21. ムーラン・ルージュ(2001)
公開時に南米でスペイン語字幕で観ました。 ミュージカル映画は言葉がわからなくても観られるので大好きです(笑) マドンナ、エルトン・ジョンなど、ポピュラーな曲が多く使われているので、ミュージカルが苦手な人でも観やすい作品かな? 映像も凝ってて良いんだけど、ちょっと演出過剰というか、全体的にゴチャゴチャした印象。前半のコミカルな演技も、ドタバタし過ぎで、煩わしい感じさえします。ではこの作品のどこがお勧めかと言えば、ユアン・マクレガーの歌声!! 私は彼のことを全く知らなかったので、何て素敵な歌声の役者さんなんだろう・・・と、軽くファンになったくらいです。今これを書きながら、ふと、妻夫木くんの顔がよぎりました(笑) この役柄と妻夫木聡のイメージが被るかも。ミュージカル映画は何作か観てますが、ハリウッドの役者さんは歌が上手いですね~。脱帽です。 個別のシーンで気に入ってるのは「ロクサーナ」。タンゴ調のアレンジがハマってて、何回もリピートして見てしまいます。とにもかくにも、見所はユアン・マクレガーに尽きます。映画全体としてはゴチャゴチャ感が好きになれないので、マイナス2点。 [映画館(字幕)] 8点(2009-04-19 02:28:43) |
22. シカゴ(2002)
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、最高!! ミュージカル好きなので映画館で観て、DVDも持ってます。 ストーリーどうこうより、彼女のダンスと歌を観るだけで価値あり。撮影時に妊娠してたとは思えない見事な踊りっぷりです。「オール・ザット・ジャズ」が一番好き・・・というか、他はどうでもいいくらいにこの場面が際立ってカッコイイです。 レネー・ゼルウィガーもスゴイ女優さんだなぁと感心しました。ルックスも歌い方も役になりきって見事でした。どの役者さんの見せ場もそれなりに見応えがあっていいのですが、唯一、リチャード・ギアだけは・・・。歌が下手とかゆうよりも声が好きになれません。というわけで、マイナス1点はこれです。残念! [映画館(字幕)] 9点(2009-04-19 02:02:20) |
23. 里見八犬伝(1983)
誰が何と言おうと、大好きな作品です! 子供の頃TV放映で見て以来、最近になって久々に見たんですが、セットのチープさに愕然としました(笑) 昔の子供向け特撮番組みたいな感じというか、岩が岩に見えない!しかし中途半端なCGなんか使われるより、よっぽどマシです。これはこれで楽しめるし。どんな大作でも、一度見たら忘れてしまうことが多いのに、この作品は結構細かいシーンまで記憶に残ってます。そういう意味では名作かも。特に音楽がイイ!子供ながら洋楽の主題歌を気に入って、その後ずっと覚えてたのはスゴイことです。この作品、海外でも公開したのか、DVDでは英語での海外向けの予告映像も収録されてます。真田さんは「ヘンリー・サナダ」って名前になっててビックリしました(笑) 当時すでにハリウッド・デビューしてたんでしょうか!?この海外版予告も面白いので、ぜひDVDで見て下さい!最後に、志穂美悦子がカッコイイ!!ああいうアクション女優は、もう現れないのかなぁ。 [DVD(邦画)] 8点(2009-04-19 01:34:06) |
24. ブーリン家の姉妹
実話が好きなので、劇場で鑑賞。 とはいえ、それまでアン・ブーリンなんて全く知りませんでしたが。 私の好みに合ったのか、歴史ものとしても、女の愛憎劇としても、 純粋に楽しめました。 ナタリー・ポートマンの知的な美しさには惚れ惚れしてしまいます。 姉と妹の配役が逆の方がいいという声もあるようですが、 私は妹役の女優さんを知らなかったおかげで先入観もなく、 結構ピッタリなキャスティングに思えました。違和感ないです。 一番の驚きは、王女役のアナ・トレント! ミツバチのイメージが強いせいか、もうこんなお年なのですね・・・。 でも貫禄があってよかったです。 あまりイギリス王室に興味がなかったんですが、 エリザベスなど、他の関連作品も観てみたくなりました。 [映画館(字幕)] 8点(2009-04-19 00:57:45) |
25. チェ 28歳の革命
ゲバラに興味があったので、迷わず映画館で観ました。 かなり楽しみにしていただけに、ちょっと残念。 これはこれで悪くない作り方だとは思うんだけど、あまりに淡々とし過ぎていて、途中、何度か寝てしまいました。 しかし、寝てしまったからといって差し支えないくらい同じようなシーンが続き、このまま同じ状態で話が進むなら、早く終わってくれないかなぁ…と、眠気との戦いが苦痛でした(笑) ゲバラが好きな私でさえこんなんだから、まったく予備知識なしで見に来てしまった人は、さぞや退屈だったんではないでしょうか。 かといって変にゲバラをヒーローとして、派手な商業主義的な内容にして欲しくもないんですが…。う~ん、難しい。 とりあえず、デルトロのハマリっぷりには感服しました。古谷一行の顔がチラついて、少し笑いそうになってしまいましたが(笑) 私は偶然、ゲバラの最期の地である、ボリビアのイゲラ村に行ったことがあり、それがきっかけで彼を知り、興味を持つようになった経緯があるため、この作品の続編こそ、すごく観たかったんです。…が、悩んだあげく、結局やめました。基本的に眠くなるような映画は苦手なので、続編はDVDか何かで家でゆっくり見たいと思います。今回の点数は、全てデルトロに献上! [映画館(字幕)] 4点(2009-04-05 03:17:43) |
