401. CUBE
最後までハラハラドキドキして見られます。でも、最後にすべてが説明されてすべての謎が解けることを期待する人には、釈然としない思いが残るでしょう。そういう人は見ないほうがよいでしょう。 7点(2004-02-22 19:06:02) |
402. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
深いです!このストーリーを忘れないうちに1日も早く「王の帰還」を見なくては...。 8点(2004-02-21 22:42:58) |
403. 阿弥陀堂だより
10年前の若い自分が見たら、この映画の良さがわからなかったでしょう。とても心に響く映画でした。日本の四季の移り変わりの映像も見事でした。淡々としていて、素朴で、すがすがしい映画です。本当は10点をつけたかったのですが、樋口可南子が最後まで都会の高給キャリアウーマンのようにファッショナブルだったのでマイナス1点です。服装や持ち物面でも、心が癒されていく様子を表現できなかったのでしょうか。 9点(2004-02-15 21:55:07) |
404. ロード・オブ・ザ・リング
この映画を単独で見たときは、大しておもしろいと思いませんでした。特に、地下を逃げているあたりはテレビゲーム見ているみたいで、頭の奥で、ゲームのテーマ音楽が聞こえてきそうな感じでした。指輪物語は読んだことないけど、本編もこうなのだろうか? 本当はもっと深いストーリーであって、この映画は、映画にしたときにおもしろそうな場面だけを選んだのでは? と思いながら見ました。でも、今回、第2作以降を見るための復習として、第2作以降とのつながりを考えながら見ると、引き込まれるように見ました。なにより、制作スタッフの強い思い入れを感じました。これを見る人は、単体で見るのでなく、第2作以降と連続して見ることをお勧めします。単体としての評価は6点。第2作以降とのつながりを考えると、6.5点くらいかな? 6点(2004-02-13 20:42:12) |
405. ピンポン
《ネタバレ》 私は原作を知りませんが、原作が漫画のせいか、スマイル以外の登場人物はアクの強い人ばかりで、あまりにも非現実的だと思いました。私は元卓球部ですが、卓球やってる人間ってこんな変わった人ばかりではないと思います。どこまでが特撮でどこまでが実写かわかりませんが、試合のシーンはよくできていました。俳優たちは本当に卓球がうまいように見えました。前半は沈滞ムードで、見ていてつらかったです。話の展開が今ひとつ説得力がなく、最後のシーンは蛇足に見えました。長い原作を短時間に凝縮しているせいでしょうか。 5点(2004-02-05 23:07:23) |
406. ザ・リング
意外におもしろかったです。気味悪さ、おどろおどろしさはオリジナルのほうがはるかに上ですが、アメリカのリメイク版にしては、オリジナルに忠実に作られていたように思います。けっこう退屈せずに見られました。全然こわくはなかったけど。 6点(2004-01-25 19:59:09) |
407. 隣人は静かに笑う
《ネタバレ》 ハラハラドキドキするだけであとには何も残らない典型的なアメリカのサスペンス映画なのかなと、終わる直前までは思っていましたが、最後の10分があっと驚く展開でした。後味が悪くてキライという人も多いと思いますが、きっとほかのテロリスト事件もこんなふうに処理されているのかもと思い、深く考えさせられました。アメリカ映画を見てこんなに考えさせられたのは久しぶりです。ラスト10分までの展開が平凡なので8点です。ラスト10分に匹敵する面白さを全編で持続できていたら9点以上がつけられたのに。私はショーシャンクが大好きなので、ティム・ロビンスが悪役を演じているのになかなかなじめませんでした。 8点(2004-01-21 20:57:52) |
408. 陽はまた昇る(2002)
《ネタバレ》 プロジェクトX的なストーリー展開が大好きな人は大感動できる映画だと思う。私は不満がいくつもあり、素直に感動できなかった。 【1】加賀谷事業部長がブサイクで定年間近の実直な技術者で、奥さんがそれに不釣り合いなくらい美人、という設定があまりにも映画的で興ざめした。加賀谷事業部長の奥さんが実際に美人だったのかもしれないが、どこにでもいそうな中年のおばさん風の女優が演じてくれたら、現実味があったのにと思った。 【2】西田敏行が技術一筋の加賀谷事業部長を演じているが、西田敏行は技術に疎そうに見えるのでミスキャストだと思う。 【3】よく言えば加賀谷事業部長の卓越したリーダーシップ、悪く言えば加賀谷事業部長の超暴走行為によって、VHSが誕生したが、結果がうまくいったというだけで、すべての暴走行為が許されているのが納得いかない。