361. キセキ あの日のソビト
《ネタバレ》 殆どフィクションだろうが、家族の物語としてみれば、そんなにヒドクもない。ラストの父息子の「和解」のシーンはいいね。本当にGReeeeNを知らないのか?トボケタのか?がちょっとわかりにくいけど。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-03-29 13:56:21) |
362. ブリット
マックイーンがマスタングでサンフランシスコを疾走する。ある意味それが全ての作品なんだが、マスタングの対比としてノロノロ走るVWビートルの存在もアクセントになっているのを見落としてはならない。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-25 11:32:36) |
363. 戦国自衛隊
《ネタバレ》 面白い作品なんだが、音楽が・・・。歌はいらないと思うのだが。 <追記>18年ぶりに再見。あらためて気がついた点というか気になった点は、冒頭にフクイチが出てくるのが311を経験すると違った感慨を持つという事。船を爆破する必要はあったのか?(水軍的な役割が果たせたのではないか?)、弾切れや燃料切れを考えずに行動しすぎ(「用済み」になる事は考えなかったのか?)そもそも、これって青春映画なのか?(ならハチャメチャもありなのか?)とは言っても、自衛隊が戦国時代で暴れたら、という所謂「IFもの」としては、とても面白くて見ごたえがあることには変わりはない。昨今は海外派兵や集団的自衛権等々でいろいろと議論になる自衛隊ではあるが、当時は「戦わない軍隊」としての隊員達の葛藤が垣間見えるあたりは時代の変化を感じて中々興味深い。尚、真田広之が武田勝頼だった事にこのたび気がついた。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-03-24 23:29:54) |
364. ミッドウェイ(2019)
1976年版と比べると相対性が欠如しており、日本側の描き方が雑かつ量も少ない。内容的には米国人の安っぽいヒューマンドラマで歴史的に興味がある自分にはやや不満。映像的に楽しみたい人向けかな。ただし、ウクライナ問題の真っ最中に見ると「戦争とは何か」といった本質的なテーマについて多少は考えるようになるという副産物はあるのかも。 [インターネット(字幕)] 4点(2022-03-24 01:23:40) |
365. 決算!忠臣蔵
歴史学者の書いた新書が原作という点では『武士の家計簿』と同類。原作は未読だが、カネをテーマに忠臣蔵を検証するというのは歴史番組で度々扱われていたので内容的にはさほどインパクトはなかった。尚、忠臣蔵にはそれなりに興味があって、映画で舞台とされている所には殆ど行ったことがある程度には知識はあるつもりだった。が、それでもやはり四十七士の個々のエピソードは押さえ切れていない事を痛感すると共に、各々にドラマがあったことを再認識。ただし、内容的には少々フザケていたのが残念ではある。 [インターネット(邦画)] 5点(2022-03-24 01:09:13) |
366. SING/シング
こういう動物キャラが日本人ウケするとは思えないのだが子供が見ると違うのか。吹き替えはまあまあ頑張ってたかな。 [地上波(吹替)] 4点(2022-03-13 16:59:53) |
367. ゴッドファーザー PART Ⅲ
因果応報の殺戮が只管展開されていくだけなので、あとは「見せ方」が問題となるわけだが、ちょっと過剰演出かなという印象。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-03-09 01:25:58) |
368. ゴッドファーザー PART Ⅱ
他人を信用できずに協力関係を築けない人は大物にはなれないんだよね。そういうマイケルの小物ぶりはそこそこ表現できていると思います。まあ2世が小物になるってのは世の常だけど性格が拍車をかけていますね。 <追記>16年ぶりに再見。なんかずいぶんヒドイ事書いてたんだな。って事は、当時よりは大らかな心で見られたのかも。デニーロが近所の奥さんの悩み相談からスタートしているのがちょっとウケた。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-03-04 01:36:32) |
369. ゴッドファーザー
役者の演技や音楽は良いと思いますが、それ以外に感じるものはないですね。ヤクザモノにしては「粋」じゃないんだよね。マフィアの現実見せられれても、日本人の私には響くものはあまりないです。別にカッコイイとも思わない。ヤクザモノなら高倉健の任侠モノを観てた方がいいし、「家族愛」に触れたいなら山田洋次でも観てたほうがいいかな? <追記>17年ぶりに再見。印象は変わらず。昨今の「ジェンダー」的視点から言えば、女性達はかなり蔑ろにされているようには思えた。DVされてたのがロッキー奥さんだった事に今更ながら気が付いた。で、ダイアンキートンはまだ芋ねーちゃんって感じで、年取ってからの方がいいな。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-03-04 01:30:22)(良:2票) |
370. アパートの鍵貸します
予定調和なワリには、ラストの心変わりが唐突でなんだかなあという印象。若きシャーリー・マクレーンはブサカワな感じが魅力的でよかったけど、役柄には共感できないね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-03-02 14:27:32) |
371. ボブという名の猫 幸せのハイタッチ
ネコはカワイイんだけど、あんまりネコにフォーカスすると肝心の人間描写が少々疎かになってしまう難点がある。結局は「出会い」による再生ってことなんだろうが、「ネコ」だけでなく周囲の「人間」による力も大きかったのではないのかと。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-02-24 11:47:16) |
