Menu
 > レビュワー
 > DONGYAOS さんの口コミ一覧。2ページ目
DONGYAOSさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 111
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順123456
投稿日付順123456
変更日付順123456
>> カレンダー表示
>> 通常表示
21.  マッハ!!!!!!!! 《ネタバレ》 
脚本の評判があまりよくなかったのですが、意外とまともでした。アクションは、作り手の熱意がじゅうぶん伝わってきました。残念なのは、見せ方が、よくない。たとえば、ティンとジョージが、敵から逃げるシーン。ティンがせっせとアクションを見せているのに、一方、いかにも鈍重なジョージがやすやすと、敵から逃げおおせてしまう。せっかくのアクションをの凄さが、まったく失せてしまいます。車を避けて飛ぶ、潜るシーンでは、車がいかにもな位置でわざとらしく停止してしまっているため、映画を観ていると言うよりも、ショーを観ているんだな、という感じにさせられました。ボス役も、同じようなミスを犯しています。前半、賭に負け続け、その上、笑われるボスは、ただのマヌケにしか見えません。ボスの登場も遅いため、物語の締まりも、今ひとつでした。私は本作をDVDで鑑賞したのですが、フィルムに傷が多いのが気になりました。そのあたりは・・・しかたないといったところでしょうか。ラスト、ジョージを殺してしまったのには、お国柄を感じました。
7点(2005-01-11 23:13:51)
22.  ベルヴィル・ランデブー
フランス版のDVDで鑑賞。日本では、「ベルヴィル・ランデブー」の邦題で2005年1月に劇場公開される予定です。フランス・ベルギー・カナダ・イギリスの合作による本作は、2004年アカデミー賞2部門にノミネートされました。インターネット上で公開された北米版の予告編がたいへん素晴らしい出来で、日本でも本作は大きく注目を集めています。だが、本作のオリジナリティがどこにあるのかを深く考えると、評価は難しくなると思います。1970年前後・虫プロ劇場アニメの影響を強く、そして正しく受けている点は、よかった。しかし「インスト音楽」の凡庸さ、だらしなさが大きく足を引っ張っています(主題歌は素晴らしい。しかしこの曲は、エンディングロールに流れるのみです)。プロットが単純なのはよいのですが(本作を抑えて長編アニメーション映画賞を受賞した「ファイティング・ニモ」にたいへん良く似ています)、見せ場が少なく、原題の「三人組」のキャラクターが薄いのも、残念。シーンごとの演出はたいへん優れているのですが、それを1本の作品にまとめあげる能力が貧しいように思えました。アカデミーにノミネートされた印象的な主題歌は、仏語、英語バージョンともに、フランスの「男性」アーティスト(デーモン小暮風)・M(Matthieu Chedid)が歌っています。-------------------------- 大人向けアニメ、子供にはわかるまいと思い、本作を厳しく見ていました。ところが、7歳の子供が大喜び。新聞紙など、身近のもので音を出し、踊るようになりました。
7点(2004-08-03 16:19:30)
23.  天空の城ラピュタ
「ガリバー旅行記」に登場する空飛ぶ島「ラピュタ」をモチーフにした作品。本作の企画書には、「アニメーションはまずもって子供のものであり、真に子供のものは大人の観賞に十分耐えるものなのである」という文章があります。この指針は、本作の特長であり、同時に欠点でもあります。宮崎のいた時代の東映動画を踏襲した本作のストーリーやキャラクターは、1986年公開当時の子供たちにとっても、古くさく、地味。本作を鑑賞した2、3日後に主人公(バズー、シータ)の名前をまだ忘れずにいるのは、たいへん困難なのではないかと思いました。では本作は大人のための作品なのだろうかと考えると、今度はプロットの弱さを、厳しい目で見てしまいます。ラピュタを失ったシータの帰る場所は、パズーの元であるはずです。しかし、そのパズーは明日のない貧しい生活を送っています。パズーの仲間たちはみな良い人たちですが、わざわざ本作で希望のない貧困を見せつける意図が、わかりません。結局、本作が「子供たちのための映画」の域を出ないとしても、それはそれで素晴らしいことであるのを、私たち大人は知っています。天空の城、まっすぐな心を持つバズーとシータの登場する本作を、子供たちに勧めたい。しかし残念ながら本作は、「今時の子供たちにとって」いささか魅力不足のようにも思います。