26. パール・ハーバー
今のところ、胸を張って(?)0点を献上できるのは、この作品くらいです。 金払って映画館で観たので、好きに酷評させて頂きます。 ちなみに南米の映画館で、音声:英語、字幕:スペイン語、というややこしい状態で観ました。 どちらの言語も中途半端にしかわからないものの、パール・ハーバーという題材を 日米以外の無関係な国で、他の客のリアクションも含めて見たかったからです。 ここのレビューを見てると、日本上映版は少し編集されているようですね。 日本への配慮なんか全くないし、完全に極悪非道な人種にしか描かれていません。 誰かが死んだり、悲しいシーンでの客の反応は、実にわかりやすく、 その場にいる唯一の日本人であろう私は、若干、居心地が悪かったです。 まー、そんなことより、この映画の内容は、あらすじ欄にあるとおりです(笑)。 イヴリンの尻軽さ加減には呆れるし、最後の展開もミエミエだし、 戦争映画としても、恋愛映画としても、どっちつかずの中途半端さ! あの日本軍の作戦会議は何ですか!? あんな重大な計画を練るのに、 屋外のプールみたいなところで、フンドシ姿で、船の模型を竹やりで突付くの!? 日本人の台詞は日本語でしたが「眠れる獅子を起こしてしまった」という棒読み発音には笑いそうになってしまったほどです。あほらしくて、もう一度見る気もおきませんが、日本版ではどうなっているのかという点では見てみたいです。 [映画館(字幕)] 0点(2009-04-05 02:50:26) |
27. アヒルと鴨のコインロッカー
「やられたーー!!」 もう、この一言に尽きる。 いい意味で、こんなに期待を裏切られた作品はありません。 あらすじもタイトルも意味不明で、邦画はあまり見ない私は全く関心なし。 本屋を襲って広辞苑を奪う??なんじゃソレ。 良い印象は全くナシの今作品。でもなぜか評判はいいようだし、 ちょうど深夜にテレビでやっていたので、見てみることに。 前半は、なんかパッとしないなぁ~と、嫌な予感がしたが、 さほどテンポも悪くないし、何より、後半の急展開にはビックリ! バカ素直な私は、主人公と同じ様な心境だったかも(笑) この映画の良さは、脚本もそうだが、配役かな。 椎名と琴美役は知らない役者さんだったのが、私には良かった。 特に主役の濱田くんの、おどおどした感じが最高!(笑) 後で原作を読みましたが、イメージどおりです。 麗子さん役は、色白・能面のように無表情という設定からすると、 小雪しか思い浮かばないんだけど。 笑えるんだけど、重苦しさもあり、切なさもあり。 とにかく、あの大ドンデン返し・タネ明かしには参りました。 そこからさかのぼる様に、もう一度見返すと面白いです。 絶対に、原作を読む前に観て下さい!!! 私としては、その方が楽しめると思います。 [地上波(邦画)] 10点(2009-04-05 01:48:15) |
28. ワルキューレ
もともとノンフィクション系の作品が好きなのと、ちょうど「アンネの日記」を読んでいたら、この事件についての記述があったので観に行きました。 こんな暗殺計画があったとは知らなかったのですが、相手がヒトラーなので結果はわかった上での鑑賞です。それでも充分、見応えのある作品になってると思います。 戦闘シーンの臨場感は映画館ならではだし、計画がどのように実行されるのかハラハラしながら見ることができました。 結果がわかっている内容を飽きさせずに見せるという点では、すごいと思います。 トム・クルーズがドイツ人という設定も気にはなりませんが、唯一、気になって仕方がないのは、義眼ってコンタクトみたいに、あんな簡単に取り外しできるもんなのでしょうか?? 無駄に長過ぎず、途中だれることもなく緊張して見ることができて良かったです。強いて言えば、あと2~30分くらい追加して、暗殺への意気込みとか動機の部分を強調してもいいかも。 アンネはこの暗殺計画のニュースに、希望の光を見出していました。 それを思いながら観ると、この映画はもっと感慨深いものになると思います。 ラストでは、ちょっとだけ泣いてしまいました。 [映画館(字幕)] 9点(2009-04-05 01:07:21) |
29. エビータ(1996)
