401. GAMBA ガンバと仲間たち
《ネタバレ》 原作未読。アニメは見てたが正直、あの有名な主題歌以外は覚えていない。結局のところオリジナルアニメと変わりません。見ましたが、普通によくできた冒険活劇です。お話は定番で奇をてらってないがノロイを首領とするイタチ軍団との戦いはなかなかの迫力だった。一部で話題となっているノロイの「怖さ」が足りないという批判だが、この作品が3歳未満観賞可となっている点を忘れてはならない。野村萬斎を起用して不気味に演出してこれで充分、これ以上怖くしてはならんと思う。トラウマは決して好ましいことではない。ホラーを見るのは中高生になってからで良い。ただ、1年に1回が今晩と言うのはいくらなんでも出来過ぎではと思うが、これも無粋かなぁ、うん、無粋なんだろうね。 [映画館(邦画)] 6点(2015-11-01 15:05:42) |
402. メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮
《ネタバレ》 最近多い3部作の盛り上がらない2作目でした。砂漠の迷宮と言われても全然迷路はないしついでにストーリーもない。ゾンビ軍団みたいなのと戦っているだけ。たぶん、次あたりには無敵オプションでも出てくるのかな?なんて思ったりしました。1作目は巨大迷路のビジュアルは良かったが、2作目は見せ場は廃墟と化した都市のみ。この盛り下がりぶりだと3作目まで付き合うのはかなり難しいですね。 [映画館(字幕)] 4点(2015-10-31 13:09:22) |
403. ダイバージェントNEO
《ネタバレ》 前作が1年以上前なんでストーリーも「博学がクーデターに失敗」くらいしか覚えてなかったけど、まぁ大丈夫だろうと思って見たら全然大丈夫じゃなかったです。いきなり前作のおさらいも何もなく昨日前作が終わったかのようにお話に入る。主人公のトリスと相方のフォーはなんとなく分かるが、他のキャラは覚えていない。平和のコミュニティに逃げ込んで何やらお仲間とも揉めているが経緯が分からない。完全に話に置いていかれてます。こう言う事があるから続編公開に先立って前作のテレビ放映が有効なのねと思い知った。 その後も「ウィルって誰だよ」とか分からないことはいろいろあるが、それに目をつぶって見ればそれなりには見れた。たぶん前作よりは出来は良いと思う。でも、次作はどうするのかね?壁の外に新しい世界があると言われても、元からこの世界自体うまく行ってないし、うまく回っていた世界がほころんできてもうダメだ、新たな新境地を目指そう、と言う風にはどうしても見えない。この世界のシステムの完璧性を見せてもらわねば納得がいかないです。 [映画館(字幕)] 5点(2015-10-24 12:58:43) |
404. ヴィジット
今年もいろいろつまらない映画をみたけど、これはついにド本命を引き当てたなと言うところです。 当分はこの後遺症に苦しみそうです。なぜかは見れば分かる。いや見ちゃいかん。 [映画館(字幕)] 1点(2015-10-24 12:23:53) |
405. ジョン・ウィック
《ネタバレ》 この映画、個人的には嫌いじゃないです。最近、出る映画がことごとく外れ続きのキアヌ・リーブスだけに、キアヌ復活と言われれば応援しなくてはと思う。それにキアヌの殺し屋ぶりも潔いと言うか、まぁ言っちゃいけないんだけど「犬と車ぐらいでそこまで怒るなよ」とは思うんだけど、敵の親分の「お前、とんでもない奴を怒らせたな」感がよく出てて面白かった。クライマックスの親分がヘリで逃げようとするのを追いかけるシーンでは、周囲の子分達の大慌ての中で、親分が1人ニヤニヤ笑い続け、「銃、銃」と慌てる腹心に後ろから銃を渡そうとしてふざけるあたりに「ダメだ。俺はもう完全に死んだ」と言うあきらめが感じられて非常に良かったのに、その後のみっともない殴り合いは興ざめでした。ラストの犬は完全に蛇足。これがなかったらもう1点おまけしたのに。 [映画館(字幕)] 6点(2015-10-18 15:40:11) |
