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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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21.  レナードの朝 《ネタバレ》 
 点数をつけること自体に気がひけてしまうくらいすばらしい映画です。   マルコム・セイヤー医師は、医師ではなく研究者であったから、序盤は常に優先順位が「真実を知ること」でした。そのセイヤー医師がこの病院に、勘違いから赴任してしまったことが、最初の奇跡だったように思います。  赴任後、セイヤー医師は、看護師や患者さんたちと一緒に病気に向き合っていくことで、次第に医師としての側面を持つようになっていきます。  序盤、どうしてもセイヤー医師の笑顔が、「新しい真実を発見した喜び」に見えてしまいました。ですが彼は、少しずつ心境の変化を見せていきます。   セイヤー医師は、日常の小さな気付きから仮説をたて、実証することを繰り返します。  これが、言葉を発することができない患者さんたちの心と、少しずつ触れ合っていくきっかけとなったように思います。   また、後半では、レナードが自分を実験台にするように申し出ます。  実際に痙攣が始まります。レナードは、セイヤー医師に自分を撮るように促します。  ところが、セイヤー医師はためらってしまいます。  ああ、この人はもう医師であり、レナードの友人なんだと思いました。   レナードをふくむ病気の方たちが目覚めた期間はわずかなものだったかもしれません。 だとしても、その期間、間違いなくこの方たちは自分の人生を享受していました。そして自分にとって大切な人達との再会を果たすことができたのです。  それは彼らだけではなく、彼らを支え続けた人々にとっても同じことが言えると思います。むしろ、長い年月寂しい思いをしてきたのは、周りで支え続ける家族や医師たちのほうだったかもしれません。患者さんたちは、ずっと自分たちを支え続けてくれた人達のために、ほんのひとときだけ目覚めてくれたようにさえ感じます。   別れは再びやってきます。ラストは、彼らに取り残されたような気分になりましたが、それは彼らが目覚めていたとき、一緒に彼らの人生を楽しむことができたからだと思いました。   100冊の自己啓発本を読むより、この映画を1本見るほうが、自分の中で何かが目覚めた気がします。 
[DVD(字幕)] 10点(2012-05-14 11:29:59)
22.  ガスパール/君と過ごした季節 《ネタバレ》 
 人によるかもしれませんが、僕はもう何回も泣いてしまう映画です。  こんなに映画の世界に入り込める映画は、すばらしいの一言です。  大きな感動を用意しているわけではないのですが、全編通してぐっとくる場面が次から次へと・・・登場人物たちの気持ちが手にとるように伝わってきます。  ロバンソン、本当に良い人です。  ガスパール、実は良い人です。  ジャンヌやローズ、ローズの娘との出会いを通して、二人の優しさや強さが画面からとめどなく伝わってきます。  たとえ貧しくても、辛いことがあっても、この二人のような人間でありたい、そう思わせてくれる映画でした。  これを見終わった後、邦題見るとまた泣けます。  この邦題、ありきたりですけどめちゃめちゃ良いじゃないですか~(泣) 
[DVD(字幕)] 10点(2012-05-06 05:19:52)
23.  赤毛のアン/完全版〈TVM〉 《ネタバレ》 
 赤毛のアンは今まで触れたことがありませんでした。ここのレビューを拝見しなければ、おそらく一生見ることはなかったでしょう。  今まで3時間超えの映画を観ていて中だるみしなかったのは、本作が初めてです。  はじめ、あんなにうっとうしかったアンが、次第にその才能を開花させ、周りの人たちから少しずつ認められ、頼る立場から頼られる立場へと移行していく。その様子がとても自然で、ストーリーがなめらかに進んでいきます。  これは、教職を目指している方にはぜひ一度ご覧になってほしい映画です。  教育上とても良い映画です。お子さんのいらっしゃる方は、一緒に鑑賞されることをオススメしたいです。