7点(2004-07-18 03:37:27)
24.  バットマン(1989)
「ビートルジュース」で注目されていた監督・ティム・バートン、そして男優マイケル・キートンの出世作。プロットはオーソドックスなものですが、アメコミヒーロー・バットマンの異常性が不思議な魅力を作り出しています。マイケル・キートン、ジャック・ニコルソンはアメコミのイメージとずいぶん異なるのですが、本作では2人の俳優のアクの強さがプラスに働いています。脚本は構成に優れ、無難な出来ではあるのですが、ジョーカーが肉体的には非力であるため、苦戦するバットマンが弱く見えてしまったのが、つらかった。ジョーカーの非力を補う強い敵(部下)を登場させてもよかったと思います。本作は、米国、ヨーロッパで大ヒット。スーパーマンに代表される「何事にもポジティブなヒーロー像」をぶち壊し、ダークヒーローのブームを作り上げた記念碑的な作品。私は本作をイギリスで観たのですが、後に日本ではまったくヒットしなかったことを知り、たいへん驚きました。
7点(2004-07-15 08:43:03)
25.  ターミネーター 《ネタバレ》 
シュワルツネガー、そしてジェームズ・キャメロンの出世作。構成、女性の描き方に、「エイリアン」の影響を強く感じました。本作がすごいのは、「未来からロボットが女性を殺しにやってくる」という、思い切りB級で駄目なプロットから、緊迫感のある「機械と人間」の追っかけっこを作り上げてしまったことです。このセンスは、後に「マトリックス」が受け継いでいるように思います(プロットが似ているという意味ではなくて)。 いずれも、興行的に大成功しました。
7点(2004-07-15 05:43:55)
26.  スパイダーマン2 《ネタバレ》 
コミックヒーローものは、2作目がむずかしい。1作目はヒーローの成り立ちが大きな見せ場となるのですが、2作目以降はそれが描けなくなるため、プロットがどうしても弱くなりがちです。が、本作は「ヒーローの成り立ちを見せる義務」がなくなったことで、脚本がすっきりとまとまり、前作よりものびのびとドラマを見せています。CGのクオリティは格段に向上し、殺陣もよくなりました(前作の殺陣はひどかった)。ヒロインのMJは、歯並びの悪さと、頬骨、おおざっぱなスタイル、そのくせ自分が美人だと錯覚した態度が気に入らないのですが、キルスティン・ダンストのファンも多いようなので、私の趣味にあわなかっただけなのかもしれません。あきらめます。が、結婚式当日、ウェディングドレス姿でにこにこ笑って協会から飛び出すのは、やりすぎ。見ていて、むかつきました。平服で、「結婚はキャンセルした」とだけ言わせればよかったように思います。本作を鑑賞する前、敵役のDr.オクトパスのキャラクターが弱いのではないかと危惧していたのですが、変貌前の描写がたっぷりとあったため、その触手の恐ろしさがじゅうぶんに伝わってきました。また、スパイダーマンがDr.オクトパスを倒さなかったラストにも好感が持てます。が、核を川に沈めればOKというのは、なんとも・・・だったら、どうして設備を川の上になんぞ作ったのでしょう。実験を再開した意図、それをとめる意図(なぜ失敗すると決めつけるのか)も、さっぱりわかりませんでした。アメコミヒーロー界の「おしん」スパイダーマンですが、もう少しピーターの生活に救いを与えてほしかった。せめて自分の生活を維持できる程度の職を与えてほしかったし(このぶんだと、次回、MJと同棲していそう)、メルおばさんがスパイダーマン=ピーターであることに気がついている「かもしれない」台詞を入れてもよかったと思います(おそらく、そういうことになっているのでしょうけれど)。 そのほか納得できないことがいくつかあるのですが、それでも本作が前作以上の出来であり、上質で爽快なヒーロー映画であることは確かです。