もしかしたら、会社をつぶし、多くの人を路頭に迷わせたかもしれない。結果がうまくいったとしても、加賀谷事業部長の行為は戒められるべきだと思う。 【4】松下幸之助氏にアポなしで面会できたのが信じられない。当時はセキュリティがゆるやかだったのだろうか。 【5】加賀谷事業部長が、奥さんが脳梗塞で倒れたのに、そのまま大阪に向かったのが人として許せない。結局奥さんが一命をとりとめ、VHSが成功したから美談として扱われているが、奥さんの死に目にあえず、VHSが採用されなかった可能性だってありうる。あそこは何がなんでも東京に戻るのが人の道だと思う。奥さんが死んでいたら、息子たちは一生父親を許さなかっただろう。 【6】VHSがベータに比べてどのような点で優れていたかが説明不足。2時間録画ができる点を力説していたが、ベータものちに2時間録画ができるようになったので、それだけではVHSは勝ち残れなかったと思う。 【7】この映画のラスト以降、VHSとベータの2つの規格が混在する期間が何年も続くことになるが、結局、ベータが駆逐された理由は何だったのかを明らかにしてほしかった。 6点(2004-01-19 21:45:50)(良:1票) |
409. ビューティフル・マインド
《ネタバレ》 重い話なのに引き込まれるようにして見ました。途中で、ナッシュがおかしいのか、周りがウソを言っているのかわからなくなった点、そして本当にナッシュが幻覚を見ているのだとわかったときのショックがすごかったです。あと、ほかの方々も書いていますが、ラッセル・クロウの体格が良すぎるのが納得いきません。数学しかできることがない学者であり、しかも病気なのだから、役作りとして、もう少しやせるとか、筋肉を落とすとかできなかったのでしょうか。 あとプリンストン大の庭で学生たちが打っていたのは囲碁なのか気になりました。囲碁は知的なゲームなので、数学者どうしが好んで打っていても不思議はありませんが、庭に碁盤と碁石が常設されているのがびっくり。しかも碁石の持ち方が正しいので、またまたびっくり。今でもプリンストン大の庭には碁盤があるのでしょうか。 7点(2004-01-18 21:16:02) |
410. タイムマシン(2002)
ほかの方々が書いているように、前半と後半のギャップがひどいし、細かい難点が数限りなく挙げられます(たとえば、研究づけだった物理学者なら筋肉も貧弱だろうに、後半の大活躍はナニ?という疑問)。でも、「これは娯楽映画なんだ、小うるさいことには目をつぶって楽しもう」と自分に言い聞かせながら見ると、そこそこ楽しめます。 6点(2004-01-16 18:42:51) |
411. 失われた週末
《ネタバレ》 ワイルダーにしては重いストーリーで、ところどころに使われているテルミンの音が、ホラー映画的な味わいを添えています。映画史に残る名作だとは思いますが、現代の視点で見ると私的感想では不満が残ります。あらすじは「主人公は30代で無収入でアル中の自称作家。アル中から立ち直らせようと手をさしのべる兄や恋人の好意をさんざん無にし、酒を飲むための小銭を手に入れるためには、人をだましたり、泥棒まがいのことを平気でする。出先で階段から落ち、アル中の病院に収容されるが脱走し、自宅で拳銃自殺しようとするが、それを察知した恋人にとめられ、ついに立ち直る決意をする」というもの。主人公の自分勝手さが見ていてとても不愉快でした。アル中は性格の問題ではなく、依存症なので病気だということですが、依存症から立ち直らせようとする人々を拒否し続けるのは、どうしても自分勝手としか思えません。また、ちょっと見かけがよくてユーモアがあるだけで、そのほかには何一つ取り柄のないロクデナシの男に恋人がいて、その恋人が美人で、タイム誌に勤める才媛で、主人公に裏切られても、どんなにみじめな姿を見ても、決して見放さず、立ち直るよう説得し続ける、というのがなんとも虫のいい設定に思えます。世の中にはアル中で周囲から見放された人も多いはずです。主人公には、養ってくれる兄もいれば、決して見捨てない美人の才媛恋人もいる。安易な設定だと思います。どうせなら、誰からも気にされないアル中が立ち直るストーリーを見たかった。または、この恋人もかつてアル中で地獄を見た身で、主人公を同じ地獄からはいあがらせようとしている、というひねりでもあれば、納得して見られたと思います。主人公は自分でも何度か立ち直ろうとしてはだめだったので、ラストで立ち直る決心をした部分も、それまでの決意となんら変わらないように思え、どうせまた酒におぼれるんでしょ、と冷たい目で見ました。 6点(2004-01-10 18:43:03)(良:1票) |
