21. 図鑑に載ってない虫
《ネタバレ》 現在放送中の「熱海の捜査官」とかぶる小ネタが満載で、最初から最後までかなり楽しめました。今見て正解!って感じ。笑いの波長で、好みが分かれるんだとは思いますが、かなり好きです。 [DVD(邦画)] 7点(2010-09-14 13:36:38) |
22. チェンジリング(2008)
《ネタバレ》 自分が思っているのと正反対に物事が進んでいってしまう理不尽さに、もしかして自分のほうが間違っているのかもと錯覚してしまいそうになる。一生懸命前に進もうとしているのに、その倍の力で引き戻されてるような感覚に襲われた。周囲の人達に、「この子は違う」と分かってもらい、支援者を得たときの安堵感。わが子が恐ろしい犯罪に巻き込まれていたという絶望感。もしかして、どこかで生きているのでは・・のかすかな希望。主人公の感情の起伏をそのまま体験してしまうような時間だったので、終わった後、しばらく立ち直れませんでした。 [DVD(字幕)] 7点(2010-08-22 21:41:31)(良:1票) |
23. 誰も知らない(2004)
《ネタバレ》 涙を見せない彼らに,何度も泣かされた。子を持つ親として,子どもたちの手を決して離してはいけないと,強く心に思った。 [DVD(邦画)] 7点(2010-07-18 22:25:08) |
24. マシニスト
《ネタバレ》 この手の映画って、もうたくさんあるんですね。ここ数年、映画から離れていて、最近また見始めてるので、知らなかった。なので、すご~く面白かった!冒頭の死体遺棄シーンが、不眠の理由ってずっと思わされて、うまく騙されました。妄想と現実が入り乱れていることにも、なかなか気が付けなかったし。ただ、腕を切断された同僚とか、急に車に飛び込まれちゃったママとか、主人公の言葉に傷ついた彼女は、現実の方だった(合ってる?)のがつらい。 [DVD(字幕)] 7点(2010-06-09 13:09:06) |
25. サロゲート
《ネタバレ》 ここのレビューで多く比較されているアバターを未見なこともあるかと思いますが、かなり楽しめました。子どもを失った事故の時のものなのか、生身の奥さんの顔に残る大きな傷跡が、そのまま心の傷に見えました。もともと、サロゲート依存の社会をあまり快く思っていなくて、まだサロゲートを使わずに生活していた時期に事故が起こってしまった。そして大切な我が子を失うことになり、結局自分達もサロゲートに頼る生活を送ることになってしまう。だけど、生身の人間同士が寄り添うことでしか乗り越えられない悲しみを置き去りにしたまま、二人の気持ちはどんどんすれ違って、溝が深くなってしまった。そのタイミングで起きた事件をきっかけに、主人公は再び、サロゲートのない世界へと心を大きく傾けていく・・・。ラスト、全てのサロゲートを失った生身の人間達が、破壊されてしまった街を元通りに再生し、大量のサロゲートの残骸を処分する大仕事をこなすことになります。その過程で、生身の人間同士が、心の繋がりを取り戻していくのか、またはその行程を速やかにこなせるロボットを新たに開発する方向にむかってしまうのか。前者を願わずにいられません。 [DVD(字幕)] 7点(2010-06-03 10:07:06) |
26. ベンジャミン・バトン/数奇な人生
《ネタバレ》 ベンジャミンが、デイジーと娘の前から姿を消したあたりからスイッチが入ってしまい、ラストまで号泣でした。心から愛した人の腕に抱かれながら最後を迎えたベンジャミンと、最後の時に、日記から溢れるベンジャミンの愛に包まれたデイジー。あまりにも切ない運命の二人なだけに、この点で観ている側としては救われました。いや、逆に切なさ倍増で号泣だったのかも。この物語が心に響いたということは、私ももう若くないということなのでしょう。 [DVD(字幕)] 7点(2010-05-12 22:08:33) |
27. おと・な・り
《ネタバレ》 感性の似ているこの二人なら、この先ずっと、エンドロールの会話のような穏やかな時間を過ごしていけるんだろうな・・・と幸せな余韻に浸れる映画でした。 [DVD(邦画)] 7点(2010-05-07 14:46:26) |
28. メゾン・ド・ヒミコ
《ネタバレ》 とりあえず、オダギリジョーさんをずっと見ていたかったので、その点で大満足です。映画の中の設定が、「美しいひと」なので、全編通して、とてもきれいな彼を見ていることができました。内容は、特に期待していなかったのですが、ところどころ、笑える場面も盛り込まれて、最後まで飽きずに観られました。 [DVD(邦画)] 7点(2009-05-23 17:28:52) |
29. ターミナル
《ネタバレ》 昔から、なんでも自分で作っちゃえる男の人にぐっと来るので、まず、待合の椅子をベッドに改造するところでやられちゃいました。電気の配線関係もちゃちゃっと出来るし、壁塗りも上手だし、真面目で優しいし・・・ビクター素敵!! [DVD(字幕)] 6点(2011-06-22 23:49:54) |
30. 正義のゆくえ/I.C.E.特別捜査官
《ネタバレ》 アメリカという国の市民になるため、この映画にあるような出来事は、現実社会でも起こっているのでしょうか。う~ん、重い…。テロリスト予備軍にされてしまった女の子の表情が忘れられない。 [DVD(字幕)] 6点(2011-02-18 18:02:09) |