372. 劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族
北海道の牧場ネコとミャンマーの水上ネコが只管交互に出てくるだけだが、222のネコの日にダラダラと見る分には悪くない。TV版はたま~に見るが、それよりは多少は映画っぽくなってはいるのかと。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-02-23 12:44:43) |
373. イーグル・ジャンプ
予定調和なほのぼのコメディで少々の感動もあり作品としてはよくまとまっている。山際淳司に『たった一人のオリンピック』という小説があるが、それを思い起こさせる内容。大人になってからイチから五輪を目指すという事がどういう事なのか、『クールランニング』とは違って「先進国」の代表として「笑い者」になる事への葛藤と挑戦?等がわかる。その後IOCは主人公の活躍?を面白く思わなかったのか参加ルールを厳しくして五輪に出場させないようにしたようだが、そういう「闇の部分」も本作では垣間見える。 [地上波(字幕)] 6点(2022-02-17 10:47:46) |
374. クール・ランニング
万人ウケする良作なんだろうが、予定調和でイガイ性や緊張感はないね。実話だから仕方ないが。 [地上波(吹替)] 6点(2022-02-15 10:49:16) |
375. 誘拐報道
誘拐モノは犯人と被害者と警察の3者の攻防の緊迫感に見応えがある。そこにマスコミが加わって緊張感が欠如した。報道をテーマにした作品なので仕方ないのだが、マスコミが邪魔で余計だった。役者は総じてよかったので残念。被害者父の「たとえ子供は死んだとしてもカネは渡したい」という台詞は考えさせられた。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-02-14 12:29:26) |
376. 家族はつらいよ2
現代社会への老人達の怒りがベースにあるだろうが、やや説教クサイ部分があり、それがコメディ色と打ち消しあって中途半端な作品になってしまった印象。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-01-24 12:35:57) |
377. アトミック・ブロンド
冷戦終結でスパイモノは成立しにくくなるという点で、ベルリンの壁崩壊時に時代設定するというのはプロット的にはよいと思うのだが、変にオシャレ?なテイストにしてしまったのでちょっとリアリティーが欠如してしまったのが残念。もっとガチでハードな感じでやった方がよかったのではないかと。あとは回想方式というのも緊張感が欠如してしまって、折角の体を張ったアクションも結局無事に生き残って聴取されているという現実から一歩引いて見てしまうという難点がある。ラストへのもって行き方上こうなってしまったのだろうが、もうちょっと工夫できたのではないかと。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-01-03 15:42:24) |
378. リービング・ラスベガス
仕事と家庭の両方に失敗したら、全てを許してくれて文句も言わない娼婦のヒモになって酒三昧の日々。そんな恵まれた逆転人生はリアリティーがなくファンタジーでしかない。という意味では、ある種の「男の夢」を見させてくれる作品ではあるが、映画作品としては冗長で中身がなく、それを延々と見せられてもねえという感じ。こういうのは体験するものであって、第3者的に見るものではないんだろうな。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-01-01 18:21:50) |
379. 昭和残侠伝 死んで貰います
《ネタバレ》 「今度生まれ変わったら私一人の義理に・情けに生きて欲しい」という映画史に残る名台詞がある本作品。初見は中学生の時。場所は新宿昭和館2階席。見終わった後は肩で風きって歩いた。「義理と人情を秤にかけりゃー、義理が重たい男の世界・・・」を口ずさんで。あれから20年が過ぎた。懐かしい思い出です。 <追記>18年ぶりに再見。家族愛あり、恋愛要素あり、ある種の師弟関係あり、単なる任侠モノに留まらないよくできた脚本。高倉健が堅気になろうとしてなりきれない所なんかは「男はつらいよ」を思い起こさせるし。共演者も粒ぞろいで、粋な芸者の藤純子の存在感は申し分ないし、兄貴分的存在の池部良は抑制が効いててカッコイイし、弟分的存在の長門裕之は程よいアクセントになっている。強いて難点を言えば、要素が盛りだくさんな分、殴り込みまでの過程が少々雑というか唐突で、耐えに耐えて爆発という感じがなくカタルシスに欠けるし、高倉健と池部良の「合流」部分もよく言えばスッキリ、悪く言えばスンナリしすぎていて、あれだけ堅気に拘っていた両者にもうちょっと葛藤や気の利いた台詞があってもいいように思うのだが、あんまりその辺がクドイのも「粋」ではなくなってしまうので、難しい所ではある。とは言え、シリーズ最高傑作であるばかりでなく、仁侠映画の最高傑作である事は間違いない。 [映画館(字幕)] 10点(2021-12-31 17:34:59)(良:1票) |
380. 緋牡丹博徒
《ネタバレ》 「粋な女」を目指す人は是非どうぞ。 <追記>18年ぶりに再見。高倉健の出番が少ないのが難点ではあるが、あくまでも藤純子が主演なので仕方のない所か。藤純子は当時22歳とは思えぬ凄みと貫禄で、圧倒的な存在感を放っている。肝心の殴りこみシーンでは待田京介が余計と言えば余計ではあるが、高倉健と藤純子の2人での殴り込みというのは、あらためて見ても新鮮さを感じるし、昨今流行の男女平等的観点からも「現代性」を感じる。悪役の大木実は会津の没落士族の子孫という設定で、政治家になろうと薩長へのリベンジを果たすためにのし上がって来ており、高倉健のようなタイプを「古い」としてしまう点などは、当時の時代性が窺えて興味深い。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2021-12-31 16:52:00) |