21. ピンク・フラミンゴ
《ネタバレ》 世界一お下劣っていうからどんだけお下劣かと思えば、それほどでもなかったなー。最後とかもっと酷い殺し方するのかと思ったら、案外優しいし。 割とライトな雰囲気なので、眼を背けてしまうところや、気分が悪くなることもなく、くだらねーなーと失笑しながら温かい目で見てしまいました。僕の感性がおかしいのかしら。うんこで笑いをとろうとするなんて、小学生かっ! 映画レビューにこれだけためらいもなく、うんこうんこ書いてあるのは壮観ですね。 [DVD(字幕)] 5点(2010-02-24 10:33:52) |
22. サンゲリア
《ネタバレ》 なんかもったいぶったホラーだなー。グロいシーンはしっかりグロいのにタメが多くて、かったるい。トゲが目に迫ってるのに目を見開く女や、サメと戦うゾンビなど、妙な見どころはあるんですが、激しい銃撃戦なのに落ち着いたBGMだったりと、なんだか優雅だなー。 [DVD(字幕)] 6点(2010-01-11 22:53:20) |
23. ダイナマイトどんどん
こりゃ笑えます。軽快で豪快。豪華キャストが大暴れ。音楽のセンスも抜群。 不良が更生してマジメに野球やる感動話より、こんな無茶苦茶な話の方が好きだ。 それにしても、ヤクザが野球で乱闘するだけの話に二時間半近くも使うなんて・・・。 耳に残るなー、ダーイナマイトどーんどんっ♪ [ビデオ(邦画)] 8点(2010-01-09 15:00:17) |
24. 戦争のはらわた
《ネタバレ》 ドンパチシーンの迫力は30年以上経っても何ら現代映画と比べても見劣りしないが、どうも戦況はわかりにくい。 勲章に躍起になってる軍人はどこの国でも共通に醜い。ストランスキー大尉が「勲章がなけりゃ家族に合わせる顔がない」って言ったときの表情がとてもせつなく、案外いいいヤツなのかと同情したのに、全然そうじゃなかったのが哀しかったです。 ラストシーンは、ある意味痛快と言ってしまってもよいのかな。スタイナーさんかっこえー! [ビデオ(字幕)] 7点(2009-12-06 01:07:53) |
25. 子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる
《ネタバレ》 大五郎かわえー。この度、子連れ狼に興味を持って見てみたので、初期設定とかから丁寧に見せてくれて良かったです。それにしても座頭市と同監督の三隅研二さんとは思えないくらいエログロで悪趣味なシーンが多い。公開セックスをするヒーローなんて初めて見ました。結局暴れるのに無駄に我慢していた拝さんが不可解極まりない。 この大味さと、B級臭さは好きです。 [DVD(字幕)] 6点(2009-11-24 01:12:39) |
26. 柳生一族の陰謀
《ネタバレ》 重厚なストーリーではあるものの、どこか漫画っぽいところはご愛敬。高い塀をバックステップで軽々とびこえるシーンは笑ってしまった。 超特濃豪華キャストながら潰しあうこともなく、錦之介さんの不気味さ、千葉真一の男前な十兵衛、松方さんのどもり、ピチピチの真田広之、大原麗子をはじめとする美しい若手女優陣など魅力的なキャラクターが存分に楽しめます。 それぞれの人物にストーリーがあり、ただの勧善懲悪にならず、誰も幸せにならない戦の悲劇性を高めます。成田三樹夫のおじゃるには全然気がつかなかったです。 仁義シリーズと魔界転生の丁度真中に位置するような一本。面白かったです。 [DVD(邦画)] 8点(2009-10-21 13:34:40) |
27. イレイザーヘッド
あの髪形は何なんだ。赤ん坊は奇形というより妖怪じゃないか。うーん、気持悪さが面白かったんですが何のこっちゃでした。 [DVD(字幕)] 6点(2009-10-18 02:45:14) |
28. 吶喊
《ネタバレ》 面白半分で戦争に参加するお気楽な百姓と、シリアスな戦争との対比が面白い。そしてやたらまぐわいのシーンが多い。話が進むに連れ、戦争の厳しさを知り、顔つきの変わっていく百姓ですが、そんな中でも性欲に勝るものはないという描かれ方が実に気持ち良い。 百姓と密偵の二人のキャラクターがやたら濃いんですが、それ以外のキャストは余り活きていなく、全体のバランスや展開にはどうも切れ味に欠けるところがありました。 [ビデオ(邦画)] 6点(2009-09-17 23:53:13) |
