21. 遥かなる山の呼び声
《ネタバレ》 良くも悪くも、無難にまとまった作品という印象です。「男はつらいよ」や「幸福の黄色いハンカチ」のような勢いが感じられなかったのが、そういう印象に繋がっているような気がします。ただ、ハナ肇が良い味を出していて、最後の演技はグッときました。 [DVD(邦画)] 6点(2014-12-13 09:02:45) |
22. 恋はデジャ・ブ
《ネタバレ》 B級っぽさ、馬鹿らしさの要素に溢れたラブコメディなのに、さらっと哲学的で重たい、凄い映画だと思いました。「君たちならどうする。1つの場所から出ることもできず、毎日が同じことの繰り返しで、何一つ変わらないとしたら。」「俺はそういう暮らしだよ。」このやりとりは印象的でしたね。吹き替えが非常に良い出来だったのも嬉しかったです。 [DVD(吹替)] 9点(2014-12-07 22:19:57) |
23. 人情紙風船
《ネタバレ》 深みのある映画だとは思うのですが、ストーリー展開が分かりにくかったです。玄人向けの映画で、「わかる人にはわかる」といったような感じの作品だと思います。 [DVD(邦画)] 6点(2014-12-07 14:21:50) |
24. 乱れる
《ネタバレ》 断ち切れぬ未練や、押し寄せる時代の流れを描いた良作だと思います。と鑑賞して頭で考えたのですが、心に響くほどの内容でもなかったかなというのが正直な感想です。 [DVD(邦画)] 7点(2014-12-07 14:13:27) |
25. 遠い夜明け
《ネタバレ》 重厚な内容にグイグイ惹かれました。不条理な人種差別と抵抗を描いた前半、それらを伝えるための故郷を捨てての逃亡劇を描いた後半では確かに色合いが全く違います。この映画の伝えたいことは前半の内容のはずなので、逃亡劇に半分時間が割かれていることにふと疑問も抱いたのですが、どちらも命を賭けた尊い行動であり、この逃亡劇の成功がなかったらそもそもこの映画は存在しなかったのでしょう。そう考えると、逃亡劇が半分となっていることに納得がいくような気がします。一見の価値がある映画だと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2014-12-07 13:58:58) |
26. 第三の男
予備知識一切なしで鑑賞しましたが、感想は一言、「古典だなぁ」です。それより上でも、下でもありません。 [DVD(字幕)] 6点(2014-12-07 13:43:27) |
27. 横道世之介
駄作ではないと思うのですが、2時間40分の尺を考えると、それだけの内容であったかは正直微妙だと思いました。雰囲気やセンスはなかなか良かったと思うのに、この映画に会って世之介のごとく「得した気分」になれなかった自分が残念です。 [DVD(邦画)] 5点(2014-11-10 01:26:47)(良:1票) |
28. さらば、わが愛/覇王別姫
《ネタバレ》 内容の割に、3時間弱の上映時間は長すぎると思いました。ストーリーが駆け足で進んでいき、分かりにくいところが多々あると思います。さらに、内容を理解するには中国の古典などの知識が多少必要で、敷居が高いと感じてしまいました。話の展開自体は平凡ですが、京劇の華やかさと、当時の中国の厳しい情勢を垣間見ることができる作品ではあるので、そこは評価できると思います。 [DVD(吹替)] 5点(2014-10-14 01:18:31) |
29. 鬼が来た!
《ネタバレ》 この映画のテーマは「ヤケクソ」なんじゃないかと思いました。最初の香川照之の態度、玉音放送後の日本軍による虐殺、最後の主人公の行動…。こんなのを見ても、気持ちの良いものではありません。そして、首を傾げたくなるような演出も多々あったと思います。画面をモノクロにする意味も分からなかったし、基本的にシリアスな話なのに変なタイミングで笑いの場面(罵る言葉を正月の挨拶に翻訳する場面は上手いと思いましたが)を挿入しているのもおかしい。視点も反日で一貫されていれば割り切って見られるのに、最後の主人公に対しては妙な正論が振りかざされて、変な気分になりました。何とも中途半端で残念な作品です。 [DVD(字幕)] 3点(2014-10-14 01:01:23) |
30. 無法松の一生(1958)
《ネタバレ》 「無法松」というからにはもっとハチャメチャな人物を想像していたのですが、意外とまともで気骨ある人物だと思いました。その分、ストーリーは平坦に感じてしまったのが残念です。團伊玖磨の音楽も、変に力が入っていて耳に障る感じがしてしまいました。高峰秀子演じる吉岡婦人は、残酷な人だと思ったのは私だけでしょうか。 [DVD(邦画)] 6点(2014-10-05 22:09:55)(良:1票) |
31. いまを生きる
