21. レオン/完全版
劇場版を含め何回も観ているので、今更なのだが、久し振りの鑑賞で思ったこと。エリック・セラの音楽の素晴らしさ。独特の流れるようなカメラワークと一体化した旋律。そこに主演三人の演技が加わることで、映画芸術として完成度の高い作品となった。リュック・ベッソン監督の最高傑作。 [DVD(字幕)] 10点(2009-04-03 12:52:48)(良:1票) |
22. シコふんじゃった。
この手のスポコン映画というのは以前からあったと思うが、その流れを決定的に変えたのが本作だと思う。『ダイ・ハード』が米国アクション映画の歴史を変えたように、『シコふんじゃった。』は日本映画の歴史を変えた一作と言っても過言ではない。それ故に10点献上は妥当。 [DVD(邦画)] 10点(2008-07-11 13:34:35) |
23. スワロウテイル
この独特の世界観が好き。日本映画でここまでやった作品は後にも先にもこれ一本だけ。 [DVD(邦画)] 10点(2008-05-19 07:23:29) |
24. ターミネーター2/特別編
もう何回観たか分からないが、観るたびに興奮を覚える。遂にブルーレイまで手に入れてしまった。今後、これ以上面白い映画に出会えるかどうか…。永遠不滅の傑作。 [ブルーレイ(吹替)] 10点(2008-02-27 12:40:26)(良:1票) |
25. エイリアン2/完全版
本物の興奮を味わえる。これぞシリーズ最高傑作! [DVD(字幕)] 10点(2008-02-19 10:09:42) |
26. エイリアン/ディレクターズ・カット
《ネタバレ》 映像がとにかく美しい。新たにリマスターされたことで、後続のシリーズよりも画質が鮮明になっている。どのショットもひとつの画として完璧な仕上がり。ケインの腹をチェストバスターが食い破るシーンはいつ観てもおぞましい。楽しい団欒のひと時から、恐怖が形をなして襲ってくる。リアルタイムで観たら、どれほどショッキングだったことか。また、これまでは単なる被害者か添え物的な扱いをされていた女性が、率先して外敵と戦い、恐怖に打ち勝つという展開も、当時は非常に画期的なことだった。この映画が後の作品に与えた影響は計り知れない。今観ても全く古さを感じさせない、SFホラーの金字塔。 [DVD(字幕)] 10点(2008-02-19 07:35:19) |
27. アイアン・ジャイアント
ええ、泣きましたとも。いい大人が涙で画面が見えなくなるくらい号泣しました。宝物のような映画です。 [DVD(吹替)] 10点(2008-02-05 08:07:01)(良:1票) |
28. ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け
好きで好きでたまらない映画だが、残念ながら、周りでこの作品を知っている人はいない。昔TV放映されていたのをたまたまビデオ録画し、「変な映画…」と思いつつも、いつしか癖になってしまった。とにかく台詞が素晴らしい。原作があると知り、本屋に走ったのを覚えている。高橋源一郎の小説を映画化するには、こういう手法しかなかったということか。好みは極端に分かれると思うが、個人的には大傑作です。 [DVD(邦画)] 10点(2008-01-12 09:57:01) |
29. 七人の侍
これが映画だ!! [DVD(邦画)] 10点(2007-12-13 09:53:10)(良:1票) |
30. 仁義なき戦い 代理戦争
《ネタバレ》 ストーリー上、最も盛り上がりを見せる本作。下っ端の渡瀬が、ゴミみたいに使い捨てされるのが見ていて可哀相。遺骨を握り締める文太さんに痺れまくり。 [DVD(邦画)] 10点(2007-11-29 16:49:15) |
31. 仁義なき戦い 広島死闘篇
シリーズでは一番好き。千葉真一の鬼畜っぷりに10点あげちゃう。それにしても、梶芽衣子の何と美しいことよ。 [DVD(邦画)] 10点(2007-11-29 16:46:46) |
32. 仁義なき戦い
ぐわぁっ!もう最高だよ!日本人に生まれて良かった!文太さん格好良い! [DVD(邦画)] 10点(2007-11-29 16:40:33)(良:1票) |
33. 遊星からの物体X
《ネタバレ》 もはや古典といわれる本作だが、ロブ・ボッティンの手による「物体X」の造形は、今観ても全く色褪せることなく新鮮だ。「物体X」の七変化は、恐怖と同時に、「次はどうなるのだろう?」という見世物的な好奇心を刺激する。CGのない時代に、よくここまで出来たものだ。しかし、本作の魅力はそれだけではない。密閉された南極観測基地におけるヒーロー不在の状況(登場人物はむさ苦しい男だけ←コレ重要)、疑心暗鬼に駆られた者たちの心理サスペンス(血液検査のシーンの素晴らしさ!)、エンニオ・モリコーネによるカーペンター・サウンドの忠実な再現…と、挙げたら切りがない。これぞ名作! [DVD(字幕)] 10点(2007-11-18 07:13:53) |
34. 機動警察パトレイバー2 the Movie