[DVD(字幕)] 10点(2012-02-22 00:14:58)(良:1票)
24.  マスク(1984) 《ネタバレ》 
 名作です。映画を見て泣いたのは久しぶりです。お涙頂戴の映画ではないからこそ、リアルな生き様と現実に強い感動を覚えます。  映画の出来が良すぎて、ラストまでロッキーが病人であることさえ忘れてしまいます。深い家族の絆と友情に、全編通して感動しきりです。  冷蔵庫に服がかけてあったり、みんなでロッキーの卒業式に参加したり、そこでのロッキーの校長先生への一言「みんなぼくの家族です。」にまた感動。  ロッキーは重い病気を抱えていますが、どちらかと言うと周囲の人間を支え、励まし、希望を与えるような力強い存在です。友人には勉強を教え、母にはドラッグをやめてもらおうと一生懸命です。目の見えないダイアナには色のイメージや「ふわふわ」のイメージを触覚を通して伝えます。ロッキーに出会えたことで、ダイアナの世界は大きく広がったと思います。  確かにロッキーは聖人君主ではありませんから、時に利己的になり母や親友を傷つけてしまうこともあります。ですが、そこがまた良かったと思います。  感動しすぎて、何を書いたら良いがよくわからなくなりましたが、一人でも多くの人にみてもらいたい映画です。
[DVD(字幕)] 10点(2011-11-30 12:44:14)(良:1票)
25.  クイズ・ショウ 《ネタバレ》 
後味が悪い。ですがそれ以上に、空恐ろしさを感じ、震えました。 最初から薄々気付くような現代のやらせ番組とは違い、このクイズ番組はスポーツに近いと思います。選手が真剣に戦い、競技をし、そこに生まれるドラマや偉業に人々は感動し、熱狂します。しかしそれが八百長だとわかれば大変な事態を招きます。だからこそ国中を巻き込む大事件に発展したのでしょう。 また、この映画の恐ろしいところは、良識のある一個人が、いつの間にか金とメディアの力に踊らされ、本人が気付かないうちに大きなリスクを背負わされていることです。本当に取り返しがつかない、人生がひっくり返るほどのリスクです。それに本人が気付いたときには手遅れになっていることが怖いのです。 はじめに、「今出した問題と同じ問題を出すよ。」と言われたとき、怯えたように「気がひけるよ。」と言ったヴァン・ドーレンの表情が忘れられません。 本当に本番の最後の問題で、同じ問題が出ます。ヴァンドーレンは悩みます。悩んだ挙句、正解を答えてしまいます。ここが彼の人生の分岐点だったと思います。「はめられた。」「自分は最初からこの問題は答えることができたから悪いことはしていない。」 最も罪の意識の軽いところから始める。ところがここから徐々に歯止めが利かなくなってくる。まるで麻薬と同じです。 そして、この映画で最も恐ろしいところは、あれほどグッドウィンがテレビやスポンサーを裁くために動いていたのに、最終的に裁かれたのは祭り上げられた個人のみであることです。それはハービー・ステンペルであり、チャールズ・ヴァン・ドーレンであり、ダン・エンライトです。特にハービーとチャールズにいたっては、ほとんど犠牲者にも関わらず、社会から粛清されるという恐ろしい結果になります。 冒頭で、スポンサーの社長が「ステンペルは鼻につくから別のやつに変えろ」と軽く言っていたあのシーンがすべてを物語っています。最も公正・善良とは程遠く、個人の尊厳をひたすら軽く扱っているスポンサーが、全くノーリスクであり、本当に何の制裁も受けません。この権力の強さと、その社会の理不尽さ。そして大衆。強いメッセージが隠れている、そんな映画だと思います。
[DVD(吹替)] 10点(2011-10-04 03:55:56)(良:3票)
26.  チャイナ・シンドローム 《ネタバレ》 