412. 竜馬の妻とその夫と愛人
話がダラダラとしすぎていて、とてもつまらなかったです。何度も途中でやめようかと思いました。最後の少し前でちょっとホロッとさせ、その次は意外なラストが待っていますが、そこに至るまでの退屈さを打ち消すほどの効果はありません。「意外なラスト」だって、私には「ちょっとふざけすぎなんじゃないの」と思える内容でした。想像するに、このラストを最初に思いついて、それを見せるためだけに、そこまでのストーリーを苦し紛れに作ったように見えました。 3点(2004-01-07 17:01:18) |
413. OUT(2002)
《ネタバレ》 夫を殺した後の弥生の自分勝手さに無茶苦茶腹が立ちました。それに雅子たちがなぜ死体をバラバラにする行動に踏み切れたかが納得できませんでした。殺したのは弥生なんだから、他人の雅子がそんな気持ち悪いことする必要ないのに。 5点(2004-01-06 09:53:08) |
414. 黄泉がえり
《ネタバレ》 死者が続々よみがえってくるあたりでは、この先どうなるのかと大変期待して見ましたが、後半はダラダラしすぎ。よみがえり現象の原因と、RUIとの関係をはっきり説明してほしかった。草彅剛と竹内結子のラブストーリーが薄っぺらすぎ。俳優陣が豪華だけど、生かされていない。最後はどんでん返しがあるのかと期待して見ましたが、それも無かった。ラストシーンの意味もわかりませんでした。 6点(2003-12-31 18:38:53) |
415. 明日があるさ THE MOVIE
私はテレビドラマの「明日があるさ」が好きだったので、ドラマと同じように、ダメな課員たちが一致団結して難題を解決するという展開を期待していましたが、ドラマとは全然違うものでした。内容の正確さは最初から期待していなかったので、ストーリーがめちゃくちゃでも気になりませんでしたが、もっと楽しくて爽快な映画にしてほしかったな、と思います。浜田課長の”夢”にまったく感情移入できず、冷めた目でしか見られませんでした。浜田課長ひとりが大活躍するストーリーで、ほかの出演者がいかされていず、残念。 5点(2003-12-30 23:38:27) |
416. 模倣犯
コメントの価値もなし。原作もこんなにつまらないの? 2点(2003-12-27 19:49:18) |
417. 遠い夜明け
7点(2003-12-24 09:29:53) |
418. ベルリン・天使の詩
いい映画なのだろうと思いますが、退屈でしかたありませんでした。内容を知らずに見たので、自分がイメージしていた「天使」とあまりに違い、驚きました。天使の描き方は「シティ・オブ・エンジェル」と似ていましたが、「シティ・オブ・エンジェル」はこの映画を参考に作られたのでしょうか??ピーター・フォークがいい味出してました。 5点(2003-12-12 16:35:36) |
419. 招かれざる客(1967)
《ネタバレ》 人種差別問題をホームドラマとして丁寧に描いた秀作だと思います。人種差別に反対していても、いざ自分の身内の問題となると別になる人間の心理をよく描いていると思います。スペンサー・トレーシーとキャサリン・ヘプバーンの演技も見事です。がしかし、やはり古い感覚の映画だなと思います。あらすじは「離れて住んでいた娘が恋人を連れて突然帰宅し、結婚するという。相手のジョンは十数歳年上の超著名な医者だが黒人。娘の父は超リベラルな新聞王だが、この結婚に大反対。ジョンの父親も大反対。しかし娘の父の気持ちもやがて賛成へ」というものだ。娘の母は最初は戸惑ったが、二人が愛し合っているし、ジョンが立派な人物だから娘の味方になる。しかし、もしジョンが娘と同年代の若者で、何一つ業績がない男だったら、それでも母親は賛成したのだろうか。そして娘はジョンに恋をしたのだろうか。そして父親も賛成しただろうか。相手の黒人男性がもっと平凡な人物だった場合はどうなるかを見たかった。黒人でも業績のある人物なら白人と結婚してもオッケー、そんな差別意識が裏にあるように見えた。しかし当時の映画としてはこれが限界だったのかも。 6点(2003-12-06 13:58:17)(良:2票) |
420. 死刑台のエレベーター(1958)
私はフランス映画(特に古いフランス映画)が肌に合わず、面白いと感じることはほとんどない、というより理解不能と感じることが多いのですが、この映画はとてもわかりやすかったです。公開当時に見ていればきっとすごく面白く感じたと思います。今見るとテンポがのろく、筋の展開は2時間ドラマ風に見えます。 6点(2003-12-03 21:53:51) |