスティング達の大きな期待、てのが原題なんでしょうけど、遺産って?才能とかそういうことなん?まさかイーサンだから?違いますね。リメイクだもんね。すいません。かなり散文になってしまった。とにかく雰囲気は好きな作品です。 7点(2005-01-27 13:04:26) |
345. 小説家を見つけたら
見たことあるような有りがちなお話。でもこれはこれで見て良かったなぁと思えます。純粋で心の優しいジャマール、老いてもなお情熱的なフォレスター。二人は決して似てないけどそれぞれ魅力的で、互いに影響し合う。世代を超えた友情関係は、落ち着いた雰囲気の画面に心地よく、違和感がありません。好きなシーンはやっぱり、引きこもり老人が自転車で手信号をする所かな(笑)。二人の友人関係がもっともっと長く続いてほしかった。 7点(2005-01-20 14:40:05) |
346. たそがれ清兵衛
時代劇に不慣れな者にも解りやすいゆったりとしたつくりは、老若男女人種を問わず、見て汲み取る事の出来る情感を表現していると思う。その点は評価に値すると思うが、アカデミー賞にノミネートされ英語字幕になった時、そのセリフははたして生かされているのだろうかと、そればかりが心配になった。例えば清兵衛が余五善右衛門の家に入る時の「ごめん」は「Excuse me」なのかなぁ?とか…。あぁDVD見ればわかるんですかね。そうします。その後原作も読んでみたいです。 7点(2004-10-20 13:28:55) |
347. ストーリー・オブ・ラブ
身につまされるとこあるある。普通の夫婦のリアルな生活。それは(特に倦怠期ともなれば)他人が見ておもしろい物でもなんでもないわけだが、E.クラプトンの音楽のおかげで素敵に哀愁を漂わせ、それでいてよりリアルに映っている。私も日常のしょうもない時間にクラプトンをかけてみよう。見飽きたダンナの顔も少しは素敵に見えるかも!?ラストの妻の言葉には、多くの方と同様、感動し涙が出てしまいました。世の夫婦たちには是非おススメ。あと邦題は“アス”のままの方がいいと思います。 7点(2004-10-18 13:34:42) |
348. ロズウェル
矢追純一の「木曜スペシャル」世代のわたくしとしましては、ロズウェル、エリア51、なんて言葉を聴いただけでワクワクするもんです。もちろん葉巻型とか牧場主とか大好物なワードが出て来て、更にミッシングリング!まで行けばもう言うことなしです。嘘かホントかなんてどうでもいい!正座して見ました。でも劇場公開しなくていいです。 7点(2004-10-06 10:32:26) |
349. アナライズ・ミー
おもしろかったです。デニーロがすぐ号泣するとことか、ちょっとズレてるとかとか、素直に楽しめたし、ビリー・クリスタルの役もぴったりで、気楽に安心して見る事ができた。 7点(2004-10-05 16:10:24) |
350. ミス・ファイヤークラッカー
ここに出てくる人はみんなコンプレックスを持っている。「過去の傷」というよりはコンプレックス。外見的なものだったり、精神的なものだったり。がむしゃらにタップを踏み、赤いドレスにこだわるカーネルは、自分をさらけ出してコンプレックスを克服しようとするタイプ。レモンドロップが好きで、赤いドレスをこっそり隠すエレーンは、コンプレックスを隠し持つタイプ。正反対のようだけど、永遠の恵み=美を求める心は同じ。T.ロビンス扮するデルモントは言った。「人はなぜ生きているのか。」この作品をみて私が思うに、人はコンプレックスを克服する事に生きる活力を見出し、コンプレックスを互いに認め合える相手に出会うために生きているのではないか。そんなふうに思えた。なかなか素敵な作品です。 7点(2004-08-30 14:36:32)(良:1票) |
351. 激流(1994)
ケビン・ベーコンはハマってますねぇ。うん、素晴らしい。夫も子供も犬も、もう一人の犯人もパトロール隊員も、なかなか良いです、合ってますね。でもやっぱりあの妻はメリルではないですね。たくましい母、と言えばメリルですが、彼女のたくましさは体育会系たくましさとはちょっと違うかなと。体重増やしてスタントほとんど無しで演じたその根性は彼女らしいのですが。ここは他の女優さんに譲ったほうが良かったかも。激流の映像はなかなか迫力があって良かった。あそこでCG使ったら興ざめです。 7点(2004-06-11 16:47:35) |
352. ザ・ワイルド
熊の迫力はすごかった。たぶんサーカス団とかで訓練された本物を使ってるんだろうけど、口の周りのビラビラが怖かった。吠えるとビラビラ~って。主人公の大富豪が最初から最後まで完璧な人間であることが面白いんだか面白くないんだか・・・。金の亡者で他人の命なんて何のその、書物だけで得た使えない知識で頭でっかちになってる偏屈じじい、なんて設定の方が個人的には好きかなぁと。サーのファンにはオススメです。 7点(2004-06-04 19:30:24) |