31. その土曜日、7時58分
《ネタバレ》 彼らが演技をしているということを忘れてしまうほど、兄弟2人とも、本物の情けない人間に見えた。元奥さんからのあの嫌われっぷりや、家を譲り渡しながらもローンを払い続けている状況を考えると、ハンクの度重なる女遊び的なことで離婚になっちゃったんだろうなあ。ハンクは、甘やかされて育ったせいで、「困ったことがあったらきっと誰かが何とかしてくれる」・・・と、何事にも本気になれない駄目な感じ。アンディは、厳しく育てられ、それを愛情とは感じられないまま大人になり、自分を愛してくれる人をうまく愛せない。両親の店を強盗することを思いついたのも、まあ勝手知ったるで都合がいいというのもあるけど、父親への腹いせの意味もあったんだと思う。そんな軽い気持ちの計画が、最悪の結果になり・・。アンディを殺した父親は、「ベイビーだから・・」と、ハンクの方は許しちゃうのかな。ハンクはハンクで、「かわいい見た目」を武器に、ダメ男好きの女の人に助けられながら捕まらずに逃げおおせてしまいそう。やっぱり、全ての原因は、父親の育て方? [DVD(吹替)] 6点(2010-09-21 10:02:59)(良:1票) |
32. マレーナ
ダイエットと女磨きを強く心に誓いました。 [DVD(字幕)] 6点(2010-08-22 22:01:49)(笑:1票) |
33. イン・ザ・プール
《ネタバレ》 時効警察で大のお気に入りだった、松尾スズキさんの「ブスッ!!」が、ここでも聞けて大満足。オダジョー、治ってよかった・・・。 [DVD(邦画)] 6点(2010-06-03 12:50:24) |
34. ゆれる
《ネタバレ》 今、レビューを書こうとしていたら、稔の表情が1つ1つ蘇ってきて、泣けてきた。観ている最中は全然平気だったのに。多分、急激に、母親目線で物語を再確認してしまったからだと思う。白い靴下履いてても、ちょっとくらいしゃべり方が女っぽくても、いいじゃん。なんで、すぐ、キモいって言葉で括られるの?女の人にだらしなくても、傲慢でも、才能があってあれだけ格好いいんだからちょっと大目に見て・・。周囲の人達にどんな風に評価されていようと、二人とも、お母さんから見たら、かわいい息子たち。出来ればずっと、子どもの頃のままの、仲の良い兄弟でいて欲しい。母親的には、ラスト、稔はバスに乗らずに、猛の元に戻って欲しいところだけど、たぶん、元には戻れないと思う。猛が裁判で「偽証」したとき、憑き物が落ちたように稔の表情がまともな顔になった気がした。大人になる過程で、自分と弟の「違い」を内面に鬱積させていった稔が、裁判を通して、猛に本音をぶつけ、最後に猛と自分を許したんだと思う。そして猛は、7年後に憑き物が落ちた。でも、もう、子どもの頃のような純粋な気持ちで関わり合っていくことは出来ない。お互いを許し合った気持ちだけを抱えて、全く別の世界で暮らしていくのがいいんだと思う。・・・と、二人のその後にまで、思いをはせてしまうあたりに、この作品が高評価の理由を感じます。 [DVD(邦画)] 6点(2010-05-19 14:28:51)(良:1票) |
35. ビッグ・リバー
《ネタバレ》 圧倒的に美しい風景の中、なんの線でも結ばれていない3人が、偶然同じ時間を共有していく様子が、淡々と描かれています。3人の過去が語られることもなく、あるのは、今を一緒に過ごしている3人の微妙な心の動きだけ。だからこそ、この人達がここにたどり着くまでに過ごしてきた人生と、バラバラにそれぞれの道に分かれていったあとのことを、見終わったあと、ずっと考えてしまいました。妙に心に残ってしまう、不思議な映画です。 [DVD(字幕)] 6点(2009-09-09 14:16:47) |
36. サヨナライツカ
《ネタバレ》 私も当然のようにミポリンと呼ばせていただきますが(ついでに南野陽子は、ナンノちゃん)、すばらしくきれいでした。突っ込みどころは多々ありますが、不覚にも結構泣いてしまった。でも、この映画で泣いた事は、誰にも知られたくない・・・そんな映画です。 [DVD(邦画)] 5点(2011-01-28 16:57:40) |
37. この世の外へ クラブ進駐軍
《ネタバレ》 ちょっと長すぎて、間延びした感じはあったものの、ところどころ笑えるシーンが盛り込まれてたし、飽きずに観られたかな。エンドロールで登場するジャズ界の重鎮(?)の皆様方も、この映画の若者達のように、戦後を生き抜いてこられたのでしょうか・・・。 [DVD(邦画)] 5点(2010-06-03 15:38:28) |
38. サイドウェイ
《ネタバレ》 全体的には、登場人物の誰にも感情移入することが出来なくて、淡々と観てしまった感じ。印象に残ったのは、元妻の妊娠を知った後、とっておきの特別なワインを、ジャンクフードと一緒に紙コップで飲んでしまうシーン。あのワインは、全てを吹っ切ったときに、捨てるか、もしくは、マヤと一緒に飲むのかなあと思っていたけど。本当は、すばらしい演出とお料理と共に口にすべきワインを、あんな形で飲んでしまうことで、自分の気持ちにケリをつけたかったのでしょうか。 [DVD(字幕)] 5点(2010-05-27 13:25:14) |