406. ピエロがお前を嘲笑う
《ネタバレ》 「マインドファックムービー」と言う下品なキャッチコピーがすごく嫌いだけど、とりあえず見ました。が、モラルに欠ける若者4人がありえないハッキングを繰り広げるばかり。MRXも正体が分かればとんだ小者。クライマックスの展開は更にありえない。同じ中二病4人の犯罪物なら「予告犯」の方がまだ見応えがありました。 [映画館(字幕)] 4点(2015-09-26 21:41:08)(良:1票) |
407. 死霊高校
《ネタバレ》 これ、全く期待してなかったんだけど、想像したよりは良く出来てました。少なくともちゃんとお話の辻褄は合ってる。ストーリーがグダグダの昨今のホラーを見慣れてるとこれだけでまず評価。ただPOV物だけど、途中でカメラが増える(確かに今はみんなスマホ持ってるしね)んで、誰が撮った画面やらグチャグチャになります。グダグダではなくグチャグチャ、分かりますかね?この違いが。しかしそれなりに見れました。 [映画館(字幕)] 5点(2015-09-23 17:03:50) |
408. 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド
《ネタバレ》 後編はやめよう、やめた方がよい、とずっと自分に言い聞かせてたのに、連休最終日につい劇場に足を運んでしまいました。いきなり草彅くんが現れたのはびっくり。いやヒゲ生やしただけでまんま草彅くんやん。何してんの?あんた。と笑いが漏れたのもつかの間、後は結局、壁の穴を塞ぐだけですか?巨人の秘密?結局巨人は人間だってだけでしょ? 何の意外性もないまま終わり、壁の外に広がる海でジ・エンド。これ壁の上に立てば丸見えじゃん。 ああ、エンドロール後のおまけはとりあえず続編匂わせとけ、って毎度の手法ですね。それ、ガッチャマンでも見たよ。最悪。 結論、デビルマン以上、ガッチャマン以下です。 [映画館(邦画)] 2点(2015-09-23 16:47:01) |
409. 天空の蜂
《ネタバレ》 原作未読。原作を読めば良かったがまず第一印象。お話の全体像が明らかになるにつれてこみ上げてくるものは「もっとうまく撮れば傑作になろうものが」と言う残念感ばかり。一部の役者のヘタクソさ、その割に仲間由紀恵や柄本明はこの役で大物俳優を使う必然性が分からない。まぁ堤幸彦監督でこれ以上の出来を期待するのが間違いか。原作をまず読んだ方が良いと思う。何かっちゅうとすぐ喧嘩をおっ始める演出過剰さ(お前ら時間ないんだる?少し落ち着け)と、リアリズムのなさ(子供にあのロープは支えられんよ等々)、作品の質を大きく損なってます。 [映画館(邦画)] 5点(2015-09-22 17:11:09) |
410. カリフォルニア・ダウン
《ネタバレ》 たまたま時間の都合で3Dを選択したがすぐに後悔。画面が見ずらい。せっかくのビジュアルが、そこしか見るとこないと分かってたのに損なわれた。ドラマパートは想像以上に御都合主義。これはいちいち突っ込むのが無粋に思えてくるくらい。ビジュアルは確かに凄いが、ロスやサンフランシスコって地震の多いところなのにあんなに簡単にビルが崩壊するのか?ビルが崩壊してるのに人間は平気で立っている。なんで?震災物としては非常に不真面目な印象を受けた。この映画の上映が延期されたのは無理もないと思う。 [映画館(字幕)] 4点(2015-09-19 15:03:51) |
411. ピクセル(2015)