29. ミツバチのささやき
田舎の風景と愛くるしい子供・・・視覚的には申し分ないですが、残念ながら内容がよくわからず、置いてけぼり感を食らい、退屈してしまいました。 [ビデオ(字幕)] 5点(2009-07-28 12:38:50) |
30. ディア・ハンター
《ネタバレ》 戦場のシーンはとても少なく、主に戦争に行く前と行った後の人間のドラマです。序盤のパーティー・シーンとか無駄とは言わないまでも長すぎる気がしました。 それはともかく、短い戦場パートでは捕虜にされベトナム人に酷い目にあったことばかりが描かれているのがちょっと…。戦時中に撮られたものならともかく、戦後に撮られたものとしては評価し難い。非道を犯してしまった米兵の苦悩も描いてたんなら良かったんですが。 [DVD(字幕)] 5点(2009-07-26 15:05:12) |
31. 天国から来たチャンピオン
《ネタバレ》 邦題を観ると、ボクサーの話みたいですが、中身は一回死んだ無名なアメフト選手が頑張る話(チャンピオンじゃないし…)。大筋は今観るとかなりベタベタなドラマだし、粗いので特筆すべきところもないですが、サクサクと軽く進み、場面場面での細かい笑いは楽しめます。最後、もうちょっと余韻を残せばいいのに…。 [DVD(字幕)] 6点(2009-07-19 21:56:31) |
32. 復讐するは我にあり
《ネタバレ》 サスペンスとして話が進むわけでもなく、感情的な人間ドラマを見せるわけでもない、実話ベースの淡々とした犯罪者ロードムービー。本心の見えない緒方拳の凄みをはじめ、出てくる人間のほとんどがケダモノ同然という気持ち悪さで、誰にも感情移入の余地がない。 140分の長さを感じさせず、最後までジッと見入ってしまったが、いったいこれは何だったんだ? 緒方拳と三國連太郎の対峙のシーンの緊張感が半端ない。 [DVD(邦画)] 7点(2009-06-20 19:10:59) |
33. がんばれ!ベアーズ
《ネタバレ》 序盤のガキんちょたちの悪タレっぷりは生意気すぎて気持ちが良いくらい。弱小チームが勝ち始めるのは突然強くなったりするからではなく、強力な選手を入れたから、というところがリアル。草野球ってずば抜けた選手が一人いると全然違うもんね。 子供たちが野球を通じてマトモになっていく青春スポコンものかな。と思いきや、実はガキんちょよりもずっと未熟なオッサンが、人のフリ見て我がフリなおすというお話になっていくところがちょっと微妙。 子供たちに魅力があるだけに、それぞれのキャラクターをもうちょっと見せてほしかった。もうちょっと長くても良かったかなと思ったということは、面白かったということではあるんでしょうね。テイタム・オニールはやはり魅力的。 そんで監督は、嫁(?)とどうなったのよ? [DVD(字幕)] 7点(2009-06-04 12:24:53) |
34. 座頭市と用心棒
勝新と三船夢の共演といえど、あまり評判のよろしくない本作ですが、それほど悪くなかったです。 ただ、勝プロがこの企画の監督を岡本喜八にしたということは、もっと自由に痛快でバカバカしい娯楽大作を作ってほしかったんじゃないかな、と思いました。 喜八監督らしさはもちろんあり、いい感じの軽さは出てるんですが、崩し方が中途半端で、余計に2人のキャラクターと世界観に違和感を感じてしまった。 主演二人が強烈なのに、更に多数の登場人物を出して入り組んだ話にしたせいで、ちょっ内容としてはかったるくなってしまっていました。 それでも、かなり陰惨なクライマックスには固唾を呑まされてしまった。 期待していたものと違う、という点が大きく低評価に響いている気がするので、座頭市とか用心棒とかの先入観を抜きにすれば、全然悪い作品ではないと思いますよ。 [DVD(字幕)] 7点(2009-05-29 23:01:00)(良:2票) |
35. サスペリア(1977)