353. カジュアリティーズ
《ネタバレ》 後味はかなり悪い。少女を助けようと思っていた新兵は、思っていただけで何も出来ないまま。せいぜい少しの水とビスケットを与え、少しの希望を与えただけ。一生そのトラウマに悩まされるのは、他の兵士たちよりむしろ彼の方。組織の中ではどうしても少数派が負けてしまう。抵抗し反発し、内部告発してみても、組織の大きさにはかなわない。日常でも言える事だけど、それが戦争という異常な状況では何があっても不思議はない。良心のある者が多数派でなくてはならない。そうでなければ物事が良い方向に進むはずがない。全ての事が善と悪に分けられるわけもないが、少なくともレイプや殺人は悪だ。テロや対テロも同じだと思う。そういったメッセージを汲むことはできたが、終わった後に「悪夢だった」では何の解決にもなっていない。後味はかなり悪い。 7点(2004-04-20 12:35:25) |
354. テルマ&ルイーズ
フェミニズムばかりを主張するのは、個人的にあまり好きではないのだけど、この作品は映像が良い。オレンジ色の砂漠と青緑のオープンカーのコントラスト、乾いた風、日常から転落してゆく彼女たち。絶妙です。爽快感と絶望感を上手くからめていると思う。『続・激突』や『明日に向かって撃て!』を思い出すけど、ヴィヂュアル系エンターテインメントとして十二分に楽しめます。 [映画館(字幕)] 7点(2004-03-12 17:16:11) |
355. ウォーターボーイズ
さわやかで、勢いがあって、ちょっと感動的で、良かった。若いっていいなぁ、なんて率直に思ってしまった。 7点(2004-02-19 17:46:35) |
356. スターマン/愛・宇宙はるかに
《ネタバレ》 SFラブ・ファンタジック・ロード・ムービー(?)。同年公開の『ターミネーター』を軽~くした感じ。「宇宙の皆さん、いらっしゃい!!」って言っておきながら、いざ来たら即攻撃するのはなぜ!?相手の星が報復してきたらどうするんだ!『マーズ・アタックス』の逆です完全に。結局の所、ジェニーにとってスターマンは、亡夫の存在を超えたのか。「生まれてきた子におしえる」とか言って星を探すところを見ると超えたとも取れる。しかし肝心のスターマンの方はと言うと・・・。地球人は野蛮だ、と言う彼は実はとても無感情な宇宙人だったのでは?「子供は君と亡夫の子だ」って言っちゃうし、さっさと帰るし。でも軽い気持ちで楽しめたので、まあまあお薦め。ドラゴンボールみたいなのも出たきたしね。 7点(2003-12-03 13:58:34) |
357. うなぎ
《ネタバレ》 のっけから「ショーシャンク~」のような「愛と死の間で」のようなショッキング映像。自首シーンもすばらしい。が、その後が物足りない。いや決してつまらなくはないんだけど。最初がすごいだけに期待しすぎてしまったのかな。仮出所後のかれは服役前よりむしろイキイキしていて、脱皮してる。脱皮したいが為に妻を殺したのだろう。不倫などは起爆剤か思い込みかにすぎない。「うなぎ」とは産卵して旅する清水美砂のことだったんですね。 7点(2003-11-29 21:31:27) |
358. 裏窓(1999)<TVM>
ハイテク車椅子にハイテク電話、携帯、パソコン、メール等、現代版ならではにリメイクされていてなかなか。ラストのセリフはリーブ本人の本心の様で、本当に応援したい気持ちにさせられた。喉のチューブを切られて呼吸困難になる所など、よく断らずにやったなぁ、と思うほど痛々しいが、リーブの「映画界に戻るんだ」という意気込みを感じる。作品中のジェイソンも「強い人」と言われていたが、まさに本人とシンクロした主人公。 7点(2003-11-12 09:39:03) |
359. 評決のとき
日本には縁遠い人種差別問題と陪審員制度を軸にして、興味深い作品だった。あの最終弁論は、人種差別の根本の解決にはなっていない様で、いまいちすっきりしなかったが、偏見も差別意識も持ち合わせた法の素人である陪審員を相手に一発逆転を臨むなら、その方法しかなかったのだろう。「差別はよくない」と分かってはいても、多くの人が無意識に差別(区別)をしている。作者がその深層心理を露呈したかったことは明らか。黒人解放運動もKKKも同じレベルで描かれており、むしろ死刑制度に絶対反対するエレンこそ本当の平等主義の象徴として存在させたのだと思う。ケビン・スペイシー、サミュエル・L・ジャクソン、キーファー・サザーランドなどははまり役。マシューは敏腕じゃなさそうなところがいいんだろう。最初は、頼りないなぁと不安だったが。 7点(2003-11-11 09:46:49) |
360. ミクロキッズ
私を洋画好きに導いた作品の一つであります。今観るとかなりチャチぃんだけど、誰が見ても楽しめる、まさに娯楽映画の王道!難しい背景や複雑な人間関係も一切無し!登場人物少ないし。字幕読まなくても分かるし! 7点(2003-09-18 21:54:44) |