ずっと記憶に残る映画です。3.11があったからというだけではなく、映画としてこれほど完成度の高い社会派サスペンスは見たことがありません。 最初の原発事故。テレビ局にかかる圧力。隠蔽。しかしリチャード、キンバリーはそれぞれ単独行動をはじめ、真相を調べ始めます。 正直これだけでも面白いのに、ゴデルも単独行動を始め、真実を追究し始めます。そしてある真相にたどり着き、今度は大手の建設会社がからんできます。しかもゴデルに対する脅迫、口封じのための刺客。とうとう犠牲者まで。 さらには原発の無理な稼動を見たゴデルが旧友でもある仕事仲間から反抗され、ついに・・・もう最後まで全く目が離せません。見所が多すぎです。 この映画の醍醐味は、キンバリーはジャーナリストとして、リチャードは真実を放映するカメラマンとして、ゴデルは原発の現場責任者として、それぞれの正義を貫こうとするその姿勢にあります。最初は3人がばらばらに行動しますが、最後は3人がそれぞれの立場で力を合わせるところに鳥肌がたちます。 うまく言葉に表せませんが、とにかくすごい映画であることだけは間違いありません。 見てよかったです。
[DVD(字幕)] 10点(2011-10-03 02:54:36)
27.  小説家を見つけたら 《ネタバレ》 
ときどき、このような美しい映画に出会えると、映画を見ていて良かったと思えます。表向きは、スポーツの才能と文才に恵まれた貧しい少年の成長と成功の軌跡を描いたサクセスストーリーに見えます。ですが、映画を鑑賞していて、メインのテーマが別にあるような気がしました。 「生きている時代、生まれた場所や環境や経済事情が違っても、人として大切なものを持っていれば、そこには必ず温かい友情が生まれる。」 ジャーマル(ロブ・ブラウン)は、生まれた街の友人たち、小説家フォレスター(ショーンコネリー)、私立高校の生徒クレア・スペンス(アンナ・パキン)やコールリッジと、友情を築いていきます。もちろんきっかけは、彼のバスケの才能や、高い学力や優秀な成績、そして文才だったかもしれません。ですが、彼らみんなとの絆は、彼の誠実な人柄が作りあげた気がします。だから彼のバスケの才能だけを疎んじていたチームメイトや、彼の文才しか見ていなかったクローフォード教授は、彼と最後まで分かりあえることはなかったのではないでしょうか。そういった、人と人とのつながりに何が必要かを教えてくれている気がするのですが、それが押し付けがましくなく、心地よい感じで胸に響きました。
[DVD(字幕)] 10点(2011-07-17 04:45:25)
28.  摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に
マイケルの存在がもはやファンタジー。マイケルがその気になれば、バッドエンディングの脚本も、演技力でハッピーエンドにできそう。バックトゥザフューチャー、さまよう魂たち、ニューヨークはバラ色にと立て続けに見たけど、マイケルにはずれ無しですね。
[DVD(字幕)] 10点(2011-07-08 13:36:23)
29.  ボビー・フィッシャーを探して 《ネタバレ》 
勝手にロードムービーだと思っていました。ボビーフィッシャーは最後まで出てこない。にもかかわらずこのタイトル。素晴らしすぎます。この作品を見てこのタイトルはなかなか思い浮かばないのではないでしょうか。でもこれほどふさわしいタイトルはないと思います。ジョシュだけではなく、ジョシュを取り巻く人々の心の在りように魅せられる映画です。特に、息子に対する父親と母親の心理の在りようは、世界中どこでも同じだということを気付かせてくれました。息子に対する愛情から、いつの間にか息子の才能を愛するようになってしまった父親。最初から最後まで、息子自身に対して無償の愛を注ぐ母親。父親が、息子への愛情を取り戻してくれてほっとしました。映画の雰囲気が「グレイテスト・ゲーム」に凄く似てます。どちらが良いかは甲乙つけ難いです。この映画を愛する方は、ぜひグレイテスト・ゲームもご覧になられてみてください。
[DVD(字幕)] 10点(2011-07-08 11:46:49)(良:1票)
30.  恋はデジャ・ブ 《ネタバレ》 
オチがわかっていたにも関わらず、いつもと違う音楽で目を覚ますラストシーンは鳥肌がたちました。フィルが本当の愛に辿りつき、ようやく2月2日の呪縛から解き放たれたようです。また、最後の1日が、一番多くの人がフィルによって幸せをもたらされたような気がして、サクセスストーリーを見た後のような清々しい気持ちにもなれました。カメラマンだけは、不人気なうえ25セントでおばさんに落札されて、ちょっと割を食ってたような気がしますが。カメラマンにもチャンスをあげたいですね。僕もタイトルを考えてみました。「Re-try」、どうでしょう?