《ネタバレ》 つ、つまらん。ショッキングなオープニングで掴みは良いのに、ちっとも話が進まずちんたらちんたらやってるわ、女の子は寝すぎだわ、血は絵の具っぽいわ、せっかくの濃いキャラの面々は活躍しないわ、ガラスが割れるばっかだわ、音楽うるさいわ、もったいぶった前ふりは全然いかされないわ…。 舞台の色彩センスはともかく、ウジ虫や針金は無意味な悪趣味さ。不気味なんだけど怖くもないし、笑えもしないし、意味不明。女の子は最後なんであんなにルンルンなの? エンドクレジットが唐突にながれたときは、面白くなさすぎて笑ってしまった。まったくついていけませんでしたが、忘れえない映画になってしまいそう。 コウモリがかわいすぎて萌えた。 [DVD(字幕)] 3点(2009-04-06 23:16:59) |
36. 英霊たちの応援歌
《ネタバレ》 「最後の早慶戦」というサブタイトルのせいでてっきり早慶戦はクライマックスにもってこられ、その試合が実現されるまでの苦闘が描かれている映画かと思っていました。しかし、序盤であっさりと最後の早慶戦は終わってしまい、そこからは若者たちと戦争との群像劇になります。サブタイトルは余計だったんじゃないかと。原作からとはいえ「英霊たちの応援歌」ってタイトルもちょっと固すぎる気もしますが。 野球は一つのキーワードではあったものの、他の部活に燃えていたであろう若者も戦争で同じように死んでいく。過剰な悲劇の演出はなく、淡々と死んでいく。死を目前にしても、悲壮感ばかりでなく、生き生きと当たり前の日常のように無邪気に笑う青年たちに胸を打たれます。落語の下げ(オチ)まで待って号令をかける上官に胸を打たれます。 登場人物が多く、同じ髪型で、スターも不在なので、誰が誰やらわからなくなることもありましたが、そんな事は些細なことです。そんな中、田中邦衛はやはり濃いなぁ・・・。 [DVD(邦画)] 8点(2009-03-27 11:54:05)(良:1票) |
37. ドランク・モンキー/酔拳
《ネタバレ》 ジャッキーファン、カンフーファンには堪らないだろうが、ほとんどのシーンが修行と格闘だけってのはちょっと辛くないだろうか。他のジャッキー映画と比べてもアクション自体は地味で逆に退屈なくらい。もうちょっと物語や人物に奥行きを持たしてくれないと乗れません。主人公も素手の相手に武器使ったり、2対1で戦ったり、食い逃げして店の人をやっつけたり、やたら暴力的で仁義がなさすぎではなかろうか。などと突っ込んでしまう奴が見るような映画ではないんでしょうね。 [DVD(字幕)] 4点(2009-03-21 23:17:13) |
38. カサンドラ・クロス
《ネタバレ》 列車で恐ろしい感染症にかかった乗客が地味~に一人また一人と死んでいくのかと思うと憂鬱な気分になっていたのですが、後半から思いもよらない激しい展開になり俄然面白くなります。様々な苦難にみなさんパニックしっぱなし。大勢を助けるためには多少の犠牲には余裕で目をつぶっちゃう主人公チームもなかなか大胆。多彩なキャストの色濃さもあいまって、目が離せません。そして列車がまるでオモチャのように千切れていく壮絶なクライマックス。ヘビーで凄まじいサバイバルパニック映画の傑作。 [DVD(字幕)] 8点(2009-03-03 23:54:15) |
39. 大空港
《ネタバレ》 前半は空港で働く人たちの地味なエピソード集を見せられ続けます。後半になるとやっと映画的展開になるのですが、パニックムービーを期待して鑑賞したのに、誰もパニックに陥っていず、冷静そのもの。ドラマチックな展開がある訳でもなし。地味だなぁ。 [DVD(字幕)] 5点(2009-02-22 23:52:13) |
40. 燃えよドラゴン
《ネタバレ》 開き直ってるのか、劇中でも突っ込んでたぐらい漫画のようなストーリー。漫画みたいなのはいいが、どうでもいい序盤の静かで遅い展開は退屈そのもの。後半は期待通り、ブルース・リーの大暴れと恍惚のイキ顔集を堪能できます。冒頭で見せられるいかにも凶悪そうで強そうな敵役との死闘を期待したのに、あまりの弱さにガッカリ。あまり動きにキレのないハゲたおっさんがボスキャラじゃイマイチ盛り上がらないよ。 [DVD(字幕)] 6点(2009-01-18 21:01:54) |