7点(2004-07-14 22:50:32)
27.  白い巨塔 《ネタバレ》 
山崎豊子のベストセラー小説「白い巨塔」(1965年)を映画化。財前五郎が教授に上り詰めるまでを描いています。読者から「悪が勝利する結末」への批判が相次いだため、後に山崎は、「続・白い巨塔」を執筆(1969年)。が、「大学病院の闇を告発する」使命は、「白い巨塔」でじゅうぶんに果たされているように思います。本作(映画)は、戦後21年となる昭和41年に発表されたことに、大きな意義がありました。当時、大学病院はブラックボックスであり、医療ミスによる死亡事故があってもそれが公になることは稀でした。1952年、気管内挿管の失敗を繰り返したことによりプロレスラーの力道山が死亡。しかし、医院、担当医に責任が追求されることはありませんでした(裁判で医院はカルテを紛失したと証言)。私は1968年に千葉大学付属病院で乳児が柵のないベッドから落ち、死亡する現場を目撃したのですが、この事故が世間に知られることはありませんでした。病院を相手取った裁判で勝利することはたいへん難しいことであり、当時の人間にとって裁判所は医院以上にわけのわからない場所でした。医療ミスが発覚したとしても、多くの場合、泣き寝入りするしかないのが実情だったと思います。本作は、原作を忠実に再現しようとするあまり、情報が多く、尺が長くなってしまいました。教授選があまりにも大きな山場であったため、裁判の件を見続けるのには、体力が要ります。思い切って選挙のプロットをもっと単純にし、2時間強ほどに尺を押さえてもよかったように思います。里見と佐枝子の描かれ方がくどいのも、残念。日活でスターのキャリアを築いていた田宮次郎が、力もあり華もある演技を見せています。
7点(2004-07-09 16:04:54)
28.  千と千尋の神隠し
幼稚園の女の子たちの間で、ちょっとしたブームになりました。「働かせてください!」の台詞が、気に入ったようです。なるほど、親に「働け」と言われる幼稚園児はいませんので、インパクトがあったようです。本作を観てからしばらくの間、当時5歳の娘が家のお手伝いをよくするようになりました。白馬の王子様ならぬ「ハク」も、人気があったようです。私の評価は、7点(捨てられたテーマパークは、バブルの古傷を今頃になってつつかれているようで、あまり感心しませんでしたが)。ただし、小さな女の子、限定。成人男性が観るのは、おすすめしません(眠くなります)。
7点(2004-07-02 20:35:53)
29.  スター・トレック2/カーンの逆襲 《ネタバレ》 
カーンは、1967年放送の「宇宙の帝王」で初登場します。20世紀の遺伝子工学で作られたカーン率いる超人たちは、叛乱を起こしたため、冷凍保存されて地球から追放されます。偶然から宇宙の彼方で彼らを救助したカークでしたが、カーンによってエンタープライズ号とそのクルーたちを奪われそうになります。このため、カークは超人たちを、人間が居住可能な惑星セティアルファ5に下ろすことにしました。カーンはエンタープライズ号の女性クルーを娶り、希望を抱いて新天地に降り立ちます。----本作では監督がロバート・ワイズからニコラス・メイヤーに代わり、エンターテーメント色を強めています。スポックの死は、次回作で生き返るとはいえ、英断だったと思います。難を言えば、カーンの復讐までの経緯、スポックとカークの関係など、テレビシリーズを知らなければよくわからないことがあり、はじめてスタートレックに触れる人たちにとっては不親切です。あとほんの少し、説明をしてくれるとよかった。トレッキーにとって本作は、繰り返し何度も観て楽しむことのできる傑作です。トレッキー入門のための作品としても、おすすめできます。
7点(2004-06-23 22:29:50)
30.  野性の証明 《ネタバレ》 