[DVD(字幕)] 10点(2011-07-08 11:06:45)(良:1票)
31.  クール・ランニング
なんだかんだ言って、みんな一生懸命頑張っているのがとても良い。最初は一人一人、自分の目的のためだけに頑張っていたのが、ストーリーが進むにつれて、いつの間にか全員がチームの一員として頑張っている。その心境の変化や心の成長をさりげなく描き出しているところにこの映画の良さを感じました。一生懸命になれない、でも何かに一生懸命になりたいと思っている人は、見ると元気をもらえると思います。
[DVD(字幕)] 10点(2011-07-07 14:28:48)(良:1票)
32.  第9地区
ドキュメンタリーチックなホラーやサスペンスは無条件で面白いと思ってしまいます。その中でも特にこの映画は面白い部類に入ると思います。ぐろさきわだつ話ですね。
[DVD(字幕)] 10点(2011-07-06 22:26:44)(良:2票)
33.  デーヴ
大統領夫人がどんどん若返っているように見えて面白かった。木村拓哉の「チェンジ」を連想しますね。でもこちらのほうが断然良いですね。
[DVD(字幕)] 10点(2011-07-06 21:51:22)
34.  ニューヨーク東8番街の奇跡
初見だと思っていたら、小学生のときに見たことありました。パンに挟まれるところで思い出しました。当時見たときも大好きな映画でした。そして、大人になって見ても全然色あせていない映画です。20年以上も前の映画とは思えません。お母さんが子供たちの飛行訓練をさせるとき、頭からプロペラ出したり、耳で飛んだりしていました。元ボクサーが、笛を吹いているとき、その音を聞き取ろうと小さいアンテナを頭から出していました。細かいところがとても良い映画だと思います。
[DVD(字幕)] 10点(2011-07-06 21:27:53)
35.  ロレンツォのオイル/命の詩 《ネタバレ》 
何も言えません。感想を言うことすらおこがましい、それくらい崇高な映画です。観終わってすぐに、ロレンツォのその後を調べました。お母さんはその後病気で亡くなられているのですね。その後はお父さんがお世話をし、30歳まで生きたと知って、ご両親の偉大さにただただ敬服しました。
[DVD(字幕)] 10点(2011-07-06 20:51:38)(良:1票)
36.  ライアー ライアー 《ネタバレ》 
12年前くらいに鑑賞し、当時衝撃を受けた作品です。3ヶ月くらい前に再び鑑賞しました。 ジムキャリーの演技はいつ見ても良いです。この映画を見てから、ジムキャリーの出る映画はほとんど見るようになりました。暗闇でのキスを、子供の願いのせいにしようとした最後のシーンが一番好きです。
[DVD(字幕)] 10点(2011-07-04 16:09:23)
37.  グレイテスト・ゲーム 《ネタバレ》 
4年くらい前に鑑賞し、最近再び鑑賞しました。ディズニー映画にはまるきっかけになった、素晴らしい映画です。映像の美しさと、魅力あふれる登場人物たちに惹き込まれます。 ゴルフにはもともと興味がなかったにも関わらず、信じられないくらい楽しめました。映画はジャンルによって好き嫌いがあるかもしれませんが、この映画はきっと多くの人に楽しんでもらえて、多くの人の心に温かいものを残してくれる名作だと思います。 登場人物は皆好きですが、一番印象に残っているのは母親とエディーです。母親がついに家の外に駆け出したシーンは鳥肌がたちました。エディーは最高にかっこいい。
[DVD(字幕)] 10点(2011-07-02 23:20:00)(良:1票)
38.  ゴッドファーザー 《ネタバレ》 
 長いので何回かに分けて見るつもりだったのに、あんまり面白くて一気に見てしまいました。おかげで寝不足の一日になってしまった。  どーしても古い映画は敬遠しがちだったのです。  理由➀ 様式美がもてはやされていて、実際の面白さはそーでもなかったりするから。  理由② 様式美に凝り固まっていて、テンポが遅そーだし、退屈そーだから。  理由③ 各ジャンルのパイオニアってだけでもてはやされていて、実際の面白さはそーでもなかったりするから。  そんな自分の浅はかな固定観念をものの見事に粉々にしてくれました。『色褪せない』ってのはこーゆーことなんですねぇ。  小難しい映画かと思っていたのですが、そーでもなかったのも良かったです。  確かに人物相関図はやや複雑ですが、中心人物たちだけ押さえておけばストーリーは割とシンプル。実は単純な成り上がり系ストーリー。マフィアのドンの息子でありながら、堅気の主人公マイケルが、運命に翻弄されてマフィアの世界へと否が応にも巻き込まれていく物語。ファミリーのなかでも、一人だけ非マフィアでボンボンな感じのマイケルが、次第に頭角を現していくのはある種痛快でした。危険で予断を許さない状況のなか、マイケルの一挙手一投足に期待せずにはいられません。  それにしてもアル・パチーノにもこんなに若いときがあったのですねー。最初アル・パチーノだと気づきませんでした。  兄のソニー、相談役のトム・ヘイゲン、暗殺実行役のクレメンザなど、脇を固める面子も強烈な個性。1人1人に大なり小なりドラマあり。にも関わらず、ファミリーの存亡をかけた駆け引き、闘争、そして世代交代というこの映画の本流も決して見失わない見事なストーリー構成。