《ネタバレ》 米同時多発テロが起きた時、真っ先に思い浮かべたのがこの映画だった。「戦場の後方にいるに過ぎない」私たちの見せかけだけの「平和」。それが脆くも崩れ去る「現実」。公開当時には難解だったこの映画も、21世紀になった今見直すと、驚くほど正確に未来を予見していたのだと分かる。日本アニメ史上に残る傑作。 [DVD(邦画)] 10点(2007-11-15 08:23:55) |
35. 魔女の宅急便(1989)
実はこの映画が宮崎作品でいちばん好きだったりする。 [DVD(邦画)] 10点(2007-11-13 17:23:57)(良:2票) |
36. 風の谷のナウシカ
《ネタバレ》 (2010年7月14日追記)ブルーレイ版を鑑賞。画質は全体的にクリアになっているが、逆にピンボケ部分や彩色の粗などが目立つようになり、そこは好みの分かれるところだろう。宮崎監督自身、デジタル修復によるブルーレイ化にはあまり乗り気ではなく、「古い映画なんだから古く見えるのは当たり前」と思っているようだ。ディズニースタジオからの要請で、鈴木Pがブルーレイ化にGOサインを出したというのが本当のところらしい。改めてDVD版を観直すと、確かに画面は暗くシャープさに欠けるが、自分が子供の頃から何度もTVで観ていた『ナウシカ』はこんな感じだっただろう。最近のCGアニメならともかく、昔のセルアニメは、そもそもブルーレイの高機能に耐えうる素材ではないのかもしれない。作品評価としてはもちろん10点満点だが、映画版は、全7巻の原作漫画のうち2巻までを映像化したに過ぎず、スケールの縮小が悔やまれてならない(映画版で語られなかった部分は、後の『もののけ姫』に継承されている)。しかし、『ハウル』や『ポニョ』の近作を観て、宮崎監督も老いたか…と思っていたが、考えてみればこの『ナウシカ』という映画もかなりおかしな作品だ。大人の目で見てしまうと、ナウシカの優等生すぎるキャラクターはKYな『セルピコ』のようだし、自己犠牲と奇蹟という強引なラストの展開は大嫌いな『E.T.』を思わせる。ほとんど精神論に終始していて、物語として完成されているのは『カリオストロ』と『ラピュタ』くらいなのではないか?それでも子供の頃から大好きな映画なので、ほとんど条件反射的に涙腺が緩んでしまうのだ。 [ブルーレイ(邦画)] 10点(2007-11-13 17:16:40) |
37. 天空の城ラピュタ
「人がゴミのようだ!」byムスカ [DVD(邦画)] 10点(2007-11-13 17:14:01)(笑:1票) |
38. ルパン三世 カリオストロの城
《ネタバレ》 冒頭、ルパンのテーマとともに加速する前代未聞のカーチェイス。あの躍動感が堪らない。シリアスとギャグを使い分ける山田康雄の吹き替えも完璧。ラストはとっつぁんのクサい台詞に泣かされる。これぞ冒険活劇。傑作中の傑作だ。 [DVD(邦画)] 10点(2007-11-13 16:57:12)(良:1票) |
39. ヒート
《ネタバレ》 仕事の鬼で家庭崩壊寸前の敏腕刑事パチーノと、完璧主義のプロフェッショナルな強盗デ・ニーロ。対照的な二人が出合ったダイナーでの会話。両者を同じフレームでは写さないカメラ。白昼の銃撃戦は生の銃声を使用しているため、派手な効果音はなく、LAの高層ビル群に乾いた音が響き渡る。銃弾を浴びた車は爆発炎上することはなく、ただボコボコと車体にデカイ穴が空いてゆく。その圧倒的なリアリティに身震いする。よきパパのトム・サイズモアが、あの状況でなぜ子供を人質に取ってしまったのか。「我慢の神様」の黒人のコックが、なぜ銀行襲撃の仲間になったのか。アシュレイ・ジャドとヴァル・キルマーの別れのほほえみ。「30秒フラット」で逃走するはずのデ・ニーロが、情で動いてしまったために、自らを窮地に陥れてしまうパラドックス。そんな彼らがたまらなく眩しく、愛おしい。ラストのパチーノのあの眼が忘れられない。二人の男は殺し合い、そして解り合った。パチーノとデ・ニーロのキャリアの集大成的作品であり、犯罪映画の最高傑作。 [映画館(字幕)] 10点(2007-11-06 16:21:02)(良:2票) |
40. アンタッチャブル
《ネタバレ》 エリオット・ネスに裁判所の屋上から突き落とされるフランク・ニッティは、史実では、アル・カポネの逮捕後、組織のトップとして君臨したという。彼の最期は拳銃自殺だった(逮捕を恐れてのことらしい)。ニッティは『ロード・トゥ・パーディション』や『パブリック・エネミーズ』にも出ている有名なギャングだが、あんな殺され方をしてご愁傷様。映画なのだから脚色は当たり前か。ショーン・コネリーとチャールズ・マーチン・スミスの殉職シーンは何度観ても泣ける(が、これまた史実では、〈アンタッチャブルズ〉に殉職者はいなかったそう)。乳母車キャッチのアンディ・ガルシアも格好良い。バットを振り回すデ・ニーロは三谷幸喜にパクられてたな。同じデ・パルマの『カジュアリティーズ』でも思ったことだが、橋の両側から味方同士で銃を撃ち合ったら危ないんじゃないの?個人的には根津甚八がコスナーの吹き替えをやっていたTV版が好き。はじめて映画の面白さを教えてくれた作品として、10点献上。 [ブルーレイ(字幕)] 10点(2007-11-04 10:49:24) |