《ネタバレ》 佳作だとは思いますが、中途半端に終わった感じがして、モヤモヤした気持ちが後に残りました。キーティング先生はスケープゴートにされてしまいましたが、あの学校の環境を考えると、彼に責任があるとされても仕方がない気がします。もちろん彼は良い先生だと思うのですが、もう少し上手く立ち回ることができなかったのでしょうか。卒業生であればなおさらです。ラストも、机の上に立った生徒は3分の1くらいなのが痛々しかったです。 [DVD(字幕)] 7点(2014-10-05 22:02:38) |
32. 歩いても 歩いても
《ネタバレ》 良くできていると思います。登場人物がみんな普通の範疇の人で、家族の交流に焦点を当てて描いているとなると、どうしても「東京物語」と比較してしまいます。「東京物語」とは50年以上の時間の差がありますが、やはり「歩いても歩いても」の方が登場人物に対して冷たい印象を持ってしまい、それが日本人の家族に対する付き合い方がドライになっていることを示しているような気がしました。それでも、最後の墓参りの場面では、家族が3人ではなく4人になっていたことに、ほのかな希望を感じることができたのが救いです。 [DVD(邦画)] 7点(2014-10-03 17:07:38) |
33. おもひでぽろぽろ
《ネタバレ》 強烈につまらなかった映画です。主人公が勝手に一人で盛り上がって、「あの頃、こんなことあったよね?私、地味にすごかったんだよ?」って相手方無視で一方的に語っているような感じがしました。同年代の女性ならば、共感できる部分が多少はあるのでしょう。でも、そうではない大部分の人にとっては、どうでもいい演劇のエピソードみたいな、つまらない昔話を聞かされているだけに思えます。 [ビデオ(邦画)] 1点(2014-10-03 16:48:37) |
34. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
自分とヒロシ(サラリーマン・父親)の立場が近いかどうかで、評価が大きく変わる作品だと思います。あの回想シーンに共感できる人はとことん感動するし、しない人はしない。残念ながら、私は後者でした。 [DVD(邦画)] 4点(2014-09-22 00:10:02) |
35. デトロイト・ロック・シティ
大いに笑わせてもらったのですが、それだけの内容だったような気がします。KISSをよく知らない私が悪いのかもしれません。 [DVD(吹替)] 6点(2014-09-21 23:58:17) |
36. 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け
《ネタバレ》 ストーリーが本当に良くできていますね。「寅次郎相合い傘」と並ぶ人気作ですが、私はこちらに軍配を上げたいと思います。シリーズ初の悪役が登場し、お金やら法律やらの話になるので、男はつらいよの中ではけっこうシリアスな作品だと思います。悪役に鉄槌が下されることはありませんでしたが、これこそ「男はつらいよ」らしさなのかもしれません。ラストは打って変わって爽やかで余韻の残るものであり、唸らされました。宇野重吉は良い役者ですね。 [DVD(邦画)] 9点(2014-09-21 23:46:42) |
37. ブレードランナー/ファイナル・カット
決してつまんなかった訳ではないのですが、良さもよく分かりませんでした…。 [DVD(字幕)] 5点(2014-09-21 23:34:57) |
38. 愛が微笑む時
《ネタバレ》 素直に笑って泣ける、素晴らしい映画だと思います。4人のゴーストそれぞれのエピソードが濃密で、特に女性2人のエピソードは本当に感動しました。短い上映時間なのに、よくぞここまでぎっしり中身を詰めてくれたと思います。見終わったあと、本当に良い映画を見たなぁと感慨にふけってしまいました。「一度もトライしたことのない奴に、人生を語る資格はない。」は印象的なセリフでした。 [DVD(吹替)] 10点(2014-09-21 23:22:10) |
39. 男はつらいよ 葛飾立志篇
《ネタバレ》 ゲスト陣(樫山文枝、桜田淳子、小林桂樹)がいい味出してますね。今回も、前々作の「寅次郎子守唄」と同じくマドンナが他の男性と結ばれて寅さん失恋かと思いきや、失恋したのは小林桂樹の方で良い意味で期待を裏切られました。しかも寅さんと二人で旅に出るとは、これは上手い締め方だと思いました。寅さん&源公の学ラン姿やグダグダの野球試合など、笑える場面も好調です。寅さんが愛について語る場面も印象的でした。 [DVD(邦画)] 8点(2014-09-21 23:07:37) |
40. 時計じかけのオレンジ
とにかく内容が下品であり、人に悪い影響を与えるようにしか思えません。この映画を見て、ためになることはあったか?面白かったか?感動したか?感心したか?また見たいか?全て答えはノーでした。その上、「雨に唄えば」やクラシック音楽などの他の美しい作品まで下品な世界に巻き込み、イメージを低下させるという破壊ぶり。単に「つまらない」、「面白くない」といった映画は数あれど、不快指数が半端でなく、他の作品のイメージまで壊してしまうこの映画は、それらを遥かに超えるレベルです。 [DVD(字幕)] 0点(2014-09-20 12:06:01)(良:1票) |