《ネタバレ》 なんともたわいの無いストーリーだけど、これは意識的だと思ってます。80年代のアーケードゲームに熱中したオタク世代が、「今時のゲームなんて画面がリアルになっただけでつまらない!」とばかりにオタク心全開で作った映画。冒頭のゲーム大会決勝シーンなんて、当時の高橋名人vs毛利名人を思わせる演出。当時は異星人だと言われたけど、今時のゲーム世代から見ても充分異星人ですね。この世代が熱中した「パターンをつかめ」が永久に役に立つことのない能力だと改めて実感しました。パックマンの生みの親の岩谷氏が登場したのは改めてアメリカのパックマン人気の高さを感じますね。こう言う作品を本気で映画化するハリウッドの懐の深さ・・・いやこれは懐が深いと言うのかなぁ?それでも充分うらやましいです。私は。 [映画館(字幕)] 6点(2015-09-13 13:17:46)(良:1票) |
412. キングスマン
《ネタバレ》 率直に面白かったです。ただ、全体的にやり過ぎ。 英国紳士がマナーを説きつつ敵をぶち殺す。ブラックジョークなんだろうけど、本作は悪ノリしすぎに見えた。 キックアスはファンタジーとして受け入れることも出来たが、本作はさすがにファンタジーじゃない。 ホラー映画を微笑みつつ鑑賞する紳士たるホラーファンの一人として、この映画を諸手を挙げて歓迎するわけにはどうしてもいかないのです。 [映画館(字幕)] 6点(2015-09-12 13:39:31) |
413. テッド2
《ネタバレ》 映画自体は傑作と言って良いと思う。今回はテッドの市民権を法廷で問うと言うシリアスなテーマがついたので、ギャグの量は全体的に低め。しかし過激さは相変わらず。あの市民ランナーにリンゴ投げつけて「体鍛えてんじゃねーよ!」とヤジ飛ばすのは何か社会問題にでもなってるのか?まぁ別にいいけど。肝心のテッドに人権はあるのか?と言うテーマは、SFの世界で言うところのロボットに人権があるのかと同じ話なので真新しくはないですが、法廷のやり取りはちゃんと作ってました。 と、ここまではいいですが、どうしても我慢がならないのは、今回出演しなかったロリーの扱い。そりゃないよ。前作の感動はどこへ行ったの? [映画館(字幕)] 7点(2015-08-29 16:05:46)(良:3票) |
414. ナイトクローラー
《ネタバレ》 良く出来てます。ジェイク・ギレンホールの怪演は見ごたえ充分。逆に言うと見どころはここしかない。いくらなんでもそりゃやり過ぎだろう、こいつ、なんのお咎めもなし?と疑問を感じる人にはすっきりしないラストでしょう。思うにこの男、最初から怪物ですね。モラルも思いやりもカケラもない。この怪物が自分にぴったりの仕事に出会い、見事に大成する話です。でも誰が見ても明らかに常軌を逸している。彼が大成したのは同じくらいモラルに欠けたプロデューサーがいたから。このまま行けばどこかで破滅するでしょう。そこまで見たかったと思うのも充分に下世話ですかね。ジェイク・ギレンホールも「デイ・アフター・トゥモロー」の頃はまだ青二才だったけど、こんな男を演じられるくらい見事な変人に育ちましたね。これは褒め言葉として言ってます。それにしてもあの部下の男、副社長にしてやる、給料は言い値でと言われて「1日75ドル」とは。小者と言うかわびしすぎる。彼がかわいそうになりましたね。 [映画館(字幕)] 7点(2015-08-22 19:55:57)(良:2票) |
415. ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
《ネタバレ》 あのトム君の飛行機ぶら下がりシーンが冒頭いきなりあってオープニング。あれがただのつかみだったとは。トム君体張りすぎ。その後も次から次にアクションが続くが、冒頭がいきなり120%のテンションでその後は90~100%くらいだったのが少しだけ残念。しかし、これだけ頑張られては評価しないわけにはいかないです。7点はあげて間違いなしです。 [映画館(字幕)] 7点(2015-08-09 15:25:45) |
416. ジュラシック・ワールド