なんとバランスの良い映画なんでしょう。  ただひとつ難を言うなら、マイケルとアポロニアのエピソードは個人的には不要でした。  マイケルには一人の女性を愛し、基本はストイックでいてほしかったものです。アポロニアとのエピソードは、なんだか極上のウイスキーに混ぜられた不純物のようでした。  それにアポロニアが死ぬやいなや、ケイ・アダムスのところに戻っていって、なんと節操のない。  マイケルの好感度を下げるだけのこのエピソード、本当に必要だったのでしょうか。  それにしてもあれだけ事が大きくなるのを避けて慎重に動いていたのに、結局暗殺という力業でカタをつけちゃうんですね~。  もちろん、偉大なるゴッド・ファーザーの死を待っていたというのが理由なんでしょうけど、・・・・それを踏まえても、だったら状況がこれだけ悪化するまえになんとかなったんじゃないかという気も・・・    
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2023-07-24 00:50:39)(良:1票)
39.  エンド・オブ・ホワイトハウス 《ネタバレ》 
 なんか既視感があると思ったら、これダイ・ハードと同じシチュ。できればホワイトハウスの内部を知り尽くしているからこそできる、地の利を活かした戦いみたいなものがもっとあれば良かったかなと。隠しアイテム見つけるだけじゃね。それはそれでちょっとテンション上がるけどサ。  テロリストの総大将カンが、『我々は死んだと思われている』って大統領に言っていましたが、ケルベロスコード入力しちゃったら『まだ生きています』って言っているようなもんじゃん。あのヘリに搭乗した仲間と人質は無駄死にもいいとこ。そんな死に方させるなら、テロリスト側の紅一点のお姉ちゃんに華々しい死に場所を用意させてほしかったです。  こうしてみると、終盤は脚本の詰めの甘さが結構ひどいかもです。  ですがホワイトハウスが陥落するまでは圧巻の迫力。このシークエンスだけでも見る価値ありです。  そっからさきは、特殊部隊出身のマイク・バニングのダイ・ハードアクションを満喫。一粒で二度おいしい映画です。  そうは言っても裏切者君の動機が、国家反逆罪を背負うにはすげぇ曖昧だったり、やっぱ気になる点は多々ありでして。せめて裏切者君の大切な家族が人質にとられていてやむを得ずって感じなら、また深みも出たんでしょうけど。動機ぐらい納得いくものを用意してほしかったです。  とゆーことで、脚本重視の方や完璧な整合性を求める方には向かない映画と言えそうです。  あ、ただし、ちょっと誤解されている方がいらっしゃるみたいなので、1点だけ補足説明を。  アッシャー大統領は自分のケルベロスコードを言ってしまったわけではありません。最後のケルベロスコードは暗号解読ソフトかなんかで解読されちゃったのです。ただ3つのコードをすべて解読するには数日かかると、最後のほうのシークレットサービス長官と誰かのやりとりでさらっと説明されています。だから、大統領以外のコードは拷問や脅迫で吐かせたわけです。確かに説明不足でわかりにくいとは思いますけどね。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2023-07-18 15:11:05)
40.  ベイマックス 《ネタバレ》 
 感動しました。  実はこれより先にリメンバー・ミーを見まして。  リメンバー・ミーより平均点が低かったので、どーかなーって思っていたのですが、すごく良かったです。  妻はこちらのほうが良かったと。私も同意見です。  ヒロとベイマックスだけが活躍するアニメかと思っていたのですが、実は戦隊ヒーローものみたいなノリ。原題を見てなるほどと思いました。他の方もおっしゃっているように、Mr.インクレディブルにテイストが近いかなー。  ベイマックスのキャラは最高です。こんなケアロボット、我が家にもほしい…。いてくれるだけで癒されます。  中盤からはゴリゴリのアクションものになってしまいましたが、ベイマックスが世のため人のために活躍するほのぼのストーリーでも良かったかもしれません。それぐらい、ベイマックスのキャラクターは魅力にあふれています。  とはいえ、アクションはアクションでとても楽しい。それぞれ個性的な技やギミックの数々。それを多彩で立体的でスピーディーなアニメーションで観せる魅せる。  最初のうちは上手く連携が取れない、そんなシーンもあります。じゃあ終盤の戦いでは、個人技だけでなくチームとして連携のとれたアクションがあっても良かったかもしれない。  質の高いアニメーションとベイマックスのキャラにおんぶにだっこというわけでもなく、シンプルながらストーリーもしっかりしているのは高評価。  ただねぇ、お兄さんは殺してほしくなかったかな・・・。最近のディズニーはやたら「陰謀」でサプライズを演出し、「尊い犠牲」で涙をさそう。  いや、そーゆー作品があってももちろん良いのですが、せっかくDisneyが作り出した世界に浸りたいのに、「陰謀」が雑味になっちゃうこともありまして・・・。ディズニー映画に求めているのはそこじゃないっていうか・・・。ねえ・・・。
[ブルーレイ(吹替)] 9点(2023-05-15 04:04:50)
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