原作は森村誠一の小説「野生の証明」。「黒の十字架」というリンク作品も発表されています。本作では、日本の中の独立国・F県羽代市にはびこる悪を暴こうとする元自衛隊員・味沢(高倉健)が描かれています。味沢は、東北の寒村で大量虐殺事件で生き残り予知能力を身につけた少女・頼子(薬師丸ひろ子)を養女にしています。映画の後半は原作から離れ、羽代市の有する軍隊vs.健さんの戦闘がメインに。小説のエンターテーメント性をさらにエスカレートさせた本作には、ミステリー、アクション、SF、戦争、ヤクザ、政治劇、ファミリー、あらゆるジャンルの要素が詰め込まれています。当時、角川の看板作家、横溝、森村のファンには、10代の少年たちが多く付いていました。本作は、当時の角川映画の中でもっとも強く若者層を意識した作品です。長ドスを短銃に持ち替え、絶望的とも思える巨大な悪に立ち向かってゆく健さんの姿に、全国の少年たちがしびれました。ーー夏八木勲は不器用な役者で、作品によってはとんでもない演技をしてくれるのですが、本作では役にぴたりとはまっていました。
7点(2004-06-22 19:00:02)(良:1票)
31.  レザボア・ドッグス 《ネタバレ》 
脚本はアメリカの現代文学、演出はオフブロードウェイの舞台を、わざと臭わせています。ストーリー重視で軽んじられる傾向にあった言葉(台詞)にこだわり、アメリカの古典映画を再生してくれました。本作は、米国人よりもむしろ(日本を含む)外国人受けするのでないかな、と思いました。「地獄の黙示録」の主役降板以来、不遇にあったハーベイ・カイテルが、華のある演技を見せています。彼とジョン・トラボルタを再発掘してくれたタランティーノには、感謝しなければなりません。
7点(2004-06-22 06:55:24)
32.  ルパン三世 カリオストロの城
映画ルパンシリーズ第一作「ルパン三世 ルパンVS複製人」は、アニメブームの勢いで興行的にある程度の成功を収めました。しかし、テレビ放送の旧ルパン三世を支持していたファンからすると、たいへん残念な出来。第二弾となる本作「カリオストロの城」は、前作に幻滅したファンがルパン三世から離れていってしまったこと、宮崎のキャラクターデザインがルパン三世のイメージを崩していたこと、ポスターのデザインセンスが悪かったこと(インターネットのない時代、それはとても重要なことでした)、旧ルパン三世のファンが支持していたのは主に大塚版であり、宮崎ではなかったことなどから、映画の入りはたいへん悪かったと記憶しています。本作の評価が高まったのは、ロードショーが終わったあたりから徐々にでした。私が本作を観たのは、公開から1年後、場末の映画館で。スピード感のあるアクション、完成度の高いストーリー(実際は製作時間がなく、小説などから舞台やエピソードをいただいて話を作ったと、後に宮崎が話していました)、たいへん魅力のある作品でした。
7点(2004-06-21 10:54:10)
33.  熱海殺人事件 《ネタバレ》 
高橋和男の監督第一作目。脚本は、原作者のつかこうへい自身によるもの。公開当時、この二人がかなり不安でなかなか観にゆけなかったのですが、本作はきちんと映画になっていました。主演の仲代、志穂美は、私にとって「頭の悪い演技をする嫌いな役者」なのですが、本作では好演。役にはまっていました。おそらく現場で台詞を徹底的に作り直したのであろう、つかこうへいの努力が伺われます。本作のテーマ、「事件、そして真実を作り上げてゆく刑事と犯人の努力」は、妙にリアルです。
7点(2004-06-20 10:18:47)
34.  スター・ウォーズ/帝国の逆襲 《ネタバレ》 
ルークの修行編。前作の輪郭をなぞる、いわゆる「続編もの」とは違ったので、公開当時はとても驚きました。本作では、ルークの未熟が強調されます。終盤の敗北は大きく、次回作での成長に説得力があります。見終わってから、続き「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」まで3年も待たなくてはいけないのかと思うと、がくぜんとしました。
7点(2004-06-19 15:22:36)
35.  スター・ウォーズ 《ネタバレ》 
結局、ルークがライトセーバーを振るうことはなく、宿敵ダースベーダーは脱失。公開当時、「つづく」で終わる映画など観たことがなく、とても不満でした。意外性のないラストにも、がっかり。特撮シーンは、ボリュームが多いというだけで、特に優れたものとは思いませんでした。R2D2とC3POのでこぼこコンビのデザインは、とても野暮に感じました。ーーーというのが、20数年前、初見の感想でした。現在は、いかにたくさんの新しい試みがこの映画に成されていたかが理解できるようになり、私の中で評価が高くなっています。