《ネタバレ》 IMAX3Dにて鑑賞。3D感はさほど感じられなかったが、IMAXの迫力はあった。直前に「ジュラシックパーク」をDVDで鑑賞し、このティラノ出現シーンを超える事はほとんど不可能だろうと思って見た。が、見た印象としては想像以上に健闘したと感じた。ハイブリッド種の逃亡シーンはなかなかの迫力。その後の大暴れと翼竜の大量逃亡までは面白かった。終盤の展開は個人的には気に入らない。が、全体的に1へのオマージュが多いですね。1が気に入って本作を見た人なら一定の満足感は得られると思います。ただ、恐竜を兵器に転用というのはやはり無理がありすぎますね。 [映画館(字幕)] 7点(2015-08-08 21:26:41) |
417. 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
原作既読。まぁ大傑作である原作も最近テンションが落ちてきてるんで、ここいらで喝入れの意味で盛大にぶち壊してやろうと言う意図なら分からなくもないです。(そう言う意図が全くないのは承知の上で言ってます)。それとハンジ役の石原さとみは原作を良く読み込んでいるのか立派にハンジを演じてました。評価できるとしたらこのくらいですね。 後はちょっとどこから突っ込んでいいのか途方にくれる作品なので、とりあえずこの辺で・・・。 [映画館(邦画)] 3点(2015-08-01 13:35:21) |
418. バケモノの子
《ネタバレ》 これまで意識して避けてたわけじゃないけど、細田監督の作品はこれが初見。だがピンと来なかったと言うのがまず第一声かな? 決してつまらないわけじゃないけど、何が描きたいのかも伝わってこない。地味なテーマを丁寧に描くというのもいいんだけど、丁寧かというとそうでもない。平たい話、特徴が感じられなかったです、以前の作品はもっと切れがあったのだろうか。でも改めて見てみたいと言う気持ちは湧いてこなかったです。 たぶん私に合わなかったんでしょう。すみません。 [映画館(邦画)] 5点(2015-07-26 15:35:59) |
419. インサイド・ヘッド
《ネタバレ》 我が街では吹き替えのみですが、これは正しい判断だと思う。10歳くらいまでの子供連れで見るべき映画。そのくらいの子供には字幕はつらかろう。言い換えれば大の大人が一人で見るような映画ではなかった。でもこれ子供連れでも楽しめる作品なんだろうか?見てあー面白かったって話じゃないからなぁ。何だか見終わって気まずい沈黙になったりしないのかなぁといらん心配してしまった。 一部で話題となっている脳内ポイズンベリーとの関連性ですが、おそらく基本コンセプトは参考にして子供を主役に再構成したんだと思う。その意味ではパクリと言うよりインスパイアだと言った方がいいですね。でも脳内のお話はまだしも、現実世界のお話に何の花もないのがつまらなかった。何ともさえない感じのお父さん、いい人だとは思うけど起業してうまく行ったのかしら? [映画館(吹替)] 5点(2015-07-18 13:50:35) |
420. チャイルド44 森に消えた子供たち
《ネタバレ》 原作未読。原作は「このミステリーが凄い」に選ばれたということで44人の子供が惨殺されたと言うミステリー要素への期待と、リドリー・スコット、トム・ハーディのネームバリューで見ました。 が、全然ダメじゃん、これ。何ともピンボケな作品です。44人の子供のお話はどこへやら、ひたすらスターリン圧政下の弾圧のお話が延々と続くばかり。それもういいからミステリーはどこ行った?と思ったら、そっちの方はミステリーの要素が皆無のまま終わり、罪滅ぼしのつもりかの甘いラスト。 リドリー・スコットもアメリカ人の限界が見えたなぁ。もう彼の名前で映画見るのはやめよう。 [映画館(字幕)] 5点(2015-07-12 13:51:21)(良:1票) |