マドンナのはまり役ではないでしょうか。 私はミュージカル映画が好きなので全編歌ばかりでも苦になりませんが、 やや中ダルミがあるので、もうちょっとスッキリまとめてほしかったかも。 元々ミュージカル作品として人気があるだけに、音楽だけでも楽しめます。 マドンナの『You must love me』は切なくて好きですね~。 互いに利用し合うだけの仮面夫婦だったはずなのに、実は愛情もあったんですねー。 バンデラスの役は「ゲバラ的な目線の進行役」って感じで、ゲバラは関係ないです。 この作品では、ある意味主役で、彼の歌の上手さにビックリです! エビータとチェの不思議な関係も上手に描かれていると思います。 エビータやゲバラについて予備知識があれば、より楽しめると思います。 。。。というか、全く知らないと面白くないかも。 [映画館(字幕)] 9点(2008-04-21 16:23:33) |
30. チャップリンの独裁者
反戦映画としても、コメディ映画としても傑作。 むしろコメディとしてヒトラーをおちょくっているからこそ、より強烈に感じます。 なんちゃってドイツ語(?)でヒトラー風に大げさに話すしぐさは、本気で笑えるし。 こんな笑える反戦映画って凄いです。 それでいてラストには、しっかりメッセージが込められていて、筋が通ってます。 作品の評価以前に、命がけでこんな作品を撮ったチャっプチンを評価したいです。 [地上波(字幕)] 10点(2008-04-21 15:42:49) |
31. ラスト サムライ
突っ込みどころ満載ですが、それもまた楽しい作品。 時代劇ファンとしては、会長のハリウッドデビュー作品なので必見(笑) しっかし、小雪の気持ちの切り替えの早さは不自然。 「パールハーバー」のイブリン並です。そういう演出がハリウッド的ですね~。 こういう映画を観てていつも思うのは、馬の演技指導(?)はどうやってるんだろう。 専門に担当する人がいるのは知ってるけど、よく怪我しないな~。 渡辺謙は確かにいいかもしれないけど、過大評価気味な気きがする・・・。 [地上波(邦画)] 7点(2008-04-21 15:22:52) |
32. ギルバート・グレイプ
ディカプリオは天才です。 「タイタニック」で大ブレイクしたせいか、ただのアイドル俳優と思われがちなのが残念です。 作品自体は好みではありませんが、ディカプリオの演技を見るだけでも価値のある作品ですよ! [ビデオ(字幕)] 7点(2008-04-21 15:02:44) |
33. ルパン三世 カリオストロの城
「一番好きな映画は?」と聞かれたら、たぶんコレかなぁ。 子供の頃から何度観ても飽きないのが不思議で、ルパンとしても一番好きです。 キャラクター、ストーリー、テンポ、音楽、どれをとっても最高です。無駄がない。 最初に観た当時は子供でしたが、あの大人っぽい主題歌もなぜか気にってました。 文句なしで満点を付けられる映画って、なかなかないです。 まだ観てない方は、近々TV放映があるので、ぜひどうぞ! 私もまた見ます(笑) [地上波(邦画)] 10点(2008-04-21 14:24:35) |
34. モンゴル
アカデミー賞効果で、地元の映画館で見ることができて良かったです。 私の場合、モンゴルそのものに興味があるので、キャストは特に重視してません。 浅野さんのチンギス・ハーンも似合ってはいますが、妻役の女性と並ぶと、 やはりモンゴル人には見えないです・・・。夫婦としても違和感がありました。 親友も、単なる一時的な仲間程度にしか見えないので、話に深みが感じられません。 もっと人間的な苦悩とか、心理的な部分を見せて欲しかったです。 ただ、全体的な雰囲気は良く、雄大な風景も美しく、なかなか良かったと思います。 全くモンゴルに興味がない人にとっては面白くないかもしれませんが・・・。 個人的にこの映画の一番評価すべき点は、音楽!! ホーミーが効果的に使われていて、特にエンディングテーマがかっこいいです。 ホーミーの新しい魅力発見て感じ。サントラがあれば買いたいです。 ちなみに続編の話があるので、今後にも期待してます! [映画館(字幕)] 6点(2008-04-21 14:00:57) |
35. 北の零年
劇場公開時に観に行こうか迷い、ここのレビューを読んでやめました。テレビで見て、やっぱり劇場に行かなくて良かったと思いました。皆さん、ありがとう。別につまらなくはないんだけど、話題の大作としては大ハズレです。本当に北国での開拓の辛さが全く表現されてません。山形の『おしん』の方がよっぽどしんどそう。イナゴや香川のエロシーンだけは妙にリアルなのに、それ以外は疑問だらけです。他の方も書いてましたが「殿が来たー!」はないでしょう・・・。唯一の救いはトヨエツがカッコ良かったこと。外見的に好きじゃなかったけど、この作品ではえらく素敵に見えました。というわけで、トヨエツに2点! [地上波(邦画)] 2点(2006-12-26 22:19:49) |