7点(2004-06-19 14:46:36)
36.  刑務所の中
花輪和一の短編集「刑務所の中」を映画化。良く言えば、原作を尊重している。悪く言えば、原作に頼り切っている作品です。本作の成功は、山崎努がすべてだと思いますが、田口トモロヲらも熱演していました。ただし窪塚洋介の(アマチュア演劇のような)独白は、それまでの映画のリアルな流れをとめてしまい、邪魔。ラスト、この映画を象徴する、刑務所に咲く名もない花が印象的でした。当たり外れの大きな崔洋一作品ですが、この作品は、おすすめ。
7点(2004-06-19 05:34:28)
37.  3-4X10月 《ネタバレ》 
にぎやかな狂気(ビートたけし)と静かな狂気(柳ユーレイ)が、それぞれの破滅に向かって突き進んでゆく。自分の代わりに、舎弟の指を強引に切り取る北野、「人気のない事務所」に、「現実に存在するかどうかもわからない彼女」と突っ込んでゆく雅樹、二人の異なる種類の狂気は、厳粛ですらある。傑作なだけに、井川比佐志とガダルカナルの演技が下手なのが、残念。特にガダルカナルは台詞が多いだけに、つらかった。 構成に素人臭さを感じるが、北野監督のこれからがひじょうに楽しみな作品。
7点(2004-06-18 07:10:52)
38.  キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 《ネタバレ》 
フランク自身による自伝「世界をだました男」をモチーフにした本作。原作のエピソードをうまくアレンジし、わかりやすいエンターテーメントに仕上げています。フランク本人も、冒頭のシーンに出演。家族がらみのエピソード(正体を知った父に「もう遅い」と言われるシーンや、新しい家庭に入った母に声をかけられないシーンなど)は、あまりにも安易で、物足りなさを感じました。 原作にないエピソードをまとめきれず、リアリティを欠いてしまったのも、気になります。
7点(2004-06-17 02:11:01)
39.  鬼が来た! 《ネタバレ》 
招かざる日本人を、村の人々は平安を守るために殺そうとさへします。マーは結局、花屋を殺しはしませんでしたが、それは哀れな日本人兵への同情からではなく、自分の手を血で染めたくなかったからに過ぎませんでした。終盤は、子供にも容赦のない日本人兵の殺戮が描かれます。良心に呵責を持ちながらも、彼らは異国人に命の重さを感じていません。本作の舞台は日本軍占領中の中国ですが、戦争そのものよりも、異国人に向ける人々の顔を、とてもリアルに描写しています。魯迅の阿Q正伝を彷彿させるような、ラストでした。日本兵を演じる役者たちが、素晴らしかった。しかし、上映時間が長かった。あと30分は、短くしてもよかったように思います。
7点(2004-06-15 23:50:24)
40.  遠い夜明け
1980年、ピーター・ガブリエルのサード・アルバムが全英1位となりました。このアルバムの最後に収録された曲が、アパルトヘイトを歌った「ビコ」。ロックアーティストのアムネスティ・インターナショナルへの参加が広がった時期で、1981年、イギリスのミュージシャンを中心としたシークレット・ポリスマンズ・コンサートによりネルソン・マンデラ氏の解放が実現しました。1994年、マンデラ氏による黒人政権が誕生したことで、(まだまだ南アに問題は残されていますが)アパルトヘイトは終焉を迎えました。本作が公開されたのは、1987年。1977年9月、治安警察により殺害された黒人覚運動の指導者スティーブ・ビコ、ビコに賛同する新聞編集長ドナルド・ウッズを描いた作品です。
7点(2004-06-15 17:55:25)
021.80%
165.41%
276.31%
3109.01%
4119.91%
51614.41%
61210.81%
72724.32%
81614.41%
932.70%
1010.90%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS